機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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ホンコン・ナイト ―すれ違う魂―

ネオンが揺れるホンコンの夜。

 

戦火の合間に訪れた奇妙な静寂の中で、運命の歯車が大きく回り始めた。

ミライの拒絶と忍び寄る影

アムロは豪華客船コーラル・オリエンタル号を訪れ、ミライにアウドムラへの合流を勧めていた。

 

しかし、ミライは静かに首を振る。

ミライ・ヤシマ「子供たちをこれ以上、戦いに近づけたくないの。……それが親としての、今の私の戦いよ」

洗濯物を干し、母親として日常を生きようとする彼女の強固な意志に、アムロは返す言葉を失う。

その時、ハサウェイが落とした飛行機の玩具を拾い上げたのは、昨日街を焼き払ったはずのフォウ・ムラサメだった。

「ご親切に」というミライの慈愛に満ちた言葉に、フォウの心は微かに揺れる。

フォウ・ムラサメ「(この女……何者だ? そして、あそこにいるのが、アムロ・レイ……)」

彼女は、自分の中に渦巻く不快なプレッシャーの正体を探るべく、その場に現れたカミーユに目をつけた。

カミーユとフォウ:禁じられた惹きつけ

フォウは無邪気を装い、カミーユの車に乗り込む。

フォウ・ムラサメ「カミーユ? 優しい名前ね」

カミーユ・ビダン「……僕は嫌いだ」

自分の名前にコンプレックスを持つカミーユと、過去を奪われ「4番目(フォウ)」という記号を名付けられた少女。

二人は地雷を踏み合いながらも、鏡合わせのような孤独を感じ取り、急速に惹かれ合っていく。

カミーユ・ビダン「また会えるかな?」

フォウ・ムラサメ「……会いたいな」

その別れ際、ラジオから流れたのはベン・ウッダーによる卑劣な人質宣告だった。

ミライ母子を盾にアウドムラの引き渡しを要求するティターンズ。

その強引なやり口に、フォウは「俗物のやり方だ」と激しい嫌悪を抱く。

プリズム・レイの観測:英雄の焦り

 一方、この状況を静観していたネオガバンとフィッラは、アムロが単身で交換条件を出しに向かうのを見て溜息をついた。

ネオガバン・ガンガン「アムロ……責任感ゆえの暴走か。だが、今のティターンズに交渉など通用しないことは分かっていたはずだ」

フィッラ・ガンガン「ミライさんたちが捕まったのが自分のせいだと思ってんだよ。……でもさ、あのアムロ・レイが人質になっちまうなんて、つっちーが見たら泣くぜ」

逆転:深海からのガンダム

ベン・ウッダーのクルーザーに拘束されたアムロとミライたち。

絶望的な状況下で、ハヤトは「降伏」を偽装し、アウドムラを真っ向から前進させる。

ハヤト・コバヤシ「……カミーユ、頼むぞ!」

ベンが嘲笑を浮かべた瞬間、海面が爆ぜた。

海中から奇襲をかけたのは、トリアイナの水中用調整を施されたガンダムMk-IIだった。

マリンハイザックを次々と撃破し、混乱を巻き起こすカミーユ。

ベン・ウッダー「何だと!? 海底からだと!?」

爆発の衝撃で海へ投げ出されたハサウェイを救うべく、アムロは拘束を振り切り、海面へと身を投げた。

混乱に乗じてミライ母子とアムロは救出され、人質作戦は無残に瓦解する。

二人のパイロット

救出されたアムロを、カミーユが迎え入れる。

アムロ・レイ「大活躍だったな、カミーユ」

カミーユ・ビダン「……アムロさんに笑われたくないですから」

戦功を立てたカミーユを、ミライたちは暖かく迎える。

しかし、その夜の闇の向こう側で、自分を見失いかけながら空を見上げるフォウ・ムラサメの存在を、カミーユはまだ拭い去れずにいた。

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