機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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さよなら、フォウ ―空を舞う魂―

ホンコン・シティの夜。

 

ネオンが瞬く街並みの裏で、アウドムラには市自治体からの非情な退去命令が下っていた。

 

残された時間はわずか 5 時間。

 

ララァの影とアムロの警告

デッキで一人悩むカミーユに、アムロは静かに、しかし断固とした口調で告げた。

 

アムロ・レイ「カミーユ、あの少女(フォウ)には二度と会うな。……君が感じているその『引き寄せられる感覚』は、破滅への入り口だ」

 

アムロの脳裏には、かつて戦場で魂を触れ合わせながら、自らの手で葬らざるを得なかった少女、ララァ・スンの面影があった。

 

しかし、その警告は若きカミーユの反発を招く。

 

カミーユ・ビダン「……アムロさんは、自分が怖かったから逃げただけじゃないんですか!」

 

カミーユはアウドムラを飛び出し、夜の街へとバイクを走らせた。

 

シンデレラ・フォウ:束の間の逢瀬

雑居ビルの屋上で、二人は再会した。

 

フォウ・ムラサメ「あたしたち、敵同士らしいのよね」

 

フォウは無邪気に笑いながらも、自分が「ムラサメ研究所の 4 番目(No.4)」として記憶を奪われた存在であることを打ち明ける。

 

フォウ・ムラサメ「名前も、過去も何もない……。だから、あそこに(サイコ・ガンダムに)私の記憶があるって信じるしかないの」

 

カミーユは彼女を抱きしめ、唇を重ねた。

 

それは戦火の中で咲いた、あまりにも脆く、美しい「シンデレラ」の時間だった。

 

しかし、その静寂はベン・ウッダーによる無差別攻撃の轟音によって無惨に引き裂かれる。

 

プリズム・レイの憤り

市街地が炎に包まれる光景を、ガウの艦橋から見ていたネオガバンは、手すりを叩きつけた。

 

ネオガバン・ガンガン「ベン・ウッダー……調整も不十分なサイコ・ガンダムを、ノーマルな人間が動かして街を焼くか。これでは兵器の運用ですらない、ただの虐殺だ」

 

フィッラ・ガンガン「おい見ろよ、青いオーラだ……フォウがサイコ・ガンダムを呼んでやがる。あんなバケモノを呼び寄せるなんて、記憶の代償がデカすぎるぜ」

 

悲劇の邂逅:鋼鉄の檻の中で

カミーユはガンダム Mk-II で出撃し、暴走する巨神を止めようと肉薄する。

 

しかし、そこで接触したサイコ・ガンダムから伝わってきたのは、紛れもないフォウの悲鳴だった。

 

カミーユ・ビダン「フォウ! 撃っているのは君なのか!?」

 

フォウ・ムラサメ「嫌いだ……! 記憶もない私のことなんて、みんな燃えてしまえ!」

 

錯乱し、涙を流しながら破壊を続けるフォウ。

 

アムロのリック・ディアスも加勢し、なんとかサイコ・ガンダムを制止させようとするが、強化人間の脳波を増幅する戦闘システムが、フォウに戦いを強制していた。

 

アムロ・レイ「カミーユ、戦闘システムを叩くんだ! システムが彼女に戦いを強要している!」

 

カミーユ・ビダン「できない……そんなことしたら、フォウが死んじゃうかもしれない!」

 

カミーユはハッチを開け、生身で彼女に呼びかける。

 

カミーユ・ビダン「エゥーゴへ来い、一緒に記憶を取り戻そう」

 

と、しかし。

 

フォウは「無駄よ……」

 

と絶望の淵で首を振る。

 

沈みゆく決別

アムロの捨て身の一撃により、サイコ・ガンダムは海へと没し、一時撤退を余儀なくされる。

 

去りゆく巨神の影を見つめ、カミーユはただ絶叫した。

 

その光景を見届けていたフィッラは、沈痛な面持ちで通信を入れた。

 

フィッラ・ガンガン「ネオガバン……俺たちの技術で、あのシステムをどうにかできなかったのかよ」

 

ネオガバン・ガンガン「……今は、彼らが自らの意志で『重力』に抗うのを見守るしかない。だが、これ以上の無道は、トリアイナの流儀に反するな」

 

フィッラ・ガンガン「それに、ゼナ達みたいにフォウを救い出すこともできないんだよな、、、。クソッ!」

 

アウドムラがホンコンを離れる刻限が迫る中、カミーユとアムロは、それぞれに深い悲しみを抱えたまま、次なる戦いへと目を向けざるを得なかった。

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