機動戦士ガンダムの世界へ転生したオッサン3人組の奮闘記 TTI隊「紺藍の四つ星」潜入と暗躍の軌跡〜   作:かりかりもふもふメロンパン

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グリプスの閃光 ―コロニーレーザーの胎動―

モルガルテンを脱出したアーガマの艦内には、奇妙に明るく、そして不気味な空気が漂っていた。

 

カミーユを「お兄ちゃん」と慕い、シンタやクムと無邪気にハロを奪い合うロザミィ。

 

その幼児化していく言動は、戦場を知る者たちに「冷たい方程式」の予感を抱かせるに十分だった。

 

「毒」の鑑定と沈黙の旗艦

艦長代理のクワトロやエマは、ロザミィの存在に強い警戒感を抱いていた。

 

クワトロ・バジーナ「……ハサン先生。あの娘の精密検査を頼みたい。あれは単なるショック状態ではない。脳に直接、何らかの処置を施された『強化人間』の疑いがある」

 

一方、その頃、旗艦グワランでは不穏な動きを察知していた。

 

ヌーベル・アッメール「……グリプスが動いたな。密閉型コロニーを分割し、巨大なレーザー砲へと改装した。ティターンズは本気で地球圏の主導権を焼き払うつもりだ」

 

シロッコの呪縛とレコアの変貌

ドゴス・ギアの艦内では、パプテマス・シロッコが新型機パラス・アテネの傍らで、レコア・ロンドを抱き寄せていた。

 

パプティマス・シロッコ「君は、魂の安らぎが欲しいためにここへ来たのだろう? アーガマの男たちには、君の傷に気づくナイーブさがなかった……。疲れたろう、レコア」

 

「依存心が強いだけの女」――そう断じながらも、レコアの心の隙間に甘い毒を流し込むシロッコ。

 

その呪縛に絡め取られたレコアは、かつての仲間を討つため、託されたメッサーラで出撃する。

 

哨戒宙域の再会:ヴァーダリア・ゼニス隊の「観測」

コロニーレーザーの情報を掴んだエゥーゴは、アポリー、エマ、そしてカミーユを偵察に派遣する。

 

その様子を、アクシズのヴァーダリア・ゼニス隊が極秘に追っていた。

 

ゲネフェア・ガンガン「ランス、エレン、ヴォルフ。手を出すな。……来るぞ、レコア・ロンドだ。彼女が選んだ道が、カミーユにどう作用するか……。歴史の分岐点を見届けろ」

 

宙域に現れたメッサーラ。

 

カミーユはサラが来たのかと錯覚するが、そこにいたのは、死んだと思っていたレコアだった。

 

カミーユ・ビタン「レコアさん! なぜ……なぜティターンズに!? 戻ってください、皆待っています!」

 

レコア・ロンド「……遅いのよ、カミーユ。そうやって自分を殺してしまうような生真面目さに取り憑かれると、いつか壊れてしまうわよ!」

 

レコアはコロニーレーザーの完成を告げ、カミーユの絶叫を背に去っていく。

 

18 バンチの悲劇:グリプス 2、発射

アーガマに帰還した一行を待っていたのは、エマの激しい怒りだった。

 

エマ・シーン「……殺してしまうべきだったのよ! 彼女の裏切りは、死んでいった者たちへの冒涜です!」

 

だが、感傷に浸る間もなく宇宙が白く染まった。

 

バスク・オムの命により、サイド 2 の18 バンチコロニーへ向けて、完成したコロニーレーザー「グリプス 2」が試射されたのだ。

 

フィッラ・ガンガン(地球からの通信)「……なんだありゃあ!? 宇宙から光が……!」

 

ネオガバン・ガンガン「……やったな、ティターンズ。一瞬で一つのコロニーを『消去』したか」

 

モニターに映し出される、穴の空いた 18 バンチコロニー。

 

無力感に苛まれるカミーユと、自らの選択が引き起こした惨劇に頭を抱えるレコア。

 

ゲネフェア・ガンガン(内心)「凄まじいな……。だが、これでアクシズの『重み』はさらに増す。ハマーン様、時は来ました。エゥーゴとティターンズ、どちらに引導を渡すべきか、決断の刻です」

 

コロニーから吸い出される無数の命の灯火。

 

宇宙は、かつてない悲劇の濁流へと飲み込まれようとしていた。

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