個性:キリン   作:じゃがりこ

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 ターザン→ほぼ裸族

 葉隠→完璧裸族

 キリン→動物園でジャングル動物として展示

 筆者→この間2秒、筆者に電流走る!




二話目

 

 

 

 幼馴染が家から服を持ってきてくれるまで俺は公園で子供達の遊び道具となっていた。おい、尻尾の毛を抜くな。引っ張るな。

 

 幼少期の遊具破壊事件から考えるにここで動けば足元にいる子供達に怪我をさせる可能性が高いため動けない。動物園に行けよ...

 

 置き物となっているとようやく幼馴染が予備の服を持ってきてくれて、しかも大声で子供達の注目も浴びてくれた。感謝の極み...!

 

 動かないキリンの置き物よりも元気一杯に動く透明人間の方が良いのか、足元に子供達は居なくなっていた。なんか負けた気分。

 

 気を引いてくれている内に服が入った紙袋を口に咥えて公衆トイレへと向かい、変身を解除すればあら不思議、紙袋を口に咥えた全身裸族の変態が完成!

 

 咥えた紙袋を手に持ち替え公衆トイレへと入り着替える。見られてないよな?

 

 中学の体操服に袖を通しズボンの紐を硬く結ぶ。最後にサンダルを履いて準備完了!

 

 外に出てみるとすでに子供達は帰っており幼馴染がトイレの入り口付近で待っていてくれた。

 

 ありがとうと感謝してそのまま一緒に帰宅する。雄英の試験について話したり手応えあった?とか雑談をしながら歩いていた。

 

 そして漫画やアニメみたくお隣が幼馴染...なんて甘い現実ではなく普通に途中で幼馴染と別れた。

 

 家に帰り着いた俺は、親に頑張ったなー!ともみくちゃにされながらご飯を食べた。野菜うめー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キンジ!来たわよ!あれが!」

 

「......ああ!結果来たのか!」

 

 主語が無いんだよなー俺のお母さん。お母さんが頼んでた化粧水が届いたのかと思ったわ。

 

「どうする?お父さんが帰ってくるまで待っとく?それとも1人で見る?そうよね、1人で見たいわよね。それじゃあ、お母さんは、晩御飯の用意しとくから!」

 

「...」

 

 なんか自己完結して部屋から飛び出していった。我が親ながら落ち着きがないな。

 

 さて、早速受験結果を...と思ったけどなんだこれ?円盤?壊せってことか?試験でも思ったけど意外と雄英って脳筋なんだな。それじゃあ壊させて...

 

『私が投影されたァ!!』

 

「くぁwせdrftgyふじこlp!?」

 

 ぎゃあァァァァ⤴︎!?耳がァァァ⤵︎!?

 オールマイトォォォ⤴︎⤵︎!?!?

 

 個性の影響で視覚と聴覚が鋭すぎるせいか機械からの大声で耳がやられてしまった。くそっ、なんて卑劣な罠...!でもオールマイトが急に現れたら誰でも引っかかるだろな。

 

 耳がやられていながらも生?オールマイトに興奮しているとようやく耳が復活した。

 

『今日からここが!君のヒーローアカデミアだ!』

 

 ...消えた、え?受かったの?最後の文的に受かったと思うけど...え?受かった?ちょ、もっかい!もーかい!わんもあ!ちゃんすぅ!ぷりーず!

 

 残念ながら俺の祈りは届かず円盤はただの円盤となってしまった...まぁ、飾っとこ。記念。

 

 棚の上に飾っていると下の階からお父さんの声が聞こえた。タイミングよく帰ってきたようだ。丁度いい、受かったことを報告しよ。

 

 その前に、幼馴染に連絡入れたこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよう!それじゃあ行こうではないか!」

 

「落ち着いてもろて」

 

 テンション高ー!まだ登校中だというのにこのテンション。やっぱパネーすわ。見習お。

 

「キンジ君もヒーロー科に受かってて良かったよ!私だけだとちょっと不安だったからさ」

 

「こっちのセリフだわ」

 

 サイテーな考えだけど最初、試験の説明された時に透じゃ絶対に合格できないと思ってた。受かったって聞いた時は、外人4コマ並みに喜んだけど普通に自己嫌悪でメンタルブレイクした。

 

 結果を聞く前から勝手な想像で慰めの言葉を考えた自分がカスすぎて死にたくなった。

 

 ...あー、やめやめ!登校初日なのにテンションが下がること考えるのはよくない!これからの頑張りで巻き返そう。本人にはこんなこと言えないけど。

 

 これからの高校生活について雑談しながら向かっているとすぐに雄英に辿り着いた。やっぱ何度見てもでけーな。

 

「あ、キンジ君と一緒のクラスだ!」

 

「大勝利」

 

「大袈裟すぎない?」

 

 FOOOOO!!!知った仲の奴が1人いるだけでコミュニケーションのハードルは一気に下がるのだ。

 

 嬉しさでスキップが出そうだ。透も同じ考えなのか嬉しそうにしている。顔は見えないが。

 

「扉でかー!」

 

「バリアフリーかな?」

 

 これ、キリン状態でも入れるんじゃね?目測でも7mぐらいあるぞ。しかもこのデカさで軽い。なんの素材だ?

 

 教室に入ると複数の目に晒される。そんなに見ないでー!

 

「おはよう!b...俺は、私立聡明中学出身の飯田天哉だ、よろしく頼む」

 

「えーと、利治羅キンジだ、よろしく頼む」

 

 b...?もしかして僕?...はっ!もしかして高校生デビューか!?見た目委員長で真面目そうだけど高校生デビューするんだ!メガネかけてるのに!デビューするんだ!メガネかけてるのに!

 

 俺が飯田に謎の親近感を抱いた後、席に荷物を置きクラスメイトと交流しようと思ったら。

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の制作者方に申し訳ないと思わないか!?」

 

「思わねーよ、てめー!どこ中だよ端役が!」

 

 oh...ヴィラン?怖すぎ。顔が断食一週間の狼すぎる。カツアゲされそう。

 

 透と怖...と戦慄していると緑髪やらなんかもちっとしてる人やらミノムシの不審者やらがやってきた気づいたら体操服着てグラウンドに来てた。

 

「……揃ったな。これから個性把握テストを行う」

 

 個性把握テスト?何それ?入学式は?ガイダンスは?

 

「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50メートル走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈、中学の頃からやってるだろ?"個性禁止"の体力テスト」

 

「国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ」

 

 おぉ、つらつらと国に対する悪口...仮にもヒーローだよな?この人。

 

 そして不良君もとい爆豪が「死ねェ!!!」と叫びながらボールを吹き飛ばして705.2mと体力テストじゃ絶対に出ない記録を叩き出した。死ね?

 

「個性思いっきり使えるんだ!さすがヒーロー科!」

 

「何だこれ!すっげぇ面白そう!!」

 

 めちゃんこ面白そうだけどなんか相澤先生のこっちをみる目がヤバい気がするんだけど。

 

「……面白そう、か。君達はヒーローになる為の3年間をそんな腹積もりで過ごす気か?」

 

 あ、確変入った。パチンコだったら騒音と閃光と共に相澤先生の顔が映し出されているだろう。やったことないけど。

 

「よし、それじゃあこうしよう。トータル成績最下位の者は見込みが無いと判断し、除籍処分といこうか」

 

「「「はああああ!?」」」

 

「オワタ\(^o^)/」

 

 この先生、カス...あ、睨まないで...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一種目:50m走

 

 さてと変身...服破れるじゃん。

 

「相澤先生、個性を使うと服が破れるんですが...」

 

「気にするな」

 

 先生が気にしなくても俺が気にするんですけど!?ああ、もうなるようになれ!

 

「む!?利治羅君の姿が!?」

 

「なんだなんだなんだ!?」

 

 ...はい、もう、裸でーす。テストが終わるまで個性解けませーん。クソが!

 

「わ!キリン!」

 

「すげー!こんな近くで見れるなんてな!」

 

 やめてェ!見ないでェ!裸見られて喜ぶのは、変態だけだよォ!

 

『イチニツイテー、ヨーイ』

 

 ...っ!合図と共に駆け出す。最高のタイミングで飛び出せたと思うがどうだ...?

 

『3秒84』

 

 思ったより早く走れた。負けたけど。

 

「キリンって意外と早いんだな」

 

「これが(キリン)の力...!」

 

 

 

 

第二種目:握力

 

 俺だけ体育館の外...いや、誰も見てないから良いのか。変身解除〜

 

『36kg』

 

 平均...

 

 

 

 

第三種目:立ち幅跳び

 

 首を引いて...ふん!

 

『148cm』

 

「キリンって跳べるんだ...」

 

「なんか俺の中のキリン像が崩れてくわ」

 

 

 

 

第四種目:反復横跳び

 

 相澤先生が気を遣ってくれたのかクラスメイトが体育館にいる間に計測してくれた。先生...!

 

「生徒どもが騒ぐのは合理的じゃない」

 

 先生...

 

『54回』

 

 

 

 

第五種目:ソフトボール投げ

 

「モオオオオオッッッッ!!!!!」

 

 タイミング良く...離す!

 

『245m』

 

「「「「キリンってモーって鳴くんだ...」」」」

 

「試験の時の鳴き声ってキリンの鳴き声だったんだ...」

 

 

 

 

 

第六種目:持久走

 

 他が凄すぎて目立たんかった。

 

 なんか負けた気分。

 

 

 

第七種目:長座体前屈

 

 体の構造上無理なので相澤先生に首を振って無理だと伝えた。

 

「...この線から首を伸ばした距離でいい、早くしろ」

 

 せ、先生...!

 

『2m 36cm』

 

 

 

 

第八種目:上体起こし

 

 これも握力測定の時に測った。

 

 ふる◯んでやった。相澤先生は、足を押さえてくれなかった。なんか涙出た...

 

『30回』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々と尊厳を失った個性把握テストが終わった。結果的に言うと除籍者はおらず全員欠けずに乗り越えることができた。

 

 今は、透と一緒に下校している。なんか紫髪の奴が血涙流してたけど大丈夫だっただろうか。

 

「そういえば、握力測定の時にキンジ君と相澤先生どこにいってたの?」

 

「...ハハッ!」

 

 やめちくりー!嫌だよ、幼馴染にふる◯んで体力測定してたって思われるの。ここは黙秘権を行使!

 

「...」

 

「だんまりは良くないよ?教えてくれないと〜?」

 

「...ッ」

 

「あー!逃げるのはルール違反だよ!」

 

 いや、ルール違反ってなんだよ。この話は、死ぬまで語ることはないだろう。黒歴史って不可抗力で増えるんだなァ...

 






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