個性:キリン   作:じゃがりこ

3 / 4


 現実って厳しいなァ...現実逃避ということで投稿ゥ!投稿頻度が少ないのは許して...


三話目

 

 

 あの忘れられない思い出(黒歴史)から次の日。雄英高校のカリキュラムでは、午前はフツーな授業が行われる。

 

(...わけがわからないよ!なんだよ英語ってぇ!?こちとらシマウマとキリンを間違えてた人間だぞ!?分かる訳ないだろぉ!)

 

 テストが過ぎ去れば全てを忘れてしまうタイプのキンジは、心の中で叫びながら授業を受けていた。

 

 プレゼント・マイクが教壇に立った際は、ひどく興奮したが今ではただただテンションが高い英語教師にしか見えない。興奮を返してくれ。

 

 今後のテストは、未来の自分が頑張るだろうと問題を先送りにし午前の授業が終了。

 

 昼には大食堂でランチラッシュが作る美味しい昼食をとりながら友人と会話に花咲かせる。

 

「さすが雄英の食堂、飯がうめー」

 

「ギャグで言ってんのか?それ?」

 

「?」

 

「なんで心の底からの不思議顔が出来るんだよ!家から千切りキャベツでも持ってこいよ!」

 

「結局ツッコんでんじゃねーか」

 

 さすが雄英のサラダ、うめー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 食事が終われば始まるのは午後の授業。おそらくクラスメイト全員が待ち望んでいる授業がこれだろう。

 

『HAHAHAHA!』

 

(!!!)

 

 自分の耳にテレビから常に流れる笑い声が聞こえてくる。テレビと違い肉声のためかいつもの(テレビ)の二倍ほど声が大きい。

 

 こちらへと近づいてくる笑い声に思わずソワソワしてしまい周りのクラスメイトから大丈夫かと心配されてしまった。

 

 ある意味大丈夫じゃないかもと思ったところで扉が勢いよく開く。

 

「わーたーしーがー!!」

 

 来っ...!

 

「普通にドアから来た!!」

 

 たぁ!!!!オールマイト!!!!やっぱ生で見ると画風が違うな!漫画の世界の住人みたいだ!

 

 クラスメイトもザワザワとオールマイトに反応する。やっぱぱねー、オールマイト。

 

 興奮冷めぬままオールマイトが喋り始める。

 

「早速だが、今日はコレ!戦闘訓練!!そしてそいつに伴って・・・こちら!入学前に送ってもらった『個性届け』と『要望』に沿ってあつらえた…戦闘服コスチューム!!」

 

 ウィーンと壁からなんか生えてきた。ハイテクゥ!ていうかどうやって出した?オールマイトが指を指した瞬間出てきたけど。遠距離指紋認証?

 

「着替えたら、順次グラウンドβに集まるんだ!」

 

『はーい!!』

 

 さて、俺のコスチュームはどうなってるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか、利治羅のコスチュームどっかの戦闘員みてーだな」

 

「でもカッコいいだろ?」

 

 俺が今、裾を通しているコスチュームは、全身真っ黒のスーツと革靴に帽子。全身真っ黒である意味目立つコスチュームだが、しっかりと持ち主の存在を引き立て服に着られている感じは一切無い。

 

「良いセンスだ」

 

「ちなみに、最初は動物園の飼育員の服装にしてた」

 

「似合わ...いや、ある意味似合うのか...?」

 

 飼育員の格好したキリンって似合うのか?見たことないから分からないけど。てか緑谷、どうしたその格好?コスチューム会社に虐められてない?え?お母さんの手作り?ごめんなさい。

 

 着替え終わった俺たちは、お互いにコスチュームを褒め合いながらグラウンドにて女子生徒やオールマイトを待つ。

 

 雑談などをしながら待っていると女子生徒も着替え終わりやって来た。

 

「うわ、利治羅のコスチューム、ヤクザじゃん」

 

「なんか刀とか持って戦ってそう!」

 

 ヤ、ヤクザ...確かに全身真っ黒だけどさ...ていうか刀持ってそうってなんだよ。俺はゴリゴリの暴力系だぞ。

 

「キンジ君のコスチューム似合ってるね!出来る仕事人みたい!」

 

 透ぅ!お前だけだよ女子でいい例で褒めてくれるのは...ていうか透、お前...

 

「...透、お前、コスチューム...」

 

「あ、私のコスチュームどう?」

 

 俺の視界には、空中に浮く手袋と軽快に動く靴。それ以外には何も無く頭の中でもしかしてが浮かび上がる。

 

「...なぁ、もしかしてだけどさ...透...全裸...」

 

「なんだとぉ!!!??」

 

 少し離れていた峰田が唐突に声を張り上げる。いらんこと言ってしまったか...

 

「利治羅!今、なんて言った!?」

 

「な、なんにも...」

 

「なんて言ったか聞いてんだよォ...!オイラの耳は、誤魔化せねーぞォ...!」

 

 やっぱりコイツ性欲の化身だ!?最初の会話が「利治羅...!あの透明女子とどういう関係なんだよ...!一緒に登校してきて一緒に下校しやがってぇ...!」だぞ。まずは自己紹介しろよ。透とは幼馴染だよ。血涙を流すな。呪詛を吐くな。

 

 その後、オールマイトがやってきたが目の白いところが赤くなるほどに睨みつける峰田と呪詛を一心に受ける俺という構図に少しばかり驚いていた。おい、周りもなんか助けてくれよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさかキンジ君と同じコンビになるなんて、は!まさかこれが運命...?」

 

「はい、運命運命」

 

「もうちょい喜べよー!」

 

 肩パンしてくる透を宥めながら耳を下の階に傾ける。まだ開始してないけど事前調査は大事だもんな?

 

 下の階を探るが何も喋っていないのか何も聞き取れない。まさか、作戦会議しないとかないよな?爆豪の二の舞にはならないよな〜流石に。

 

「作戦どーする?」

 

「とりあえず私、ちょっと本気出すね!手袋もブーツも脱ぐわ!」

 

「それ女の子としてどうなん??」

 

 ヒーローとして正しい選択かもしれんが女の子としてどうなんそれ。コスチュームから終わってる?それな。

 

「相手は、轟と障子。聞き耳を立てても何も聞こえないから対策されてるか作戦会議をしていないかなどっちかだな」

 

「始まってないのに聞き耳立てていいの?」

 

 良いんだよ!...良いよな?怒られないかな?...まぁ、大丈夫やろ!

 

「流石に突撃ー!はしてこないと思うから...どうする?待ち構える?」

 

 流石に捨て身タックルかましてはこないやろ。さっきの爆豪&緑谷を見たら軽はずみな行いはやめようって思えるし。

 

「じゃあ、私隅っこで隠れて後ろから襲いかかるね。キンジ君は...まあ、頑張れ!」

 

 勢いよくサムズアップする音が透から聞こえる。いや見えないんだよ。耳が良くて良かったと思う今日この頃。

 

「とりあえず変身するからちょっと離れてて」

 

 ふっふっふ!いつもなら変身するたびに服で躊躇うが今日俺が着ているのは、伸縮性抜群のコスチューム!流石に全身は覆えないが全裸になる心配が無いから安心して変身出来る。

 

「モー」

 

「おお、天井ギリギリ」

 

 狭ッ!?頭ちょっと下げてギリギリだから伸ばしたらぶつけるんだが?これ、だいぶ不利じゃ無い?

 

『それでは屋外対人戦闘訓練第二戦!スタートッ!』

 

 さぁ、始まりました屋外対人戦闘訓練第二戦!ヒーローは、轟と障子!対するヴィランは、私こと利治羅と透!キリンになると喋れなくなるから心の声が多くなるけど気にしないでくれ!

 

 さてさて、まずはヒーローチームの動向を探りましょか。

 

『...の何処か、透明のやつが伏兵として捕らえる係か』あれ?こっちの情報ダダ漏れ?

 

『外出てろ、危ねぇから』ん?

 

『向こうは防衛戦のつもりだろうが...』ん??ピキピキ、パキパキ?

 

『俺には関係無い』あ、マズイこれ。

 

「モオオオォォ!」

 

「わっ!なになに!?どうしたの?」

 

 タイミングよくジャンプすれば助かるかもしれないが望みは薄い。ならば最低でも透だけは助ける!

 

「ンモオオオォォォ!?」

 

「ひゃあー!?寒すぎ!」

 

 ちべたい!!足がァー⤵︎!?後ろ足の革靴履いてる足は大丈夫だけど前脚がァァァ⤴︎!?ていうか透、大丈夫か!?

 

「だ、だ、大丈夫、ぶ、き、キンジ君のお、おかげで、ギリギリ、助かったよ」

 

 oh...裸一貫でだいぶヤバそう。降参するk...って何しとる!?

 

「あ、暖かい...」

 

「モオオオォォォ!?」

 

 抱きつくな!?今、訓練中!あぁ、服の中に入らないでぇぇぇ!?あ!ちょっ!来てる!轟来てるって!?いつのまにか来てるって!

 

「モオォ...」

 

「動かないほうがいいぞ、足の皮、剥がれちまうからな」

 

 怖!脅し文句として強すぎないそれ!?安易に足、動かせれないんだけど.....でもなァ!!

 

「っ!」

 

「シュー...シュー...」

 

 こちとら長い長い首があんだよォ!!くらえ!ぐわんぐわん攻撃!

 

「チッ!」

 

 近づいてみろや!ぐわんぐわん攻撃の餌食にしてやるわ!

 

「...」

 

 あ、ちょっ!遠回りしないで!こっち動けないの!ちょ、た、戦えー!逃げるなー!あぁ、首が届かない...

 

「残念だった「チャーンスッ!!」っ!?」

 

 透が飛び掛かったぁぁぁ!!終わったと思って警戒してないぞ!最後のチャンス!やれー!透ー!

 

『轟少年確保!』

 

「...クソッ」

 

「あいたっーーーー!!!???」

 

 うおおおおおおおお!!一矢報いた!!サイコー!!透しか勝たん!!ってあれ?透?

 

「ひ、皮膚がくっついちゃった...つめたい...いたい...」

 

 うおおおおおおおお!?大丈夫か!?へ、変身解除!ってあれ?

 

「そうだったーーー!!!手凍ったままだったーーー!!!???」

 

 動けないんだが!?ていうかこの体制キツいんだが!?しんどい...

 

「これは...どういう状況なんだ...?」

 

 障子ィィィィ⤵︎!?そうだったーーー!?二対二ってこと忘れてたー!?轟の印象がデカすぎて忘れてた!?

 

『ひ、ヒーローチームWIN!!』

 

 






 なんか最後、深夜テンションでおかしくなってるかも。

 服装は、四角なのに死角なし!!!の人を思い浮かべてください。筆者のセンスだと動物園の飼育員さんになっちゃうから...
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。