Project Moon RPG とある男が実況プレイ 作:下手好き
ロゥラン…のアンケートはストーリーに滅茶苦茶関わってきます。
具体的には、アンジェリカの安否ですかね。
皆の一票で、青キチと9級フィクサーの明日が決まるよ!(責務放棄)
てか、一度に同じ話にアンケート一つしかできないんですね…その都合上、チーフたちの人気投票は104話までにしてます。まだ投票は可能にしておくので、先に進んでから投票したい方は、お手数ですが戻って投票お願いします。
そこまでして投票する人がいるのだろうか。
アンジェリカの方針が決まったころには締め切って、アンケート消して人気投票をまた繋げようかなと思います。
【あなたたちは依頼を終えて事務所に戻ってきている。】
今日は帰ってきたら人が埋没しているみたいな事態にならなくて、あたい安心。
「そんなことで安心されるだけのことは…まあしてる方いますからね。」
「問題起こした奴らだけが依頼に出てってたからねぇ。ウチも仕事が減って楽。」
「……いっそ私の行動、一々咎めるの止めたら楽になるんじゃないかしら。」
「私がブレーキにならないと、誰が止めるのよ。あなたの後輩君の遺志に応えてあげないとね。」
当てにならなそうな相対的評価だが良いのか?ボブは訝しんだ。
「てか、今回の依頼面倒やろうと思っとったけど、結局まだ昼回らんうちに終わってもうたな。」
「アローニィが首尾よく進めてくれたからな。」
そうだよ(便乗)
褒めて褒めて!(BRL)
「あーそれにしてもどうするよこの後。時間かかると思ってたから予定なんもないぜ?」
「まあ、この戦力で時間かかると推測すること自体がガバだったわよねえ。」
「誰が外出しても…面倒事起こす気しか…しないしね…。」
「分かる。」
アリス君の胃を氏に追いやったマオさんが言うと説得力パないっすね。
「でしょでしょ?」
「マオちゃん?褒められてませんからね?」
「ところで、皆さん結局、この後どうするつもりなんです…?」
「うーん……寝るか?」
夜寝れなくなりますよ?
「ユルゲン、酒入れたら一週間は寝れるでしょ?」
「おうそれL社勤め且つダメ俺モードだろ。」
ダメ俺モード(推定数百億ループ以上)
これ最早デフォだろ。
「私ならミーちゃんと添い寝で1月はいけるわね!」
「誇らしげに言うことじゃねえだろ。オレは逆に一週間起きてられるな。」
「それカフェインキメてるからやろ。」
「えぇと…ソントゥさんが言います?それ…。」
「紅茶にそないもん入っとらんわ。」
「私お出かけしちゃダメかな?」
「ノアちゃんは暫く外出禁止だからね。」
「酷い!ジーメイちゃんのケチ!ドケチ!いやしんぼ!!」
「いっそもう、適当に駄弁ってるのが最適解に思えてきました…。」
そうだよ(便乗厨と化した先輩)
てことで皆さん、フィクサー談義しか(話題)なかったんだけどいいかな?
「もうそれで良いよ…。」
「ミジャリーちゃん考えるのに疲れてない?」
「面倒…。」
「まあ平和が一番ってことで。でも、明日くらいはミーちゃんとどこかお出かけさせてよね?」
「アリス、そん時は頼む。」
「はぁ……。ところで皆さん、特色フィクサーのことはどのくらい知ってますかね?」
(アーちゃんはお母さんしか知ら)ないです。
「自分が介入できない話題提案したのかよ…。」
あ、でも虹色の性癖*3って奴なら。
「何それ…知らん…怖…。」
「まずはやっぱり王道を往く赤い霧かな?」
「まあこの手の話題には必ずと言って良いほど出てきますよね。最強のフィクサーって言うと僕もその人だと思います。」
「そういや、アリスは元々本社勤めでその…セフィラだっけか?赤い霧の。そいつに会ったことあんのか?」
「いえ…僕の所属部門は教育部門だったので、懲戒部門担当のセフィラの方とは全く。…本社のことを思い出すと頭痛がしてきました。」
水差し君は多分、善意(押し売り)のカウンセリング*4を思い出してるんでしょうね。
尚抜け出した先も地獄だった模様。
「赤い霧って、どれくらい強かったの?」
「本社の職員間での噂では、爪二体とクリフォト抑止力無しの幻想体、さらに調律者を相手に相打ちになったとか。」
「………バケモンじゃねえか。」
「私も……まだまだです、ね…。」
「シャルルちゃん、まだ強くなる気?」
「あれホンマのことやったんか……。」
「あ?ソントゥお前なんか言ったか?」
「ああいや、なんでもあらへんで。それより、ほら紫の涙とかどや?次元を行き来できるとかいう。」
「強さはイマイチよく分からないのよねえ。尤も、あの歳で未だ特色の座にいるのだから強いのは当然でしょうけど。」
移動するのに便利そう(粉みかん)
「ど〇でもドアかよ。」
「青い残響…。」
「そういえば、ミーちゃんと私は見たことがあったわね。あたしたち、L社勤めまで孤児だったのよ。その時に一度、助けてもらったことがあって。」
「珍しいな、何か要求でもされたか?」
「いや、本人は
「銃弾を…」
「叩き落とす…?」
「特色ってやっぱイカれてんだな…。」
青キチは元々はやっぱり普通に強い一般特色*5フィクサーだったってはっきり分かんだね。
これもお前のせいだな!ピアニスト!
「藍色の老人って、みんな知ってる?」
「確か、一人でU社で怪物狩りをしてる人だよね。」
「あれって単独で倒せるようなモンだっけか…。」
A.特色だから。
「特色では無いですけど、有名どころだとジークフリートとかもいますね。」
「あの派手好きのチャラチャラしたやつか。」
「デライトさん、気に食わないんですか?」
「けっ。昔、俺が所属してた集団があいつに壊滅させられかけてな。オレと弟以外はみな、あいつの"ファンサービス"になっちまった。」
「依頼ですかね?」
「さあな。別に都市じゃよくあることだろうが、それでもオレはあいつが嫌いだね。」
「私のお母さんはどれくらい強かったの、ねえ!」
「ちょっちょ、そんなキラキラした目で見られてもですね。まず『白銀』自体がマイナーよりなんですよ。特色でマイナーってのも変ですが。」
「朱色よりはマシだろ。」
「まあそうかもしれませんけど……『白銀』――白銀の瘴撃は基本的に外郭で活動していたらしいです。そのため、皆さん名前は知っているけど見たことだったり活動を聞いたりしたことは無いって人がほとんどじゃないですか?」
「そうねえ、外郭ハンターとしての活動が主だったのかしらね?」
「見たことあったら、アローニィの顔見てすぐに娘だと気づいただろうがな。」
「僕は一度だけ学校に通っていたころに聞いたことがあるんですけど、たった一人で都市の星を一つ堕としたとかなんとか。」
「ギャグかよ。」
「しかもたった1日で。」
「ギャグかよ。」
「ユルゲンさん、同じこと言ってますよ。」
「あ、ウチの実家にもいるわ、強いフィクサー。ジア・チョウってのがね。」
「やっぱり実家ってH社なのね。」
「バレてた?」
「バレるだろ。」
「家主争いのいざこざからL社に逃げてきてねぇ…ってそんなことは良いの。」
ジーメイ…寂梅…。
ねえジーメイさん、一つ聞いていいですか?
「何かしら。」
それ、本名ですか?
「……ふふ、それはどうかしらね。乙女に秘密の一つや二つ、あるものよ。」
「乙女というより般ny))殴
ノアちゃん…学ぼうよ。
ギリ知能はあるでしょ。
「ギリかよ。」
「前が見えねぇ…。」
「ジア・チョウさんでしたっけ?僕にはあまり聞き馴染ないですが……。」
「シャルルとかち合って互角以上だろうな。」
「とても…強い方なのですね。けれど、ソントゥさんも私と同等かそれ以上の力はあると思いますけど…。」
「…うぇっ、僕!?いやいやいやいや、無い無い無い無い。」
そんな必死に手を高速ワイパーしながら全力で否定されると、かえって怪しいですけど。
何だこの集団。あなや~~厄語らひ草の宝石箱なり~(古典HCMR)
『ねぇ、あな…退く…ない?』
オォン!アォン!(動揺)
んだよクソリプおばさんその2、急に話しかけてきやがって頃しますよ?(宇宙のry)
『あなた…い…こと……の?』
ちょっと電波悪いよ~。
通信環境改めてから連絡して、どうぞ。
『おか…のばし……きそこ…が、ここ………るの?』
おっそうだなおっそうだなおっそうだな(改善する気の無いクソリプに思わずbot厨先輩)
何が言いたいかこれもうわかんねえな。
じゃけん無視しましょうね~。
それにしても、いつもよりキー高めのねっとりふわふわボイスだった気がしなくも無いですが。
「ねえねえ、ソントゥって基本素手で戦うでしょ?あれ何で?」
「いやいや、デライトやて素手やんけ。」
「オレは元々こういう戦闘スタイルだからな。まあL社前は本もぶら下げて…おっとこれは言わなくていいか。」
「じゃあ僕もそういうことや。」
「でも、お前の攻撃とか見てるとどう見ても武器を付けてた奴の動きしてるぞ?それこそ、クロー的な…。」
「あー言わんで言わんで!!」
え、良いじゃないですかクロー系。
詮索されると不味い系女子ですかははーん?
「アロはん、マジで勘弁しとくれ。」
このアローニィの最も好きな事のひとつは自分で(自分のことを)追い詰められていると思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ。
よって、許可しない。
9歳ロリによる詮索術、ホラホラホラホラ見とけ見とけよ~~
コッコッ
「ほ、ほれアロはん!ノック来たから出とくれ!」
しょうがねえなあ()
戻ってきたら覚悟しといてくださいと。
誰だお前は!!
【あなたがドアを開けた先には、奇妙な仮面を付けたような顔をした人物と、黒を基調とした金のレースで縁取られた服を着た女性が立っていた。】
「邪魔するで~。」
……邪魔するなら帰って~。
「あいよ~。」ガチャ
「で、誰だったアローニィ?」
んにゃぴよく分からないです。
「何だそれ。」
えーと、なんか不思議な仮面っぽいのつけてた変な人と…
「…黒と金色の服を着た女性、ですか…?」
そうだよ(肯定)
え、なんで分かるんですか。
「……そこにいるやん。」
「あ。」
「よっ。」
「初対面ですよね…?」
「よっ。」
「いや何そこは自然に反応してんのよ!?」
ん~~どっかであんな感じの服着た女いたような……。
アッ!!(AROに電流走る)
ビナネキがあんな服着とったやんけぇ!!
「結局、自分は屈したんやな。調律者、ミレン。」
「……。」
てことはあの変な仮面ぽいの付けてるのは処刑者さんかぁ、へえ~~~~。
詰んだ?
「何とか言うたらどうや、あぁ?」
「まあまあ、そうかっかすんなって。こいつだって、喋りたいけど喋れない事情ってもんがあんのさ。」
「事情、やて…?」
「お前も知るところだろ?」
「ソントゥさん?話が全然見えてこないんだけど…。」
「お前、頭の奴らと知り合いだったのか?」
「知り合い?そんなちゃちなモンじゃない。こいつは―――」
「元、俺たちの仕事仲間だぜ?」
嫌な予感はずっとしとった。
だから、僕のことがバレるのはしょうがないことや。
何が最悪かて。
頭の奴らが来とることや。
「…え?ソントゥさん、元々C社にいたんですか…?」
「お前、今はソントゥって名乗ってんだな?ハッ、まんまじゃねえかよ。」
「うっさいわグラスキー。ミレンの事情っちゅうのは何や。」
「大変だったんだぜ?翼から逃げ出したお前らを、俺たちは全力で捜した。調律者と処刑者が都市に紛れ込むなんて不都合極まりないからな。お前には結局最後まで逃げられて、調律者だけしか回収できなかった。」
「……はよ言えや。ミレンに何をした!!」
「おうおう、俺は調律者じゃねえから簡潔に言うぜ。」
【調律者ミレンの虚ろな目は、どこを向いてるかも分からない。】
「自我を殺して、傀儡にした。」
「……!!」
ミレンは屈したんやなかった。
抗えなくなったんや。
「力だけは強大だったからなぁ、こうして有効活用させてもらってるわけさ。」
「……あの、ソントゥさん…大丈夫ですか……?」
「あぁ、大丈夫や。」
大丈夫なわけ、あるかい。
僕を信じて付いてきてくれたミレンが、今や抜け殻になってもうてるんや。
僕の、せいや。
やからと言って、仲間に不安を悟らせるわけにはいかん。
ただでさえ、僕に対して疑念が山ほどあるやろうし。
「一応聞くで。何しに来たんや。」
「落ち着けって。俺らは元々、L社からの謎の光を調査しに来ただけだ。そしたらよ、たまたま懐かしい気配を感じてな?来てみたら案の定ってだけさ。つまり、たまたま。」
「たまたまで殺されてたまるかよ!!」
「……外野が五月蠅いな。ミレン、やれ。」
「まずっ!自分ら、目を閉じるんや!!」
【ソントゥの声掛けも時すでに遅く、ミレンの掲げた手から発された強烈な光をソントゥ以外の者は直視してしまった。そして、全員が眠るように倒れた。】
「……M社の特異点か。」
「ご名答!と言っても、応用だがな。精神を急激に和らげて、眠らせただけだから安心しろ。」
できるかい。
「L社が折れたんか。」
「あぁ。これから、一波乱あるだろう。…尤も、お前が見ることは無いだろうよ。」
「…殺る気か。」
「笑わせるな?お前には、およそ十数人の人質がいるんだぞ。お前が大人しく死ねば、そこに倒れてる奴らは生かしてやるよ。どっかの裏路地にでも転がしてやる。」
「あまり僕を…舐めんとちゃうで!!」ガキンッ
「クッ…どこに仕込んでいやがった、その武器…!」
「何があるか分からんからな。備えておいたんや。」
僕が大人しく死んでも、仲間は助からん。そんな確信があった。
せいぜい逃がしても裏路地の夜の最中やろ。
だから…何とかして隙を作りださんと。
「……いくらお前がエリートだったからって、2人がかりで勝てるとでも!?」
ズシャシャシャシャッ
横から飛んで来た妖精を弾き返す。
無論僕かて勝てるとは思っとらん。僕がすべきことは、仲間を逃がすことや。
だって、僕の得意技は……。
「あ、一応言っておくとお前はw社の血清は使えねえぜ?」
「……は?」
血清を誰よりも高速で刺す。
それが僕の特技。脱出に重用するw社の血清は、特に自分の懐に鍵をかけてしまっておいた。
……鍵をして。
「全部、俺がとっちまったからな。」
妖精。F社の特異点。
全ての閉じられているものを開け放つ。
「クソッタレが……ッ!!」
「おいおい、そんな無策で突っ込んできていいのかよ!?」
グシャッ
【ソントゥの腹を、グラスキーの腕が無慈悲に貫いた。】
「ガハッ……。」
「万事休す、だな。随分腕を落としたもんだ。それに感情に動かされるなんてな、無様なもんだ。」
結局、僕には誰も守れんかった。
かつての相棒も、今の仲間も。
あの時の、都市のルールに、翼に歯向かったのを後悔しとるわけやない。
ただ、僕自身の弱さが恨めしい。
ミレンは、はぐれ者同士仲良くしてくれていた。
気が合った。
一緒に、都市に立ち向かった。
仲間たち…みんな、ほんと僕に良くしてくれた。
L社での地獄のような日々も、みんなとなら苦しくなかった。
事務所での日々は、まるで天国だった。迷惑は随分かけてもうたが。
デライト。
ほんまにすまんな。
お前だけには、先に話しときたかった。
お前の薦めたコーヒー、美味かったで。
……紅茶の感想、聞きたかったなぁ。
何や自分。
いきなり話しかけよって、何様のつもりや。
仲間が死ぬのに、僕だけ逃げれるわけないやろ。
また僕は後悔せんといけんのか。
……無駄なことやて?
あほか。惨めったらしくここから逃げたところで、皆が死んだら意味ないねん。
僕が生きるんやったら、皆も生きなあかんねん。
……そうかもしれんな。
今の僕が抵抗しても、何も為すことは無いやろうな。
僕が全力で逃げれば、僕だけは残るやろうな。
L社、葬送事務所、皆の思い出は残るやろうな。
だから何や。
僕の話聞いてへんやろ。
仲間が死んだら意味が無い言うてるやろ。
……さっきの自白は何だ、やて?
死ぬなら、せめて皆を想って死にたかったんや。
けどな。
お前の話聞いとったら、変なやる気出てきたわ。
僕はまだ動ける。
それだけで、皆を諦めない理由として十分やな。
あーもういいもういい。
僕は、ずっと逃げてきた。
もう、たくさんや。
最後に僕がしないといけないことはあるんやから、それに向き合うだけ。
償いになるとは思っとらん。
恩返しなんてもんやない、押し売りや。
皆を、ここから逃がす。
何としても。
分かったらとっとと失せろや。
お前の話をこれ以上聞いとったら、この先紅茶が不味くなるわ。
まあもう飲めんやろうがな、ははっ!
「……手負いのお前ではやはり、俺達には敵わなかったな。」
目の前の裏切者、ソントゥは倒れた。
体を貫いただけでは死なないだろうとは思っていた。が、まさか姿が変化して強くなるのは想定外だった。
「そんじゃお前が抵抗したから、お仲間さんたちは外郭にでも放り投げとくぜ~。」
そうして、ソントゥから視線を上げ、寝ているであろう彼の仲間に目を向けようとした。
……いない?
「おかしい。あいつらはあと4時間は寝ているはずだ!逃げることなんて不可能だ!!」
「…ははっ。」
倒れているソントゥから、弱弱しい笑い声が聞こえる。
「てめえ…何しやがった。」
「自分は、気づいとらんかったんやなぁ…。僕の動き、速いのに無駄が多いとは思わんかったか…?」
確かに不自然だった。
あの姿に変わってから、元々尋常でない速度で動いていたソントゥが、更にスピードアップしていた。
にも関わらず、こいつは関係の無いところを行き来していたりしていた。現に、それでグラスキーの攻撃に当たったのだ。
「(自分の突然上がった速度に追いつけてないだけだと思っていたが…。)」
「この姿になってなぁ…僕にできることが増えたんよ。」
「……血清の生産。」
「―――!てめえまさか!!」
「今頃、みーんなどこか安全なとこに行ってるやろな…少なくとも、お前が放り込もうとしとった場所よりは。」
「野郎……卑怯だぞてめぇ…。」
「処刑者なら……多少のイレギュラーには、対応できんとなぁ…?ざまあないわ…ははっ…」
最期に聞き取れないほどの小さな声で笑った後、ソントゥは事切れた。
『……それで?私をここまで連れ出しといて、無策ってことは無いわよね?』
『おう、このソントゥに任せとき!』
『ソントゥ…?フフッ、安直な偽名ね。』
『そ、そないことはええやろ!ほれついて
『よろしくね?私の王子様。』
『……何やそれ。』
『私を解放してくれたからね。趣味の悪い、理不尽な虐殺から。白馬もあれば完璧だったな~。』
『はっ、そらお互い様っちゅうやつや。僕一人で実行できるとは思っとらんかった。』
『もう、聞こえの良い嘘吐いちゃって。』
嘘やなかった。
君がおらんかったら、僕は抜け出そうと思えんかった。
だって、生きてく自信が無かったんや。僕一人で。都市の忌々しい歯車を回していた、かつての自分が散らつくんや。
でも、君が一緒に来てくれたから。
僕は、歯車を辞められたんや。
間違ってることか、合ってたことかなんて、どうでもええ。
ただ、自らを捨てて永らえる生ではなく、自ら選択して終える生であれたから。
仲間を捨てて延びる生ではなく、仲間を遺して締める生であれたから。
後悔は無い、と言えば噓になる。
僕の口から、真実を伝えたかったという心残りもある。
けど、僕が本当に伝えたいことはそないことやない。
―――今まで、僕を助けてくれた皆。ほんま、ほんまに、おおきにやで。
「……ォーさぁん、今日の依頼もう少し働いてほしかったんですけどー。」
「いい加減に名前を覚えてくれ。それに、新入りに経験を積ませるのが我が事務所流だ。」
「むぅ、物は良いようですね。」
「文句は代表に言うべきだろう?大体、事務所の方針に文句を言うなとあれ程……ん?」
「どうしました、アストラファーさん?」
「アストルフォだ。」
「何であなたが訂正するんですか……。」
「あ、癖でつい。それより…へえ、久しぶりですね。」
「お前の顔見知りか?」
「えぇ。よく知ってます。」
「ちょっちょ、前を塞がないでくださいよぉ2人とも、僕にも見せてください…よっと。……え?」
「これ、寝てるのか?生きてるよな?」
「何でうちの事務所前に?」
「いやいや、何でそんなに落ち着いてるんですか!?」
「まあ、事務所前ってのは驚いたが。」
「アストリフォーさんはそうかもしれませんが!!」
「何度も言うが、アストルフォだぞ、フィード。」
「それわざとですよね!?僕はフォードですし、冷静に訂正しないでくださいジョンソンさん!これ、アローニィさんじゃないですか!!」
《ソントゥ》
名前の元は손톱(sontop)、爪という意味。
元々はC社勤めで、実力者だったものの、都市のルールに疑問を覚えいつしか孤立していく。
A社で同じくはぐれ者だったミレンと共に行動することが多く、次第に心を通じ合わせる。命令で向かった先の人々を殺戮する日々に、お互いの持つ疑問が嫌悪へと変わり、遂に翼から脱走。
暫くは平穏な日々を過ごすも、追跡が苛烈になりやむを得ず別行動をとることになった。
その後、ソントゥはL社に転がり込んで現に至る。
余談だが、ソントゥは最後の戦いで事務所に傷をほとんどつけさせなかった。
これは、みんなの再び帰る場所になるかもしれない、更に彼自身の感じていた幸せの記憶を遺したい、という彼の意志の表れ。
尤も、気を使いすぎたことで止めを刺されたとも言える。
こんな大味な展開作って後で後悔しないかな……(不安)
ソントゥの正体は薄々察していた人かなりいそう。
匂わせしすぎたと少し反省。
まあ不意打ちで出されて「いや知らん知らん!」ってなるよりはええか……。
誰が一番好き?
-
シータ
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ノア
-
ユルゲン
-
アリステア
-
マオ
-
ミジャリー
-
シャルル
-
デライト
-
ソントゥ
-
ジーメイ
-
ジョンソン