Project Moon RPG とある男が実況プレイ   作:下手好き

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前回のアーちゃんの叫び声、炎拳事務所で再生された者。先生怒らないから手挙げなさい。


あ、それと全く関係ない話なんですが。
感想を書いてくださる方の中で、追記をしてくれる人がいるんですけど、今まで通り追記に対しても返信した方が良いですか?

これは返信が面倒なんじゃなくて、返信を求めている追記じゃないならそれに返信するのもおかしいよなぁとか、ちょっと鬱陶しいかなとか思ったからです。


感想自体は毎回ホクホクした顔で読ませてもらってます。

もっとちょーだい♡(暴食完全共鳴)(あんまりしつこくせびるな読者へのリスペクト持て)(恥 を 知 れ)


『白銀の弾裂』

 

9区の荒野に、1人の女性がしゃがみこんでいる。

先刻の死闘が嘘のように静まり返った裏路地で、涙を流しながら手を合わせる女性。

薄いベール、白い手袋、白い修道服のような衣装を纏った、シスターを思わせる風貌には似つかわしくない物騒な銃を背負っていた。

銃には、クローの破片と思しきアクセサリーが付けられている。

 

『子守歌』。

 

9区に突如現れた、都市の星相当のねじれ。

発生後わずか1時間程度でおおよそ30万人の被害を出した。

 

 

安らぎの音色を奏でながら芸術的に殺戮を繰り返したが、チャールズ事務所所属の1級フィクサーによって討伐された。

 

 

他人が死んで涙を流し、追悼するような人間はどこの世界でも珍しい。

 

長い祈りを捧げ終えた女性は、傍に落ちていたボロボロの弓の弦を拾うと、

 

「残念です……とっても、とっても残念です……。」

 

 

そう呟いて、どこかへ姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

「な、何なんだお前は!?こんなことが許されると思っているのか!?」

 

「別に私は依頼を受けただけだ。あんたが歯車の教団の長か。」

 

「だ、だったらなんだ……。」

 

「ねじれについて知っていることを話せ。隠すなよ。」

 

「ねじれだと?そんなもの私は知らん……!」

 

「嘘を吐いているなら止めといたほうが身のためだけど。」

 

「違う!私は、私は本当に何も……、お願いだ、殺さないでくれ。私の娘が帰りを待っているんだ……!」

 

「……チッ、ハズレか。よく聞きな、あんたが歯車に変えた奴にも家族がいたんだからね。依頼内容は警告と鎮静化。また妙な動きをした時が、あんたの命日だから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これだけ大掛かりな研究をしていながら、ねじれに関して何も知らないの?」

 

「あ、あぁ……俺は、ただもう一度息子を……。」

 

「……息子。」

 

「ねじれに関して俺は何も知らん。どうか、どうか見逃してはくれないか……?」

 

「…………はぁ、駄目か。悪いね、邪魔した。……息子さん、大事にしろよ。」

 

「……??あ、ああ。」

 

 

 

 

 

 

 

「………私はなに人のこと気にかけてんだ。そんなご立派な人間じゃないのに。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何でもいい。ねじれについて知っていることを話しな。」

 

「…………。」

 

「聞いてんのか?適当にでも何か言ってみなよ。」

 

「………………………。」

 

「噓でしょ?本当に、一切喋らないの?」

 

「…………………………。」

 

「あーもう、期待外れ。駄目だ駄目だ。」

 

「おい、どこに行く。ここまでして日和ったのか?」

 

「何とでも言ってよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガッ!あ、姉貴……、姉貴だけでも逃げてくだせグシャッ

 

「てめえ……、よくも私の家族を……!」

 

「家族?あれが?あの程度繋がりが?は、……反吐が出るね。」

 

「帳簿を開く必要も無いね……。」

 

「あー腹立つ。家族なんて言葉を、ただの部下や同僚に使うのって。お前らって、家族を失って、得る感情の色に悲しみが見えないんだよ。自己中心的な怒りだけ。」

「冒涜なんだよ、それ。」

 

 

「即刻、処刑だ!」

 

 

「死ね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は悪くない。

 

『いいえ、あなたが全て悪いの。』

 

私は悪くない。

 

『ええ、あなたは何も悪くないわ。』

 

私はワルクナイ。

 

『あなたは、誰よりも自分のことを見えてない。あなたが悪いのよ。』

 

ワタシハ、ハ―――

 

 

 

 

「あ…あ…ああああああああああああああああ!!」

 

 

 

 

うるさいうるさい!何もかもうるさい!

我を忘れて引き金を引き続ける。

 

体が燃えるように熱い。

どれだけ抑えようと、身を蝕む憎悪は私を、都市を許さない。

体の中にぽっかりと穴が開いてしまったような喪失感の中で、私を動かすのは行き場のない怒りだけ。

 

「おー、相変わらず荒んでるね。部屋の中で乱射するのが最近のマイブームなのかい?オリヴィエとか…あの変なファッションの奴とかが飛んでくるよ。今はいないみたいだけど。」

 

「…へえ、死にたいんだ。」

 

「やめてくれよ。ローランとアンジェリカに頼まれて様子を見に来てやったってのにさ。」

 

「……そういえば、二人は新居見つけたんだ。」

 

「ああ。アンジェリカにあいつが変なことをしないか見張るために、もちろん俺は場所も知ってるよ。」

 

「気持ち悪…。」

 

「そんな精神状態でもキレキレだねえ。」

 

「……私の気を逆撫でする気なら、とっとと帰った方がいいよ。今の私、自分でも何をするか分からないから。」

 

「まあ待ってくれよ。個人的に聞きたいことがあるんだ。」

 

「早く言って。」

 

「ローランからもらった仮面で、君は何をしでかしてるんだい?」

 

「…………。」

 

「そういえば、最近南部の中指が半壊したんだって。」

 

「………そ。」

 

「手当たり次第に研究所を襲っては、ねじれの情報を引き出そうとする謎の存在がいるらしい。」

 

「…………へえ。」

 

アルガリアはまるで全て、見透かしているような目でこちらを見てくる。

口元には相変わらず、腹の立つ微笑を浮かべながら。

 

「君の仕業だね、アローニィ?」

 

「だったら何。」

 

「別に。ただ、君にしては向こう見ず過ぎるんじゃないかなって。特に中指なんて、どこまで追ってくるか見当もつかない。」

 

「追ってきたら、潰せばいい。」

 

「………俺に止める権利は無いね。じゃ、俺はこれくらいでお暇するよ。」

 

「さっさと帰れ。今すぐ帰れ。」

 

私のためにも、あんたのためにも。

 

「………アローニィ。」

 

「まだ何か言いたいことがあんの?」

 

「気にかけてくれる人がいるって、幸せなことだとは思わないかい?」

 

「……?」

 

それだけ言って、アルガリアは姿を消した。

 

「はぁ…これからどうしよ。」

 

見当の付けていた研究所も、怪しい組織も、粗方洗い出した。

けれど、ねじれに関する情報はあまりにも乏しく、私の渇きを癒してくれるものは何一つなかった。

 

私の日常は、あの日から色を失ってしまった。

 

 

いや、まだだ。

まだ、五本指には中指と親指の傘下にしか手を出してない。

 

もっと上層部の奴らなら或いは―――。

 

 

 

「よっと、ちょっと邪魔するね。」

 

「……邪魔するなら帰ってほしいんだけど。」

 

「おや、冗談が言えるのかい。私が思ってるほど深刻じゃないのか。」

 

「本気なんだけど。」

 

珍しく来客が多い。

今日に限って。

 

「部屋見てよ。これ、全部私がやったの。帰って。」

 

「私が買える分には良いんだけど………お前は良いのかい?」

 

「何。」

 

「小娘、お前が絶対に無下にできない情報があるんだけど。」

 

「………ねじれ?」

 

「おっと、別にもったいぶって話さないことはないからその物騒な得物を降ろしな。」

 

「……シンプルに言ってよね。私は前ほど思慮深くも、余裕も無いから。」

 

「ああ。『図書館』って知ってるかい?」

 

「図書館……。」

 

ハナ協会でチラリと聞いたことがある。

何でも、L社跡地に現れた『都市怪談』だとかなんとか。

 

その程度のものが、あんな災害と関係あるとは私もハナの人たちも毛頭思って無かったけど………。

 

「考えてもみな、ねじれが現れるようになったのはL社が堕ちた後。そしてそこに現れた図書館。怪しくない要素がないだろう?」

 

「でも、あそこってよく分からない霧か何かで遮られてるじゃん。行けないんだけど。」

 

「そこで私の出番ってわけさ。私なら、お前を送ってやれるけど。」

 

「………何を隠してる。」

 

「さあ。私は、ただ私がそうするべきだと判断しただけさ。それで、行くのかい?それともまた、研究所潰しに精を出すのかい?」

 

はっきり言って、このおばさん――紫の涙って呼ぶにも、イオリって呼ぶにも距離感が違う気がする――を微塵も信用できるとは思ってない。

常にきな臭い笑みを浮かべてて、つかみどころのない話をしてくるし、私のことに色々口出ししてくるし。

 

それでも、おばさんが私を()()()()()()()騙す気は無いだろうという確信があった。

 

真意が、私を利用するつもりにしても、闇雲に手を振り回していた私は垂らされた救いの糸に縋らないわけにはいかなかった。

 

「行くよ。お願い。」

 

「元より断るとは思ってないさ。じゃあ、この中に入りな。」

 

そう言っておばさんは次元を裂く。

 

私は少しの恐れと、この憎悪を向ける正当な敵を作れることへの大いなる期待感をもって、足を踏み出した。

 

「じゃ、行ってくるがいいさ。白銀の―――なんだったかね?」

 

「あんたが付けてくれたじゃないの。忘れたの?」

 

「この歳になると物忘れが酷くてねえ。」

 

あの日から少し経って、狂ったように危険な依頼を受けていた最中に、ハナから君の母親の色を継がないかと言われた。

色を授かることには興味が無かったけど………お母さんの色を受けることは、自分の拠り所になってくれると思って、受け入れた。

その場に偶然(計らったようにも思える)居合わせたおばさんが呼び名を付けてくれた。

 

 

「『白銀の弾裂』。」

 

「ああ、そうだそうだ、思い出した。」

 

弾裂。

弾丸と裂傷、私の銃剣を示す通り名。

でも、それとは別で、ねじれによる憎しみの連鎖を「断裂」させようとする自分にはピッタリだと思った。

 

「白銀の弾裂。お前が無事に帰ってくることを願っているよ。」

 

「はいはい、1割だけは字面通りに受け取っておくね。」

 

おばさんに言葉を残して、私は次元に消えていった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「ああ…本当に我ながらピッタリだと思うね。どれだけ親しい関係を作っても、「断裂」させられるあんたには。」

 

この先幾多の試練の待つ11歳の少女を見送ったイオリは、やはり悪い笑みを浮かべながら自らも次元に消えるのだった。





ちなみにアンケートの結果が逆であれば、アンジェリカ単品で死んで頃したのがシータだと気づいたアーちゃんが罪悪感感じて、

ロ「殺す…絶対に殺す…!」

アロ「やはり図書館か……いつ出発する?私も同行しよう。」

ロ「アロー院…。」

アル「( ᐛ )音楽気持ちえ~。」

と言う感じで暴走カットwithアーちゃん図書館√の予定でした。
残響楽団のメンバーも変わってそう。
この時のアーちゃん図書館発言の出所は投稿主です。

アーちゃん、なまじ精神力があ・ほだからローラン程は壊れなかったけど中指だけは癇に障っちゃったかぁ(小並感)

if√は書くかもですが期待はあまりしないでくだせぇ(保険)

誰が一番好き?

  • シータ
  • ノア
  • ユルゲン
  • アリステア
  • マオ
  • ミジャリー
  • シャルル
  • デライト
  • ソントゥ
  • ジーメイ
  • ジョンソン
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