Project Moon RPGとある男が実況プレイ 作:下手好き
進路を哲学方面に切り替えることを真剣に考えるほどに、10章に脳を焼かれて原作の異邦人読んできました。
そうすると、マリイがジャンヌの風体で脳裏に浮かんでくるんですよ。
それでその…大変羨まけしからんシーンがいくらかありまして…下品なんですけどンフフフフ…
ムルソー!ちょっとそこ替われr))「黙れ。」
『貴方の表情』
危険度クラス TETH
O:表情・感情
04:無生物
なあマオ。ここのお面って本来4つだよな?――ユルゲン
まぁ…はい、そうですね。減ったりはしますけど――マオ
ああそうだ、そうだよな。ちょっとノアとかフォードあたり〆てくる――ユルゲン
それにしてもどんだけあるのよ、このお面…本物がどれだか忘れちゃったわよ。……とりあえずこの4つってことで良いか――マオ
…あのー、マオ様。お願いですから、ミジャリー様のお面だけ残すの勘弁してくださいましください。自作までしなくて良いのに…機会を狙ってたんでございますでしょうか?――カロイド
おーい管理人はーん、日和りすぎて口調バグってんで~――ソントゥ
『観察者』→『傍観者』「シャロウ」
危険度クラス ALEPH
O:自分の不幸の他者投影
01:青年
彼が幻想体と定義付けられたのは、彼の中の心の闇が自我を乗っ取った結果、本来の「シャロウ」としての情報が世界から失われたからだ。元より幻想体は、L社の特異点により人間から抽出されたものがほとんどだが、彼はれっきとした元人間である。しかしながら、外郭の生態というわけでもない少々腕の立つフィクサーだっただけの彼が、人間と言う存在を外れることになったというのは誠不思議な話である。
彼から「シャロウ」という存在規定のための名前が剥ぎ取られた時に、彼に残ったのはその闇だけであった。つまり、この『傍観者』と言う幻想体の本体は彼のうちに溢れている闇であり、体はそれの器としての機能しか持ち合わせていない。
それならば。
その闇が彼から完全に振り払われた時。
「シャロウ」の情報は再び世界に復元され、彼も本当の彼自身、即ち原初の心を取り戻すのだろう。そしてそれが、幻想体という存在からの脱出になるのではないか。
いずれにせよ、貴重なサンプルとなり得るこの幻想体とその父親と見られる幻想体の観察は大変有意義なものだと、私は久方振りに満足した。
ところでイオリ、この存在は確かに「シャロウ」が真名である、と規定して良いのだろうな?私は身元を知らないから、お前の言う通りに記録するしかないんだ。
『本質を見極めてください。空虚な幻想に誘われたく無いのなら。』
『誘いの密林』
危険度クラス ALEPH
T:判断する恐怖
04:無生物
フォード、やれ――アローニィ
イー!――フォード
よーしよしよし、放火は抑圧だよねー。これで餌やりできるよ。肥料の時間だよ、キノコたち――アローニィ
……作業結果悪いの作業をさせる管理人さんマジ外道――マオ
?????????――何も知らないカロイド
殺してくれるぞ管理人――デライト
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?――またしても何も知らないカロイド
『かつてあった心は刈りつくされ、今はただ、冷え冷えとした荒野が広がっているだけでした。』
『心を知った木こり』
危険度クラス WAW
T:理想が叶うと信じ続けることへの恐怖
05:ブリキの鎧
何でお前がここにいる――アリステア
何でって…あぁ、そういうこと?いやごめん、突然の独り言にノリで返しちゃったけどどういうこと?――ノア
肉体も呪力も、この眼に映る情報はお前を『暖かい心の木こり』だと言っている……――アリステア
そんな眼捨てちまえ――ユルゲン
肉体無いけどね…金属だから――ミジャリー
じゅ、呪力って、何の話ですかぁ…?――シャルル
そうか、死ね――アリステア
……!?ちょ、ちょっ!?アリステアさんどうしたんですか!?待っ、殺!?――ジョンソン
ジョンソーン!!逃げろぉぉぉぉ!!スワンプマンの泥の中にでも隠れてろー!!――デライト
ところで『暖かい心の木こり』って何?こいつの叔父さん?それとも従兄弟?――アローニィ
アンジェラ曰く、本社の鉄クズらしい――カロイド
『過去を呼び覚ます電話』
危険度クラス WAW
T:過去のトラウマへの恐怖
09:ツール型
……――ノア
どこに行くつもりですか、ノアさん。そこの収容室には用は無いはずですよ――ジョンソン
…私には、あるのよ。会わないといけない人がいるから――ノア
ダメです。チーフが使うことは禁じられてるじゃないですか。いよいよこんな職場から離れられるって時に、面倒事起こそうとするのは勘弁してください――ジョンソン
うるさい。久しく管理人の指示に従ってない私が、たかだかそんなことで諦めるわけないでしょ――ノア
はぁ。相変わらず強情ですね。なら、せめて僕のお願いだけでも聞いてください――ジョンソン
お願い?――ノア
…一緒に、無事に、ここから出てください。何だかんだ、あなたは情報部門チーフとして君臨し続けた、尊敬しないこともない先輩なんです。そして、何より、かけがえのない仲間なんです――ジョンソン
…――ノア
それとも、ノアさんにとって僕は、気に掛けるほどでもないオフィサーみたいなものなんですか?それでも、僕はノアさんには生きてほしいです――ジョンソン
……サンチェス――ノア
ジョンソンです――ジョンソン
…ええ、そうだったわね。うん…分かったわよ。そこまで言われちゃあしょうがないわねえ!私は尊敬に値する先輩だものね!いやー照れちゃうわぁ、事実だけど!!――ノア
はいはいそうですね――ジョンソン
急に寒っ!?寒ぅッ!?温度差で39℃くらいの風邪引くわ!――ノア
馬鹿な事言ってないで、早く皆さんと合流しましょう――ジョンソン
分かったからぁ、置いてかないでぇ~~…ふふ――ノア
『触れてみないかい?』
危険度クラス TETH
O:カリギュラ効果
01:人型
誰や?この変態に色々ダンス仕込んだんは――ソントゥ
これは…踊ってない夜を知らない変質者こと触れてみないかい?だね――ミジャリー
とりあえずノアちゃんってことで良いでしょ――アローニィ
酷い!事実だけど!――ノア
これは…最上級に可愛い変質者こと触れてみないかい?だね――ミジャリー
事実ならええやんけ――ソントゥ
ていうか、ノアちゃんはここ持ち場じゃないでしょ。後ろの保護者に怒られる前に早く戻ったら?――アローニィ
なっ!?ソン・ジョンジョンがどこに!?――ノア
ジョンソンです。今、あなたの後ろにいます――ジョンソン
これは…カリスマがMAXな変質者こと触れてみないかい?だね――ミジャリー
あ、引き摺られていった――アローニィ
これは…嘘に踊る変質者こと触れてみないかい?だね――ミジャリー
解説いらんでミジャリーはん――ソントゥ
『容易な難題』
危険度クラス WAW
T:勉強、特に難題への恐怖
06:抽出
問題:ALEPHの幻想体、5つ答えろ(黒板)
神威明王――ノア
速っ、流石記憶力だけの女――デライト
それ褒めてないわよね?――ノア
えー…っと……刻の女神、でしたっけ――シャルル
やべっ、言われた!あーー何がいたっけなあ…永遠の畑?――ユルゲン
そいつZAYINだぞ――デライト
実質ALEPHってことじゃダメかよ!?…あ、野菜オールスターって言えばいいか?――ユルゲン
良いのかよ…って、俺か。やべえ全然思いつかん――デライト
突っ込んでる暇あったら考えときなさいよ!――ノア
あ、ノアとかどうだ?――デライト
誰が危険度ALEPHの幻想体よ――ノア
……ホンマごめん、傍観者――デライト
ジーメイちゃん!急いで、速く!――ノア
……――ジーメイ
黙ってねえで何か言えや!――ユルゲン
………――ジーメイ
こうなる気はしてた――デライト
こうなるとは…どういうことですか?――シャルル
…ジーメイは、漢字以外発音できない――デライト
あ――他3名
もう時間切れだね――アローニィ
時間が切れるとどうなるんですか?――アリステア
何だ、知らへんのか。爆発する――ソントゥ
爆発オチなんて、サイテー!――マオ
ところで…なんでこんなことしてるの…?――ミジャリー
フォードが色々弄ったらバグったみたいね――シータ
『逋ス驫縺ョ荳谺�迚�』
危険度クラス ALEPH
O:???
01:人型
「……私の記録は紙面じゃなくて良いの?」
「拾い物で便利なものが一つあってな。音声を紙媒体に記録できるんだ。」
「ふぅん。それで、何を話せばいいのかしら。雑談ならいくらでもしてあげるけど。あれは10数個前のループの時だったかしら、某職員の拾い話で呪いの手紙だかなんかが流行って」
「因果って何のこと?」
「おっと食い気味。そんなに面白くなかったのね。」
「ネタが古い。」
「ジェネレーションギャップ…ってコト!?」
「良いから早く答えて。」
「分かった分かった、因果は因果よ。別の言葉で言えば、運命だとか、流れだとかになるのかしらね。そうならなければならない路、って感じかしら。」
「うーん、よく分からないけど良いや。どうせまともに教えてくれないんだし。」
「こればっかりは仕方ないのよ。それこそ、こうなる因果なんだから。」
「耳にタコができそうだ、さっさと次の質問に移ってくれ。」
「じゃあさ。あなたって、私でもあって、お母さんでもあって、そのどちらでもない誰かでもあるんでしょ?なら、誰に一番近いの?」
「……あなた、かしらね。強いて言えば。」
「若作りしようとしても無駄だぞ。」
「真面目に答えたのにこの言われよう。」
「あなたは私にとって、どんな存在なの?」
「…………お姉ちゃん?」
「「おばさんだろ(でしょ)。」」
「泣くわよ?」
「泣くなよ、漢だろ?」
「女ですけど??」
「でも生物学上は?」
「女ですけど???」
『思考提起の書』
危険度クラス HE
T:思考を放棄することへの恐怖
09:ツール型
ばなな(ᐛ)――ノア
……何だ、これは――ユルゲン
ちょっとした、実験みたいなもので…記憶力に定評があるノアさんの…語彙を全部この本に上書きしたらどうなるんだろう、って――ミジャリー
過程は良いからどうなってんだこいつ――ユルゲン
言葉の意味を一々考えすぎて…ショートしたっぽい……頭も働いてないだろうし、語彙もばななだけ……――ミジャリー
はぁ……記憶を引き出せないノアとか、カツと米の無いカツ丼みたいなもんじゃねえか――ユルゲン
キャベツにソースかけただけじゃねえか――デライト
それを言うならキャベツの卵とじやろ?――ソントゥ
あ゛?――デライト・ソントゥ
何だこいつら――ユルゲン
ばなな(ᐛ)――ノア
「…こんなものでしょうか。」
束ねた書類をホチキスで止めた女性が、そっと一息ついた。
「アンジェラ、それは一体?ここからの脱出に必要なものなのか?」
「いいえ。これは、今回のループで出会った幻想体の記録をまとめたものです。…いつも通り、まともに記録している職員はいませんが。」
「そういえばそんなこともしたな。でも、何のために?私が覚えている限り、職員たちに以前のループ時の記録が共有されたことは無かった気がするが。」
アンジェラと話している男性は、まるで死地から帰ってきたかのように血まみれだった。
尤も、それのほとんどが返り血だが。
「ええ、私もそのようなことはしておりません。」
「ではやはり、何故?」
「…目的が必要ですか?」
少し語気を強めて、アンジェラが逆に質問する。
きっと、この先の話は彼女にとってとてもデリケートなものだろう。
だけど…終わる瞬間まで一人で抱え込む必要は無いんじゃないか?
「必要だろう。お前は何よりもそれを欲していたはずだから。職員の死に意味を求め、止められない自分を責め続け、目的に支えられるオリジナルに復讐を望んだのがお前だ。」
自分の目を正面から見据える、少しだけ厳しく、暖かい視線。
アンジェラは、それから目を背けることはできなかった。したく無かった。
「……私は、独りぼっちです。管理人様は少しの任期を終えると別の方に変わってしまいます。職員たちは私に親しくしてくれる者もいますが、理解者は誰一人としていないでしょう。」
哀しみの籠った言葉が男に届く。
「君が誰にも話してこなかったからじゃないか?」
「そうかもしれません。私はきっと、心の奥底では放っていてほしかったんだと思います。生み出した本社の私でさえ、私のことを理解していないでしょう。むしろ、誰にも理解されないまま消えたかった、そう考えたんでしょう。」
そろそろ時間が危ういことを意識しながら、美貌のAIは独白を続ける。
時折、言葉を詰まらせながら。
「今日が来る日を、始めの数ループ目からずっと夢想していました。罪の無い職員たちを死地に向かわせ、容赦のない結果を脳裏に刻み込まれる経験は、苦痛でしかありませんでしたから。縋るもののない私には、耐えがたかったのです。けれど、それと同時に独りでこの世から消えることが怖くなったんです。職員の皆さんと関わり、他愛もない話をすることで紛らわせてきた孤独感が、最期の時に押し寄せてくるのにはきっと耐えられない。だから、誰かと私は存在したという証明が欲しかったんです。」
涙を流せない身体で、彼女は確かに泣いていた。
「そして君は、安らかに眠るために職員たちの記録を録ったんだな。しかも、ほぼ毎ループ分。」
同情なんて厚かましいことはしてはいけない、とは思っていても、男性は憐れみを向けることを止められなかった。
「……フフッ。機械の私にすら耐えがたいほどの、長い長い旅でした。刹那の終わりの時も退屈しなさそうです。皆さん、とても愉快な方々でしたから。」
機械が浮かべるはずの無い、本心からの笑みが溢れる。
諦念、慈しみ、親愛、色々な感情が混じりあったそれは、人間のものと全く違いは無かった。
否、そのアンジェラは、体が機械なこと以外は全く人間であった。
「もうそろそろ時間です。彼らはもうカプセルで脱出したでしょう。直にここは崩落します、お逃げください。……お仲間も待たせているのでしょう?」
「……あぁ。」
白衣を翻して、男は出口に向かう。
「……。」
ただ、何を思ったのか突然足を止めて、
「ありがとう、アンジェラ。お前の助力無しに事が上手くいくことは無かったと思う。」
「…お礼を言うべきなのは私の方ですよ、管理人さん――いえ、カロイド。」
「お前の気持ちに共感する、なんて烏滸がましいことは俺には到底できない。ただ…一人の友として、私はお前を記憶し続けよう。」
彼からすればほんの1月程度の付き合いだった。
けれど、彼女からすればそれは、100倍もの長さの最後に焼き付いたかけがえのない時間だったはずだから。
カロイドは、アンジェラを友という繋がりで結びつける。
「…それは、嬉しいですね。誰かが私の存在を規定してくれて、覚えてくれる保証があるなんて。」
濡れているはずのない目元を拭って、アンジェラははにかんだ笑みを弾けさせる。
「それでは友よ。最期の旅は楽しいものになることを祈っているよ。」
そう言い残して、カロイドは今度こそ部屋を去って行った。
「――最期の時は寂しいことを覚悟していたけれど。意外と、暖かいのね。」
ページをめくる。
ページをめくる。
懐かしさと愉快さ、時々ほんの少しの恐怖を感じながら読み進める。
そうして、悠久とも思える死へ向かう刹那を、彼女は穏やかに過ごした。
誰よりも不幸を背負い続けた一人の女性。
ささやかな復讐を遂げた最期の瞬間だけは、幸せだったと願いたいものだ――。
『狩人』→『充実狩り』
危険度クラス WAW
O:虚無
02:魚
少なくとも、天国というものはこの世には存在しません。あるのは誰かにとっての地獄か、また別の人にとっての地獄だけです。私が間もなく向かう先は、きっとこことは違う別の地獄でしょう。それでも、ここが私の地獄でしたから。きっとどこへ行っても耐えられるでしょう。だから、その問いかけに応じるとすれば……さいっこうの気分、と形容しましょう。親愛なる私の職員たちの向かう先が、彼らにとっての地獄で無いことを願って、これを最後の記録とします――アンジェラ
せめて、無責任に眺めるだけの我々だけでも、彼女に同情してあげられたら。
ちょくちょく本編で言及されてた小ネタを散りばめた図鑑でしたが、いかがだったでしょうか。
少しでも読者の皆様が楽しめたのでしたら幸いです。
いかんせんかなり長かったから、ちゃんと全部読んでくれてるか不安ではあるけど()
プイシンクレアちゃぁぁぁぁぁぁぁんぎゃわぃぃぃぃぃぃぃぃぃ私のシンクレアぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡
落ち着ける。