Project Moon RPG とある男が実況プレイ   作:下手好き

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『早く私を見つけてよ!』

『F-01-a85』は1本の古びた竹の姿をした幻想体です。

 

『F-01-a85』からは微かに温もりを感じます。

 

『F-01-a85』を作業中に燃やさないでください。エネルギー効率が悪すぎます。

 

『F-01-a85』に稚拙な落書きをしないでください。観ているこちらが恥ずかしいです。

 

『F-01-a85』を作業中に爆破しようとしないでください。そんな危険物どこから持ち入ったのですか。

 

『F-01-a85』を作業中に…、何なんですかあなたは!何かこの幻想体に個人的な恨みでもあるんですか!?

 

 

 

 

『忘却の弱竹』

 

危険度クラス HE

 

ダメージタイプ R(4〜6)

 

E-BOX数 18

 

作業結果範囲

 

良 13〜18

 

普通 6〜12

 

悪 0〜5

 

 

 

 

◇管理情報

 

1.作業結果が悪いとクリフォトカウンターが1減少した。

 

2.作業結果が普通だと確率でクリフォトカウンターが1減少した。

 

3.慎重ランクⅣ以上の職員が作業した時、クリフォトカウンターが1減少した。

 

4.自制ランクⅡ以下の職員が作業した時、クリフォトカウンターが1減少した。

 

5.『F-01-a85』の脱走時、『F-01-a85』の中から現れた首の無い少女が施設を徘徊した。

 

 

◇作業結果

 

本能

Ⅰ普通

Ⅱ普通

Ⅲ高い

Ⅳ高い

Ⅴ高い

 

洞察

Ⅰ低い

Ⅱ低い

Ⅲ低い

Ⅳ普通

Ⅴ普通

 

愛着

Ⅰ普通

Ⅱ普通

Ⅲ普通

Ⅳ高い

Ⅴ最高

 

抑圧

Ⅰ最低

Ⅱ最低

Ⅲ低い

Ⅳ低い

Ⅴ低い

 

 

 

 

◇脱走情報

 

クリフォトカウンター 1

 

R 0.5

W 0.5

B 1.5

P 2.0

 

 

 

 

◇ギフト

 

忍耐(頬)

 

 

愛着+5

 

竹の花が模してあるタトゥーシール。数十年でも、百年でも、望みが叶うまで待ち続ける。

 

 

 

 

◇EGO

 

・武器

 

忍耐(槍)

 

クラス HE

 

R(9〜14)

 

攻撃速度 普通

 

射程距離 並

 

装備条件:自制ランクIII以上

 

特殊能力:攻撃的中時、5秒間Rダメージを3〜7継続して与える。

 

素朴ながら鋭利な竹槍。待てども待てども望みは叶わず。

 

※『F-01-a85』を収容時、稀に特殊攻撃をする。

 

・防具

 

忍耐

 

クラス HE

 

R 0.5

W0.7

B 1.2

P 2.0

 

華やかなのに、どこかくすんで見える十二単。待ち続けるだけでは、望みを叶える好機は訪れない。

 

 

 

 

 

◇ストーリー

 

その少女は待っていた。

自分を見つける者が現れることを。

 

光る竹の中で、自分が現れた時、その人は何を思うのだろうか。

そんな悪戯な思いを抱きながら。

 

もう月にいた頃の、半ば幽閉された生活には戻りたくない。

この地上で目一杯生きてやりたい。そのためにここに戻ってきたのだから。

 

そんな切実な願いを抱きながら。

 

 

 

昔むかし、竹取の翁というものがいた。

 

竹を使った様々な物を駆使して、今日まで生きてきた。

 

今日も今日とて竹刈りに来ている。

 

そして、いつものように竹を刈って家に戻っていった。

 

 

 

おかしい。

 

これだけ目立つのだから、すぐに見つかってもいいはずなのに。

 

自分から出ていく?いやそれだと意味がない。

 

今はただ、待つだけ…。

 

 

 

そして、その時は訪れた。

 

 

 

竹取の翁がとうとうその竹を刈ったのだ。

 

誤算があるとすれば。

 

その竹は時間が経って輝きを失い、翁はたまたまそれを刈ったということだろうか。

 

もう一つ。

 

その振るった斧が少女の首まで刈り取ったことだ。

 

翁は何やら紅い何かが飛び散ったように見えたが、老衰で目が悪く、早朝のまだ日も昇ってないような暗い時間で、よく見えなかった。どこか気味が悪かったので、その竹は放置することにした。

 

触らぬ神になんとやら、ということだろう。

 

 

 

…願ってない。

 

こんなこと願ってない!

 

確かに私は見つけられたけど、こんな形でなんて!

 

ねぇ、どうして?私はこっちよ!

 

 

 

 

早く私を見つけてよ!

 

 

 

 

余談(読み飛ばし可)

 

初の昔話モチーフです。何気にかぐや姫いなかったなーということで。

 

ゲーム的には脱走魔って感じですね。ランク制限系のカウンター1なんで。武器は強いから大丈夫だろ(計画性無し)

 

慎重が高いと中の少女を見つけてしまい、自制が低いとついつい斬ってしまうわけですね。作業結果も良い以外だと脱走する可能性ありますね。

 

前回月が降ってきたから〜、ってのは無いですが、ちょっとした皮肉的なのはありますね。

 

人類の淡い願いは遥か遠くの願い星に届いたのに、一度月に帰った運命すらねじ曲げて叶えようとした願いは残酷な結末を辿った。

 

人類は願いを叶えるために行動した、かぐや姫はただ待ち続けた。

その違いかもしれませんね。

 

好機とは、待つだけで得られるものではなく、自ら行動した者に初めて与えられるのかもしれません。




投稿が遅れましたが寝坊はしなかったので殴られません(屁理屈)
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