機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ外伝 鉄屑の彼岸 作:ミニトレール
それでは本編どうぞ!
爆散音、ノイズ、悲鳴寸前の通信。
ナルドとセドリックの荒い呼吸が、ブリッジの空気を直接殴りつける。
誰も口を開けない。
ただ、音だけが“戦場の現実”を連れてくる。
ユノの指先が震えそうになる。
だが――震えは許されない。
震えが、迷いが、誰かを死なせる事となる。
だから彼女は奥歯を噛み、端末を強く握りしめた。
セラはデータの海を睨み、冷たい目つきで現状を切り刻む。
フェルは唇を噛み、歯ぎしりの奥で必死に現実を整理し続けていた。
緊張が痛みになる直前。
エヴォルが静かに口を開いた。
エヴォル「――俺が行く」
視線が集まる。
彼は笑っていた。
いつも通りの軽い笑顔。
なのに――
その目だけが“戦場の色”だった。
エヴォル「今からフリーゲルであいつに突っ込め」
ブリッジの温度が、露骨に変わった。
ルカが振り返り――
怒鳴る一拍前の呼吸を吸い込み。
ルカ「……は?」
そして爆ぜる。
ルカ「リスクがデカすぎる!それに――そんなことしても状況は変わんねぇだろ!!」
エヴォルは軽く肩を竦めた。
エヴォル「ああ、変わんねぇな」
即答。
軽い言い方なのに――
その言葉の奥は鉄みたいに重い。
そして。
エヴォル「“それだけだったらな”」
沈黙が揺れた。
ユノが思わず息を吸う。
ユノ「……何か、考えがあるんですよね?」
エヴォルはただ静かに頷く。
エヴォル「フリーゲルで奴の視界を潰す――その後」
拳を握る。
エヴォル「俺が“ブースターで突破口を開く”」
セラの指が止まる。
理解が追いついた瞬間――
背筋が冷たくなる。
セラ「……ブースター?」
意味を探ろうとした、その刹那。
ルカが――笑った。
ほんの一瞬、重たい戦場でしか浮かばない“理解の笑み”。
ルカ「――なるほどな」
セラの脳がその笑みに追いつく。
セラ「……まさか」
エヴォルが答えを置く。
エヴォル「あいつはセンサーを強化してる。けどそれは確実に《エイハブ・ウェーブ》基準での索敵だ」
ユノの瞳が開く。
ユノ「……つまり、エイハブウェーブの“周波数”を追ってる」
エヴォル「ああ」
指を掲げ。
エヴォル「なら――“エイハブウェーブが出てねぇもの”は、見えねぇだろ?」
理解が揃った。
セラが低く呟く。
セラ「あのブースターはあくまで推進機関。リアクターは搭載していない……」
続く言葉は別の喉から出た。
フェル「“敵のセンサーに映らない質量弾”」
そして、ルカが静かに締める。
ルカ「“人を乗せた”な」
エヴォルは、笑った。
肯定。
エヴォル「そういうこった」
だが。
ルカの瞳は、甘くなかった。
むしろ――これ以上なく現実的だった。
ルカ「……分かってんのか?」
静かに――だが鋭く。
ルカ「あのブースターには、ナノラミネートアーマーがねぇ」
言葉が、凶器になる。
ルカ「“一発”でも当たったら――」
ルカ「死ぬんだぞ」
ブリッジの温度が一段落ちる。
ユノの肩が震える。
セラの喉が詰まる。
だけど。
エヴォルは――笑っていた。
エヴォル「別に、死にに行きたいわけじゃねぇさ」
軽い声。
なのに、軽さの奥に“覚悟の重り”が見える。
エヴォル「……ただ」
ほんの一瞬だけ、視線を伏せる。
エヴォル「“俺のせいで、誰かが死ぬ”ってのが……」
拳を握る。
エヴォル「我慢ならねぇだけだ」
それはヒーローの言葉じゃない。
“エヴォル”だから言える言葉。
そして、少年みたいに笑う。
エヴォル「それに――」
エヴォル「格納庫の馬鹿二人も、“送ってやろう”と思ってな」
セラは目を伏せる。
ユノは息を飲む。
そして。
ルカは――目を閉じた。
一秒。
二秒。
三秒。
戦場を背負う男が――
最後に選ぶ覚悟の時間。
そして顔を上げた。
ルカ「……分かった」
覚悟の声。
ルカ「一発、かましてこい」
ルカ「それで“帰ってこい”」
エヴォルは迷いなく頷く。
エヴォル「ああ」
少し笑う。
エヴォル「最初からそのつもりだから安心しとけ」
ルカ「だったら最初から言え」
空気が少しだけ戻る。
ほんの少しでも笑いがあるなら――まだ戦える。
ユノが立ち上がる。
ユノ「発射連結準備、全開でやります!」
セラ「ブースタールート計算――“生還優先”で」
ほんの少し声が震えた。
セラ「帰ってこなきゃ……嫌ですよ」
エヴォルは背を向けた。
戦場へ向かう背中。
エヴォル「――んじゃ行ってくる」
扉が閉まる。
そして――
場面は戦場へ戻る。
白い矢が放たれる、未来へ。
ルーカスが低く笑った。
ルーカス「やるじゃねぇか」
余裕の声。
どこか楽しそうな様子すらあった。
その笑いに、別の声が割り込んだ。
エヴォル「――おら、羽虫野郎」
ブースターの中から灰色のMSが二機。
エヴォル「プレゼントだ。受け取れ」
スパロディが二機、吐き出されるように飛び出した。
フェル「……待たせたな!英雄様方」
ハンス「状況は……最悪だな」
ナルドがヘッドセット越しに息を呑む。
ナルド「お前らぁ……!」
セドリックの声が走る。
セドリック「――行くぞ!!」
チェーンアレイを構え、ヴァルツァーへ一直線に向かう。
ルーカスが僅かに動こうとする――
だが動かない。
ルーカス「……ん?」
視界を落とし。
足元を見た。
そこには――
必死で食らいつくナルドのスパロディ。
機体の脚部に噛みつくように抱え込み。
ナルド「“どこにも行かせねぇ”に決まってんだろ!!」
ヴァルツァーが即座にナイフを振り下ろす。
――間に合うはずだった。
はずだったのに。
ナルドはそれをギリギリで受け止めた。
スパロディの手が悲鳴を上げる。
フレームが悲鳴を上げる。
それでも――離さない。
離す気なんて、欠片もない。
ナルド「だらああああああああああああ!!」
火花が散る。
装甲が裂ける。
だが――
ヴァルツァーのナイフは弾かれた。
ルーカス「……へぇ」
静かな感嘆。
その頃には――
セドリックの影が目の前まで迫っていた。
セドリック「――終わりだぁ!!」
チェーンアレイが振り上げられる。
勝利が見えた――はず、だった。
セドリックが振りかぶる。
フェルが息を飲む。
ハンスが拳を握る。
エヴォルが見つめる。
戦況が傾いた。
誰もがそう “見た”。
――だが、その中でただ一人。
ナルドだけは“見えていない”。
彼のスパロディは――すでに頭部を破壊されていた。
メインカメラは暗黒に染まり。
HUDも死んでいる。
――視界は、ゼロ。
暗闇の中。
ただ、機体の軋みと、フレームの震えと、脊椎から響く“嫌な予感”だけが残っていた。
ナルド(……違う)
理屈じゃない。
戦術判断でもない。
ただ――生き残ってきた獣の、本能が叫んだ。
ナルド(今、止まらなきゃ……死ぬのはセドだ!!)
言葉より先に、息が溢れた。
喉が動く。
心臓が破裂しそうに跳ね。
叫びが、勝手にこぼれ落ちる。
ナルド「――ダメだッ!!」
自分でも、何を根拠にと言われたら答えられない。
でも――
絶対に“そう”だと分かってしまった。
ナルド「下がれ!!」
そして――
魂を削るような声が戦場に走る。
ナルド「セドォーーーッ!!」
その一瞬の“迷い”。
ほんの僅かな停止。
――それだけで、結果は変わる。
視界が裂けたのは叫びの直後だった。
切断音。
電撃のショック。
セドリック機の右腕が――
宙に舞った。
ナルドは見ていない。
ただ、通信越しに
誰かの息が止まる音と誰かの希望が砕ける気配だけを――
確かに感じ取っていた。
時間が――止まった。
誰も、すぐに理解できなかった。
セドリックの右腕が飛んだ瞬間――
世界は“静寂”になった。
誰もすぐには理解できない。
「勝ち」を掴んだはずの腕が無い。
チェーンアレイと共に舞う右腕。
ゆっくりと回転しながら、宇宙の闇へ流れていく。
フェルの喉が勝手に震える。
フェル「…………え?」
ハンスは現実拒否の声を漏らす。
ハンス「……は?」
エヴォルでさえ、息を飲むしかなかった。
エヴォル「………!?」
通信が止まる。
“理解不能”が、戦場を凍らせた。
警告が鳴るまで、誰も動けなかった。
《右腕機構、完全喪失》
《サーボ切断》
《推奨――即時離脱》
セドリックの喉が震える。
セドリック「……おい、待て……?」
言葉は言葉にならない。
ただ理解不能が音を失わせる。
ルーカスの声が落ちた。
その声はただ“事実”を宣告する。
ルーカス「直前で気づいたか。やるじゃねぇか」
ルーカス「けどな――“その距離”は俺の間合いだ」
再起動する戦場。
戻る緊張。
帰ってくる“死”。
その言葉と同時に――戦場が“再起動”した。
緊張が爆発する。
息が一斉に戻る。
恐怖が現実の温度で帰ってくる。
セドリックの視界は――警告の赤で埋め尽くされている。
汗が首筋を流れた。
歯を噛み締める。
だが。
まだ、理解が追いつかない。
セドリック(何が……起きた……?俺は、振り下ろしたはずだ。勝ちだって、みんな分かってた。間に合わねぇ距離だった――)
なのに。
セドリック(なんで“こっちの腕”が――ねぇんだよ……!!)
身体の芯が冷える。
震えが走る。
“敗北”じゃない。
“殺されかけた”実感。
セドリック(今の一瞬――“ナルドが叫んでなかったら”俺、死んでいたのか……?)
答えは考える前に体が知っていた。
――YES。
だから喉が締まる。
だから手が震える。
だから声が出ない。
セドリック「…………っっっ!!」
自分でも気づかないほど静かな息。
その呼吸一つが――
生きている証拠だった。
戦場はもう止まらない。
ヴァルツァーの影が揺れる。
鉄の舞踏は――まだ終わっていない。
ルーカスの刀が――ゆっくりと持ち上がる。
その軌道は迷いなんてものはなかった。
獲物の急所を突く線を、すでに完璧に描いている“職人の動き”。
ルーカス「んじゃ……続けようか」
軽く唇が歪む。
それは楽しんでいる笑みじゃない。
ただ――「仕事を再開する」それだけの笑み。
刀先が、セドリックの胸部装甲へ――
――その瞬間。
《公共通信チャンネル――強制割り込み》
『――そこまでだ』
低く、鋭く、空間そのものを止める声。
戦場の全員が、同時に息を止めた。
フェル「……誰だ……?」
ハンス「この通信……!」
セドリックですら、その声に思考を奪われる。
そして――
前方宇宙に“影”が現れた。
ゆっくりと、巨大な質量が星の光を裂き――重装戦艦が視界を覆う。
無骨で、無慈悲で、逃げ場のない“壁”。
その艦名が――
《グレイドラ》
ギャラルホルン
土星圏を監査する“鎖”そのもの。
続けて、通信が落ちる。
『私は――ギャラルホルン土星監査機構隊長』
低く、威圧を乗せた声。
『――バルガ・ナハトファルターだ』
空気が変わる。
戦場の支配者が“個人”から “組織” へと入れ替わる。
確実に殺す刃よりも――理不尽な権力のほうが恐ろしい世界。
『直ちに戦闘を停止せよ』
『全ての武装を解除し』
『投降せよ』
命令ではない。
通告。
拒否を想定していない声音。
ヴァルツァーの刀が――止まる。
数秒。
静寂。
そして、ルーカスは肩で息を吐くように、小さく笑った。
ルーカス「……なるほど」
刃がゆっくりと下がる。
標的から興味が離れ――ただの“仕事対象”から一歩引く。
ルーカス「運がいいな」
セドリック達に向けてまるで軽い世間話みたいに。
ルーカス「――あんたら」
そして少しだけ楽しそうに言う。
ルーカス「けど俺は……仕事は確実に終わらせるぜ?」
背面のXスラスターが展開。
機体が光の弧を描く。
加速――
爆発的推力。
残像だけを残しヴァルツァーは宇宙の闇に溶けて消えた。
狩人は獲物を仕留めず退場。
けれど――「逃がした」わけじゃない。
ただ今日の狩りを終えただけだ。
戦場には――ギャラルホルンの影だけが、重く残る。
そして誰もが理解する。
終わってなどいない。
ここから先は――“もっと面倒くさい現実”だ。
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――戦場を離脱した瞬間。
宇宙はまるで最初から何もなかったように静かだった。
十字の残光だけが一本の線となり、闇を切り裂いていく。
その機体内部――コックピットの椅子に場違いな男が座っていた。
黒いスーツ。
皺ひとつない生地の質感が薄暗いコクピットで鈍く光る。
黒いボルサリーノ帽。
つばが影を落とし、瞳を半分隠している。
軍服でもなく、ノーマルスーツでもない。
“戦場の服”ではない。
本来ここにいるべきではない男が――だというのに、誰よりも似合っていた。
彼は一本、煙草を咥える。
火をつける。
紫煙が静かに揺れ、帽子の影に滲み消えていく。
ルーカス「……っふ、プロを語っておきながら捨て台詞吐いて逃げるたぁ……ダセェな。俺」
軽い声。
まるで職場を後にするサラリーマンみたいな声音で“殺し合いの帰り道”を走っている。
機体が、僅かに軋んだ。
警告音。
X字のスラスター、その一角が不自然に点滅する。
出力が――落ちる。
ルーカスは黒の帽子のつばを指で持ち上げ、片目だけ細めた。
ルーカス「……ほう」
表示パネルに並ぶ負荷表示を見て――くっくっと小さく笑う。
《右上スラスター ユニット機能低下》
原因は分かっている。
さっきの不意打ち。
あの白い閃光。
あのブースター。
そして――あのパイロット。
ルーカス「こいつは……」
煙を吐く。
細く、静かに。
唇が僅かに笑った。
ルーカス「―― “一発入れやがった”わけだ」
落ち着いた声で、淡々と。
けれどそこには確かな愉悦があった。
ルーカス「不意打ちとはいえ、悪くねぇ仕事だ。……あのパイロット。やるじゃねぇか」
――次の瞬間。
機体全体が深く軋む。
フレームに圧が走る。
コクピットを震わせる低い共鳴音。
ルーカス「……っと」
軽く息を吐く。
視界がほんの一瞬、白む。
喉の奥に、鉄の味。
そして――
口元から、赤が一筋滑り落ちた。
血
だが、彼は眉一つ動かさない。
親指で無造作に拭い取る。
その仕草すら“優雅”で、“無駄がない”。
ルーカス「チッ……ちょいと張り切りすぎたか。俺もこいつも、まだ“完璧”じゃねぇらしい」
それでも笑う。
ボルサリーノのつばが揺れ、影がその笑みを隠す。
ほんの少し。
ブースターに乗っていたパイロットの影が脳裏を掠める。
ルーカス「……ああ。“あれ”には、まだなれねぇな」
それは嫉妬ではない。
焦りでもない。
ただ――
職人が、同じ匂いのする奴を見つけた時の笑み。
ルーカスは指で煙草を弾く。
灰がふわりと宙に浮き――
重力のない空間でゆっくり散った。
ルーカス「まあ……いい」
帽子のつばを軽く押さえる。
その姿はまるでショーが終わった舞台役者。
観客へ背を向け、次の劇場へ向かう男。
ルーカス「生きてるなら――“次”がある」
ルーカス「また会おうぜ?フリーゲル」
ルーカス「今回みたいにダサい幕引きは……もう無ぇぞ」
不敵な笑み。
そして――
スラスター最大展開。
十字の光が再び宇宙に刻まれる。
黒いスーツの男を乗せたヴァルツァーは光の軌跡だけを残し――静かに闇へと消えた。
まるで
“夜の街角へ消えていく”かのように。
地獄が終わりまた別の地獄が始まる。
今回は謎の賞金稼ぎルーカス・ファブノーレが駆るMSヴァルツァーについて紹介していこうと思います!
AEB-010《ヴァルツァー》
識別コード:AEB-010
名称:ヴァルツァー(Walzer)
正式名称は不明/未登録
ヴァルツァーは ルーカス本人が名付けた名称
高機動実験型モビルスーツ
開発系統:ゲイレール計画・前段階試験機
現在の所有者:ルーカス・ファブノーレ
開発背景
ギャラルホルンが「次世代主力量産機(後のゲイレール)」を決めるために行ったコンペティション。
AEB-010はその候補の一つとして“徹底的な高性能機”を追求した極端な実験機として開発された。
汎用性 無視
コスト 無視
結果。加速力は他のMSを置き去りにした。
条件次第でのちに誕生するシュヴァルベ・グレイズすら凌駕する加速性能。
しかし――
コスト ゲイレール 約2機分
整備性 劣悪
試験中にフレーム分解事故発生
結論:性能は上澄み。だが“運用不可能”。
結果。計画凍結・封印扱い。
その後、破棄されずにギャラルホルン内部の極秘保管庫に封印。
データ流出防止
将来的な再利用の可能性
そして“処理の面倒さ”
という様々な理由で、長く眠らされていた。
入手経路
AEB-010は盗まれたわけではない。
裏市場に流れたわけでもない。
ギャラルホルン内部の腐敗層との“裏取引”で売られた。
情報屋が存在を掘り当てる
内部人脈へ接触
正規記録を残さない密約で交渉成立
こうして――公的記録上「存在しないまま」ルーカスの機体となる。
ギャラルホルンの腐敗と、封印兵器の闇が象徴された存在。
名前について
正式名称 不明。
入手時には名称データは抹消されており、識別コード《AEB-010》のみ残存。
《ヴァルツァー》
これはルーカス自身がつけた名。
理由はただ一つ。
“
ただしそれは優雅な踊りではなく「殺意と技術で構成された戦場の舞」
外観
細身フレーム
無駄のない機能的デザイン
黒鉄基調の重厚カラー
どこか「戦うためだけに造られた兵器」という無機質さ
背面装備
背面にX字に展開する大型スラスター
収納時:背部に密着
展開時:十字に開き爆発的推力+姿勢制御を発揮
初動加速の中核
戦場に描かれる “Xの光跡” はヴァルツァーの象徴。
性能
瞬発加速:異常値
旋回性能:同時代でも最高峰
操縦難度:凶悪
乗り手を選ぶ機体。
追加改造
左腕部装備 アームガントレット
左前腕から手甲を覆うサイズ
打撃兵器兼・簡易防御兵装
本来は心許ない規模だがルーカスの技量で“武器”として成立
殴る・受ける・弾く 近接補助の要
外付けエイハブ・リアクター
リアスカート部にサブリアクターを増設
メリット
推力・反応速度 劇的上昇
機動力 別次元へ
“踊る怪物”として完成
デメリット
フレーム負荷がさらに悪化(いつ分解してもおかしくない状態となった)
構造疲労早期進行
戦闘中分解リスク上昇
パイロットへのG負荷 → 設計外
武装
主兵装
135mm対物ライフル
高初速・高貫通
頭部&センサー破壊特化
近・中・遠距離全対応 ルーカスの技量により万能兵装化
近接兵装1
コンバットナイフ
軽量・即応
関節・配線集中部狙い
機能破壊用
近接兵装2
爆裂刀
鞘に火薬機構内蔵
トリガーで刀身を爆発的加速を生み出す。
その加速力によってフレームすら切断可能。
“決定打を与える”切り札の刃
戦闘コンセプト
距離は関係ない。
一本の銃で戦場を支配し、残った距離は技量でねじ伏せる。
遠距離 精密射撃で視界を落とす
中距離 一点を撃ち抜き機能を削ぐ
近距離 ライフルすら格闘武器として扱う(または爆裂刀)
組付き時 ガントレット&ナイフ
切り札 爆裂刀による居合切り。
妨害装置なし。
小細工なし。
あるのは技術・覚悟・美学だけ。
戦場での評価
突然現れる
視界が暗転する
何も見えず終わる
パイロット達は恐怖と畏敬を込めて言う。
《ブラックアウト》と
総評
代償を持った高性能機。組織に捨てられた兵器、組織を捨てた男の手で蘇り、今は一人の男の美学の為に戦場を舞う。
以上が現時点でのヴァルツァーの設定です。このMSはお分かりの方もいらっしゃるでしょうがヅダをモチーフに作成しました。本来は一撃離脱を基本に立ちまわっていくMSですがルーカスはそんな常識を打ち抜いてオールラウンダーに対応する技術力を持ち合わせています。
それでは次回もお楽しみに!!