機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ外伝 鉄屑の彼岸   作:ミニトレール

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もうすぐでクリスマス……?もう今年終わんの?嘘だといってよ!バーニィ!!
それでは第六話どうぞ!!



第六話:漂流者たちの契約

傷だらけの宙域を、一つの影がゆっくりと漂っていた。

 

まるで世界から切り離されたような静寂。

 

戦闘で焼け焦げた金属片が、青白い光の中をゆっくりと滑っていく。

 

その中心を進むのは――黒い悪魔、マルファス。

 

両腕には、二機のスパロディのコックピットブロックだけが抱えられていた。

 

外装は剥がれ、配線が露出し、冷却剤が氷の粒となって散っている。

 

ナルド「……なぁ。オレらほんとに、これで生き延びられんのか……?」

 

その声は狭いコックピットにくぐもって響いた。

 

セドリック「黙ってろ。今は推力も足りない。文句言う暇があったら状況分析しろ。……お前の嫌な予感の“発動”は、後で聞く」

 

ナルド「今すでに発動してるんだけど!!?」

 

エヴォル「お前ら集中できねぇだろ。静かにしろって」

 

ナルド「いや!絶対お前がいちばん喋ってる!!」

 

エヴォル「俺はいいの。主役だから」

 

ナルド「…………ウザッ!!」

 

セドリックは深く息をつく。

 

セドリック「……にしても、この宙域は異様に静かだ。燃え残りガスも散って……まるで“誰かが全部吸い取った”みたいだな」

 

ナルド「お前まで不吉なこと言うなよ……」

 

エヴォル「まぁまぁ。どうせ死ぬなら賑やかに行こうぜ?」

 

ナルド「やめろ!縁起でもねぇ!!」

 

だがその時、セドリックの目が細められる。

 

セドリック「……待て。前方に何か映った」

 

エヴォル「何?」

 

セドリックがデータを転送する。

 

そこに――ゆっくりと漂う中型貨物船の影が映し出された。

 

焦げ跡。

 

歪んだ外装。

 

だが生きている。

 

ナルド「……船……?こんな場所に?」

 

セドリック「漂流じゃない。微弱だがスラスターを使ってる。つまり“誰かが乗ってる”」

 

エヴォルは軽く鼻で笑う。

 

エヴォル「こんな辺境で生きてる奴がいるとはな……おい、誰だよ。俺たちに“カモ”置いてってくれたのは」

 

ナルド「言い方ァ!!」

 

貨物船に近づくほど、外装の損壊がはっきりと見えてきた。

 

セドリック「……撃たれてるな。海賊の弾痕……いや、もっと大きい。ヘヴィウェポンの跡だ」

 

ナルド「え、なに……どんだけヤバい連中から逃げてきたの……?」

 

エヴォル「でも俺ら、今めっちゃ困ってんだよな。燃料なし。食料なし。酸素ギリ。つまり――」

 

ナルド「助けてもらうしかねぇってことか」

 

エヴォル「そういうこと」

 

セドリック「……行くぞ。慎重にな」

 

マルファスが静かに姿勢を変え、貨物船のブリッジへと滑るように近づいていく。

 

ナルド「おいエヴォル、どう見ても“慎重”じゃねぇ!!」

 

エヴォル「近づくのに慎重さはいらねぇよ。怖がらせちまえばそれでいいんだ」

 

ナルド「それ慎重の真逆!!!」

 

貨物船のブリッジはパニック状態だった。

 

操舵手《な、なんだあれ!?黒い……MS!?》

 

副長《武装してる!!こっちを見て――銃向けてきたぞ!!》

 

エヴォル「やぁやぁごきげんよう!黒い悪魔の訪問でーす。ブリッジの皆さん、聞こえてるー?」

 

船長《ひ、ひぃっ!!な、なんなんだお前は!!》

 

エヴォルは笑いながら、マルファスのショートライフルをブリッジの強化ガラスへ“コツン”と押し当てた。

 

エヴォル「落ち着けよ。撃つ気は――たぶん――ないって」

 

セドリック「その“たぶん”やめろと言ってるんだが」

 

ナルド「絶対ニヤついてるよな今!?なぁセド!」

 

エヴォル「気のせい気のせい。でさ船長さん?そん中に入れてほしいんだわ?もし敵意あるならどうぞご自由に撃って?ただ――」

 

銃口がゆっくり角度を変えた。

 

エヴォル「撃つ前に“宣言”してくれよ?俺が反撃しやすいから」

 

船長《な、なんでそんな楽しそうに脅すんだ……!?》

 

エヴォル「だって今すげぇ気分いいんだよ俺」

 

ナルド「……それが一番怖いんだよ」

 

船長《わ…わかったから撃つな!開けるから!》

 

貨物船のハッチがゆっくりと開き、内部灯が薄く漏れた。

 

その直前――

 

コックピットブロックをマルファスがそっと降ろした瞬間、三人の声が交錯した。

 

セドリック「……よし、気圧は安定。空間も生きてるな。ナルド、ヘルメット閉めろ。向こうの船に乗り込むぞ。」

 

ナルド「わ、わかってるけどさ……お前、落ち着きすぎじゃね?これ、絶対罠とか……ヤバいやつあるだろ……?」

 

エヴォル「お前の“死ぬ直感”はだいたい当たるから余計タチ悪いんだよな」

 

ナルド「なぁぁぁ!!言うなそれ!!余計怖くなるだろ!!」

 

エヴォルは笑いながらも、マルファスの銃口を船へ向けていた。

 

エヴォル「でもまぁ、罠でもなんでも来いよ。どうせ俺らには後がねぇ。だったら“前にある危険”に突っ込んだ方がマシだろ?」

 

ナルド「前向きすぎて逆に怖いわ……」

 

セドリック「……どちらにせよ、選択肢は一つだ。ここで止まったら酸素が切れる。

 なら、乗り込むしかない」

 

ナルド「お前ら二人さぁ……覚悟固まるの早くね?俺まだ一ミリも固まってねぇんだけど……?」

 

エヴォル「固めなくていいよ。どうせ俺とセドが勝手に進むから、ナルドは後ろでビビってろ」

 

ナルド「おい!!!」

 

セドリック「じゃあ行くぞ。俺が先頭。ナルドは真ん中。エヴォルは外で待機だ」

 

エヴォル「はぁ?俺だけ外?なんで?」

 

セドリック「お前を中に入れたら絶対問題が増える」

 

ナルド「わかる。めっちゃわかる」

 

エヴォル「お前ら俺を何だと思ってんの?」

 

セドリック・ナルド「「厄介者」」

 

エヴォル「ひでぇ!!」

 

だがエヴォルはすぐに気を取り直し、

 

エヴォル「ま、いいけどな。俺はマルファス動かせるし外にいた方が絵になるし」

 

ナルド「絵とか言ってる場合かよ……」

 

エヴォルは通信回線を船へ向けて開く。

 

エヴォル「よーし船長さーん!これからうちのセドとナルドがそっち行くからさ。くれぐれも変な真似すんなよ?もし攻撃したら――」

 

銃口をブリッジガラスへコツン、と再び押し当てる。

 

エヴォル「ガラスごと貫通して、ブリッジ内を“サクッと掃除”する羽目になるからさ」

 

船長《なななななっ……!?!?》

 

副長《やめてくれ!!ほんとにやめろ!!》

 

エヴォル「大丈夫だって。俺、これでも優しい方なんだぞ?」

 

ナルド(小声)「……お前の優しさは一般基準じゃねぇんだよ……」

 

セドリック(小声)「同感だ。だが……エヴォルの圧があった方が交渉は楽だ」

 

ナルド「それは……まぁ、そうだけどよ……」

 

セドリック「行くぞ。心配するな。何があっても、俺が対応する」

 

ナルド「……お前がそう言うと少し安心するわ」

 

エヴォル「おーい、二人とも。生きて戻ってこいよ?俺ひとりぼっちは嫌だしさ」

 

セドリック「安心しろ、簡単には死なない」

 

ナルド「お前が言っても全然安心できねぇ……!」

 

貨物船のハッチ前。

 

異様に静かだ。

 

船の内部から、低い振動のようなものが僅かに伝わる。

 

ナルド「……なぁセド……。オレの嫌な予感、今けっこう強めなんだけど……」

 

セドリック「言うな。聞きたくない」

 

ナルド「俺も聞きたくねぇよ!!」

 

エヴォル(通信)「ほら、早く行けって。大丈夫。もし敵意を感じたら――」

 

銃口がブリッジに軽く食い込むほど押し当てられた。

 

エヴォル「俺が全部吹き飛ばすから」

 

ナルド「それ俺らも巻き込まれんだぞ!!」

 

セドリック「よし、行くぞ。――開ける」

 

ハッチがゆっくりと、内部の光を吐き出しながら開いた。

 

二人は息を呑む。

 

エヴォルの声が続く。

 

エヴォル「いってらっしゃい。……あ、帰り道に敵いたら言えよ。まとめて撃つから」

 

ナルド「最後の一言マジでいらねぇぇぇ!!!」

 

こうして三人の新たな“扉”が、静かに開いた。

 

 

 

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ハッチが開き、空気が落ち着いた。

 

セドリック「よし、行くぞナルド」

 

ナルド「えぇぇ……本気で……?」

 

エヴォル(通信)「安心しろよ。俺はずっとブリッジに銃向けてるから。もし変なのいたら“ブリッジごと”片付ける」

 

船長《や、やめてくれ!!》

 

エヴォル「冗談だろ。……多分」

 

副長《嘘だ!!ぜってぇ冗談じゃねぇ声だ!!》

 

ナルド「なぁセド……正直オレら海賊より怖いことしてね?」

 

セドリック「否定は……できないな」

 

ブリッジに通されたセドリックとナルド。

 

そこには疲れた顔の船員たちがずらりと並び両手を挙げて固まっていたが、船長は腕を組んで待ち構えていた。

 

船長「……で、お前らは何者だ? あの黒いMS……どう見ても海賊側の機体じゃないだろう」

 

セドリック「単刀直入に言おう。俺たちをクルーとして雇ってほしい。その代わり、航行中の護衛を引き受ける」

 

船長の眉が大きく跳ねた。

 

船長「……はぁ? 雇え? 見ず知らずの若造三人をか?」

 

副長「そもそもだな!お前たちが海賊じゃないという証拠は!?今だってブリッジに銃を突きつけて――」

 

ナルド「いやそれはエヴォルが勝手に……!」

 

セドリック「黙れナルド」

 

だが船長の視線は険しいままだ。

 

船長「悪いが……信用できん。“護衛してやるから雇え”なんて言い草……まるで脅迫だろう」

 

副長「我々だって仲間を何人も失ったんだ!若いからといって侮らん! 簡単に騙される気は――」

 

セドリック「違う。状況を理解しろ。俺たちは――」

 

副長がかぶせるように怒鳴った。

 

副長「うるさいッ!話は船の規律に従ってもらう!正体不明者は拘束して――」

 

ナルド「ちょっ!?拘束!?いやいや話聞いてないじゃん!!」

 

セドリックは歯を噛みしめた。

 

このままでは交渉にならない。

 

が――

 

副長がさらに一歩踏み込んだその瞬間だった。

 

ブリッジ外壁で、“ゴン”と重い音が響く

 

全員が凍りつく。

 

ブリッジの巨大窓越しに、黒い巨体――マルファスがゆっくり顔を覗かせた。

 

ツインアイが淡く明滅する。

 

そして。

 

マルファスの右腕が、ブリッジ窓にゆっくり銃口を“押し付ける”。

 

エヴォル(通信)「おーい、セドー?なんかさっきから騒がしいけど……大丈夫か?」

 

セドリック「問題ない。今解決する」

 

副長「ッッ!!? な、なにをする気だ!!?」

 

エヴォル「いや俺は何もしてねぇよ。ただ……もしセドたちに変な真似したら、反射的に引き金が動くかもしれねぇな~って思っただけだよ?」

 

副長「っっ……!!そんな“冗談”言うな!!」

 

エヴォル「冗談じゃねぇよ。俺、友達が傷つけられるの嫌いなんだよ」

 

静かな声だった。

 

しかしその“静けさ”が、船員全員の背筋を凍らせる。

 

船長の喉が、ごくりと鳴った。

 

船長「……わかった。そこまで言うのなら……交渉に応じよう」

 

セドリック「話が早いな」

 

船長「いや……遅かったかもしれん。あの化け物を敵に回す方が危険と、今理解した」

 

エヴォル「化け物はひどくない?」

 

ナルド「いや合ってるよエヴォル……」

 

船長は肩を落とし、深く息を吐く。

 

船長「条件を聞こう。三人を雇う代わりに、我々の航行を守る……だったな?」

 

セドリック「ああ。住む場所、最低限の食料、作業の割り振り。それができるなら、俺たちは働く」

 

副長「……あんたたち、いったい何者なんだ?海賊の“脱走者”か?」

 

ナルド「まぁそんな感じだな……」

 

セドリック「だが今は関係ない。互いの利益が一致してるうちは、問題は起きない」

 

船長はしばらく沈黙した後、小さくうなずいた。

 

船長「……よし。雇用を認める。ただし、船の規律には従ってもらうぞ?」

 

セドリック「もちろん」

 

エヴォル(通信)「よっしゃ!!これで寝床と飯が確保されたな!!」

 

ナルド「お前の基準そこなんだ……」

 

副長「……頼む。もう銃口をどけてくれ……心臓がもたん……」

 

エヴォル「おっと悪ぃ悪ぃ。じゃ、仲良くやろうぜ?俺らこれでも善良な旅人だからよ」

 

誰も突っ込まなかった。

 

突っ込む余裕がなかった。

 

マルファスの銃口が離れた瞬間、ブリッジの空気がどっと緩む。

 

船長「……歓迎するよ。頼もしい護衛をな」

 

セドリック「こちらこそ」

 

ナルド「ま、よろしく……な」

 

三人は新たな“居場所”を手に入れた。

 

船の奥へ案内される途中。

 

ナルド「……セド。なんか聞こえねぇ?」

 

セドリック「……聞こえるな。金属が擦れる……いや、押されているような音だ」

 

鍵のかかった積荷区画。

 

警告の多さは異常だった。

 

《封鎖区域C》

 

《ギャラルホルン査察時は厳重管理》

 

セドリック「どうやらただの商船じゃなさそうだな」

 

ナルド「やっぱヤベぇじゃねぇか……!」

 

セドリック「今は触るな。雇われたばかりだ。深入りは後でいい」

 

エヴォル(通信)「おーい、お前ら陰気な話してねぇだろうな?」

 

ナルド「してねぇ!!なんもしてねぇ!!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

休憩室の自動扉が開くと、照明の柔らかい光と、人工空気のわずかな温さが三人を迎えた。

 

セドリック「……広いな。当面はここで寝泊まりできる。最低限の生活は整いそうだ」

 

ナルドはベッドにばたんと倒れ込む。

 

ナルド「ベッド……柔らかい……!布団の匂いがする……!生き返る……!」

 

エヴォルは部屋を一周見渡し、小さく鼻で笑った。

 

エヴォル「へぇ……悪くねぇじゃん。マルファスは格納庫で休ませてるし……もう寝るわ」

 

ナルド「え?MSと寝ないのかよ?」

 

エヴォル「寝るかバカ、俺は人間だぞ。ただ……なんかMSの“近く”は落ち着くってだけだ」

 

セドリックがその言葉に反応し、ちらりとエヴォルを見る。

 

だが、何も言わずに工具箱を開いた。

 

セドリック「……必要以上に触るなよ。お前の神経、まだ休まってないはずだ」

 

エヴォル「大丈夫だって。さっきの戦いの疲れも、もう抜けてきたし」

 

ナルド「それおかしいんだよ……!普通あんな戦いしたら三日は寝込むって!」

 

エヴォルは笑う。

 

エヴォル「三日も寝てたら殺されてるわ。ほら、部屋手に入ったんだし……ちょっとは前向きになれよ」

 

セドリックは静かに端末を操作する。

 

セドリック「……まぁ、確かに。“居場所”があるのは悪くない」

 

ナルド「うん……生きててよかったって……ちょっと思えたわ」

 

エヴォル「だろ?俺ら……今日からクルーなんだよ。海賊じゃなく、“仕事のある人間”」

 

セドリック「……その言い方は少し大げさだが……まぁ、間違ってはいないな」

 

エヴォル「だろ?だからさ――今日は安心して寝ようぜ。……俺ら、やっと“明日のある場所”に来たんだからよ」

 

言いながらエヴォル自身が、ようやく肩の力を抜いていた。

 

三人で同じ部屋にいるだけで、久しぶりに“子ども”の空気が戻っていた。

 

ナルド「……なぁ、エヴォル。さっきはほんとに……無茶すぎだろ。マジで死ぬかと思ったからな?」

 

エヴォルはポリポリと頭を掻く。

 

エヴォル「……悪かったよ。でも、あの時は……やるしかなかったんだ」

 

セドリック「……今は休もう。戦闘も、逃走も、交渉も……全部終わった」

 

エヴォル「ああ。ありがとな、二人とも」

 

静かな沈黙が降りる。

 

三人とも、胸の奥にある“空白”をようやく休ませ始めていた。

 

だが――

 

その安堵に混じって、ほんのわずかな“不安”が残っている。

 

セドリックは壁にもたれながら、エヴォルの横顔を見る。

 

セドリック(……さっきの戦い方……あれはやっぱり、ただの疲労じゃない)

 

ナルドも扉越しに、マルファスが停められている方向をじっと見た。

 

ナルド(……なんか……いやな感じがするんだよな……あの黒いやつ……まだ何か隠してるみたいで……)

 

だが口には出さない。

 

今だけは、三人とも少し眠りたかった。

 

エヴォル「……よし。明日どうするかは、明日考えよーぜ。ほら、寝ろ寝ろ。ナルド、ベッド独占すんなよ」

 

ナルド「うるせぇ!今日はオレが一番働いたんだからな!」

 

セドリック「はいはい。お前ら喧嘩するな」

 

そして三人は、新しい寝床で初めての休息を迎える。

 

薄暗い照明の下、貨物船は静かに航路を進む。

 

その奥――

 

“封鎖区画C”の扉の向こうから、どこかで小さな金属音が響いた。

 

まだ三人は、その正体を知らない。




一難去ってまた一難……?
今回は三人の主人公の内の三人目ナルド・ヴェインを紹介していこうと思います。

キャラクター紹介③ナルド・ヴェイン

【基本情報】
フルネーム:ナルド・ヴェイン(Nardo Vein)
年齢:17歳
性別:男性
立場:ヒューマンデブリ
分類:直感型/臆病だが芯が最強の少年
現搭乗機:スパロディ(軽量型・直感操縦特化)

【外見・雰囲気】
明るい茶髪
やや小柄
どこか怯えた表情が抜けない
汗をかきやすい体質

【第一印象】
気弱で頼りなさそうな少年。
だが、危険が近づいた瞬間だけ、目の色が変わる。

【性格】
基本的にビビり
感情が表に出やすい
情に厚く、仲間思い
責任感が芽生えると一気に覚悟が決まる
追い詰められるほど“逃げ道”を正確に選ぶ
自分を過小評価しがち

【極限時の特徴】
無駄口が増える
呼吸が荒くなる
視線がせわしなく動く
恐怖が“行動量”に変換される

【過去】:家族と裏切られた日常
火星圏の小規模採掘コロニー生まれ
両親と平凡な生活を送っていた
父親のギャンブル癖により多額の借金
借金返済のため、海賊と繋がる業者に売却される
両親に別れを告げる間もなく連れ去られた
10歳でヒューマンデブリ化
その瞬間、胸の奥に刻まれた感覚:「ここから先は……死ぬ場所だ」
この“直感”が、後の能力の原点となる。

【阿頼耶識】
10歳で強制的に海賊式阿頼耶識手術
死が近づくと身体が先に反応する
阿頼耶識の影響で視界の端のノイズ、動悸、耳鳴り、背中をなぞるような冷感などで死や危機へのセンサーが敏感になった
本人は“嫌な予感”程度にしか認識していない
実際には非常に高精度な危険察知能力

【周囲からの評価】

セドリック「……こいつの直感は、統計より信用できる時がある」

エヴォル「ナルドがビビった時は、マジでヤバい」

【能力・戦闘スタイル】
反射的回避能力が異常に高い
被弾率が低い
逃走・回避・生存行動に特化
奇襲・陽動・撹乱が得意
恐怖心が判断を鈍らせない稀有なタイプ

【特徴】
自分から突っ込むことは少ない
だが「仲間が危険」な瞬間には躊躇しない
最後に踏み込む役

【学習・生活面】
読み書きはセドリックから学んでいる
真面目に話を聞いている
計算は苦手
褒められるとすぐ顔に出る
学ぶことで「未来が続いている」と実感するタイプ

ナルド「……ちゃんと字が読めるって、生きてる感じするわ……」

【夢・願い】
歳を取りたい、大人になってみたい、三人で生き残りたい、自分の人生を自分で選びたい
→ 派手さはないが、最も“人間らしい夢”を持つ存在

【仲間との関係】
エヴォル・ヴァレンティ
恐れもあるが強い信頼
守られたいし、守りたい存在
エヴォルの異変には誰よりも敏感
「エヴォルが死ぬのだけは嫌だ」と本気で思っている

セドリック・フェザーズ
絶対的な安心感
兄のような存在
怒られるとすぐしょんぼりしてしまう
セドリックの言葉を疑わない

【三人の中での役割】
感覚(エヴォル)
知性(セドリック)
直感(ナルド)
ナルドは「死の匂いを嗅ぎ分けるセンサー」であり、三人の生存率を底上げしている存在。

【キャラクター総評】
ナルド・ヴェインは、臆病で、傷つきやすく、それでも必ず立ち上がる少年。
彼の恐怖は弱さではない。“生きたい”という意思が強すぎる証拠。
そして三人の中で、最も「普通の人生」に近い夢を持つ存在。

以上がナルドの設定となっております。彼はニュータイプの能力をイメージして作りました。
そして鉄血のオルフェンズの世界では珍しい臆病な性格がいたら面白いなと思いビビりな性格にしました。
それでは次回もお楽しみに!
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