機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ外伝 鉄屑の彼岸   作:ミニトレール

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休日に私初めて自転車で往復100kmをサイクリングしたんですけど足が筋肉痛みたいになって死にかけましたね・・・上り坂しんどすぎ・・・
それでは本編どうぞ!!


第九話:それぞれの役割

通気口の縁から、先にエヴォルが身を滑らせた。

 

金属のフレームに肘を引っかけ、無音で床に着地する。

 

――ドン。

 

ほとんど音は出ていない。

 

続いて、ガルが降りてくる。

 

着地の姿勢がいい。

 

膝の吸収が自然で、無駄がない。

 

エヴォル(……やっぱり慣れてんな)

 

通気口の出口は、格納庫ブロックからおよそ三百メートルほど離れた中継通路だった。

 

ここは船の腹側。

 

普段は使われない補助動線。

 

人の気配が薄い。

 

エヴォルは手振りで「走るぞ」と示す。

 

二人は声を立てずに走り出した。

 

通路灯が、一定間隔で流れていく。

 

船体が遠くで揺れる。

 

――砲撃。

 

ガルが息を乱さずに口を開いた。

 

走りながらも、半歩だけ後ろを保ったまま。

 

ガル「なあ……さっきから聞きそびれてたんだけどさ」

 

エヴォル「何だよ」

 

その短い返事に、ガルは一瞬だけ肩を強張らせる。

 

――怒らせてはいけない。

 

そういう反射が、まだ体に染みついていた。

 

ガル「……あんた、俺たちを檻から出しただろ」

 

ガルは言葉を選ぶ。

 

感謝を言うべきか。

 

それとも、黙って従うべきか。

 

ヒューマンデブリなら立場は一番下だ

 

この世界に、そう教え込まれてきた。

 

ガル「……名前、聞いてもいいか?」

 

それは決して対等な質問じゃない。

 

“これから従う相手”を確かめるための問いだった。

 

エヴォルは走りながら答える。

 

エヴォル「エヴォルだ」

 

エヴォル「エヴォル・ヴァレンティ」

 

その名を聞いた瞬間、ガルの胸に馴染んだ感覚が浮かぶ。

 

(……この人が、次の“上”か)

 

命令する側。

 

決める側。

 

逆らえない存在。

 

だから――

 

ガル「わかりました……ヴァレンティさん」

 

無意識だった。

 

敬語も、距離も、癖のように口から出た。

 

次の瞬間。

 

エヴォルが走りながら眉をひそめる。

 

エヴォル「やめろ」

 

ガル「……え?」

 

叱責が来ると思った。

 

呼び方が悪かったのか、勝手に名前を呼んだからか。

 

だが、続いた言葉は違った。

 

エヴォル「敬語だ。戦場で距離できちまうだろ?」

 

ガルは言葉を失う。

 

(……距離?)

 

怒られたわけじゃない。

 

上下を正されたわけでもない。

 

“並べ”と言われた。

 

ガル「……でも、俺は……」

 

言いかけて、止まる。

 

「デブリだから」という言葉が、喉に引っかかった。

 

エヴォルは前を向いたまま、短く言う。

 

エヴォル「俺たちは同じだ。生き残る側だろ?」

 

その一言で、ガルの中の“前提”がきしんだ。

 

(……この人)

 

(本当に俺たちを、下に見ていない……?)

 

一瞬の迷い。

 

だが、ガルはゆっくり息を吐き口の端を上げた。

 

ガル「……悪い。エヴォル」

 

名前を、呼び捨てで。

 

エヴォル「それでいい」

 

短い肯定。

 

それだけで、ガルの胸の奥で、何かがほどけた。

 

まだ怖い。

 

まだ疑っている。

 

それでも――

 

(……この人なら)

 

(“デブリ”じゃなく、“人”として扱うかもしれない)

 

ガルは半歩後ろではなく、同じ速度で、その背中を追い始めた。

 

二人の足音が、再び揃う。

 

少し走ったところで、ガルが横目でエヴォルを見る。

 

ガル「……もう一つ、聞いていいか」

 

エヴォル「今ならな」

 

ガル「なんで、この船にいた?」

 

エヴォル「……?」

 

ガル「いや……あんた、俺たちと同じ“商品枠”には見えなかった」

 

走りながら、エヴォルは短く鼻で笑う。

 

エヴォル「成り行きだよ」

 

そして、必要な部分だけを切り取る。

 

エヴォル「海賊から逃げて、MSで一山越えて、この船に拾われた」

 

ガル「……で、檻行き?」

 

エヴォル「どうやら、気に入られすぎちまったみたいだ」

 

一瞬の沈黙。

 

ガル「……なるほどな」

 

納得した声だった。

 

それ以上、掘り下げない。

 

そこが、ガル・ハインツという男の勘の良さだった。

 

角を曲がった、その瞬間。

 

足音。

 

近い。

 

エヴォルは即座に、ガルの腕を掴んで引き寄せた。

 

壁に張り付く。

 

二人のクルーが、通路の反対側から歩いてくる。

 

クルー「……警報、増えてきたな」 「なんでギャラルホルンにバレちまったんだ…」

 

エヴォルはガルに目配せする。

 

――俺が行く。

 

一瞬。

 

エヴォルが前に出た。

 

一人目の背後。

 

肘を喉に入れ、身体を支えたまま、静かに落とす。

 

――ドサ。

 

エヴォル「っし」

 

その直後。

 

鈍い音。

 

エヴォルが振り返ると、もう一人のクルーが床に転がっていた。

 

ガルが拳を引いている。

 

エヴォル「……ガル」

 

ガル「大丈夫だ。気絶してる」

 

一瞬の沈黙。

 

エヴォルは、ガルを見た。

 

エヴォル「……やるねぇ」

 

ガル「前にも、こういう仕事させられてたんでね」

 

短い言葉。

 

だが、そこに余計な感情はなかった。

 

エヴォルは少しだけ口角を上げる。

 

エヴォル「援護役にしとくには、もったいねぇな」

 

ガル「褒めてんのか?」

 

エヴォル「最高にな」

 

二人は再び走り出す。

 

前方に、大型隔壁が見えてきた。

 

黄色と黒の警戒色。

 

来客用格納庫。

 

その奥に――

 

エヴォルの視線が、自然と鋭くなる。

 

エヴォル「……あそこだ」

 

ガル「MSの?」

 

エヴォル「ああ」

 

一拍。

 

エヴォル「俺の相棒が、檻に入ってる」

 

隔壁の端末が見える。

 

認証待ち。

 

その向こうに、ガンダム・マルファスが待っている。

 

売却用に整えられた、“商品”としての姿で。

 

エヴォル「……迎えに行くぞ」

 

ガル「ああ」

 

二人は格納庫の影へと溶け込んだ。

 

格納庫内部

 

天井は高く、整備用アームと照明が規則正しく並ぶ。

 

その中心に――

 

黒いフレームが、鎮座している。

 

ガンダム・マルファス。

 

固定具に拘束され、外装は磨かれ、ケーブルは整然と束ねられ、まるで展示品のように整えられていた。

 

エヴォルは息を吐く。

 

エヴォル(……売る気満々だな)

 

そのとき。

 

マルファスの足元、整備端末を操作している人影があった。

 

航海士服。

 

見慣れた背中。

 

ルカ・グレイだ。

 

ガルが反射的に身を低くする。

 

ガル「一人だ……やるか?」

 

その視線の先――

 

ルカの背中に向けて、踏み込む気配。

 

だが。

 

エヴォルは即座に腕を伸ばし、ガルの肩を掴んだ。

 

エヴォル「待て」

 

小さく、だがはっきりと。

 

ガル「……っ」

 

エヴォルは、を隠すこともせず、一歩、前に出た。

 

そして、声を張る。

 

エヴォル「――ルカ!」

 

一瞬。

 

操作音が止まる。

 

ルカは振り向き、その顔に、驚きと――

 

そして、笑みを浮かべた。

 

ルカ「……来たか、エヴォル!」

 

端末を放り出し軽く手を振る。

 

ルカ「ちょうど今、セッティングが終わったとこだぞ!」

 

エヴォル「……相変わらず、タイミングいいな」

 

ルカ「だろ?」

 

ルカは近づきながらどこか誇らしげに言った。

 

ルカ「お前なら脱出できると思ってたぜ」

 

そう言って、近くのラックから一式を取り出す。

 

ノーマルスーツ。

 

エヴォルのサイズに、ほぼ合っている。

 

ルカ「ほら。着ろ。このままじゃ、外に出た瞬間に死ぬ」

 

エヴォル「助かる」

 

迷いなく受け取り、その場で装着を始める。

 

装甲を外し、スーツに腕を通す。

 

その様子を見ながら、ルカの視線が後ろに立つ少年へ向いた。

 

ルカ「……で」

 

顎で示す。

 

ルカ「そっちのは?」

 

エヴォル「檻の中にいた一人だ」

 

一拍

 

エヴォル「戦う気があるらしい」

 

ガルは一歩前に出た。

 

ガル「……俺も、MSに乗れます」

 

その声は強がりではなかった。

 

エヴォル「この奥に商売用のスパロディがあるはずだ。それを使わせてくれねぇか?」

 

ルカは一瞬だけ目を細めた。

 

ルカ「……話は早いな」

 

だが、すぐに首を振る。

 

ルカ「悪いがな。俺が手を回せるのは、この格納庫までだ」

 

エヴォル「奥は?」

 

ルカ「別のクルーが今管理してる。今頃、警報でピリピリしてる頃だ」

 

ガル「……じゃあ……」

 

エヴォルがルカを見る。

 

エヴォル「何とかならねぇか」

 

ルカは少し黙った。

 

格納庫の天井を仰ぎ、マルファスを見上げ、そして、ため息。

 

ルカ「……かなり、強硬な手段になるが」

 

エヴォル「上等だ。だろ?」

 

ガル「ああ。やらせてください」

 

ルカは口角を上げた。

 

ルカ「――いい覚悟だ」

 

そして、声を落とす。

 

ルカ「作戦はこうだ」

 

ルカ「奥の格納庫は、“商品MSの最終チェック”って名目で、人が二人しかいない」

 

ガル「……少ない」

 

ルカ「だが、監視カメラがある」

 

一拍。

 

ルカ「だから――俺がトラブルを起こす」

 

エヴォル「……おい」

 

ルカ「心配すんな。“事故”は、俺の十八番だ」

 

にやり、と笑う。

 

ルカ「電力ラインを一瞬だけ落とす。カメラは再起動に三十秒かかる」

 

ガル「その間に?」

 

ルカ「お前が走る」

 

ガル「……俺が?」

 

ルカ「MSを起動できるのは、お前だけだろ?」

 

エヴォルを見る。

 

ルカ「エヴォルには――もう相棒がいるだろ?」

 

エヴォルは、マルファスを見上げた。

 

エヴォル「……ああ」

 

数分後。

 

照明が一瞬――落ちた。

 

警報音が、格納庫に響く。

 

《電力系統異常》

 

ルカの声が、インカム越しに飛ぶ。

 

ルカ『今だ!!』

 

ガルは、迷わなかった。

 

走る。

 

奥の格納庫へ。

 

同時に――

 

エヴォルはマルファスのコックピットへ跳び上がる。

 

装甲が開く。

 

いつもの匂い。

 

いつもの闇。

 

エヴォル「……待たせたな」

 

阿頼耶識が接続される。

 

世界が切り替わる。

 

《SYSTEM ONLINE》

 

遠くで――

 

別の起動音

 

ガルが乗るスパロディが、目を覚ました。

 

二つのMSが、同時に息を吹き返す。

 

ルカは管制席からそれを見上げ、

 

小さく、呟いた。

 

ルカ「……やっぱり、賭けに出て正解だったな」

 

格納庫に新しい戦いの鼓動が響き始めていた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エヴォルとガルが、影の向こうへ消える。

 

金属の縁に一瞬だけ光が走り、次の瞬間には二人の姿は完全に見えなくなった。

 

その背中を最後まで見送ってから、セドリックは静かに息を吐いた。

 

胸の奥に残るのは、焦りではない。

 

決断を下したあとの、奇妙な静けさだった。

 

セドリック「……行くぞ」

 

短く、端的な一言。

 

ナルドは即座に頷く。

 

ナルド「了解。こっちは“逃げ道”じゃなく、“取り返す側”だな」

 

言葉にした瞬間それが冗談でも勢いでもないと、自分自身に言い聞かせているようだった。

 

背後には、解放されたデブリたち。

 

十九人。

 

年齢も、体格も、着ている服の色も、刻まれた傷の場所も違う。

 

だが共通しているのは――

 

この船で、番号と値段を付けられていたという事実。

 

セドリックはゆっくりと振り返る。

 

彼らの視線が一斉に集まった。

 

逃げ場を探す目。

 

判断を委ねる目。

 

まだ迷いを捨てきれない目。

 

セドリックは声を張らない。

 

低く、だが確実に届く声で告げる。

 

セドリック「俺とナルドが前に出る。君たちは後方を固めろ」

 

言葉を選ぶ。

 

命令ではなく、選択として伝えるために。

 

セドリック「戦えとは言わない。だが――もう“檻に戻る”選択肢はない」

 

その言葉に何人かが、無意識に背後を振り返った。

 

もう、戻る檻はない。

 

それを理解した瞬間だった。

 

ナルドが一歩前に出る。

 

ナルド「怖くなったら、俺の背中だけ見て走れ。数がいるってのはな――それだけで武器だ」

 

少しだけ、歯を見せて笑う。

 

ナルド「一人じゃ無理でも、この人数いりゃ道はこじ開けられる」

 

十九の視線が、ゆっくりと前を向いた。

 

その瞬間――

 

船内放送が、ノイズ混じりに割り込む。

 

《警告。未承認MS起動を確認》

 

《格納庫内、非常事態――》

 

金属的な女声。

 

無機質な言葉。

 

だが、その内容は明確だった。

 

ナルド「……あっちも、おっ始めたみたいだな」

 

セドリック「予定通りだ。今は、船内が一番混乱している」

 

警戒が戦闘に変わる瞬間。

 

その隙間を、突く。

 

――通信室前。

 

警備は一人。

 

だが、その一人はまさか“二十一人”が来るとは思っていない。

 

ナルドが合図を出す前に、セドリックが動いた。

 

背後から、腕を絡め、口を塞ぎ、床へ引き倒す。

 

体重を預ける角度。

 

呼吸を止める時間。

 

衝撃音は、ほとんど出なかった。

 

ナルド「……静かすぎて、逆に怖ぇな」

 

セドリック「ここは“船の目”だ。最優先で押さえる」

 

通信室の中。

 

通信士が、目を見開く。

 

通信士「ひっ……」

 

セドリックは、銃を向けない。

 

視線だけで、逃げ場を塞ぐ。

 

セドリック「航路データ。現在位置。積荷リスト。全部、こちらに転送しろ」

 

通信士「……人質は……?」

 

ナルドが、肩越しに答える。

 

ナルド「いねぇよ。お前らの“商品”ならもう全員こっち側だ」

 

その一言で、通信士の肩が目に見えて落ちた。

 

数十秒後。

 

端末に、転送完了の表示。

 

セドリック「よし。この船はもう外と嘘がつけない」

 

即座に判断を切り替える。

 

セドリック「次は武器庫だ」

 

ナルド「だよな。素手の人数だけじゃ、流石にブリッジは無理だ」

 

二十一人が、音を立てずに動き出す。

 

廊下。

 

曲がり角。

 

――クルー三名。

 

互いに、同時に気づいた。

 

クルーA「なっ……!」

 

その瞬間――

 

ナルド「止まるな!!一気に詰めろ!!」

 

怒鳴り声と同時に空気が一気に張り詰める。

 

デブリたちが、反射的に前へ出た。

 

押す。

 

掴む。

 

体当たり。

 

数の暴力。

 

だが――

 

クルーの一人が、半ば反射で銃を構えた。

 

銃口が、最前列の少女に向く。

 

その刹那。

 

セドリックが、迷わず引き金を引いた。

 

乾いた音。

 

パンッ!!

 

銃声が廊下を貫く。

 

弾丸はクルーの肩を貫き、壁に叩きつけられる。

 

火花。

 

衝撃でクルーの体が弾かれ、銃が床を滑った。

 

一瞬の静止。

 

誰もがその音の“意味”を理解する。

 

――撃った。

 

――セドリックが。

 

ナルド「……っ!」

 

だが止まらない。

 

ナルドが体当たりで相手を押し倒し、別のデブリが背後から腕を絡める。

 

残る二人も、人数に飲まれて床へ引きずり倒された。

 

数秒後。

 

三人、床に伏せる。

 

廊下に残るのは荒い呼吸と、硝煙の匂い。

 

セドリックはまだ銃を下ろしていなかった。

 

視線を落とし、自分の手を見る。

 

震えてはいない。

 

だが――

 

確かに重さは残っていた。

 

ナルド「……一発、使っちまったな」

 

責める声ではない。

 

事実の確認。

 

セドリック「……ああ」

 

短く。

 

セドリック「だが、必要だった」

 

十九人の方を見る。

 

恐怖に凍りついている者もいる。

 

だが、誰一人、後ろには下がっていない。

 

セドリック「今ので分かったか」

 

低い声。

 

セドリック「引き返せば、また“商品”に戻る。前に出れば……撃たれても、奪える」

 

セドリック「俺はもう、撃った。後戻りをする気はない」

 

その言葉が十九人の胸に落ちた。

 

撃たれていない。

 

だが――

 

“撃った側に立った”。

 

それだけで十分だった。

 

十九人の顔から、迷いが、静かに消えていく。

 

――武器庫。

 

警備二名。

 

だが、今度は違う。

 

人数差。

 

圧。

 

扉が開いた瞬間、ナルドとセドリックを筆頭に人がなだれ込む。

 

抵抗は短かった。

 

床に伏せたクルーたちから武器が外される。

 

銃。

 

スタンロッド。

 

簡易防具。

 

ナルド「……持て」

 

一本ずつ、手渡す。

 

震える手。

 

だが、握った瞬間、背筋が伸びる。

 

少女「……重い……」

 

ナルド「それが“守れる重さ”ってやつだ」

 

セドリックは全体を見渡す。

 

十九人。

 

武装。

 

もう――積荷ではない。

 

深く、息を吸う。

 

セドリック「行き先は一つだ」

 

視線の先。

 

ブリッジ。

 

ナルド「船長たちだな」

 

セドリック「ああ。ここを押さえれば、この船は終わる」

 

遠くの振動が船体を揺らす。

 

マルファス。

 

ナルド「……派手に時間稼ぎしてくれてるな」

 

セドリック「必ず、合流する」

 

十九人が、静かに頷いた。

 

逃げるためじゃない。

 

奪い返すために。

 

武装した“元・商品”たちは、

 

今――

 

船の中枢へ向かって、歩き出した。




それぞれの場で革命のための灯がともる。
それでは次回もお楽しみください!
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