ソードアート•オンライン 槍使いの軌跡   作:おもちの木

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会議&合格者発表パートです。それと、後書きの方にオリキャラのハルのプロフィールを載せておくのでよかったら見ていってください。それでは本編へどうぞ。


第十話

 

 

 

「…凄いわね、彼。アーク君があんなに褒めてたのも納得よ」

「そうだね。ノーチラス君といったか、彼は合格でいいだろう。それと同じ班のサンザ君もだ」

「そっすね。ノーチラスはまぁ言うことあるなら、最後不自然に体が動かんかったくらいですし、サンザはボスに攻撃加えてから斬撃が効かないって言うのをすぐに見抜き、最後もテオとセリナを守りつつカナとグリフのスイッチする隙作ってますしね」

「うむ。では3班からはノーチラス君、サンザ君の2名が合格ということでいこう」

 

ふぅ、これ疲れるな。今は団長と副団長と俺とで昨日の2軍の合格不合格を分けている。映像確認しつつ、それぞれの試験官からの評価も踏まえてって、、口で言うのは簡単だけどこれ大変ですわ。……もう、昼過ぎか、、、

 

「団長、副団長。もうお昼なので一度休憩しませんか?」

「そうだね。もういい時間だ、一度休憩を挟んでまた再開しようか」

「そうしましょうか」

 

 

んー、さっきまで密室にずっと居たからちょっと疲れたな。…修練場ですこし体動かすか、、

 

 

「はぁ!」

ん?誰か居るのか?でも、1軍の皆んなは今レベリングで出払ってるし、2軍もオフのはず、、、

 

 

「…ノーチラス?

「!アーク幹部長⁉︎なぜここに!?」

「なんでって、さっきまで会議でずっと座ってたから少し体動かしたいなって」

「ああ、そうなんですね」

 

怖がってるなぁ、、俺ってそんなに怖いの?俺的にはいつも無表情の団長とか、攻略の時目つきやばくなるアスナの方が圧倒的に怖いと思うけど。

 

「んで、ノーチラスはここで何してたんだ?今日は2軍オフにしたはずだけど」

「…昨日のボス戦の最後動けなかったじゃないですか」

「そうだな」

「それに、僕があの時3手に分けず一体一体対処すれば、もっと楽にあのボスを倒せたと思うんです」

「…なるほどね。……それならノーチラス、お前伸ばす方向をミスってるな」

「……というと?」

「つまりお前はボス戦とかでもっと判断力を上げたいってことだろ?」

「まぁ、そんな感じです」

「なら、大事なのはカカシ相手にソードスキルを決めれる練度じゃない。ボスのことを見抜きつつ、常に最適を取れるようにするための経験だ」

「…経験ですか……」

「そ、経験。俺たち攻略組はその経験が多いからある程度の緊急時でも最適解を取れる。まぁイレギュラーすぎるのは無理だけど。…これはプレイヤースキルがどうこうと言うよりどれだけボス戦を重ねてきたかだからな。難しいとこもある」

 

 

 

 

まぁほんとにこればっかりは経験の差だから仕方ないな、、、これ以上は明日の合格者発表の時に言うか、、、。さてと俺も少しソードスキルの確認しときますか。

 

 

「あ、アスナからメッセだ」

「副団長からですか?」

「そうだな。…えーと、【早く戻ってきなさい、また絞られたいの?】……」

「……副団長凄く怒ってるみたいですね」.

「だね、、はぁ行きたくねぇーー」

「多分早く戻らないと副団長もっと怒りますよ」

「だよな。…じゃなノーチラス」

「はい。、、幹部長もお元気で」

うん、そうだね。明日元気に会えたらいいね。

 

 

 

「もう!何で君はいつもいつも遅刻するの!?今日の始まる時は珍しく私と同じくらいの時間に来てたのに!大体あなたはねぇ———」

やめてアスナ!もうアークのライフは0よ!

 

俺は今、遅刻してきたのをアスナに説教されています。…何とそんな俺に団長が神の手を差し出してくれた!

 

「…アスナ君、そこらへんにしたまえ。アーク君もノーチラス君の話を聞いたり、自分のプレイヤースキルを伸ばそうとしていただけなのであろう。それに彼はとても反省してる様子だ」

「…ですが団長。アーク君の遅刻は流石に目が余ります。ギルドの上がこうなっていたらそれを見て育っていく他の団員の規律も乱れます」

 

それはその通りだな。、、どうやってこの状況を乗り切るか、、、!

いやでも、これは、、、。……ええい!プライドなんか捨てろ!

 

「…あのアスナさん」

「どうしたのアーク君」

「……次遅刻したら1週間貴方のパシリになるので許してください」

必殺!自らパシリになる宣言だ!これはやらかした時に次同じことしたら自分にとって不利なことを自らの罰とすることで相手を納得させにいく技である!

 

「……?どういうこと?」

「…つまり、次同じやらかしをしたら1週間アスナの面倒な仕事とかを押し付けて大丈夫ということです」

「…それ本当?言質とったわよ?」

「はい、本当です」

「なら、今回は許してあげるわ。でも次やらかしたらね、、、?」

「はい!わかってます!」

「はぁ、、、、」

 

団長はため息を吐いてるけど、今は許してもらった者勝ちだからな!…後アスナのあの笑顔、影かかりまくってまじで怖い。だって口は笑ってるのに、目笑ってないもん。まじで背筋凍った。

 

まぁそんなこともありつつ俺たちは会議を再開した。

 

 

 

 

sideノーチラス

 

 

今日はあの試験の発表日だ。…受かってる自信はあるけど、ボスと戦った時の最後のあれ。今でも何で動かなかったのかわからない。それが影響してなければいいけど、、、。あ、幹部長が来た。

 

「さてと、全員集まってるか?…ならさっそくだけど今から試験の合格者を発表してく。班の番号と名前言ってくから、呼ばれた奴は前に来てくれ。それじゃいくぞ」

 

1班から順に呼ぶのか、、。

「まず1班、シャル。「しゃあ!」ん、こっち来てくれるか?」

「はい!」

1班からは1人か。僕は受かっているだろうか。そんな事を考えていると次は2班の番だ。

「えーと、2班からは無し。んじゃ次「なぜですか!?」ん?」

そう声を上げたのは2班のメンバーの1人であるクウガだった。…僕はというかほとんどの2軍メンバーがアイツにいい印象を持ってない。アイツは平気で人を見下す奴だし、実力もないのにしょっちゅう僕とかに突っかかってきている。皆んなこれには納得だろう。

 

「何でって、普通に俺と団長と副団長の判断だけど?」

「…その落ちた理由の説明を求めます!」

「理由?んー、まぁ自分で分かってない時点でカスだね」

「はぁ?私がカスですと、、、?」

 

その時幹部長の目が変わった気がした。いつものあの飄々とした態度ではなく、ただ淡々と事実を伝えるロボットのような雰囲気を幹部長から感じた。

 

「そうやん実際。君自分に指揮する才能あると思ってんのか知らんけど、指示だけ出して自分は後ろでふんぞり返ってるだけやん。しかもその指示も何をしたくてどうしたいんか。そして、その状況に合ってるんか。それをなんも分かってへんねん。それに他のメンバーもそれに従うだけや。そんな奴らが上がれるわけないやん。1軍に上がるとか攻略するとか、これ遊びじゃないねん。人の命かかってんの。そこ理解してない君らはカス。やから俺も団長も副団長も満場一致で不合格にしたし、お前らの試験官のハルもめっちゃ酷評してた。それが理由。どう?これで満足?」

 

「な…………」

 

 

アイツは図星だったのかどうかは分からないけど、何も言い返せずただ立ち尽くしてた。…それよりも幹部長あそこまで言うのか、、これがあの人が怖いって言われてる理由なのか、、、。でも実際、無表情で事実をただ淡々と伝えていた時、何でかは分からないけど心臓がキュっとなるような感覚がした、……次は僕らか、、合格していますように。

 

「はぁ、それじゃ気を取り直して。次は3班ね。合格者は、ノーチラス、サンザの2人だ」

「……え?」「まじ?」

僕は受かった。そして、同じ班で2軍でも仲良くやってたサンザも一緒に上がれた!

 

 

その時クウガの怒声が会場に響いた。

「…何で!何で!何で!何で俺が落ちてあの出来損ないがうか「ハルそいつつまみ出して」なっ!」

「了解でーす」

 

クウガは幹部長の部下であるハルさんに押さえつけられていた。

 

「あ、ハルちょー待って。…君名前なんだっけ?」

 

「クウガです……」

「クウガね…」

「血盟騎士団幹部長のアークとしてを命令する。今日を持ってクウガ、お前を血盟騎士団を除籍、2度と此処に来るのを禁止するし、来れないようにする」

「何を、、言って」

「うっさいねん黙れ。ハルそいつ抑えてて、ちょっとロープ探すから」

「わかりました」

 

「はーい。ほな少し手ぇ縛んでー」

「、、さ、触るな!」

「逆らわない方がいいですよ。逆らったら幹部長何するか分からないので」

「…!」

「はーい。いい子だねー。悪いんやけどさハル。こいつだけど「黒鉄宮に入れて来てですか?」そうそう流石だな」

「いえいえ」

「んじゃ、めんどいだろうけど頼むわ」

「分かりました、それじゃ行ってきます」

 

「…………」

その時、会場は静寂に包まれていた。……さっきまでの幹部長少しおかしかった気がする。確かにあいつの暴言とかは目に余るけど、除籍はまだしも黒鉄宮は、、、

 

「…何で黒鉄宮に入れたか分かんないって顔してるな。いいよ、教えたげる。……まず皆んなはラフコフって聞いたことある?」

その名前を聞いた時、何人かが喉を鳴らした。……レッドギルド『ラフィン•コフィン』全員がオレンジプレイヤーで構成されてるギルド。殺人をすることに一切の抵抗がなく、それどころか殺人を楽しんでいる奴ら。……でもそれとこれ何の関係があるのだろうか。全員が同じような疑問を考えている時幹部長は答えてくれた。

 

「簡単に言うと、アイツは俺とノーチラスかな、それにエグい恨みを今持っているだろう。そんな奴を外に出してみろ、ラフコフに拾われるかもしれない。もし仮に拾われなかったとしても、確実に俺たちにとって面倒な事になるのは目に見えてる。だから、君らには悪いけど目の前で同期を捕縛して、黒鉄宮に入れるって言うことをした、正直申し訳ないと思ってる。でも、これは将来起こるであろう面倒事を防ぐためなんだ。理解してくれ。…頼む」

 

幹部長はそう言いながら僕らに向かって頭を下げた。正直、処遇を言い渡した時はやりすぎなんじゃないかって思っていたけど、理由を聞いて納得した。この人はしっかりと考えてたんだ、どちらを選ぶ方がまだより良い未来に行けるのかを。…僕らの中からはそんな幹部長の言葉に反論する人は1人もいなかった。

 

 

 

 

 

 

sideアーク

 

はぁ、何だあのクウガとか言う奴。…俺もまだ口の悪い奴なら黒鉄宮に入れるとかはしなかったけど、あの時のあいつの目あれは人を本気で憎んでる時の目だ。あの目してて、まともな行動できる奴を俺は見たことないから除籍にしたし、あれ放置してたらラフコフに取り込まれるだろうかから黒鉄宮にぶち込むっていう判断をしたんだが、、。まぁ2軍の皆んなは理由を説明したら納得した表場をしてたからええか。

 

 

 

「…さて、結構色々脱線したけど続きを発表していくよ。次は4班、アウリジオ。前に来て」

「はい!」

おー、元気いっぱいだね。そういう子好きよ。この子は両手斧使ってるタンクタイプだっかな?まぁそこは追々として。

「はい、ラスト5班ね。5班からは、チェルとブラドだ」

「やった!」「おう!」

「ん、じゃあ2人とも前にきてね」

これで、全員かな。それじゃあまとめにでも入ろうかな。

 

「今回の試験では5人の昇格者が出た。…正直に言うと、俺は試験が始まるまで1軍に上がれるのは2人いればいい方だってそう思ってた。今回合格になった5人はそうだけど、他のみんなも俺の想像を超えてきてくれた。……さて今回落ちちゃった子は次があるなら次で実力を示してくれ!期待してるよ、皆んな!」

 

 

 

俺は合格した5人を連れて本部の会議室に来た。

 

「まぁ、少し話がしたいからイス座ってくれ」

皆んなが椅子に座ったのを確認して話始める。

「それじゃ、話したいことなんだけどね。まず、これから君達5人が所属する部隊についてだけど、、、。チェルはレイピア使いだからC隊に。そんでサンザ、アウリジオはタンク型だからそれぞれA.B隊に。ブラドはフォワードだからゴドフリーの隊。そんで、ノーチラス、お前は俺の部隊だ。…ちなみにこれ決めたのは団長だから不満なりなんなりは団長に言ってくれ」

「……」

 

あれー?何で皆んな無言なのかな?何そんなに部隊分けが不満だったのかな?でも結構ガチでこれ団長の割り振りだし。これ以上どうしろと。

 

「あの、幹部長。話はそれだけなんですか?それだけならまた、次の訓練の機会でもいいような…」

そう質問してきたのはチェルだった。…なるほど。これだけなら面倒だから解放するならとっとと解放してほしいって事かな?まぁ、自分でも面倒な奴のムーブしてる自覚あるし、早めに本題に入るか。

 

「ああ、ごめんごめん。本題はあるんだけどさ、先に伝えておく方が効率的かなって思ったからなんだ。ごめんね面倒な事して」

「いえ、それなら大丈夫なんですけど、、」

 

「…さてと、本題なんだけどね。皆んなには少し1軍と2軍の違いを理解しておいて欲しくてね」

「1軍と2軍の違いですか?」

「そ、皆んなはこの違いは何だと思う?プレイヤースキル?レベル?戦術の完成度?…まぁそれらもそうなんだけどね、1番の違いは経験だよ。1軍と2軍ははっきり言えば経験してきてる物のレベルが違う。2軍の皆んなもダンジョンボスとかはやったことあると思うけど、1軍はフィールドボスやフロアボス、いわゆるレイドボスって言われる類いのボスとしょっちゅうやり合っている。そこで俺たちは成功と失敗を重ねて、攻略のセオリーや危機的な状況の対応法を学んでる。そして、今の君たちにはこれの差が今いる1軍メンバーと天と地ほどある」

 

そう、この世界では経験が物を言う。どれだけカカシ相手にソードスキルを当てれても、モンスターに当たらなかったら意味がないから。

 

 

「だから、皆んながある程度ついて行けるようにするために、今日と明日俺がみっちり訓練してあげるから覚悟してね!」

 

 

あれ?俺が合格した子達にそう言った瞬間皆んなの顔が強張ったような、、。あ、そうだ後、

 

「後、あんまし時間ないし39層攻略したらすぐ合流してもらうつもりやから短期集中型でやるね!それで今日の訓練に関しては今がお昼前やから、14時に修練場に集合でよろしく!」

俺がそう言って部屋を出た後、会議室から悲鳴が聞こえたのは気のせいだろうか。

 

 

 

ちなみに、その二日間いつもハルにやっている訓練の大体1.5倍くらいでやったら皆んなぶっ倒れちゃった。何でかな?

 

 




オリキャラのハルのプロフィール載せておきます。


本名:松川晴翔
プレイヤーネーム:ハル
誕生日:11月10日
年齢:15歳
使用武器:片手剣
好きなもの:幹部長をいじる事
憧れの人:キリトとアーク
性格:人をいじるのが大好き。アークをよくいじってる理由は好きの裏返しみたいなもん。アークには本気で憧れてる。それはそれとしていじる。20層攻略後、アークに憧れて自分も強くなりたいと思って血盟騎士団に入団。強さは大体クラインやエギルより少し強いくらい。
アークからは訓練のときいつもしばかれてる。
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