ソードアート•オンライン 槍使いの軌跡   作:おもちの木

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今回もノーチラス救済ルートです!

これが終わったらオリジナルパート1個入れるか74層に一気に飛ぶか、、悩みどころですね。

それでは本編どうぞ。


第十一話

 

 

sideノーチラス

 

幹部長の部隊に入って1週間ほど経った。…この部隊は部隊といえるほど人数がいない。メンバーとしては僕と同じ片手剣使いのハルさんと両手斧使いのヘメルさん、幹部長と同じ槍使いのミロスさんと僕の合計5人だ。…なんでこんなに人数が少ないのかを質問した時、幹部長本人が、「俺が育てたい!とか一緒にやりたい!って奴を集めてるだけだから、あんまし人数が集まらないんだよな」とのこと。

 

…これを聞く限り幹部長は僕の実力を買ってくれているのだろう。、、しっかりと期待に応えられるように頑張らないと。

 

 

「難しそうな顔してるね。ノー君」

「ユナ、、、。まぁ少しね」

「あれ?1軍の中でも上の方のところになったんじゃなかったの?」

「…そうだよ。それにその部隊はあの人が選んだ人しかいない。だからあの人の期待を裏切るようなことは無いようにって考えてたとこ」

「そうなんだね、、。……よし。……ねぇノー君」

「……?どうしたんだユナ?」

ユナはこれまで見たこともないような真剣な顔で僕に言ってきた。その一言はとても衝撃的だった、、、。

 

「私も攻略組を目指そうと思うんだ!」

 

 

僕はその言葉に驚愕を受けた。

 

 

「何でなんだ?ユナこれまでそういうのに興味なかっただろ?」

「そうなんだけどね、、私もノー君のこと側で支えたいって思ったから」

「…攻略組は生半可な気持ちで行けるところじゃないんだ。本当に死ぬかもしれないんだぞ!それなのに、、」

「分かってる。だから戦うんじゃなくて、サポートで攻略組に貢献しようと思って」

「サポート?…生産職とかか?」

「いや違うよ。…ノー君これ見て」

僕はユナの指をさしたスキルを見た。そこに書いてあったのは

 

「……『吟唱』?…どんなスキル何だこれは?」

「これはね、歌を歌うんだけど、その範囲にいるプレイヤー皆んなにバフを掛けれるの。これなら広範囲にバフをかけれるし、攻略組の人たちも欲しがってくれるんじゃないかなって」

 

「……ユナ。本気なのかい?」

「うん。本気だよノー君」

 こういう時のユナは絶対に引かない。……正直ユナが攻略組に入るのは抵抗があるけど、、、いや、僕が守ればいいんだ。ユナが攻略組に入っても絶対に死なせない。

 

「分かったよ。ユナ。僕もそこまで覚悟が決まってるなら否定しない。…でも最前線のプレッシャーはすごいから」

「…どんなにしんどくても、私は頑張るよ」

「そっか、、、」

 

僕ははユナと会話しながらもう一度、君の事を守りきると誓った。

 

 

 

sideアーク

 

 

 

今日は1軍総出でフィールドボスを倒しに行く。まぁ昇格組の試験運用も目的の一つだけど、今日の目的はこいつを倒して、ボスの情報を手に入れることだ。それならこの層は後4日ほどあればいけるだろう。

 

俺たちはボス部屋の前に着いた。ノーチラス、緊張してるっぽいな。これで失敗とかして欲しく無いからな、、一応言葉掛けとくか。

「…ノーチラス、緊張しなくていいぞ。なんかあったら俺らがカバーしてやるから」

「はい……」

 

 

アスナの掛け声でボス戦が開始される。

「全員!戦闘準備!」

「おう!」「了解です!」

 

ここのボスはドラゴン型か。なら、、、

「ヘメル!A隊B隊と合流してタンクに入れ!ハルとミロスは右翼側を!俺とノーチラスは左翼を行く!アスナ!C隊を二分割して両翼に!お前は右翼側で指示を出せ!左翼側は俺が指揮を取る!」

「分かったわ!」

「行くぞ、ノーチラス!」

「…はい!」

 

そこから俺たちは両側に分かれて対応した。あいつのブレス攻撃は基本タンクに任せて、自分たちと逆側を攻撃している時に、攻撃しまくった。もうちょいでHPも1/4を切る…!なら!

 

「ヘメル!スイッチ!」

「了解です!」

 俺はヘメルとスイッチして入れ替わりながら回り込み、あいつの背中の装甲の薄い部分目掛けてソードスキルを使った。  

 「ふっ!!」

 

それはちょうど装甲の割れてるところに命中し、ボスのHPが1/4を切った。

「な、、、」

「装甲にヒビ?」

 

1/4を切ってボスの動きが止まったかと思いきや、いきなりボスの装甲にヒビが入り、、、割れた。

 

「第二形態か、、、」

「全員警戒!絶対に気を緩めないで!」

 

そのままのタイプなのか、それとも攻撃方法が変わるのか?警戒しながら分析していると、ボスはその背中の翼を羽ばたかせ真っ直ぐ…に突っ込んできた。

 

「ぐぁぁ!」「何!?」

 

……は?何で?……今の一撃でタンク隊の3割くらいが弾き飛ばされた。………まじかこいつ。さっきまではブレス攻撃と翼を羽ばたかせて風を発生させるくらいしかなかったのに、、!…この近接はタンク以外が受けるのは無しだな、、。多分一撃でHPの4割くらいは持ってかれる気がする。タンクですら2割ちょい持ってかれてるのに、、、。でも、作戦自体は変えなくてもいけるか?タンクのローテのペースを上げた方がいいくらいで。HPも後1/4だし、、、。

 

「……全員!先ほどまでと同じ作戦で行きます!左翼側はアーク君の指示に!右翼側は私の指示に従ってください!」

…やっぱ、この状況ならそうか、、。まぁ任されたからにはやるか。

 

 

……近接攻撃が加わったことでタンク隊の消耗が激しいな。こりゃ、もう直ぐ決めないと厳しくなってくるな。、、、よし。

 

 

「アスナ、次の近接の後一斉攻撃に入ってくれないか。…それでそっちである程度削った上でボスの動きを止めてほしい。止めてくれれば俺の部隊が一気に仕留めるから」

「…。止めるだけでいいのね?」

「ああ。んまぁできれば少しダメージ与えてほしいけどそこよりも止める方に注力してほしい」

「分かったわ」

「…それと、アスナもこっちで攻撃に参加してくれないか?」

「何で?」

「指揮ならゴドフリーに任せればいいし、…後、正直俺たちだけで削り切れるかはギリギリだから。より確実な方がいいと思って」

「…はぁ分かったわ。とりあえず私は作戦をゴドフリーに伝えてそっちに合流するわ」

「すまん、頼む」

 

 

よし、これでアスナからゴドフリーにいって全体に作戦は通達される。なら俺は、、

 

「ハル!ノーチラス!ミロス!」

「何ですか?」

「ゴドフリー達がこの次の攻撃の後ボスの動きを止めてくれるはずだ。だから俺たちとアスナでボスの動きが止まったら一斉にソードスキルを叩き込んでボスのHP一気に削り切る」

「了解です」「分かりました」「承知しました」

 

 

アスナも合流して、こっちは準備万端だ。後はあいつの仕掛けるタイミング、、、、攻撃モーション入った!

 

「副団長!幹部長今です!」

「ナイスだ!ゴドフリー!」

 

まじよくやった!ゴドフリー!後はソードスキルを叩き込んで、、、なっ!尻尾を使った攻撃!?今の今まで使ってこなかったろ!ってか今のにミロスが巻き込まれたか、、

 

「ノーチラス!ミロスのカバーに入れ!」

「……」

は!?何であいつ動かないんだ!?

「おい!ノーチラス!動け!」

「………」

 

まさか、試験の最後のアレか?何で今?………んな事はどうでもいい。とりあえず、今のノーチラスは使えない。

 

「…サンザ!ミロスのカバーに!ヘメルは攻撃に入ってくれ!」

「…!了解です幹部長!」

「分かりました!」

 

そして、俺、アスナ、ヘメル、ハルのソードスキルがボスに叩き込まれそのHPは0となった。

 

 

 

 

 

 

sideノーチラス

 

 

 

…まただ。試験の時と同じように、仲間が死にそうだったのに動けなかった。…何でなんだ。どうして僕の体は動かないんだ?……ずっとこの事について考えていると、副団長と幹部長がやってきた。

 

 

「…何故あそこで動かなかったの?」

「………」

「…試験の時のアレか?」

「…はい…」

 

自分が情けない。幹部長から期待されてたのに、その期待を裏切ってしまって。

 

「…ノーチラス、あなたは一度フロアボスの攻略メンバーから外します。次の指示があるまで、本部にて待機」

「……分かり、ました、、」

せっかく、目の前に攻略組のメンバーになれる切符があったのに。…それを掴み損ねた。…悔しい。何で動けないんだ。僕の体にあの時何があったん「ノーチラス、悪いけど後で本部の会議室に来てくれ。少し話したいことがある」

 

幹部長からの呼び出し、、。何を言われるのだろう。部隊から外されるのかな。……まぁ呼び出されたし、早めに行っておこう。

 

 

 

「…悪いな。気持ちの整理もしたいだろうに」

「いえ、、、」

「まぁ呼び出された理由は分かってると思うけどさ、…試験の時、そして今回のボス戦。何で動けなかったんだ?その原因は分かってるのか?」

「……いえ。分かってないです、、」

「そうか……。まぁそれだけ聞きたかったからもう帰ってくれていいよ。わざわざ呼び出してごめんね」

「……いえ、大丈夫、です。…失礼します」

 

 

 

 

sideアーク   

 

 

ノーチラス自身も動けなかった理由が分からないのか。……こりゃ、改善のしようがないぞ。理由が分かってるならそこを克服すれば行けるたんだけどな、、、。…でも、あの2回とも止まってた時、不自然なんだよな。何でその前まで体が動いていたのに急に動かなくなるんだ?ていうか、そんなことあんのか?……あるのか。……考えてもよく分からんし、、団長に相談するか。

 

「———っていう感じでしたね。ノーチラスが動けなかった時の様子は」

「そうか、、、。ふむ。……考えられる可能性としてあるのは『フルダイブ不適合』だね」

「フルダイブ不適合?」

団長がそんな聞き慣れない言葉を言った。

 

 

「そうだ。彼の様子を聞く限りおそらくはアバターに理性よりも生存本能が優先して伝達され、強敵や死の恐怖が目の前にくると足が竦んでしまうのだろう。…簡単に言うならば『無意識』が『意識』を上書きしていると言えるだろう」

 

 

「…無意識が意識を上書き、、、。つまり助けないとっていう意識はあるけどそれを無意識で抑制してしまう…。みたいな感じか?」

 

 

 

「大体その解釈で間違いはないよ。…彼のフルダイブ不適合を克服するためには『無意識すら超越する鋼の意思』をもつか、『自分の弱さを受け入れて、それでもなお自分を信じる』この二つのうちどちらかができれば、克服できる可能性は高いと思うよ。…まぁ、彼の処遇については君に一任するよ」

 

「分かりました。教えてくれてありがとうございます」

「構わない」

「それじゃ、失礼します」

 

 

 

無意識が意識を上書きねぇ、、。結構深刻な問題だな、、。これ本人に伝えるべきなのか?…伝えた方がいいんだろうけど、伝えたら伝えたでノーチラスが挫折する可能性もあるし、、、。どうするのが正解なんだろうな。

 

俺はその事についてその日ずっと考えていた。

 




こんな感じでしたー。

後書き書くもんないなぁ。

まぁここまで読んで頂きありがとうございます。良かったら感想など書いていってください!
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