初めて小説投稿するので見づらいとかあったらどんどん指摘してください。あと感想とか貰えたら嬉しいなぁって。
プロローグ
2022年VR業界はとても大きな発展を遂げていた。1人の天才物理学者である茅場彰彦が開発した次世代型VRゲーム機「ナーヴギア」。
そして、”フルダイブ型VRMMORPGソードアート・オンライン”。このゲームはVRの世界に自分の感覚を持っていくことでまるで自分が本当にその世界で戦っているかのような感覚を味わえるゲームである。
そして、そのゲームの正式サービス開始を今か今かと待ち侘びているのが、この俺『九条彩人』だ!!
いやー、これを手に入れるためにわざわざ学校休んで店の前に並びに行って、これまで貯めたお年玉とお小遣いの全ての貯金を叩いた甲斐があったもんよ。だって自分の体使って、剣振り回したり戦ったりするの男の子じゃ誰でも憧れるでしょ。まぁ今年中3の俺は受験終わるまでめっちゃ遊べるわけじゃ無いけど、まぁ今日は息抜きってことで、母さんからも許可貰ってるしまじで楽しみだわ〜!
「お兄ちゃーん」
「んぁ、どうした舞?」
紹介しておこう、こいつは『九条舞』二個下の俺の妹だ。
「今日がSAOの正式サービスの日だったよね」
「そやけど、どしたん急に」
「いやー、受験生のくせに学校休んでまで買いにいったアホのお兄ちゃんにお願いがあってねー」
お兄ちゃんに向かってアホはひどくね?ふつーに傷ついたんやけど。いやまぁ否定はせんけど。
「お願いって?」
「今日遊んだら、明日私に貸してほしいなって。ほら、お兄ちゃん明日からまた受験勉強でしょ?せっかく買ったんだし私も今話題のフルダイブ型MMORPGってやつ遊んでみたいし」
「お前これまでゲームとかあんましやってこんかったやろ。何でまた、、」
俺はゲームとかアニメとかの結構インドア系の趣味を好むが、舞は根っからのアウトドア派で、スポーツ大好きっ子だ。
舞は、たまに俺がハマってるゲームとかをやることはあっても自分からやろうとはしてなかったはずやのに、、
「いやー、だってさテレビとかでもずっとやってるじゃん。『今話題のゲーム‼︎‼︎』みたいな感じでさー。やっぱり流行ってるもんは気になっちゃうんだよね〜。それにお兄ちゃんがやってるやつ使うならレベル上げとかのめんどい作業短縮できるし」
「お前、後半が本音やんけ、、。……まぁ俺は受験終わるまではあんましできひんしなぁ。んー、まぁいいぞ」
「やった‼︎さっすがお兄ちゃん!やーさしー」
「言葉に感情込めろよもっと」
<12:59>
後1分!後1分!まじで早くたてよ時間!!やばい、やりたすぎてやばい、俺の語彙力もやばくなってきてる。多分俺のこれまでの人生で一番長い1分になる気がする。
…13時なった!
俺はナーヴギアを被り、横になった後、目を閉じ、始動キーを発した。
「リンク•スタート‼︎」
俺の意識はナーブギアによって仮想世界へと移された。
そう、これが二年間の別れになるとも知らずに。
「んぁ、キャラメイクか。んーープレイヤーネームはなぁ、本名は無しやろ。…まぁいっつも使ってる『アーク』でええか。んで後はこれをこうして、ああして……。できた!完璧!」
< Welcome to Sword Art Online!>
設定し終わりダイブした先は、白い塔のオブジェが真ん中にあるレンガ作りの円形の広場だった。
「ほえー、すごっい」
よく人間は感情が昂りすぎるとかえって冷静になると聞いたことがあるがこれは本当なのだろう。実際、俺は今この世界に圧倒されていたから。…ってこんなことしてる暇ねぇ!18時までには向こう帰る約束してるし、とりあえず武器屋行って、そっからフィールド行きたいけどまだまともな操作方法あんまし分かってないんだよな…。誰かレクチャーしてくれる人とかおったら嬉しいけど。まぁ、とりま武器屋行くか。
俺が選んだ武器は片手剣、まぁRPG定番の武器種だな。さてと、レクチャーしてくれるやつ探しにい「おーい、そこの兄ちゃーん、その迷いの無い動きっぷり、あんたβテスト経験者だろ?」…?
「ま、まあな」
「オレ今日が初めてでさ、序盤のコツ、ちょいとレクチャーしてくれよ。なあ頼むよ!オレ、クライン。よろしくな」
「オレはキリトだ」
おーー!なんかいい人そうなのいんじゃん!俺も混ぜてもらえへんかな…?
「……なぁ、その話俺も混ぜてもらってもいいか?…俺も今日が初めてで誰かにレクチャーしてもらおうか悩んでた時にあんたらの話が聞こえてきてさ。無理にとは言わないけどお願いしたいなーって」
「俺は全然いいぜ!」
「俺も問題ない」
「そうか。サンキューな!俺はアークよろしくな、キリト、クライン!」
「おう!」「ああ」
そうして、俺とキリトとクラインはフィールドへと向かった。
「どわあ!」
クラインが、イノシシ型モンスター、フレンジーボアに弾き飛ばされ、うずくまる。
「大袈裟だな、痛みは感じないだろ?」
どわぁ!ってなんだよ!どわぁって!ガチでおもろいな。
…まぁそんなこんなでキリト先生による講習会が始まったわけですが、クラインはまだ一発もソードスキルを出せてへんのよな。…俺もだけど。
「ゆなこと、言ったってよ、あいつ動きやがるしよ」
「ちゃんとモーションを起こして、ソードスキルを発動させれば…」
「そうだぞクライン、モーションを意識するんだ」
まぁ、俺もまだ成功出来てないんだけどね。やっぱ魔法がないってのは新鮮みはあるけどきついかもな〜。ソードスキルは初動の動きを合わせないと発動しないから初動ミスるとダメだし……。
「なぁキリト、もう一回ソードスキル見せてくんね?」
「あぁ、わかった」
俺はキリトの動きを注意深く観察した。…….やっば、しょーみいけるとか思ってた時期が俺にもありました。これ普通にむずいっすわ。まぁでも、ちょっとだけ分かったかも。モーションと初動を意識して…ここ!
「せぁぁぁぁぁぁ!」
その瞬間剣が淡い光に包まれて剣がイノシシに向かっていく。
片手剣ソードスキル[バーチカル]、それはイノシシに向かっていき容易くそのHPを削り切った。
「おおー!俺にもできた!!」
「おめっとさん。俺も今出来たぜ!」
「グッジョブ!」
そこから俺たちは狩りを続けた。気づけばもう現実世界では5時過ぎたあたりであった。
「いやー、何度見ても信じられねえな、ここがゲームの中だなんてよ。作ったヤツはマジ天才だぜ」
「大袈裟なやつだな」
「いやでもクラインの言ってること分かるで。この世界は仮想のはずなのに現実みたいなリアルさやしな」
「だよな!!いやーやっぱアークはわかってるぜ!!」
「せやねー、この感動をキリト君はわからへんかー、しゃあないなー」
「俺だってそう思ってるぞ!ただベータテストで1ヶ月間やってたからちょっと2人よりも慣れてるってだけであってだな!!」
「分かってるっての」
俺たちは一旦休憩がてらその辺の岩場に腰をつけていた。
「それに、正直、βテスト期間中は寝ても覚めても、SAOの事しか考えてなかった。この世界は剣こいつ一本でどこまでも行ける。仮想空間なのにさ、現実世界より生きてるって感じがするんだよな……」
「分かるわー。その気持ち」
「俺もそう思うぜ!」
「ところでさクライン、アーク、お前らはまだ狩り続けるか?」
「あったりめーよ!……って言いたいところだけどよ俺ピザの出前取ったんだわ。だから一回落ちてまたインするぜ」
「そうか、アークはどうするんだ」
「俺は家族との約束で18時までには帰るって言ったからなー。そこは守らへんと。母さん怖えし」
「なんで18時までなんだ?」
「受験生なんだよ。今年。んで今日は勉強漬けの日々からの息抜きって感じで母さんからも許可とってある」
「ほーん。大変なんだなあ」
「てなわけで悪いなキリト俺も落ちる」
「そうかまぁそれなら仕方ないな」
「なぁなぁキリト、アークよぉまた一緒にやりてぇからフレンド登録しとかねぇか?」
「俺はええけど」
「俺もいいぜ」
こうして俺とクラインとキリトはフレンドとなった。
「んじゃ俺は落ちるわ。またやろーぜアーク、キリト!」
「そだな、じゃあなキリト、クライン」
「ああまたな、アーク、クライン」
「……あれ、ログアウトボタンがねぇぞ」
嘘でしょ?ボタンなかったらログアウトできひんやん。バグか?
「ほんとだ、俺んとこにもない」
まじかよ。結構エグいバグやんこれ。えー、これで約束破ってナーブギア禁止ってなったら受験勉強のストレスどう解消したらええねん。
「よく見てみろよ」
「やっぱどこにもねーよ」
「メインメニューの一番下に……って俺もないな」
「だろー。まぁ今日は正式サービス初日だしバグも出るだろうけどよ」
「めっちゃ楽観的だなクライン。逆に尊敬するかも」
「そうだ、小さいバグならまだしもログアウト不能なんて今後のゲーム運営に関わる重大なバグだぞ。普通ならプレイヤーを強制ログアウトさせて原因調査が普通だろうに、」
キリトが分析してる時突如として鐘の音が鳴り響き、俺たちの体は淡い光に包まれ、気づけば始まりの街に転移していた。