アインクラッド編ラストです!戦闘描写が書けねぇ。……後、これからの展開どうしよかな。
sideアーク
遅刻という訳ではないはずだが、俺が集合場所に着いた時点でもうほとんどの攻略組プレイヤーは揃っていた。…正直今までのどんなボス戦よりも、厳しい戦いになると誰もが思っている。ただ、そんな状況でも、緊張してる様子のやつはほとんど居ない。恐怖がない、という訳ではないはずだ。だがここまで最前線で戦い続けて生きたトッププレイヤーたちの中に、今さら恐怖で取り乱すような人間は居ないということだろう。浮ついた空気ともまた違う、静かな闘気と緊張感がこの場所に漂っていた。
そんな俺も目を瞑り、極限まで集中力を上げていた。
集合場所に団長がつき、全員の視線が団長へと向く。団長は回廊結晶を使用し、俺たちは75層のボス部屋の前までやってきた。……もう、後戻りはできない。
「……欠員はないようだな。厳しい戦いになると分かっているだろうが、よく集まってくれた。…諸君の力ならば、必ず切り抜けられると信じている──解放の日の為に!」
団長の演説に返事をする奴はいない。でも、全員が無言で力強く頷いた。
俺は近くにいたキリトやアスナ、ハルとエギルとクラインに話しかけた。
「…お前ら、、死ぬなよ」
「…分かってる。死ぬつもりなんて一切ない」
「そうね。私たちならこの層も勝てるわ」
「ですね。…幹部長、今日も頼みますよ!」
「ああ、今日のボス戦の戦利品を持って帰るまで死にはしねぇ!」
「おう!俺も生き残ってやるぜ!」
こうして、75層フロアボス戦が幕を開けた。
「…ボスがいない、、?」
「どこにいるんだ、?」
「…総員警戒を怠るな」
内部は、かなり広いドーム状の部屋だった。大きさは俺やキリトが団長とデュエルした闘技場ほどだろう。背後ではボス部屋に入るための扉が閉まった。今回のボス部屋は入ったら最後、ボスを倒すか全滅するまで出られない仕様だ。ここに入ったが最後、死ぬまで戦う事を強制される。
…俺たちがボス部屋に入って少し、ボスの姿が一切見えない。…何で
だ。どこにい「上よ!」!?
そうアスナが叫んだ。
…そして、上からやってきたのはムカデのような大量の足を持ち、手の部分が死神の鎌のようになっている骸骨の化物だった。
「なっ!?」
「まじかよ!」
「総員!すぐに後退!」
『ザ•スカルリーパー』
…直訳するなら『骸骨の刈り手』か、、、、。
全長十メートルほどのそいつが天井から落下してくるのと同時に、団長が叫んだ。攻略組のメンバーは直ぐに後退した。だがスカルリーパーの落下地点にいた三人の動きがわずかに遅れた。そして、その鎌の一振りでその3人のHPを吹き飛ばした。
…は?一撃で、、?頭おかしいだろ。タンクではないとはいえ、トッププレイヤーのHPを一撃で削りきんのかよ、、、、。
その事実は攻略組全体に伝播し、何人か足がすくむやつもいた。
もう一度攻撃をしてきたスカルリーパーの鎌の一方を団長が防いだが、もう一方の鎌でまた1人やられた。そこからも、ボス部屋を縦横無尽に駆け回り、何人ものプレイヤーを殺した。
「くそっ!まともに近づくことも出来ねぇぞ!」
「くっ!…下がれ!」
キリトと団長がプレイヤーに迫っていた鎌を防いだが、キリトはタンクではないので押されていた。でも、そこにアスナがソードスキルを使い、ボスの鎌を吹き飛ばした。
「2人同時に受ければいける。私たちならできるよ」
「よし、……鎌は俺たちが食い止める!皆んなは側面から攻撃してくれ!」
キリトの指示を聞き、俺たちは側面から攻撃しようとしたが、ボスの尻尾が伸びてきて、2人のプレイヤーのHPを吹き飛ばした。
現状、キリトとアスナと団長は鎌を受け止めるので精一杯。…俺もトッププレイヤーとして、やる事をやろう。
「…俺がボスの尻尾の攻撃を引き受ける!他の皆んなはボスの下に潜ってなるべく尻尾の攻撃が届かないようなところからやってくれ!」
「…おう!」
「行くぞ!」
そこからは地獄のようだった。俺やキリト、アスナや団長が攻撃を食い止めても、それ以上の攻撃でプレイヤーの命が削られていく。
ボス戦が始まって約1時間くらい、無限にも等しい時間戦い続け、ボスのHPが残り少しとなり、団長が総攻撃を指示。俺たち全員で攻撃し、ボスのHPを0にした。
[congratulations‼︎]
いつもなら、全員が歓声を上げる場面だが、今回に関しては誰1人として、何も言わなかった。
「……何人、死んだ?」
そう、クラインの掠れた声がボス部屋に響く。その隣で手足を投げ出して大の字になり寝転んでいたエギルも、顔をキリトへ向けた。キリトはマップを見ながら今いるプレイヤーの数を数える。
「……11人、死んだ…」
「嘘だろ…後25層も有るんだぞ…」
「本当に俺たちはてっぺんまで辿り着けんのか?」
クラインとエギルがそう返した。その言葉に対して、おそらくここにいる全員が同じような気持ちを抱いているだろう。……これからのボス戦でもこのくらいの人数が死ぬなら100層を攻略する頃にはもしかしたら1人になっている可能性すらある。…そのくらいの絶望感をこのボスは攻略組に与えた。
………そんな全員が打ちひしがれている中、団長は淡々と指示を出していた。…この場にいるほとんどのプレイヤーのHPはグリーンを切り、レッドになっているやつもいる。それなのに団長は、、ヒースクリフのHPはイエローにすらなっていなかった。……やっぱり、そうなのか、、。
俺とキリトはお互いに目を合わせ、ヒースクリフ目掛けて突っ込んだ。キリトの正面からの攻撃はヒースクリフの盾によって防がれたが、俺の背後からの攻撃はヒースクリフに、
届かなかった。
「幹部長!?キリトさん!?何を、、、、え?」
「システム的不死、、!…どういう事なんですか団長、、?」
ヒースクリフの体に出てきたのは『Immortal Object』というシステムメッセージだった。
剣をヒースクリフに向けながらキリトは呟いた。
「この男のHPゲージは絶対にイエローまで落ちないようシステムに保護されてるのさ」
「……この世界に来てから、ずっと疑問に思っていたことがあった。あいつは今、どこで俺たちを観察し、世界を調整しているんだろう。ってな」
キリトの言葉を俺が受け継ぐ。
「でも、一つ簡単な事を忘れてたよ。子供でも思いつくような事だ。…他人のゲームする様子を横から眺めるほど面白くないものは無い。、、そうだろ?ヒースクリフ。いや、、、茅場晶彦!」
その言葉に周囲は唖然とする。……まぁ当然だよな。今まで自分たちの中で最強だったプレイヤーが一転、ラスボスになったんだから。そして、俺たちに正体を明かされた、茅場本人はまるで、自分の子供が難問を解けたのを喜ぶ親のような反応をしていた。
「参考までに、いつ気づいたのか教えてくれないか?」
「…俺が最初に違和感を抱いたのはあんたとのデュエルの時だ。最後の一瞬、、あの時のあんたは早すぎた」
「俺もキリトと同じだ。完全に背後をとったのに防いできた時のアンタのスピードは人間の出せるスピードを超えてたやろ」
「…そうだね。あの時君たちの攻撃に圧倒され、防ぐためにシステムのオーバーアシストを使わされた。あれは私にとっても痛恨事だったよ」
「確かに私は茅場晶彦だ。付け加えれば最上階で君達を待つはずだったこのゲームの最終ボスでもある」
「趣味がいいとは言えないぞ。最強のプレイヤーが一転、最悪のラスボスか」
「ほんま、もうちょい気の利いたシナリオは無かったんか?」
「中々良いシナリオだろう。最終的に私の前に立つのはキリト君、アーク君。君たちだと予想していた。二刀流スキルは全てのプレイヤーの中で最大の反応速度を持つものに与えられ、その者が魔王に対する勇者の役割を担うはずだった。…そして、アーク君に与えられた無限槍は空間把握能力が高いプレイヤーに与えられ、二刀流で魔王を倒す勇者の道を切り開く役割を担うものだ。だが君たちは私の予想を超える力を見せた。まあこの想定外の展開もネットワークRPGの醍醐味と言うべきかな」
そんな時、血盟騎士団のメンバーの1人が茅場に向かって叫びながら切りかかった。
「俺達の忠誠を……希望を……よくも、よくも、よくも、、!!」
「それについては申し訳ないと思っているよ。だが、少し静かにしててくれ。私は彼らと話がしたいのでね」
茅場がそう言いながら左手でメニューを呼び出し、何か操作をした直後、ボス部屋にいる俺とキリト以外のプレイヤーが麻痺状態になった。
「どうするつもりだ・・・この場で全員殺して隠蔽する気か・・・」
「いやいや、それならいっちゃん最初に俺らに麻痺かけるんちゃう?」
「確かにな、、」
「そうだ。そんな理不尽なまねはしないさ。こうなって致し方ない。私は最上層の紅玉宮にて君達の訪れを待つことにするよ。ここまで育てきた血盟騎士団並びに攻略組プレイヤー諸君を途中で放り出すのは不本意だが、なあに。君達の力ならきっと辿り付けるさ。血盟騎士団は90層レベルのボスに対抗できる存在として、育ててきたのだからね。だが、その前に……キリト君、アーク君。君たちには私の正体を看破した報酬を与えなくてはな。チャンスをやろう」
「「チャンスだと?」」
「そうだ、私とここで2対1のデュエルをし、君たちが勝てば全プレイヤーがログアウトできる。…無論、不死属性は解除しよう」
「…だめ、だよ、キリト君、アーク君。団長は、ここで2人を消す気だわ、、だから今は、、」
「そう、ですよ、、幹部長、、今は、、引いて、、くだ、さい、」
そうやって、アスナとハルが俺たちのことを止める。…でも、俺とキリトの意思はすでに固まっていた。
「ええで、その勝負受けたるわ」
「…ああ、決着をつけてやるよ」
そうキリトが言ったとき、アスナがキリトの事を止めた。
「キリト君!」
「ごめんな、ここで逃げる訳にはいかないんだ」
「死ぬつもりじゃ、ないんだよね・・・」
「ああ。必ず勝つ。勝ってこの世界を終わらせる」
「信じてるよ、キリト君」
「ああ」
俺はハルの元へと駆け寄った。
「…ありがとな。ハル。ここまで俺のことを慕ってくれて」
「…だって、だって!幹部長は俺の憧れです!20層の時からずっと、俺の中の最強はあなたでした…。……あなたの意思は絶対に変わらないと思うので、これだけ言います。…必ず勝ってください」
「おう、任せろ」
「キリト―――!アークーー!」
「キリの字!アーク!」
キリトがエリシュデータとダークリバルサーを、俺がゲイルラストを抜き、茅場の元へと向かおうとした時、クラインとエギルが声をかけてきた。
「エギル、今まで剣士クラスのサポート、サンキューな。知ってたぜ。お前が儲けの殆ど全部、中層ゾーンのプレイヤーの育成につぎ込んでたこと」
「・・・・!」
「クライン。お前をあの時・・・置いていって悪かった・・・」
「て、てめえ!キリト!謝ってんじゃねえ!今謝るんじゃねえよ!許さねえぞ、ちゃんと向こうで飯の一つも奢ってからじゃねーと絶対許さねえからな!!」
「分かった。向こう側でな」
「…クライン、エギル、サンキューな。…2人のおかげで、大人に対しての信頼っていうのかな。それをまた持てるようになれた。これから何か辛い事あったら、誰かを頼って良いって思えるようになった。…だから、ありがとう」
「アーク、、」
「お前さん、、」
キリトと俺と茅場が相対する。その時、キリトが茅場に一つ頼み事をした。
「悪いが一つだけ頼みがある」
「何かな?」
「簡単に負けるつもりは無いが、もし俺が死んだら、しばらくでいい。アスナが自殺出来ない様に計らって欲しい」
「ほう。よかろう」
「キリト君ダメだよ!そんなの・・・そんなの無いよ!」
アスナの叫び声がボス部屋に響くが、俺たちの戦いには関係なかった。
「待たせたな」
「ふ、存外楽しませてもらったよ……では始めようか」
茅場がメニューを操作し、不死属性が解除され、HPがイエローゾーンになった。そして、キリトと俺の前に「完全決着」モードのデュエルのメッセージが出され、俺たちはそれを受諾。頭上で60秒間のカウントダウンが開始された。
…今からやるのはデュエルなんて生易しいもんやない。単純な殺し合いだ。
カウントが0になり、デュエルが開始された。
俺は、大きく踏み込み、茅場に向かって槍の刺突を繰り出した。それと同時にキリトも二刀流で茅場を追い詰めにいくが、流石のPS、盾でキリトの攻撃を防ぎつつ、キリトをこっちに誘導し、俺の攻撃を一時的にストップさせてきた。
「ちっ、、面倒だな」
「ああ」
…このゲームの開発者はこいつだ。だから、ソードスキルは茅場がデザインをしたから読まれ絶対に使えない。…なら!もっと上げろ!スピードを!
俺はさっきよりも、速い刺突を茅場に向け繰り出したが、奴はこれにも対応してくる。…でも、これでいい。あいつが、キリトの事を忘れる訳はないが、意識を少しでもこっちに向けて、勇者が魔王を倒す道を切り開く!
そこから、約5分が経っただろうか、茅場の防御が少し乱れた。……今なら!行ける!
「合わせろ!キリト!」
「分かった!」
俺とキリトは同時に茅場に向け突っ込み、俺の刺突を防ごうとする茅場の背中にキリトの攻撃が入り、茅場が後ろを向こうとするが、、
「そっちは向かせねぇよ!」
「ぐっ、、、」
俺が、絶対にさせない。…死んででも、こっちを向かせる。
茅場のHPがレッドに差し掛かり、俺も攻勢に出た。さっきまで、時間稼ぎに徹していた俺がいきなりの攻勢で茅場も少し動揺したのか俺は一気に茅場の盾と剣を薙ぎ払いと突き上げで弾くことができた。
「ラスト!決めろ!キリト!」
「はぁぁぁぁ!」
……茅場相手にソードスキルを使うのは自殺行為だろう。ただ、それは茅場が万全な状態という但し書きがつく。今のあいつは動揺し、剣と盾も弾かれている状況。そして、キリトの攻撃速度は攻略組の中、いや、アインクラッドの全プレイヤーの中で最速と言っても差し支えない。そんなキリトのソードスキル『ジ•イクリプス』を受けた茅場のHPはついに0になり奴の体はポリゴン片となった。
「11月7日14時15分、ゲームはクリアされました。ゲームはクリアされました・・・」
そんな無機質なアナウンスがアインクラッドに響いた。
次に俺が目を覚したのは、夕暮れの空の上だった。
「どこだここ、、?」
「アーク?」
そう声を掛けてきたのはキリトだった。
「キリト君?アーク君?」
キリト「…アスナ」
そして、アスナもここにいた。
俺はメニューを開くと[最終フェイズ実行中]という文字が出てきた。
「最終フェイズ実行中か、、、それよりここはどこなんだ?」
「…俺も分からない」
「ねぇ、2人とも、、あれ」
そう、アスナが指を指したところにあったのは崩壊してゆく空に浮かぶ鋼鉄の城。……俺たちを二年間閉じ込めた『浮遊城アインクラッド』の姿があった。
「中々の絶景だろう?」
そして、横には白衣を羽織り髪を短髪に切りそろえている『研究者』の姿の茅場晶彦がいた。
「茅場晶彦・・・」
「現在、アーガス本社地下五階に設置されたSAOメインフレームの全記憶装置のデータの完全消去を行っている。後10分ほどでこの世界の何もかもが消滅するだろう」
「あそこにいた人達は、どうなったの・・・」
「心配には及ばない。先程生き残った全プレイヤー、6147人のログアウトを確認した」
「死んだ連中は、今までに死んだ四千人はどうなったんだ・・・」
「彼らの意識は帰ってこない。死者が消え去るのはどこの世界も一緒さ」
「ずっと気になっとった。……なんでこんな事をしたんだ?」
「何故、か・・・私も長い間忘れていたよ。何故だろうな・・・フルダイブ環境システムの開発を始めた時、いや、その遥か以前から私はあの城を、現実世界のあらゆる枠や法則を超越した存在を作り出すことだけを欲して生きていた。そして私は、私の世界の法則をも超えるものを見る事が出来た」
「空に浮かぶ鋼鉄の城の空想に私が取り付かれたのは何歳の頃だったかな?この地上から飛びだって、あの城へ行きたい。長い長い間、それが私の唯一の欲求だった。」
「私はねキリト君、アーク君、まだ信じているのだよ。何処か別の世界には本当にあの城が存在するのだと」
「ああ、そうだといいな・・・」
アスナと俺もその茅場の言葉に頷いた。
「言い忘れていたな。ゲームクリアおめでとう、キリト君、アスナ君、アーク君。さて、私はそろそろ行くよ」
茅場が俺たちに背を向けた。もう一度茅場のいた所を見た時、その姿はすでに消えていた。
「いやー、やっとクリアか」
「だな」
「本当ね」
俺たちはアインクラッドが崩壊するまでの短い間、少し喋っていた。
「ねぇ、現実世界でもまた会いたいから、名前。教えて欲しいな」
アスナがそう切り出した。
「…じゃあ、俺からで。九条彩人、年齢は15じゃなくて17だな」
「そーいや、初日受験生とか言ってたっけ、、。…俺は桐ヶ谷和人。年齢は16」
「アーク君、私と同い年なんだったんだ。…私は結城明日奈。年は17。よろしくね、彩人君、和人君」
「よろしくな、和人、明日奈」
「ああ、よろしく。彩人、明日奈」
「…てか、明日奈って、本名そのままプレイヤーネームにしてたんやな」
「確かに、、。本名もじってる俺らが言えた事じゃ無いけど、そういうの気をつけた方がいいぞ」
「…仕方ないじゃない。私こういうゲームとか始めてだったもの」
俺たちはアインクラッド崩壊まで楽しく喋っていた。…でも、それも長くは続かない。終わりはいずれ訪れる。
「もう、全部無くなるな、、、」
「これで、俺たちの戦いも終わりか、、」
「終わってみると案外あっという間というか、、」
アインクラッド第100層が崩れ、重力に従って落ちていき、それと同時に世界が白く輝き出した。
「終わりだな、、」
「ああ」
「ええ」
「和人、明日奈」
「彩人、明日奈」
「和人君、彩人君」
「「「また、リアルで!」」」
俺たちは拳をぶつけ合い、ログアウトした。
………ああ、知らない天井だ。ていうか、体重いな、、、。何も食わず飲まずなのに、、。…ああ、寝たきりだから、筋肉無くなってんのか、、、、、。とりあえず、、頭のナーブギア外して、起きあがろう、。
「……え?…お兄ちゃん、、、?」
起き上がり、ナーブギアを外して、最初に視界に入ってきたのは、2年間現実世界にずっと置いてきていた妹の舞だった。
「、、あ、、、、ま、、、、い、、、」
俺は舞の名前を呼ぼうと声を出したが、2年間声帯を一切使っていなかったせいか、声がほぼ出ず、掠れた声しか出なかった。舞は俺を見るなり、幽霊を見たかのような反応をして、……そして、抱きついてきた。
「…おかえり。……お兄ちゃん」
「…………た、、だ、、、いま、、、ま、い、、」
俺が現実世界に帰り、同時に家族の元へと帰った瞬間だった。
アインクラッド編完結です。…正直スカルリーパー戦とヒースクリフ戦、大分急ぎ足ぽくなりました。……自分の語彙力が無いのを恨んでます。
次回からはフェアリー•ダンス編となります。妹の舞もいっぱい出てきますし、リーファもたくさん出番があるので、少しだけ期待して待っててください!