ソードアート•オンライン 槍使いの軌跡   作:おもちの木

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戦闘描写むずかし。これ書いてる人らはすごいと再認識しました。じゃあ本編どうぞ。   










第三話

 

 

 

 

ボス攻略会議の翌日俺たちは第1層のボス部屋まで行軍していた。俺たちは本隊から少し離れたところで今日のボス攻略について話し合っていた。途中アスナが自分の名前を知ってる理由を聞いてきた時はこいつ天然なのかと思った。

 

 

「今回の俺たちの役割はボスの取り巻き『ルイン•コバルト•センチネル』の対応だ。基本は俺がセンチネルの武器を跳ね上げる。そこにアスナかアークがスイッチで入って倒してくれ」

「りょーかーい」

 

 

「……ねぇスイッチって何?」

「ん?」「へ?」

もしかしてアスナスイッチを知らんのか?いやまぁパーティープレイしてないなら知らんかもだけど……。ああ昨日まだずっとソロでやってたのか。え?すご。

 

 

 

<キリトとアークアスナにスイッチ説明中>

「ていう感じに1人が戦闘中に相手の武器を大きくはじいたりして、その時出来た隙に次の人と交代していくという技のことなんだ」

「そ、んでその攻撃してる間に回復とかも出来たりするからこれから攻略を本気でやってくんなら必須の戦法だと思うぜ」

「そうなのね。ありがとう」

そんな感じで俺たちはあまりゲームについて知らないアスナに色々教えたりしながらボス部屋へと向かった。

 

 

 

「みんな…俺から言うことは一つ!勝とうぜ!!」

あれから俺たちは危なげなくボス部屋の前まで来た。…んー、流石だなディアベル。プレイヤーの士気を上げるのに最適な言葉選んでやがる。やっぱリーダー適正高いなアイツ。

「死ぬなよキリト、アスナ」

「そっちこそな」

「ええ」

 

 

 

 ディアベルがボス部屋の扉を開けた。——-ボス部屋に灯りが灯されボスの姿が現れた。『イルファング・ザ・コボルドロード』片手に斧と盾を持ち、後ろには湾刀を持っている。………あれ湾刀か?湾刀にしては真っ直ぐすぎるというか。俺がまだそれぞれの武器種をあんまし分かってないからかもな。……まぁ警戒しないに越したことはないし、一応警戒しとこう。

 

 

 

 

「全員突撃ーーーー!」

ディアベルの掛け声で第1層ボス攻略が幕を開けた。

 

 

 

 

そこから俺たちは順調にボスのHPを削っていった。何度かA.Bのタンク隊のHPバーが黄色になったくらいで。取り巻きの掃討もキバオウのE隊が俺たちで事足りると思ったのか自分たちもボスの方に行ったときはびっくりしたけど。でもそん時のアスナの方が怖かった。視線だけで人殺せるってああいうこというんだって分かったもん。しかもあいつ剣先見えないレベルのスピードだし。あれでゲーム初心者ってマ?

 

 

……まぁふざけるのもこの辺にして、後はボスのHPバーが残り1本になってから曲刀の持ち替えさえ凌げれば犠牲者なしで行ける。

 

 

 

「よし、全員下がれ!俺が出る!」

…は?なんでここで突出するんだ?ここはセオリー通りに行くなら曲刀のソードスキルを耐えてからだ、、、ってあれ?、、、あれ湾刀じゃない!どんな武器かは分からんけどでもやばいってのは分かる!

 

 

「だめだ!全力で後ろに跳べぇぇぇ!」

キリトも気づいたのか!

「キリトあの武器はなんだ⁉︎」

「あれは野太刀だ!!βじゃ10層のやつしか使わなかったのにどうしてここで⁉︎」

野太刀、、名前的に刀とかそっち系か。んでもってキリトがここまで焦るってことは結構強いんだろうな。、、、って呑気に分析してる暇ねぇ!やばい!ディアベルにアイツのソードスキルが、、、

 

 

 「ぐぁぁ!」

 

 

最悪だ!ディアベルが中途半端にソードスキルをやめたせいで直撃したし、デバフでスタン貰ってるじゃん!!くそ!ここからじゃギリ間に合うかどうか!、、、いや間に合わせろ!

 

 

 

 

「間に合ぇぇぇぇぇ!!」

 

 

 

俺のソードスキル<スラント>とボスよソードスキル<辻風>がぶつかりあいお互いを相殺した。

 

 

 

「あーー、がち紙一重」

 

 

 

 

アイツ、もう体勢立て直してんのか。結構本気で打ち込んだつもりなんだけど。まぁいいか。

 

 

 

「ディアベル、下がってろ」

「いや、でも……」

「今パーティーは混乱状態にある。一回下がってこのパーティー立て直すのが優先だろ。そうじゃないと犠牲者も出てくる。どれを優先するかはリーダーのお前なら分かるんじゃねーの?」

「……分かった。その代わりボスを頼む…」

「……言われなくとも」

 

 

 

ディアベルはパーティーの混乱を解消するために下がって行った。

 

 

「さてと、行くか」

「待てよアーク、俺も行くぜ」

「私も。パーティーメンバーだし」

最高かよこいつら。…なんだろうな絶対とか信じれないのに今のこの3人なら誰にも負ける気がしない。

「ああ!行くぞキリト、アスナ!」

 

 

「2人とも!戦い方はセンチネルと同じだ!行くぞ!!」

「「了解‼︎」」

カタナのソードスキルを見たことあるキリトに前衛を任せて俺とアスナはボスを攻撃し続けた。そんな時キリトの意識外からセンチネルが突っ込んで来た。やべぇ!

「キリト!!」

 

「おらぁ!」

 

それを防いだのは大柄の両手斧使いのエギルさんとそのパーティーメンバーだった。

「雑魚は任せろ!回復するまで俺たちが支える!」

「ありがとうエギルさん‼︎」

エギルさんもタンクとして参加してくれた!これなら行ける! 

 

 

 

「エギルさん、スイッチ!」「おう!」

エギルさんがボスの野太刀を跳ね上げる。俺はそこにソードスキル<バーチカル>を打ち込む。

「キリト!アスナ!ラスト任せる!」

「分かった!任せろアーク!」「任せて!!」

「「「スイッチ‼︎」」」

先にアスナのソードスキル<リニアー>が炸裂し、キリトのソードスキル<バーチカル•アーク>がボスの右肩から左肩を切り裂いた。

 

 

 

 

[Congratulations‼︎]

 

 

 

 

空中に出てきたその文字はボス戦が終わったことをボス部屋にいるプレイヤーに知らしめた。

「やったーー!」「クリアしたんだな!」

そこら中から歓喜の声が響く。かく言う俺も、、

「しゃぁぁぁぁーー!」

このクリアした興奮に酔いしれていた。

 

「コングラッチュレーション!この勝利はアンタらのもんだ!」

エギルさんが手を叩きながら俺とキリトに話しかけにきた。

「支えてくれてサンキューな。エギル」

「そうそう、エギルさんがいなかったらやばかったしこれは皆んなの勝利ってことでいきましゃうや」

「お前面白いな。……お前攻略会議のときの銀髪じゃねえか!名前は?」

「俺はアーク。よろしくなエギルさん」

「エギルでいい。よろしくなアーク」

俺たちはそんな感じで各々クリア後のこの時間を噛み締めていた。

 

  そんな時だった。

「なんでや!!」

甲高いキバオウの怒声がボス部屋に響いた。

「なんで、ワシらをディアベルはんを騙したんや!」

「騙した…?」

「そうやろ!あんさんが最初から情報を渡してたら、ディアベルはんが死にかけることも、ワイらが混乱したりしんかったやろ!」

こいつ本気で何を言ってるんだ?ディアベルが死にかけたのはLAボーナスが欲しいっていういわば自業自得だろ?どーやったらそこまで他責思考になれるんか聞きたいわぁ。

 

 

 

「キリト君とアーク君はディアベルさんを助けたのよ!」

「それは結果だけの話や。こいつはディアベルはんに危険を押し付けて手柄横取りしてボスを倒したんや!」

 「まさかディアベルさんを囮にして攻撃を回避した?」

「こいつ元βテスターなんだ!ボスの攻撃パターンも知ってて最初から手柄を独り占めする気だったんだ!」

「待ってくれ皆んな。彼は、、、」

やばいなこれ。これ全員頭に血昇って熱くなってディアベルの言葉が聞こえてねぇ。つーかこのままじゃ元βテスターとそれ以外でバカでかい溝ができるだ「ははっ」は?どうしたキリト?壊れたか?

 

「元βテスターだって?俺をあんな素人連中と一緒にしないでくれないか?」

いきなりこいつ何言い始めて、、、こいつまさか!?

「おい、キリト」

 俺はキリトの肩に手を置いて止めようとした。でもこいつは止まらなかった。

「SAOのβテストに当選した1000人のうち本物のMMOプレイヤーが何人いたと思ってる?今のアンタらの方がまだマシさ。でも俺はあんな奴らとは違う。俺はβテスト期間中他の誰も到達できてない層まで行った。ボスのカタナスキルを知ってたのは上層で刀使ってくる雑魚と散々やり合ったからだ。他にも色々知ってるぜ情報屋なんか問題にならないくらいにな」

 

 

「キリト、、、」

こいつは元βテスターに向けられる悪意を自分に全部集中させようとしてるんだ。自分がどれだけ悪く言われても他の元テスターに被害がいかないように。でもこのデスゲームでそれをするっていうのは死ぬ確率が上がる愚策だってアイツも分かってるはずだろ。

 

 

 

「なんやそれ、、もうチートやろそんなん!!」

「チート、チーターだろ!」

「ベータのチーターだから≪ビーター≫だ!」

「≪ビーター≫いい呼び方だな、それ。そうだ。俺はビーターだ。これからは元テスター如きと一緒にしないでくれ」

「2層の転移門は俺がアクティベートしといてやるよ。着いてきたいやつは来てもいいが、初見のmobに殺される覚悟しとけよ」

 

 

「待って!」

 

 

「…アスナか……。もしいつか誰か信頼できる人にギルドに誘われたら断るなよソロプレイには限界があるから」

「じゃあキリト君は、、、」

アスナの言葉も聞かずにキリトは第2層へと続く階段を登って行っ

た。

 

 

それからボス部屋にはしばらく静寂が流れていた。そしてそれを破ったのはリーダーであるディアベルだった。

 

「、、俺はリーダーを辞める」

「なんでや!ディアベルはんが辞める必要はあらへんやろ!悪いんはあんクソビーターやろ!」

「でも、俺はキリトさんに助けられた。そして君にもだ、アーク。俺は自分でこの恩を返せると思った時にもう一度ここに戻ってくるよ」

「ディアベル………」

「…まぁディアベルはんがそこまで言うならワシは何も言わん」

「ありがとう。後俺の後継だがキバオウさんと俺の部下のリンドこの2人に任せたいと思う」

「…任せとき!」

「分かりました。ディアベルさん」

 

 

 

 

俺はその後もしばらくボス部屋に残っていた。

「………」

俺は何も出来なかった。キリトが1人でプレイヤー全員からの悪意に晒されるって分かったくせに。状況を把握するのは得意なのに。

 

 

あん時から何も変わってない。

 

 

「あんま、気に病むなよ。アーク」

そう声を掛けてくれたのはエギルだった。

「これはアイツの選択した道なんだ。俺たちがとやかく言えるもんでもない」

 

………。そうだな、うじうじ悩むのも俺らしくないしな。よしっ!切り替えよう。キリトはプレイヤーからの悪意を受けるって決めたんなら俺はそんなアホを支えよう。

 

 

「…そうだな。んじゃ、俺はアイツを支えてやる。親友として、相棒として」

「その話私も入らせてもらっていいかしら?」

「アスナ、、、おう!あのアホを一緒に支えてやろうぜ!」

「アホ呼ばわりは少し可哀想じゃないか?」

 

「「「はははっ」」」

そうだ。過去は変えれないけど未来は今からのやりようでいくらでも変えられる。ちゃんとキリトに自分の味方はいるぞって伝えてやらきゃだな。

 

あの時の過ちを繰り返さないためにも。

 

 

 

「俺は用があるから一旦1層に戻るが2人は上へ行くだろ?キリトの奴に伝言を頼んでもいいか?」

「伝言?どんな?」

「次のボスも一緒に攻略しようぜってな!」

「分かった伝えとく」「ええ任せてください」

 

 

そうして俺とアスナは第2層へと登っていった。これからの戦いに思いを馳せながら。

 

 

  





と言うわけで第1層攻略でした。いやーまじで戦闘描写がむずい。後最後のキリトがビーターになるところは主人公をどう絡ませようかなって悩んだけど無理そうやったんでほぼ原作通りでいきました。後ディアベル生き残らせたはいいけど、多分これ以降出番はないです。。
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