いや、こら拉致だよ   作:色々残念

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思い付いたので更新します
本日2回目の更新ですね


おみまいするぞ

今生は名前がないし、前世の名前も思い出せなかった俺は、自身にイズミと名付けていたが、それが俺の名前として神の恩恵にも記載されていたようだ。

 

それはそれとして女神フレイヤの伴侶探しの旅は続き、俺とミアさんだけだった眷族も増えていく。

 

増えていった眷族達は女神の狂信者のような存在が多く、フレイヤの近くに居る俺とミアさんによく喧嘩を売ってきたりもした。

 

好きで女神フレイヤの近くにいる訳じゃない俺とミアさんは、容赦なく狂信者達を叩き潰しておき、ミアさんがスコップで掘った穴に頭だけ出して埋めてみる。

 

「おい、パイ食わねえか」

 

そして動けない状態になっていた狂信者達に女神フレイヤの手料理という名の劇毒をおみまいしてやり、強制的に黙らせてやると、喧嘩を売ってくることが無くなった狂信者達。

 

流石に女神フレイヤの手料理を食わされるのは狂信者達でも嫌だったようだ。

 

そんなことがあったりもしたが、新たに増えた狂信者達は相変わらず喧嘩を売ってきたので、女神フレイヤの手料理をおみまいする機会は幾らでもある。

 

「どうも新たな眷族の皆さん。フレイヤ・ファミリア副団長のイズミでございます。おい、パイ食わねえか」

 

地面に身体が埋まり、動けない状態になった女神の狂信者達の口にフレイヤ手作りのパイを押し込んでいく俺。

 

「不味いかい?俺とミアさんが料理すんの止めろって言ってんのに勝手にフレイヤが手作りしたパイだよ。パイが腐らねぇ内に俺はね、それをどんどんきみ達におみまいしていくぞぉ」

 

そう言いながらフレイヤの手作りパイを、狂信者達におみまいして処理させていく姿を見ていた他の眷族達は、悪魔を見るような目で俺を見ていた。

 

フレイヤの手作りパイをおみまいされた新たな狂信者達は、全員失神していたことは確かであり、食材を無駄にした女神フレイヤにミアさんの拳骨がまた落ちたらしい。

 

そんなやり取りをしながらも旅を続けたフレイヤ・ファミリアは、ダンジョンがあるというオラリオという都市に到着。

 

竜の谷から降りてきたという竜と何回か戦っていたりもしたからか、既にLv4程度にはなっていた俺とミアさん。

 

迷宮都市と呼ばれるオラリオは、思っていたよりもとんでもない場所で、ゼウスとヘラのファミリアが頂点であり、他はそれ以外と言うしかない程に強さが段違いなゼウスとヘラのファミリア。

 

新たにオラリオに来たファミリアには、ゼウスとヘラのファミリアから洗礼があるようで、襲いかかってきたゼウスとヘラのファミリアの団員。

 

ゼウスとヘラの僅か2名を相手に、殆ど倒されてしまったフレイヤ・ファミリアは、ミアさんと俺以外は立っていない。

 

「お前達2人は、悪くないな」

 

俺とミアさんを見て、そう言ってきたゼウス・ファミリアの男性は、楽しげな顔で目を細める。

 

「ハァハァ、将来有望そうな美少年をわたしの夫に」

 

そんなことを言いながら息を荒げて俺に近寄ってきていたヘラ・ファミリアの女性には「いや俺は貴女よりも、此方の女性がタイプなんで」と言ってミアさんの手を握った俺。

 

「好みじゃないってフラレた!ちくしょおおおお!」

 

悲しそうに大量の涙を流し、かなり威力が高い腹パンを俺に叩き込んでから走り去っていったヘラ・ファミリアの女性。

 

「あれがオラリオ最強かぁ」

 

腹パンされた腹部を押さえながら遠い目をして言う俺に「いや、あれが全部だとは思わないでくれ。似たような奴は多いが」と慌てた様子で弁明するゼウス・ファミリアの人。

 

この人もヘラ・ファミリアには苦労しているのかもしれない。

 

「いつまであたしの手を握ってるんだいイズミ」

 

「あ、ごめんミアさん」

 

「まあ、あんたなら嫌じゃなかったけどね」

 

そう言って笑ってくれたミアさんは、さっきのヘラ・ファミリアの女性よりも魅力的に見えた。

 

それから、オラリオを本拠地として生活するようになったフレイヤ・ファミリアは、度々ゼウスとヘラのファミリアから襲撃を受けることになる。

 

ゼウスとヘラのファミリアと戦ったり、ダンジョンに潜ったりもしていると、Lv6にまで到達していた俺とミアさん。

 

フレイヤ・ファミリアの団員達にミアさんが腹一杯飯を食わせてやり、傷ついた団員達の怪我を俺が癒しの水で癒して治してやると、元気になった団員達。

 

俺とミアさん以外にも食事と治療を担当する団員を増やしていくと、負担が少し減ってきたことは確かだ。

 

ある日、ヘラ・ファミリアの戦闘要員全員に囲まれた俺は、強引にヘラ・ファミリアのホームへと連れ去られることになる。

 

「いや、こら拉致だよ!」

 

俺のその言葉を無視されて、連れてこられたのは幼い少女2名が居る場所。

 

ヘラ・ファミリアの新人だという2名の少女は不治の病であるらしく、病すらも癒す俺の癒しの水をこの2人に提供してほしいようだ。

 

そういうことなら拉致しないで普通に理由を説明して連れてきてほしかったが、一応癒しの水をコップに出しておき、2名の少女に飲んでもらった。

 

不治の病が完治とまではいかないが、病の症状はかなり軽減されたようで、寿命は明らかに延びた2人の少女。

 

姉妹である2人は、アルフィアとメーテリアという名前らしい。

 

その後、定期的に癒しの水をアルフィアとメーテリアに提供することになり、少しずつ改善している不治の病。

 

完全に病を治すには、もっと強い癒しの力が必要になるかもしれない。




竜の谷の竜と何回か戦ってからオラリオに来た結果、ミアさんは原作よりも早めにLv6に到達しました
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