いや、こら拉致だよ   作:色々残念

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思い付いたので更新します



対決迷宮都市

フレイヤ・ファミリアの団員達と何故か大食い対決をすることになり、ミアさんが用意した料理をひたすら食べていった俺。

 

最終的にはオッタルと俺だけが残り、先に大皿の料理を空にした方が勝ちということになったところで、余裕を持って俺が勝利することができた。

 

そんな大食い対決があった日の翌日、何故か公家のような着物を着用させられていた団員を後ろに引き連れてやってきたフレイヤ。

 

「やぁやぁイズミ。先日、忘れもしない食堂での大食い対決。貴殿の堂々たる戦ぶり堂々たる勝利、敵ながらあっぱれであった」

 

着物を着用した団員はフレイヤから渡された巻物に書いてある内容をクソデカイ声で言い始めたが、フレイヤに頼まれると断れない団員が多いのは問題かもしれない。

 

「しかし!フレイヤ・ファミリアの一員として、このままおめおめと引き下がっているわけにはいかんのだ。よってここに大食い対決再戦をオラリオの街中で執り行う事、ここに申し込む」

 

続けてそんなことを言ってくるフレイヤ・ファミリアの団員は、やはり声がクソデカイ。

 

それからフレイヤ・ファミリアのホームを出ることになり、事前にフレイヤが話を通していたという屋台にまで向かう俺とフレイヤにオッタルと着物を着用した団員。

 

再び始まった大食い対決は、オッタルと俺の一騎討ちとなり、ひたすら屋台の串焼きを食べていった俺とオッタル。

 

今回も俺の勝利に終わったが、フレイヤが新たな巻物を着物を着た団員に手渡すのが見えた。

 

「やぁやぁイズミ。1つの屋台で勝負を決すると思ったら大間違いだ。この対決で勝ったお前に、この串焼き屋台の地を与えよう。次に向かうはじゃがまるくんの屋台だ。そこでお前が勝てばじゃがまるくんの屋台の地はお前にやろう。しかし負ければじゃがまるくんの屋台は、オッタルのものとなる」

 

巻物に書いてある内容を相変わらずクソデカイ声で言ってくるフレイヤ・ファミリアの団員。

 

「もうわかったであろうイズミ。オラリオ中にある全ての屋台で対決だ。これよりオラリオ各地で死闘を繰り広げ、領地を奪い合い、最終的により広い領土を確保した方が勝ちとなる。今日のオラリオは対決迷宮都市となるのだ」

 

そして対決する俺とオッタルだけが過酷な戦いが始まり、地獄の屋台巡りが続く。

 

様々な屋台料理を売る屋台や、複数のじゃがまるくんの屋台を巡り続けていき、オッタルに勝利していった俺。

 

最後にクレープの屋台に到着したところで、フレイヤが渡した巻物を読み上げるフレイヤ・ファミリアの団員。

 

「やぁやぁイズミ。この最後の対決に負けたならお前には生き地獄を味わってもらおう。なに?ひたすら食わされることより苦しい生き地獄があるものかって?うは!うは!うはは、あるじゃぁないかあるじゃぁないか」

 

フレイヤ・ファミリアの団員は、巻物に書かれた内容を読み上げ続けていく。

 

「お前はフレイヤ様の手料理が大嫌いだ。特に手作りパイが大嫌いだ。初めて食べた時は、ずいぶん辛かったそうじゃないか」

 

とてつもなく不吉なことを言い出すフレイヤ・ファミリアの団員は、巻物の内容を読み上げていった。

 

「ん?なんだと?1つ位なら大したことはないだと?ぬは!ぬは!ぬはは、誰が1つと言った?ん?じゃ2つかって?ぬは!ぬは!ぬはは、毎食だ、毎食フレイヤ様の料理で1日過ごしてもらうぞ」

 

とんでもないことをクソデカイ声で読み上げたフレイヤ・ファミリアの団員。

 

「ん?なんだと逃げるだと?うは!うは!うはは、逃げられるかなあ?ミアを含めたフレイヤ・ファミリア全員が、お前に強引にでも食べさせるのに。なあオッタル、人事じゃあないんだぞ。お前もイズミに負けてるから食べるんだぞフレイヤ様の手料理を」

 

最後の対決に勝てば俺は助かるが、俺との対決に負け続けていたオッタルは、強制的にフレイヤの手料理を食べさせられることが決まっていたようだ。

 

最終対決のクレープは、何故かフレイヤが相手となり、甘いクレープを次々と飲み込んでいくフレイヤが魔神に見えた。

 

なんとかギリギリでフレイヤに勝利した俺は助かったが、大食い対決で俺に勝てなかったオッタルは明日1日、毎食フレイヤの手料理を食べることになるらしい。

 

そんなことが決定した日の翌日、昨日は食べ過ぎたから今日はゆっくりしておこうと考えて、オラリオの街中にあるベンチに座って寝ていると、目覚めた時には宿屋らしき部屋に居た俺。

 

「起きたか、オリオン」

 

そう言ってきたのは、基本的には都市外で活動しているアルテミス・ファミリアの主神である女神アルテミス。

 

以前都市外でアルテミス・ファミリアを助けながら、黒い蠍を倒したことがあったが、それから俺をオリオンと呼ぶようになったアルテミスという女神。

 

たまにオラリオにやって来て、俺に会いに来るアルテミスだが、今回は寝ている俺を街中で発見して、思わず宿屋まで連れてきてしまったようだ。

 

「いや、こら拉致だよ」

 

とりあえずそう言っておいた俺に「愛ゆえにだよ、オリオン」と言うアルテミス。

 

その後、アルテミスとオラリオの街中を一緒に歩いたりもして、露店で売っていた品を購入してアルテミスにプレゼントしたりもした。

 

ちょっとしたデートみたいな感じだったかもしれないが、アルテミスが喜んでいたのは間違いない。

 

まあ、アルテミスが喜んでくれていたなら、悪くない時間になったような気はするな。




今回着物着てた団員は、ヤスダという名前ではありませんと言っておきます
ちなみにフレイヤがクレープを食べる速度は、めちゃくちゃ早かったようですね
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