〜狡噛慎也の視点〜
8月31日。この日、俺は起きてすぐ洗面所で顔を洗ってから、昨日の夜に残ったおかずを適当に食って食事を済ませた。次に、洗面所に行って歯ブラシに歯磨き粉を付けた後、片手で歯を磨きながらもう片方の手でクローゼットを開け、悩んだ末に白を基調とした上のシャツと黒のズボンが掛かった一式を手に取りベッドに放り投げた。また洗面所に向かい歯磨きを済ませると、俺は選んだ服に着替えた。そして最後にもう一度洗面所へ行き、適当に髪をセットした後、ようやく部屋を出た。
携帯で今の時間を見ると、時刻は午前8時10分。
ここからケヤキモールに辿り着くまで10分前後と仮定しても、約束の時間よりも40分早く集合場所へ到着する。だが、こういうのは男が先に待っているのが常識だと、俺は朝比奈から教わった。
俺はロビーを出て、ケヤキモールに足を運ぶ。
夏休みも今日でお終いだ。長いか短いか、そう感じるのは個人によって異なるが、俺の場合は後者だ。この平穏な日々が続けばどんなにいいか。綾小路もきっと、そう思っているだろう。
この夏休み中、綾小路とは道ですれ違ったりしたが、互いに視線を送り合うだけで会話は微塵も無かった。何していたかわからないが、アイツなりにこの休暇を満喫していたのだろうな。
そういえば、夏休み最終日までの3日間。水泳部専用として使われているプールが、誰でも使えるように開放されているらしい。橋本から一緒に行かないかと誘いがきたが、白石との約束があるため断っておいた。
「これはこれは、狡噛慎也ではありませんか」
「森下」
何故か、舗装された道を外れた茂みの中から森下が現れた。こんな朝早くから、一体なんでそんな所に。頭に疑問が浮かぶが、森下だから、そう結論付けるととてもスッキリした。
「何か変なこと考えていませんか?」
「変なのはお前の方だ。そんな所で何してる?」
「見てわかりませんか? 虫を観察してました」
よく見ると、彼女は右手に虫眼鏡を握っていた。
それで虫を観察していたのか。
「あぁそう。邪魔して悪かったな」
「ちょっと待ってください狡噛慎也」
森下が俺を呼び止める。嫌な予感がした俺は、その声を無視して再び歩き出す。
「どうして逃げるんですか。待てと言ったら待つのが普通でしょうに」
森下は道に出て俺の正面に立ち、両手を広げた。
行手を遮られた俺は、森下は軽く睨み付ける。
「どけ」
「嫌です」
「……………」
「い・や・で・す」
どうして俺はいつもこの女に巻き込まれるんだ。
今日は遊んでいる暇なんか無いというのに。
いつでも、俺が折れないと話は始まらない。俺も甘くなったもんだ。
「すぐ終わるんだろうな?」
「はい。狡噛慎也には台になってもらいます」
「台?」
「あそこの木の上にカブトムシがいるんですよ。捕まえる為にぜひ協力を願います」
森下はある一本の木を指差して言った。それにしてもカブトムシか。知識として知っているとはいえ、実物は見たことがない。俺は少し興味が湧いてきた。
「分かった。さっさと済ませるぞ」
俺は、そのカブトムシがいるとされる木に移動した。
俺は顔を上げると、黒光りした生き物が木の幹にしがみついている。頭から突き出た立派なツノは、凛々しくもあり、自らの強さを主張しているようだ。
「どうすればいい?」
俺は視線を落として、隣にいる森下に声を掛けた。
「私を肩車してください。それならば届くでしょう」
そう言われ俺はその場で片膝をつき、森下の前に背を向ける形でしゃがんだ。森下は何の抵抗もなく俺の頭を挟むようにして、太ももを肩に乗せた。
「美少女藍ちゃんの太ももの感触はどうですか?」
森下の戯言を無視して勢いよく立ち上がる。森下は驚き慌てて俺の頭を掴んだ。
「立つなら立つ前に言ってください」
「いいから、さっさと捕まえろ」
逃がしてしまっては意味がない。森下は息を殺し、ゆっくりとカブトムシに手を伸ばす。俺は森下が体勢を崩さないように太腿に手をあてバランスを意識する。
「狡噛君?」
突然、聞き馴染みのある声が道の方から聞こえて来た。俺は目を動かし声がした方を確認すると、そこには白石が立っていた。白石は、俺と俺の肩に乗った森下に目を交互にさせていた。
「えっと、何されているんですか?」
「これは」
「あっ」
ブーーーン。翅を広げ、重い羽音を響かせながら、カブトムシは何処かへ飛び去っていった。飛んでいくカブトムシをただ見送る事しかできない俺と森下。残念だ。出来れば近くで見てみたかったのに。
「狡噛慎也。貴方が声を出すから逃げてしまいました。何してるんですか全く」
「……悪い」
「早く下ろしてください。役立たずの狡噛慎也にはもう要はありません」
「……………」
役立たずの俺は森下を地面に降ろす。森下は地面に足がつくと、道に出て白石に歩み寄った。
「おはようございます白石飛鳥」
「おはようございます森下さん」
互いに挨拶を交わす2人。
「こんな朝早くからお出掛けとは、白石飛鳥も最後の夏休みを満喫してあるようですね」
「えぇ。今日は狡噛君とデートをする約束なんです」
白石は笑みを浮かべてそう言った。森下は目を見開き、俺と白石の顔を何度も行ったり来たりした。森下のこうも驚いた顔を見るのは初めてだ。
「……なるほどなるほど。ついに狡噛慎也は、白石飛鳥に絡め取られてしまったわけですか。本性を現しましたね、ケ・ダ・モ・ノ」
酷い言われようだ。
それに絡め取られるとはなんだ。
「違います森下さん。私が狡噛君を誘ったんです」
白石は一瞬チラッと俺に視線を動かした。
「ほぅ。と言うと、つまり白石飛鳥は狡噛慎也にこういったわけですか?」
森下は両手でハートマークを作った。それに白石は何も言わず微笑むだけ。肯定も否定もしなかった。
「その辺でいいだろ森下。俺と白石はもう行く」
「狡噛慎也は白石飛鳥をどう思っているんです?
LIKEですか、それともLOVEですか?」
「さっさと行け」
俺はシッシッと手であしらう。これ以上コイツに付き合っていては一日が消えてしまう。
「はいはい、邪魔者はすぐ消えますよ。ではさようなら。白石飛鳥、それと役立たずの狡噛慎也」
森下はそう言葉を吐いて寮の方へと去って行った。
森下が居なくなったことで白石と2人きりになった。俺は白石の方へ体を向け、詫びを入れる。
「悪いな白石、先に待つつもりだったんだが……」
こんな形で集合するとは予想しなかった。これも全て森下のせいだ。いや、甘い俺のせいでもあるか。
「大丈夫です。狡噛君のことですから、森下さんに付き合ってあげていたんでしょう? 狡噛君は頼られると断れない人ですから」
でも、と言って白石は言葉を続ける。
「それは狡噛君の美徳だと思います。だからこそ、
森下さんも声を掛けたのではないでしょうか?」
「……迷惑な話だな」
「ふふふ、そう邪険にしては森下さんも可哀想ですよ。彼女、狡噛君といる時は楽しそうですし」
楽しそう、か。ただ揶揄っているだけだと思うが。それにしても参ったな。早くも計画が崩れてしまった。だが大切なのは、ここからどう挽回出来るかに掛かっている。
まず相手と合流したらやるべき事がある。それは、今日着てきた服を褒めること。これは朝比奈や鬼龍院から散々言われていたことだ。男性として、いや紳士として当然の行い。
「白石」
「はい」
白石の私服は、袖の長い白のトップスに淡い紫色のチュールスカート。今日で8月が終わるといっても、まだ気温は20℃を超えているため長袖は暑いと思うが、多分日焼け対策なのだろう。
服装を具体的に褒め過ぎるのは、反対に気持ち悪がられる。簡潔にかつ今日の為に着てきた女性を傷付けない言葉を掛けるのが大事だという。なので…………
………………………いや、何と言えば正解なんだ?
そのスカート可愛いな………いや違うか。こんな事は誰にでも言える。なら、白と紫の良いバランスをしているな………………まて、バランスってなんだ。
「狡噛君……?」
いかん、白石が何も喋らない俺に戸惑っている。
クソッ! 何故こんなにも難しい…! ホワイトルームで学んだ相対性理論の方がまだ分かりやすかった。教えて下さい綾小路先生。外の世界に馴染んできた俺でも、女性の扱い方は未だ理解に程遠いです。
「その服、似合っている」
そんな味の無い言葉しか出てこなかった。
「………ありがとうございます」
けれど白石は頬に薄らと朱を差し、俺に微笑みかけてくれた。これで良かったのか? まぁ彼女が嬉しそうなのだから良しとするか。
「ここで立ってるのもなんだ、とりあえずケヤキモールへ行くか」
「はい、そうしましょう」
そして、2人並んでケヤキモールへ足を運ぶ。色々あったが、ようやく白石とのデートが始まった。
この日のデートの目的は、ケヤキモール内に新しくオープンしたケーキ屋に行き、ケーキを食べること。
だが、俺が前日に確認したところ、そのケーキ屋が開店する時間は午前10時であり、今の時間は9時よりも少し前だ。こんな事もあろうかと、俺が用意しておいたプランがあるが、まずは白石に聞いておくか。
「白石、まだケーキ屋……『ラルク』だったか、まだ開店には時間があるようだが、何処か行きたいところはあるか?」
「それなんですが、『ラルク』には午後へ行こうかと」
「そうか、なら午前中はどうする?」
「服を買いたいです。衣替えの季節はまだ少し先ですが、買える時に買っておいた方がいいと思いまして」
確かに、いざ必要になってから慌てて買いに行くよりも、余裕がある内に季節の変わり目に備えておくのは良い事だ。2学期からまた特別試験が始まるから、
時間を作るのも難しいしな。
「この際、俺も何着か買っておくか」
「その方が良いと思います。 あっ」
「ん?」
白石は何か閃いたのか顔をハッとさせた。
「今思いついたのですが、お互いに相手の服を選び合う、というのはどうでしょう?」
なに? 選び合うだと?
「それはつまり、
俺が白石の着る服を選ぶということか?」
「はい。そして、私が狡噛君の着る服を選びます。
どうです、面白くありませんか?」
「……そうだな」
面白いかはイマイチ分からないが、俺にとってはとても難問だ。過去、鬼龍院の着る服を選んだ事がある俺だが、あの時は鬼龍院が最後まで悩んだ二つの中から一つを選んだだけ。今回はきっと、最初から最後まで俺自身が選ばなければならない。
「最初は私から選ばせて下さい」
「あぁ分かった。だが、つい面白がって変な服だけは選ばないでくれよ」
「そんなしませんよ」
俺と白石はエスカレーターに乗って、メンズファッションコーナーへと入る。白石は買い物かごを手に取ると、ハンガーラックを掛かった洋服を一つ一つ物色し始めた。
俺はというと、クッション性のある椅子に腰掛けて、白石が服を選んでいる姿をジッと眺めていた。
彼女は、手に取った服を数秒見ては元の場所に戻すを繰り返していた。その表情から真剣さが窺える。
こうして改めて見ると、やはり白石は美人だ。
この学校の女子生徒は、容姿が優れた女子ばかりいると前に橋本が言っていたが、実際その通りだ。学校側が意図的に選んでいるのではと勘繰ってしまう。その中でも、白石は頭ひとつ抜けていると思う。
「……………………」
俺はこの空いた時間で考えてみる。白石がデートに誘った理由を。これが、単なる友人として遊びに誘ったのではないと思っている。もしそうなら、デートという言葉を使わない筈だ。
自惚れか。本当は、デートの誘いかという俺の冗談に白石も乗っかっただけかもしれない。けどあの時、俺と白石はお互いに目を離そうとはしなかった。あの瞬間、他にもクラスメイトがいる洞窟の中、俺は彼女と2人しかいないと錯覚を覚えた。雨の音だけが、酷く俺の耳に届いていた。
「狡噛君」
白石の呼ぶ声が聞こえる。
「もう決まったのか?」
俺は、白石から受け取った服を持って試着室に入り、今着ている服の上から試着する。カーテンを開けると、目の前に白石が立っていた。
「どうだ?」
「よくお似合いですよ。狡噛君は身長も高いし足も長いので、そのような服装はピッタリです。やはり、私の目に狂いはありませんでした」
そう褒められると悪い気はしない。ならこの服は買うことにするか。
「じゃあ、次はこの服をお願いします」
「まだあるのか?」
「このような機会は滅多にありませんから。狡噛君はしばらくの間、私の着せ替え人形になって下さい」
着せ替え人形って。
白石が面白いと言っていたのはこの事か。
「分かったよ。ほら、さっさと寄越せ」
俺が試着室から出ることが出来たのは、それから30分後のことだった。なんだか疲れた。女子の買い物を俺は舐めていたようだ。
〜白石飛鳥の視点〜
狡噛君の服を選び終えた後、私達は真隣にあるレディースファッションコーナーへと移った。狡噛君の顔に疲れが見え隠れしていますが、楽しかったので許して下さいね。
「さて、次は狡噛君の番ですね」
「ん、あぁ、そうだな」
期待に胸を膨らませる私ですが、狡噛君からは歯切れの悪い返事が返ってきた。
「どうかしましたか?」
「………いや、男の俺がこの場所にいるのは、少し緊張するというだけの話だ」
そう言う彼ですが、とてもそんな風に見えません。
「狡噛君でも緊張するんですね」
「するさ。さっきから通行人が、俺のことをチラチラと見てくるしな」
私は、レディースコーナーから一歩出た通路に視線を向ける。2人の女子が通り過ぎながら、コチラを見てはヒソヒソと何か話している。
レディースコーナーに男性がいたら、理由もなく視線が移ってしまう事はありますが、今回はそうではないと思います。あの女子達は、私のことも見ていましたから。
「座ってていいんだぞ」
「いいえ。大丈夫です」
狡噛君が、私の為に服を選んでいる姿を近くで見たいから。さて、彼は何を選んでくれるのでしょう。
「一応言っておきますが、私の顔色を窺って選んでは駄目ですよ?」
「分かってるよ」
その後、私は狡噛君がああでもない、こうでもないと苦悩する姿を目に焼き付けていました。可愛い。
〜綾小路清隆〜
夏休み最後の日。オレはクラスメイトと思い出作りの為に、期間限定に開放された水泳施設に来ていた。水着に着替えながら、これまで夏休みの間に起きた出来事を振り返っていた。
占い師から自分は宿命天中殺だと告げられたり、
Cクラスの伊吹とエレベーターに閉じ込められたり、
突然寮の水が使えなくなったり、堀北の手が水筒から抜けなくなったりと、ここ一週間は退屈しなかった。
夏休み中、狡噛とは何度か道ですれ違ったりしたが、互いに目を合わせるだけで話仕掛けることはなかった。狡噛は女子の中では人気者だから、会話している様子を見られ、仲が良いと思われては面倒だ。
オレは事なかれ主義。波風を立てず、ただのんびりと過ごしていたいと切に願う。だが今のオレは、それすらも危うい立場にいる。
「何やってるんだよ綾小路。お前も早く来いって」
「あぁ、今行く」
ロッカーに鍵を掛け男子更衣室を出た俺は、須藤達の後を追って外に出る。
「おぉ、結構デカいなー!」
授業で使うプールよりも大きい。大勢の生徒で賑わっているのも当然ながら、売店までもが手広く展開されている。オレ達は待ち合わせの場所に辿り着くが、女子はまだ出て来ていないようだ。
「まだかなぁ〜、櫛田ちゃん」
池は大胆に女子更衣室の方を見てそう呟いた。
「寛治、お前興奮しすぎだって」
「はぁ!? そんなんじゃねぇーし!
お前だって佐倉のこと見てたじゃねぇーか」
池と山内が互いに揶揄いあっている様子を、オレは一歩離れた場所から観察していた。須藤はその会話に混ざることは無かったが、
「やっぱり女子って着替えに時間が掛かるもんなのか? 綾小路」
「いや、オレに着替えれても困る………」
質問する相手が違うだろう。
「おまたせー」
その後待つこと約5分。一之瀬を先頭に、女子全員が揃って待ち合わせ場所にやって来た。
「うひょう……!」
いつものは見れない女子の水着姿に全員興奮を隠しきれない様子だ。特に、池や山内は鼻の下が伸びている。
「遅れてごめんね皆んな。ちょっと着替えに手間取っちゃって」
「べ、別にいいよ櫛田ちゃん! なぁ寛治」
「そうだせ! もう全然待ってねぇからよ!」
櫛田が動くたびに二つの果実が揺れる。池と山内の視線はその一点に集中する。その視線に気付いているであろう櫛田は笑顔を作っているが、心の中ではどう思っていることやら。
「綾小路君、それって……」
不意に、一之瀬の声のトーンが少し下がった。彼女の視線は、オレの顔よりも数センチ下に落ちている。そして凝視する、二度と消えないオレの
「まるで刃物で切り裂いたような……」
「あぁ、これか……」
そう。オレの体には、左胸から斜め右下にかけて大きな傷跡がある。一之瀬の言う通り
「それね、私も水泳の授業で見た時にビックリしちゃってさ」
櫛田が一之瀬の反応に同調する。
「何があったんだっけ? えっーと……」
櫛田は、この傷を見た時にオレが説明していた言葉を思い出そうとしているが、どうやら忘れたらしく出て来なさそうだ。
「森の中で大きな犬に襲われたんだ。それも凶暴な。瀕死だったオレに馬乗りになって、最後は鋭い牙で喉に噛みついてトドメを刺そうとしていた」
「えぇっ!? 綾小路君大丈夫だったの!?」
「見ての通りだ」
オレの人生の中で一番危なかった出来事だった。
「じゃあ、その犬は綾小路君がころ………ううん、やっつけちゃったの?」
一之瀬は直接的な言葉を避け、可愛らしい表現で拳を前に突き出した。
「いや、オレを助けに来た大人達が麻酔で眠らせたんだ。あの後、その犬がどうなったかオレにも分からないが、きっと駆除されたんだと思う」
「そうなんだ……」
今の話は半分本当で半分嘘だ。その犬は今も生きているし、檻から出て伸び伸びと外を駆け回っているのだから。
「なぁおい、そんな話はいいから早く泳ごうぜ。時間なくなっちまうよ」
山内はそう言ってプールの方へ指を差し示す。少し無駄話が過ぎたな。オレもこの傷の事は余り触れて欲しくない。今度もここへ来る機会があったら、その時はラッシュガードで来るべきだな。
プールに向かって歩き出す一同。オレは最後尾を歩きながら、古傷を指でなぞった。お前も何処かで、
夏休み最後の日を謳歌しているのか。なぁ、狡噛。