「「クッソーーー!」」
徐々に近づく距離
ブウゥゥゥン
ゴン
「イダ!」
ライドマッハーが横から俺を弾き飛ばした
助かったからまあいいか
「箒大丈夫か!?」
「私は大丈夫だ!」
良かったー
プシューー
タイヤから蒸気が溢れ出しバーストモードに入った
「なんだこれ?あ…れ?体が勝手に!?」
「篠ノ之束あの状態はまずい!?」
「あら〜!まずいね!」
あら〜!まずいね!じゃないだろ、止めろよ!!
「う〜ん…ちょっとそこのちびっこいの」
「誰がちびっこいのよ!で、何よ!」
「君のISには龍砲がついているだろ!それで翔一のことを撃ってくれ!」
その会話の中俺はまだ暴走状態だった
「それであいつが止まるならやるわよ!」
凰の周りに光の粒子が集まりそれらはISを成形した
「後で怒んないでよね!」
ブゥゥン…バスゥゥ
両肩の龍砲が発射された
「ふぎゃ!!」
なんて声出してんだろ…だけどこれで暴走状態が緩和された
俺はすかさずシフトデッドヒートを取り出しシグナルマッハと交換した
シグナルバイク ライダー!マッハ!
「やっと戻った…」
「やはり翔一でもデッドゾーンを使いこなすのは難しいみたいだね」
初めて使ったらそうなるよな
でも明らかに強くはなっているのはわかる
「お、織斑先生!!た、大変です!!」
山田先生が騒ぎながら走ってきた走ってきた
その時の織斑先生の顔はいつもと違い鋭かった
「どうした?」
「こ、こっこれをっ!」
タブレットのようなものを織斑先生に渡した
「特命任務レベルA、現時刻より始めたし……」
何やら小さくつぶやいていたが俺にはハッキリ聞こえた
PLiLiLi
「誰だよこんな時に」
俺はスタッグフォンを取り出し誰からの電話か見た
『サーゼクスさん』
あの人からこのタイミングで電話が来るってことは大体予想できた
「はい、翔一です」
『久しぶりだね翔一君。すまないが依頼を受けてくれるかな?』
「構いません。大体の内容がわかっていますけど」
『わかってくれてるなら早い、三大勢力の一部がISに関わったんだ』
はーなるほど
『その結果、アメリカ・イスラエル共同で作っていたISが暴走を始めてね、君にはそれを止めてもらいたいんだ』
「了解しました。その依頼受けましょう」
『助かるよ。すまないね…我々が人間に手を出したために君にこんなことをさせるなんて…』
「気にしなくていいですよ。それでは失礼します」
PI
ちょうどいい感じにあっちも話終わってるみたいだな
「フィリップ仕事だ!!」
「こんな時に…と言いたいがだいたい想像はできているよ」
「さすが天才、依頼内容と今回の事件は一緒だ」
「了解。じゃあ僕は部屋に戻って調べ始めるよ」
「頼んだ」
フィリップは他の生徒と一緒に旅館に戻った専用機持ちは生徒が全員戻った後に旅館に戻った
「現状の説明をする」
旅館の奥に存在していた宴会場にはIS学園の教師と専用機持ちが集まっていた
宴会場の証明は落とされ薄暗く、奥では大型空中ディスプレイが浮かんでいた
「2時間前、ハワイ沖で稼働にあったアメリカ・イスラエル共同開発の第3世代型の軍用IS『銀の福音』が制御下を離れて暴走した。監視空域より離脱したとの連絡があった」
改めて現状を聞くと面倒だな
他の専用気持ちを見ると一夏は面食らってぽかんとしていて他の奴らは厳しい顔つきになっていた
「その後、衛星による追跡の結果、福音はここから2キロ先の空域を通過することがわかった。時間にして50分後。学園上層部からの通達により、我々がこの事態に対処することとなった」
フムフム
「教員は学園の訓練機を使用して空域及び海域の封鎖を行う。よって、本作戦の要は専用機持ちに担当してもらう」
俺たち学生がやるのね
「それでは作戦会議をはじめる。意見があるものは挙手するように」
「はい」
手を上げたのはセシリアだった
「目標ISの詳細なスペックデータを要求します」
スペックデータか!見ておいて損はないな
「わかった。ただし、これらは2ヵ国の最重要軍事機密だ。けして口外はするな。情報が漏洩した場合、諸君には査問委員会による裁判と最低でも2年の監視がつけられる」
監視なんてつけられたら俺仕事できないじゃん
「了解しました。……広域殲滅を目的とした特殊射撃型……わたくしのISと同じく、オールレンジ攻撃を行えるようですわ」
「攻撃と機動力の両方を特化した機体ね、厄介だわ。ーーーーー」
それから専用機持ちは福音について話していた
「はい」
「なんだ、橘」
「俺、仕事の依頼が来たので出撃する奴と協力して俺も出ます」
織斑先生は少し悩んでいたがそれよりも先に他の先生が声を出してきた
「何を言っているの!!ただの学生が仕事ですって?大人をからかうのはやめなさい」
「からかう?はっ、馬鹿なことを言わないで欲しいね。言っておくが俺はそれなりに経験を積んでいる。あんたよりは強いよ」
「言ってくれるわねガキが!」
「やんのかオバサン!」
「そこまでにしろ!!わかった。橘お前の出撃は私が許す」
やったね
「なぜです!?」
「先ほど新たに通達が来てな『橘翔一を本作戦に参加させること』と来たんだ」
「これで何も言えないな」
「クッ…」
さて先生も黙らせたしそろそろフィリップに連絡を
PLiLiLiLi
ちょうどフィリップから電話だ
「フィリップどうだった?」
『結果から言わせてもらうよ。福音の本にはロックがかかっていた。多分僕達の知らない情報が鍵になっているんだと思う』
「そうかサンキューな」
PI
情報は提示されているものだけ…ね
「(橘、今回は…)」
「(変身なんてしませんよ。ISを破壊していいならしますけど、上はそれを望んでなんていないんじゃないんですか)」
「(それは…そうだな…)」
「(今回の事件の裏に三大勢力が関わっているらしいんでそれの排除が今回の依頼だと思ってるので)」
破壊ってんならすぐに出来るんだけどね
サーゼクスさんは争いをあまり好まないから出来る限り無傷で渡したほうがいいのか?
「え…俺がやるの!?」
「一撃で落とせる機体と言えばあんたの零落白夜しかないわよ」
そこまで話しが進んでたのか
俺のライザーソードもそこまでの威力は無いから俺も一夏推しだな
「嫌ならやらなくてもいいんだぞ」
一夏は少し考えて答えに至った
「やります。俺がやってみせます」
「決まったな。それでは作戦の具体的な内容に入る。現在、この専用機持ちの中で最高速度が出せる機体はどれだ?」
「翔一さんが出るなら多分わたくしだと思います。イギリスから強襲用高機動パッケージ『ストライク・ガンナー』が送られてきてますし、超感度ハイパーセンサーもついています」
「オルコット、超音速下での戦闘訓練は?」
「20時間です」
「ならば適任ーーー」
最後の一言を言おうとした瞬間だった
うさ耳に遮られた
「待った待った!その作戦はちょっと待った!」
束さん…
「この作戦に箒を入れるなんて言いませんよね?」
「そ、そんなわけ〜」
「目が泳いでますよ。ホントのこと言ってください」
威圧をかけるように言った
「すみませんでしたーー!!」
土下座って…そこまでやるか普通
「紅椿に秘密でもあるんですか?てか、無かったら箒を出すわけ無いか」
「う〜…しーくんそこまで分かってるのに言わせるんだ…紅椿の秘密は展開装甲があるんだよ。」
展開装甲という言葉を聞いて一夏とステラは首を傾げていた
「説明しましょ〜。展開装甲というのはだね「第四世代型ISの標準装備だ」いいとこ取らないでよしーくん!」
「まず第四世代型ISって単語聞いただけで全員驚いてるぞ」
「そういうしーくんは驚かないんだね?」
「あんたがマッハドライバー炎を持ってきたほうが驚きだ!」
誰だよマッハドライバー炎を渡した奴
「じゃ〜ここで解説「しなくていいから」どうしてしーくん!?」
「わからなければ調べればいいだろ。簡単な話しだ。それよりも紅椿の調整に何分かかる?」
「急にタメ口になったね…束さん悲しいよ…」
急いでるから仕方ないだろ
「7分かな?」
「お、織斑先生どうしますか?」
織斑先生は少し考えた
初心者である箒を出すのか経験者のオルコットをだすのか
普通なら経験者を出すべきだが箒の紅椿の性能は今ここにあるISの中でもトップ
これは俺でも悩む
「……篠ノ之をだす」
「俺は織斑先生に従う。反対意見は無い」
「私…ですか?」
「ああ。箒、これだけは忘れるなよ。力を持つものの責任」
「わかっている!安心しろ!」
これは実戦で何か失敗するな
「一夏大船に乗ったつもりでいろ!」
初めてのISで浮かれているな
「それでは30分後に作戦を開始する。出撃する奴はエネルギーを満タンにしておけ。織斑はオルコットから高速戦闘のレクチャーを受けておけ。解散」
俺達専用機持ちは部屋から退出した
「んじゃ一夏はレクチャー受けておけ」
「翔一はどうするんだ?」
「俺は俺のISの整備だ。簪、ステラ手伝ってくれるか?それとシャルルはフィリップを呼んできてくれるか?」
「わかったよ!」「出来る範囲で手伝うよ!」「ステラ…ガンバる!」
俺は簪、ステラ、シャルル、フィリップのメンツで俺のISの整備調整
一夏はセシリア、凰、ラウラのメンツで高速戦闘のレクチャー
箒は束さんとマンツーマンでISの整備
そして時は過ぎ作戦開始数分前
「箒、一夏用意はいいか?」
「ああ」「行けるぜ!」
「いくぜ、ストライクエクシア!!」
「こい、白式!」
「いくぞ、紅椿」
3人は光の粒子に包まれISのアーマーが構成された
「じゃあ箒、よろしく頼む」
「本来なら女の上に男が乗るなど私のプライドが許さないが、今回だけ特別だぞ」
今回の作戦は一夏が零落白夜(フルエネルギー)を使うため移動は箒の上になる
「それにしても、たまたま私達がいたことが幸いしたな。私達が力を合わせればできないことなどない。」
「そうだな。だがな俺達はただの学生でただISを持っているだけだ。俺とやった時とは違うんだ。これだけは忘れるなよ」
「わかっている!」
「翔一の言う通りだ。これは訓練じゃないんだ。実践は何が起きるかわからない。十分注意してーーーー」
「無論わかっているさ。一夏は怖いのか?」
「そうじゃねえよ。箒、お前ーーー」
「ははっ、心配するな。お前はちゃんと私が運んでやる」
浮かれに浮かれて面倒ってどこまできたよ
「(一夏聞こえるか?)」
俺は一夏に対してプライベートチャンネルを
開いた
「(おう!どうした?)」
「(お前の不安はわかってる。安心しろ何かあったら俺が止める。何があっても必ず)」
「(凄い迫力だな。だけど翔一がそこまで言ってくれるとなんだか少しホッとしたよ。昔とだいぶ変わったな)」
「(俺は変わんないさ。今も昔も…これからもな)」
「(その言葉を聞いて少し楽になった。じゃあいくか!)」
「(オーライ!)」
『織斑、篠ノ之、橘、聞こえるか?』
俺と一夏のプライベートチャンネルが終わったと同時に織斑先生からのオープンチャンネルが聞こえた
『今回の要は一撃必殺だ。短時間で決着を心がけろ』
「了解」「オーライ」
「織斑先生、私は状況に応じて一夏達のサポートをすればよろしいでしょうか?」
『そうだな。橘、お前が現場の指揮を頼む』
「了解、その都度支持を出します。」
『(織斑、橘)』
「は、はい」
「(一夏、これはプライベートチャンネルだ)」
「(そ、そうか)」
『(どうも篠ノ之は浮かれている。あの状態だと何か仕損じるかもしれん。)』
「(何かあれば俺が撃ち落としてでも止めます。それぐらいの覚悟で行きます)」
『(そうか、わかった。)』
それからチャンネルは切り替わってオープンになった
『では、はじめ!』
さて、作戦開始だ
少し書き方を模索していますが気にしないでください