ISXD 仮面ライダーに転生した男   作:刹那クロスロード

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53話 対決

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は海の中に沈んでいた

ははは、俺は福音を舐めてたよ

そりゃ三大勢力が手を加えたISなんだ、人間が作った代物でどうこうできるわけ無いよな

 

 

 

 

 

 

時は少し遡る

 

 

 

 

俺達は作戦が始まったので砂浜から出撃して少したつ

 

「暫時衛星リンク確立……情報との照合完了。目標の現在地確認。ーーーー二人共行くぞ!」

「お、おう!」

 

はあ面倒なことになったよ

箒の浮かれ具合が頂点じゃないのかってぐらい高いよ

それにしても展開装甲…一夏の雪片弐型と同じいや、完成形か

やはりエネルギー効率は上がっているのか

 

「目標を確認。加速して接触する。接触するのは10秒後だ。」

「了解。俺はここで遠距離射撃をする。前衛頼んだぞ」

「「了解!」」

 

俺はそこで静止しGNスナイパーライフルⅡを構えた

俺はあくまで遠距離射撃だけ危なくなれば単一仕様能力(TRANS―AM)を使えば間に合うだろ

一夏の零落白夜が発動したのが遠目から見えた

俺はGNスナイパーライフルⅡをもう一度構え直しスコープ越しから福音を狙った

 

 

 

 

 

 

 

一夏side

 

 

 

「うおおおおっ!」

零落白夜を発動と同時に瞬時加速使い間合いを詰めた

これはいける!と思った

刃が福音に当たる瞬間

「嘘だろ!?」

最高速度のままかわされそしてこちらに向かってきた

体制を立て直し…いや、このまま押し切る!

やられる前に動くこれが今の俺に出来ること

だがそう簡単にはいかなかった

 

「敵機確認。迎撃モードへ移行。銀の鐘、稼働」

「!?」「一夏下がれ!!」

 

箒から声をかけられその場から下がった

今のは人の声じゃなかった…ということ無人機

そんな情報は無かった、まさか入れなかった?

 

「一夏何ボケッとしてる!的になりたいのか!!」

 

オープンチャンネルから翔一の声が聞こえた

 

「わかってる!」

 

的になんかなるか

 

「くっ……!加速の原因はあの翼が関係してるのか!?」

 

重要軍事機密の中にあの加速のことも入ってたのか

 

「箒、出来る限りでいい、一夏の援護を頼む!」

「任せろ!」

 

翔一からの指示により箒が前に出た

 

「くっ!このっ!!」

 

剣術を会得している箒の剣をこんな簡単にかわすのか!?

一閃一閃を紙一重でかわす

その姿はまるでダンスのようだった

だがそんなことを考えている暇は無いんだ

零落白夜の残り時間は迫っていることがあり俺は焦っていた

無人機なだけあって隙を見逃さなかった

銀色の翼

それはスラスターでもあるが装甲の一部が広がった

 

(しまった!こいつは!?)

 

砲口だ!

一斉に開いた砲口は俺に向けられていた

そして次の瞬間、幾つもの光の弾が撃ち出された

 

「ぐはっ!!」

 

エネルギーを圧縮した弾

それは羽のような形をしていた

アーマーに振れたと同時にそれは爆発した

爆発自体は別段構わないただ━━━

 

(なんて連射速度なんだ!?)

 

狙いはさほど高くはないが質より量ってところがエグい

 

「箒、左右から同時に攻めるぞ。左は頼んだぞ」

「了解した!」

 

俺達の攻撃は福音にはかすりもしない

だが福音の攻撃はことごとく俺達に当たる

 

「クソ!どうしようもできないのか!!」

「諦めるのはまだ早いぞ」

 

オープンチャンネルから翔一の声が聞こえた

次の瞬間次々と福音の攻撃は爆発した

 

「守りは俺がやる。お前らは攻め続けろ!」

「「了解!」」

 

翔一の指示を受け俺は攻めることに集中した

 

「ハアァァ!!」

 

俺は攻め続けた

どんなことがあっても攻撃されても翔一が撃ち落としてくれた

箒も同じだった

1人で2人をサポートしてくれる技量かつたまに福音を攻撃するそのタイミングがうまい

 

「一夏、集中しろ!」

 

わかってる

でも、さっきからかわされてばかりなんだよ!

 

ふと視界の隅に一隻の船が見えた

 

「なんであそこに船が!?」

 

翔一も気がついてない

俺がやるしかないか!

瞬間加速を使い船の盾になり攻撃を弾いた

 

「一夏どうしてそこに……船?」

「翔一、どうすればいい!」

「クソ、誰だ!封鎖したんじゃないのか!!」

「二人ともそんな奴らなどかばって……。そんな奴ら━━━━」

「箒!!」

 

翔一?

 

「言ったよな。力を持つものの責任、意味がわかってなかったのか。前の箒ならそんなことはなかった…らしくないぞ!」

「わ、私は……」

 

翔一の言葉に動揺を隠せないでいた

その時持っていた武器が空中で粒子へと消えたのを見て俺は冷や汗をかいた

 

(あれは具現維持限界だ!まずい━━!!)

 

具現維持限界━━━つまり、エネルギー切れということだ

そして今は、実戦

つまり死戦

 

「箒ぃぃぃ!!」

 

俺はエネルギーを全て瞬間加速につぎ込んだ

 

(間に合ってくれ!!)

 

福音は一斉射撃モードへと移行していた

狙いは箒

エネルギー切れのISアーマーは恐ろしくもろい

第4世代と言っても変わらないはずだ

絶対防御の分は取ってあっても、あの連射を受けたらひとたまりもない

 

(頼む!頼む、白式!!)

 

ゆっくりと動く世界の中で俺は弾を確実にとらえていた

そして、箒と福音の間に割って入った

 

「ぐあぁぁぁぁ!!」

 

箒をかばうように抱きしめた瞬間、全弾背中に雨のように降り注いだ

 

(ああ……無事なんだ……良かった……)

 

箒の顔は今にも泣きそうだった

 

(リボン焼き切られてる…髪下ろしたのも…悪くないな…)

 

「一夏っ!一夏ぁ!!」

「バカヤロウ!」

 

世界がぐるりと回った

違う回ったのは俺か

そして俺は意識を失った

 

 

 

 

 

 

一夏side

 

 

 

 

 

一夏……お前ってやつは

 

「箒!!一夏をつれて戻れ!」

「だが!!「いいから戻れよ!!今のお前は足手まといだ!!」っ━━━!!」

 

キツイ一言だと思うが戻ってくれ

 

「わかった…」

「アイツの注意は俺がひきつけておく。振り返らず全速力で戻れ」

 

俺はGNスナイパーライフルを投げ捨て両手にGNソードⅢ呼び出しライフルモードで攻撃を開始した

 

「エネルギー切れを起こしてたんだっけか。思ったより時間稼ぎの時間が長引きそうだ」

 

『今の君のISは不安定になっている。理由は僕でも分からなかった。だから出来る限りでいい、単一仕様能力は使わないでくれ』

これは出撃前にフィリップに言われた

何が不安定なのかわからない

俺もそこそこISについては理解しているけど、束さんやフィリップのような天才とまではいかない

 

「La…」

「お前は何者なんだよ!」

「LaLa…」

 

福音は無機質でソプラノ声で答えた

俺が聞きたいのはそれじゃない…それじゃあないんだよ!

フィリップには出来る限りやめろと言われたが箒も離れたからやらせてもらう

 

「単一仕様能力…発動…トランザム!!」

 

スクリーンにTRANS―AMの文字が現れ俺のISは赤く輝き始めた

それに何かを感じた福音は手元に光の槍を作った

 

「それを見ただけで、三大勢力のどこが手を貸したかわかったぜ!」

『翔一!!TRANS―AMを使ったんだね…出来る限りと入ったがそう言わないほうが良かった…』

 

フィリップは俺のことを心配してくれているようだ

だが、俺はこいつについて調べる為にTRANS―AMを使う

俺は自分自身の能力の一つ(なぜあるのかわからない)『イノベイター』を使い『ライザーシステム』を起動した

そのまま福音に突っ込み身体を押さえた

 

『あなたは……誰?』

『お前の方こそ誰だ!…まさかこのISの操縦者なのか?』

『ええ、その通りよ。今この子は知らない科学者のせいで暴走してるの!だから……だからこの子だけでも助けて!』

 

俺はその時思った

堕天使が手を加えたせいで人々に被害が出る。平和にしようとする人がいる中でそんな争いを呼ぶようなことをする奴がいることは許せない

 

『わかった。俺が助けてやるだから━━━━』

 

待ってろ!

そこまで言おうとした時GNドライブから煙が上がり始めシステムが停止

ありえない事にシールドエネルギーも1割を切っていた

なぜシールドエネルギーが消耗している?

俺は気がつかなかったが、福音の手には光の槍が握られており、ギリギリと俺の腹部を貫こうとしていた

 

「ミスったぜ…」

 

俺はこの時冷や汗をかいていた

そのまま福音は腕で俺をなぎ払い数十㌔離れている箒に光の槍を投げた

箒はシールドエネルギーが無かったはずだ!それに一夏を連れているから回避できない

俺はシールドエネルギーを全てつぎ込み瞬間加速を行った

箒の後ろに余裕で間に合った

エネルギーはほぼゼロ、武器は呼び出せないだったら俺が盾になってやる

 

「箒、何があってもそのまま進めよ。これは俺からの命令だ」

「え?」

 

箒を狙った光の槍は俺の腹部を貫いた

そして槍は箒まで届かず徐々に小さくなり消えた

 

「翔一?しょういちーーーー!!」

 

箒は戻ろうとした

だが、翔一の命令があり助けたい気持ちを押し殺し全速力で戦闘空域から離脱した

 

ザバアァァァァン

 

死ぬほど痛い…

ははは、俺は福音を舐めてたよ

そりゃ三大勢力が手を加えたISなんだ、人間が作った代物でどうこうできるわけ無いよな…

過信せず攻めたら勝てたかもな

俺は箒にあんなこと言ったが結局自分も変わんなかったな…

俺はそのまま意識を失いながら海に沈んでいった

 

 

 

 

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