ネタのフリーマーケット 作:砂箱
人類の戦力:艦船や艦載戦闘機がほとんど。技術力は小国は第二次世界大戦レベルで大国は現代レベル。
アリコーンの性能:詳細は原作履修推奨だが、簡単に言うと並の潜水艦は水上艦にカモられるのに対して、アリコーンは逆に水上艦や航空機をカモれるレベルのチート性能。
その日、王国の艦隊は侵攻してきた帝国艦隊と海戦をしていた。
「主砲、装填完了!」
「よし、撃て!」
王国の駆逐艦が主砲を撃つが、帝国の駆逐艦はCIWSで弾幕を張り迎撃する。
数こそ王国側が有利だが、戦況は帝国側が優勢だった。
海中でも潜水艦同士の戦いが起こっていた。
「潜水艦カマセ、轟沈! 敵艦の位置、把握できません!」
「次はこの艦に誘導魚雷が向かってくるぞ! 運任せだ、魚雷3番4番を発射しろ!」
王国の潜水艦は闇雲に魚雷を発射するが、やはり魚雷は命中せずに海中を彷徨っていく。
だが、1発の魚雷が海中で爆発する。
この爆発が運命を変えることになるが、海戦の最中にそれを気にする者はいなかった。
「なんだ!? 左舷1キロメートルにて巨大艦が浮上!」
突如現れた所属不明艦に両軍の水兵たちが驚く。
その艦は全長が500メートルもある巨大な潜水艦だった。
謎の潜水艦は海戦中の艦隊の方へ艦首を向けると、主砲を展開する。
2基の主砲から徹甲弾が1発ずつとVLSから数十発の対艦ミサイルが発射される。
主砲弾は陣形を組んで重なっていた帝国艦隊を貫通してまとめて撃沈させ、対艦ミサイルは王国の艦隊に数発ずつ命中して殲滅する。
海中の潜水艦にもアスロックが撃ち込まれ、両軍の艦隊は全滅した。
〜〜〜〜〜
「両軍の艦隊が全滅だと?」
王国の提督は部下からの報告に驚く。
「相討ちになったのか?」
「いえ、生き残った者たちの証言によると所属不明の潜水艦に殲滅されたようです。」
提督は詳細な報告を聞く。
「・・・帝国の艦隊すら一瞬で全滅するとは、一体どこの国がそんな潜水艦を…。」
その時、空襲警報が鳴り響く。
「何事だ!?」
「都市の上空に国籍不明機! 攻撃の兆候はなく、偵察と思われます!」
窓から不明機を確認する。
機体は大国が開発しているようなジェット戦闘機に見える。
全体を黒く塗っていて、オレンジ色のバラの国籍マークが付いていた。
尾翼には馬の部隊マークが描かれている。
〜〜〜〜〜
「ソノブイを投下。聴音を開始する。」
帝国の対潜哨戒機が一つの空域に集結して潜水艦の捜索を始める。
「どうだ? 聞こえるか?」
「まだそれらしい音はありません。本当にこの海域にいるんですか?」
「この辺りは海底が浅い。見つけるなら今しかない。」
聴音を開始してしばらくすると、
「いたぞ、かなり小さいがスクリュー音だ。」
他の哨戒機も連携して位置を特定する。
「味方艦隊に座標を転送。まもなくアスロックが飛んでくる。」
「!? 潜水艦から水中発射型ミサイルが発射された!」
「いや、似ているが違う。これは一体…?」
海面から何かが出てくる。
それは小型の無人戦闘機だった。
有人機にはできない鋭い機動で哨戒機たちに襲いかかる。
〜〜〜〜〜
「いたぞ! 目標の潜水艦だ!」
多国籍の連合艦隊と航空部隊が潜水艦をロックオンする。
全ての艦と航空機から対艦ミサイルが発射され、数百発のミサイルが潜水艦に向かう。
それに対し潜水艦はCIWSを展開しているにも関わらずドローンの射出のみを行う。
数百のミサイルが命中し、爆炎で潜水艦が見えなくなる。
爆炎が晴れて見えてきたのは、電子バリアを張るドローンと無傷の潜水艦だった。
見れば見るほどアリコーンの性能はおかしいな。
なんで原作主人公は戦闘機で勝てたんだ…?