イナズマイレブン 闘将と呼ばれた男のヴィクトリーロード   作:ネオニューンゴ

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 感想、お気に入り登録、評価ありがとうございます。いよいよVS北陽戦編、原作でいうチャプター5が始まります。よろしくお願いいたします。
 あと何で今まで気付かなかったんだろうという位恥ずかしい間違いをしてました、しかも最初から。桜崎→✕桜咲→○です、他作者様の作品を読んでいてあれ?となって気付きました。思い込みと予測変換に頼るのが良くなかったです。既に投稿し終えてる話も急いで修正します、本当にすみませんでした。
※21時40分追記 焦ってまたやらかしましたすみません。


第10話 次なる敵は九州名門!?

 という訳で無事?退院を果たした俺は翌日から練習に参加するために部室へとやって来ていた。イナコードのメッセージ?結局怖くて返さないまま登校した、結果滅茶苦茶責められた(主に女性陣から)。  

そんな一幕を挟みつつ、千乃会長が実はこの学校の理事長だったりサッカー部が正式に認められたり、何故か今まで不遇扱いだったため多めの予算や学校を上げてサッカー部を支援してくれる事になったりと、どうしてこうなった?と言わんばかりにサッカー部が優遇される事になった。いいのかソレ?と思ったがまぁ理事長がそう言うならまぁいいのか?

 ちなみにどういう理由かはよく分からんが千乃会長がサッカー部マネージャーとして参加する事になった。まぁ美人が増えるのは良いことだと思う。そして話は次の対戦相手、北陽学園の話になる。とはいえここは言わずとしれた九州地区の名門校、それまで覇を競っていた福岡の伐天・陽花戸中、沖縄の強豪大海原中を破り近年ではフットボールフロンティア全国大会の常連となっている⋯⋯らしい、らしいというのは今のは百地先輩と笹波が集めた情報を聞いたからなのだが。その要因として新たに就任した監督の下徹底的な戦術サッカーを展開する事が安定した勝率に繋がっているのだとか。

 そして今年の北陽は高いセーブ率を誇るキーパーの存在に加え

エースストライカーで点取り屋の空宮征、加えてロングシュートを持つ品乃と隙のない布陣を揃えている。

 

「特にキーパーの必殺技である陣内の『グラビティデザート』、現状の南雲原の必殺シュートじゃあ通用しない」

 

 これにFWである桜咲先輩と忍原先輩は不服そうにするが笹波は取り合わない。百地先輩がAIを用いて導き出した確率ではゴールを割れるのは3%らしい。いや低すぎだろ⋯⋯これは相手のキーパーを褒めるべきなのか?という事で桜崎先輩と忍原先輩は連係必殺技を編み出すらしい。

 まぁ攻めはそれでいいとして問題は守りだ、高い威力を誇るであろう空宮のシュートとどこからでもゴールを狙える品乃のロングシュートは脅威だ。とはいえ俺も一度しっかりと相手チームの映像を観ておきたい。

 

「あー、百地先輩、確か北陽って最近雷門と試合してましたよね?その動画ってあります?」

 

「それならフットボールフロンティアの公式サイトから閲覧できますよ?」

 

「了解です、笹波、俺も一度ちゃんと北陽の試合の映像見ておきたいから部室借りてていいか?」

 

「そうだね、風凪君は見たほうがいいだろうし、良いよ、要らない心配だろうけど練習はサボらないでね」

 

「そりゃいらねぇ心配だな、それじゃあな」

 

 俺は2人に一旦別れを告げて部室へと戻っていく。鞄から携帯端末を取り出しフットボールフロンティアの公式サイトへアクセスし目的の動画を見つけ⋯⋯あった。画面の中にはあの円堂ハルが映し出され俺は先日の試合の事を思い出しイラっとくるが今は兎に角北陽学園だ、と試合の映像を見進めていく。

 

「⋯⋯すげぇ」

 

 最初話を聞いた時北陽はウチと似ているチームなのか?と思ったが似て非なるとはこういう事なのだろう、南雲原は相手に応じた策を笹波が随時出す感じだが対する北陽は自分達の強みを作戦に落とし込みそれを貫くといった感じだろうか、一概にどちらが良いとは言えないが、パフォーマンスを発揮しやすいのは間違いなく北陽の戦い方だろう。さてそんな北陽だがあまりドリブルを多用せずポジショニングを意識してパスで繋いでくるチームといった印象を受けた。とはいえそれを警戒してマークを散らすと空いた所からロングシュートを狙ってくる、実に理に適ったチームだ。

 

「うーむ『パトリオットシュート』は俺の『ストームカット』で対応出来るか?」

 

 パトリオットシュートの弱点はそこまで高い威力という訳でなくロングシュートの特性上シュートブロックに入りやすい、とはいえ人数をかけて体をブロックしにいくとシュートチェインを狙われると⋯⋯なんつー厄介な。そうなるとやはり俺がシュートブロック係になるのが合理的だがそうなると空宮の対策が難しい。もう一人のFW友部も必殺シュートを有しているため抜け目ない選手だ。2人が目立つがしっかりと裏抜けしたりこぼれ球に対応出来るような位置にいる。

 現状今のチームで空宮からボールを奪える可能性があるのは俺以外だと『ダンシングタートル』を使用した古道飼だけだろう。しかしそれだけでは不安が残るのも事実⋯⋯四川堂先輩には空宮対策を頑張ってもらうしかないか。変わりに他のメンバーでパトリオットシュート対策を完璧にするしかない。

 そしてもう一つ陣内の必殺技について確証は持てないが俺はある事に気付く。だがこれについては確証が持てないため笹波や百地先輩に意見を聞くべきだろう。

 

「まぁそこら辺は笹波と意見を擦り合わせてか」

 

 試合の動画を見終えて改めて守備で意識する事をメモし笹波に聞くことも加えてメモする。さて恒例の百目階段ダッシュでもしようかと立ち上がった時勢いよく部室の扉が開けられる。

 

「はぁはぁ⋯⋯大変です風凪君!北陽学園がウチに来てサッカーバトルする事になりました!」

 

 扉を開け現れた雨道の言葉に俺は一瞬何を言ってるんだコイツは?と首を傾げる。次の対戦相手の北陽学園と?ウチが?サッカーバトル?何をどうしたらそうなるんだ?とりあえず慌てた様子の雨道を落ち着かせもう一度事の経緯を説明してもらうがサッパリ分からん。そもそもなんで北陽学園が偵察以外の用事で南雲原に来るんだ?まるで意味が分からんぞ。

 とにかく急いでと雨道に手を引っ張られグラウンドへと急ぐ俺達、すると雨道の言葉の通り、桜咲先輩、忍原先輩、木曽路、古道飼、四川堂先輩の5人が北陽の生徒と戦っていた。

 スコアは0対1⋯⋯負けてんのか、そして今まさに桜崎先輩が必殺シュート『剛の一閃』を放ち陣内の『グラビティデザート』に完璧に止められた。

 

「こうなると厳しいな、必殺技を繰り出す暇がないくらいのスピードでシュートを放つしかねぇけど⋯⋯それが出来るならやってるわな」

 

「このままじゃ負けちゃいますかね」

 

「十中八九⋯⋯な」

 

 そこから北陽のカウンター、古道飼が意地を見せ空宮からボールを奪い攻撃に繋げようとするが品乃が逆に古道飼からボールを奪い返し『パトリオットシュート』を放つ。四川堂先輩も意地でゴールを割らせないよう懸命に踏ん張るも惜しくもシュートで体がゴールに押し込まれ更に点差を付けられる。ここで南雲原側が起死回生の忍原先輩の『ぐるぐるシュート』からのシュートチェインで桜咲先輩の『剛の一閃』を放つが相手DFが体を入れて若干威力を落としまたも陣内の『グラヴィティデザート』の餌食となってしまう。これで大勢は決した、結局南雲原は得点を上げる事が出来ず北陽学園に敗北を喫する事となった。

 負けた5人は笹波が居れば⋯⋯と言うがまぁぶっちゃけると俺目線では笹波が居ても勝てたかどうかはかなり怪しかっただろう。そういえば笹波が居ない事に気付きどうしたのか雨道に聞くと何と母親が怪我で病院に運ばれたため様子を見に行ったらしい。それは穏やかな話じゃない。笹波の名前に空宮が反応したのは気掛かりだったが何はともあれ北陽学園の連中は引き揚げていった。

 ミニバトルに参加しなかった柳生先輩は額に手を当てて溜息を吐く。

 

「ったくアイツ等⋯⋯これじゃあ俺達が今のままじゃ絶対勝てないって分かっただけじゃねぇか⋯⋯」

 

「いえ柳生先輩、意味はあったっすよこの試合、『グラビティデザート』の攻略法をもう一つ思いつきました」

 

 映像だけでは確証が持てなかったが生で見て分かった、あの技の弱点は高さにある。恐らくゴールより高い位置から放たれるシュートには対応しきれない筈だ。そしてそれだけの身体能力を有しているのは桜咲先輩を除けばこのチームで1人しかいない。

 

「柳生先輩、先輩も対北陽のキーマンです」

 

「は、はぁ!?俺がか⋯⋯?」

 

 とりあえず大変な時に笹波にこんなメッセージを送るのも申し訳ないという気持ちもありつつ『グラヴィティデザート』の攻略法を見つけた事、そしてそれに適しているのが柳生先輩である旨を伝える。その後俺は柳生先輩と共に部室へ行きグラヴィティデザートの説明をする。

 

「あの必殺技が正面のシュートに対して無類の強さを誇るのは笹波曰く領域風圧?まぁよく解んないけどそれを展開するから破れないらしいです」

 

「改めて聞いてもよく分からんがまぁそうらしいな、実際2人のシュートも通用してなかったしそうなんだろう」

 

「まぁめっちゃ簡単に言うと壁を出してるってよりはペナルティエリア半分位のエリアに重力場を生み出しててそこを通過する度にどんどんシュートの威力が弱まってる感じです、何となくこれで伝わります?」

 

 俺がそこら辺から枝を拾って来てグランドの砂に簡単な図を描きながら説明する。すると柳生先輩も合点がいったようで俺が言いたい弱点に辿り着く。

 

「つまり高さがあるシュートならそのエリアをほぼ通らずボールがゴールにいくって訳か」

 

「理解が早くて助かりますわ、高い所から落とすシュートは純粋に威力が出やすいですからね、ほらあの有名な『ファイアートルネード』だってそうでしょ」

 

「フム、より角度と威力が求められる⋯⋯成る程それで身体能力の高い俺が撃つのが良いって事か」  

 

「ッス、で高さは先輩の身体能力頼みなんスけど角度と威力がなぁ⋯⋯」

 

 ただ高い所から撃つだけなら練習すれば俺でも、頑張れば木曽路でも出来るかもしれない。しかしここで問題なのは角度を付ける方法だ。俺が難しい顔をしていると柳生先輩は何を言ってるんだと言葉を続ける。

 

「そんなもんオーバーヘッドキックしかないだろ」

 

「え、出来るんすか?」

 

「あぁ⋯⋯ただのオーバーヘッドならな⋯⋯しかしゴールを越える高さのオーバーヘッドとなると⋯⋯うぅむ分からん」

 

 て事で善は急げ、早速柳生先輩に超空中オーバーヘッドを試して貰う。結果目標の高さまで跳躍距離は足りたがいかんせんそこからオーバーヘッド⋯⋯となると感覚が掴みにくいらしく上手くいかない。そのまま変な体勢でグランドへ着地する柳生先輩に俺は心配して駆け寄る。

 

「ちょ!?柳生先輩大丈夫ですか!?」

 

「あぁ⋯⋯スマン風凪、しかしこれじゃあ練習段階で怪我をしかねんな、なんとか練習方法を考えなきゃな⋯⋯」

 

 確かにこんな危ない練習を繰り返す訳にはいかない、しかし折角得た『グラヴィティデザート』攻略の鍵、これをみすみす逃す手はない。2人でうんうんと唸りながら何とか良い練習方法はないか考える。⋯⋯高い所、安全性⋯⋯うん?そういやこの学校って⋯⋯。

 

「柳生先輩、この学校って新体操部とかあります?」

 

「あん?あぁ確かあるぞ、それが⋯⋯成る程トランポリンか」

 

「えぇ、トランポリン使って周りに衝撃吸収マットを敷けば安全性はかなり高まるんじゃないですかね」

 

 しかも丁度千乃会長から学校を挙げてサッカー部をサポートしてくれるって話だったし⋯⋯もしかしていけるのでは?

 

「成る程、うんイケる、イケるぞ風凪、その方法なら練習が出来る」

 

「なら今日はもう遅いし明日千乃会長通して新体操部に聞いてみますか、絶対完成させましょう柳生先輩」

 

「おう、忍原や桜咲だけに良いカッコはさせねぇ、俺も俺だけの必殺シュートを身に着けてやるぜ!」

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 『グラビティデザート』については完全に独自解釈です、何回見ても領域風圧ってなんだ?どういう物なんだ?でもとりあえず正面から飛んでくるシュートには強いんだろうとなったためイメージで解釈させて頂きました。まぁ超次元だし考えすぎても負けかって事で。
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