血・鉄・権謀   作:帝国軍司令部付研究監査群

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12月9日 表題変更をしました。


世界観・国家解説

統一帝国

 

正式名称は,メレンブルクおよびシュヴァルツブルクの諸公国ならびに帝国の至高権の下に統合されたるルヴァーデン・ミヒャエルハウゼン・エーデルシュタインの聖なる印章の諸領による統一帝国。

 

プロシア王国を母体とし、周辺国最強と謳われる軍事国家。

軍国とも称され、広大な領土を有する国。

また分離運動やスパイ取り締まりの為に秘密警察が発達している。

 

新興国ゆえの効率的な経済システムと伝統的な統治体制が両立しており人種性別で差別されない理想国家を標榜している。

周辺を列強に囲まれており、その成立上多くの係争地を持ち、それら全てを仮想敵としている。

首都はベルン。

比較的新興の大国であり、国力が周辺国を上回っているため(周辺国との領地問題を抱え,さらに精強な帝国軍と世界有数の工業力を持ち潜在的脅威と恐怖を国境に接する全ての国に振りまき続けている)周辺国に非常に警戒されている。

 

かつては貴族や地方の権力が強い封建的国家だったが,初代皇帝が軍の機構を近代化し,第二代皇帝が中央集権を成し遂げた。

また経済基盤の拡充を進めており、工業規格,武器規格を統一している重工業の盛んな工業大国。

 

 

統一帝国の門閥貴族は上級職に出仕出来て当然、指定職でようやく家の名に恥じない一人前扱いとする風習がある。

その為文官,武官共に高官に占める貴族階級出身者の割合が非常に高い。

 

「帝国領ティロル」がイルドアとの係争地(帝国の実効支配による実質的帝国領)に、「帝国領ロタリンギア」がフランソワとの潜在的係争地(現在帝国領)と記されている。

 

 

また歴史が比較的浅い振興国家であり,肥沃で豊かな国土を持つため,東南アジアの一部を除きほとんど植民地を持っていない。(廉国の租借地とヴァザンティン帝国租借地を除く)

その為ヴァルツィン外交を継続中。

 

統一帝国皇太女兼摂政ルイーゼ皇女の意向により統一帝国宣伝省が設立。

国内は石炭,鉄鋼,エーテル晶石の産出が盛ん。

 

 

 

 

 

 

レガドニア協商連合

首都はヴァオン。

帝国の北方に位置する国家。

経済・軍事的にも小国の部類で、国家元首はシュリーヴェン公王。

君主国だが,実際の政治は議会が担っており「十人評議会」が最高決定権を持つ立憲君主政。

兼ねてよりルーシー連邦と領土問題(東ガレリア地方)を抱えている。

昨年政権交代が行われたが、国内情勢は相変わらず低迷しているが,現政権はルーシー連邦という共通の明確な脅威に対し、「国家の独立」を守るという一点で国民意識が統一されている為,支持率はそこそこ高い。

また旧ルーシー帝国の領土で,革命期のどさくさに紛れて独立した為、ルーシー連邦とは統一帝国以上に仲が険悪。

また独立の際に,統一帝国はブレスカスト=リトフスクフク条約で、統一帝国はルーシー(ボリシェヴィキ政府)に対し、協商連合の独立を認めさせた。

条約後の協商連合は事実上、統一帝国の従属的な同盟国(保護国)のような位置づけとなり、統一帝国の影響下で王制(君主国)への移行が検討された。(実現しなかった )

ルーシー連邦に対抗する為、統一帝国寄りの中立を保っている。

 

協商連合に於ける第一次ルーシー協商戦争(公称冬戦争)にてザイトリッツ退役少将(子爵)率いる統一帝国遠征義勇軍(全員が退役兵から構成された。またこの支援は公式なノルデンへの領土請求放棄及びシュリーヴェン大公の協商連合国王即位と引き換えだった)の健闘もあり,領土割譲を一切行わず,賠償金も支払わなかった。

 

 

 

ベルグ王国

小国だが,豊富な資源が産出する広大な植民地をアフリカや東南アジアに持つ。

首都はベルガエ。

フランソワ語圏とライヒ語圏に国が分かれている上,フランソワ共和国と統一帝国に挟まれている為,両国の影響を受けやすくあまり国内情勢が安定しない。

フランソワ共和国と統一帝国が争った場合には国土が帝国軍の『通り道』になってしまう可能性が高い為、三国協商寄りの中立を保っている。

 

現在ベルグ王国にはアルビオン連合王国の独立保証がついている。

 

 

 

 

 

フランソワ共和国

 

西ヨーロッパ及び複数の海外植民地からなり「単一の国民国家」を理想としつつ、多様な民族的・文化的背景を持つ人々から構成される多民族国家であり、連合王国に続いて世界第2位の植民地帝国でもある。

歴史的な陸軍大国であり、かつて大陸を席巻した由緒ある精強な陸軍,通称大陸軍を保有し,強力な火砲と砲兵部隊を組織化している。

 

また植民地争奪戦争をアルビオン連合王国と繰り広げ,アフリカ大陸を中心に世界各地の植民地を統治している関係上保有する航空艦隊も中々に強力。

首都はレパンド。

統一帝国初代皇帝の戴冠式を首都の自国の象徴的建築物であるヴェスパーヌ宮殿で行われた国辱的行為に端を初めとした因縁を持つ。

(因みに賠償金と引き換えに本国のロタリンギア地方と東南アジア植民地を一部割譲させられた。)

 

農業大国で,国力的に帝国に押され気味。

世界初の市民革命を成し遂げ絶対王政を打破し、民主共和制を成し遂げた欧州の強国。

 

位置は帝国より西方に位置し、欧州大陸を二分する大国として君臨している。

過去の因縁と領土問題を抱える故に帝国との軋轢は耐えない。

 

 

民主制の名を借りた恐怖政治と独裁、軍事的天才に全権をゆだねた帝政、帝政の崩壊とその後の王政復古と政体がコロコロと変わっている。

政体が短期間で大きく変化してきた歴史を持ち,現在の第三共和政はその流れを受けて多種多様なイデオロギーが混じりあっている。

その為政権が変われば、政策や政治方針が大きく転換する事も珍しく無い。

 

特に1900年以降は、出生率の低下、植民地における動乱、共産主義勢力の浸透、短期間の政権交代が相次ぎ議会が混乱の様相を見せ,フランソワ政府の意思決定能力が著しく阻害され外交的な活動力が低下していたが、1910年代に政治的混乱がまだ続きつつも、国内統制を取り戻し始める。

 

欧州を席巻する強大な帝国だったが、新大陸の植民地を全て失った頃に其の栄華に翳りが生じ,普仏戦争でプロシア王国(統一帝国の前身)に大敗北を喫した所から大陸の王座から転がり落ちる。

二度目の敗北を味わった羅仏戦争以降は、政治体制を第二帝政体制から第三共和政に移行する。

 

19世紀末に首都レパント改造計画を初めとして、軍事と工業の両面で近代的発展を遂げる。

 

 

アルビオン連合王国より産業面で近代化に遅れをとるも、植民地からもたらされる巨額な利益を元手に大規模な産業改革を行い、経済的に成功する反面、帝国との戦争や紛争では過去の二度に渡る対外戦争を含め、結果的に全敗している。

 

 

 

 

 

 

アルビオン連合王国

帝国の北西にある大国。

首都はロンディニウム。

世界的金融国家であり、世界第一位の植民地帝国、そして世界最大規模にして世界最強の航空艦隊『王立海軍』を保有する世界帝国。

 

その規模、質は、他国の追従を許さない事は言うまでもなく、練度については芸術の域に達すると言われる。

 

海軍指揮下の全航空艦艇は、合計で600隻以上を超え、主力戦艦だけでも軽く30隻を数える凄まじい陣容を誇る。

世界各地に艦隊を派遣してなお本国艦隊は質,量共に欧州最強であり連合王国海軍の主要拠点であるアウルンダ湖、スカパフロー泊地で大艦隊が投錨している景色は、水上都市と形容されるくらいである。

(航空艦艇は大体水上に停泊している。)

 

その反面、本国の陸軍は弱体であり(植民地軍は別)、本国陸軍に至っては規模は10個師団程度しかいない上、戦力価値は帝国の軽歩兵師団程度。

 

海軍大臣指揮下の海兵隊の方が戦力価値が高いと言われるほどの雑魚。

 

宮廷内での薄暗い政争は歴史を重ね、老練な情報機関と他国家を陰で操る事により国体を維持する手を習得した。

 

周辺国の強大化を望まず帝国・共和国が互いに疲弊して共倒れする事を狙っているが,現在はフランソワ共和国による統一帝国包囲網の形成を阻止し、フランソワ共和国を孤立させることを命題とし、統一帝国優位の軍事バランスを維持する「ヴァルツィン外交」を統一帝国が継続している為、静観している。

 

また植民地に深く経済的に依存している為,「Pax Britannica 」を乱そうとする国家の出現を警戒している。

 

 

 

ダキア大公国

首都はノザーク。

帝国の南東にある中小国家。

装備や軍事技術は時代遅れであり、兵力差や練度の差も相まって統一帝国等の列強とは絶望的なまでの戦力格差がある。

つまりめちゃくちゃ弱い。

そこそこ大きいエーテル晶石の鉱床と油田が一箇所ある。

連合王国の王室とダキア大公家は遠縁の仲。

 

 

 

イルドア王国

帝国の南にある中堅国家。

首都はロムリア。

最高司令官はヴァルバ(元帥)

非同盟・中立国。

北東部の帝国との国境地帯には「未回収のイルドア」と呼ばれる潜在的係争地(現帝国領ティロル地方)がある。

貧弱な陸軍と近代化改修中ではあるが強力な航空艦隊を持つ。

北部は産業革命後に工業化を進めたのに対し、南部は長らく農業中心の経済構造が続いた為,南北の経済格差が大きい。

 

その歴史的経緯から色濃く都市国家的な性格を残しているイルドア(特に北部)は近代イルドア統一の英雄であるガルバルディの力と名声をもってしても、いまだイタリアと言う統一国家の領域にまで国民意識が達していなかった。

 それを裏返せばイルドアの為、イルドア民族の為と言う帰属意識の乏しさとも言える。

 故に、イルドアは大国の一角ではあっても対外侵略戦争を行うだけの力に乏しく、海外領土獲得競争に出遅れた為、有力な植民地(石油や鉱物資源,エーテル晶石の産出する海外領土)に乏しい。

 

 

 

 

ルーシー連邦

帝国の北東にある雪原の大国。

首都はスミノフ。

共産革命に成功し、政府が樹立してまだ日が浅い。

人民による平等な社会「社会主義」を掲げ,徹底した監視統制社会の元、旧勢力及び反革命分子の内部粛清が進められている。

また徹底した監視統制社会を敷いている為,国外に国内情勢が伝わる事はほぼ無い。

その誕生経緯から周辺国家(列強)は全て仮想敵国であり、特に増大する統一帝国の圧に怯えている。

(いずれか一方が第三国と戦争に突入した場合、他方は好意的中立を保つことを約束する秘密条約を締結。

ただし、統一帝国がフランソワ共和国を、ルーシー連邦が二重帝国を攻撃する場合は適用外、という秘密条約を締結している)

力を温存し、帝国が西側(フランソワ共和国など)との戦いに深入りする事を待つことで、ルーシー連邦は機会を待ち続け,帝国を本格的な二正面作戦の危機に陥れ,帝国を吸収して欧州の覇者となる,通称『欧州革命補完計画』を立てている。

その他にもレガドニア協商連合の併合を諦めておらず,レガドニア半島を完全に社会主義勢力圏に組み込もうと目論んでいる。

また廉国を侵食しようと目論んでおり、秋津州皇国との仲は非常に険悪。

旧ルーシー帝国から引き継いだ航空艦隊と膨大な陸軍兵力を持つが,航空艦隊の艦艇の多くは帝政時代に建造され,旧式化した艦艇が多くその戦力価値は他の列強と比べて低い。

 

同国は協商連合に於ける第一次ルーシー協商戦争(公称冬戦争)にてザイトリッツ退役少将(子爵)率いる帝国遠征義勇軍(退役兵から構成)に大敗。

さらにレガドニア協商連合の親統一帝国化が促進され,隣国が君主国になるという屈辱的な目に遭った。

世界第二位の産油国。

 

 

 

合衆国

元連合国の植民地で独立を勝ち取った大国。

首都はエンゼルス。

伝統的な中立国家であり,自ら南北アメリゴ大陸のみを勢力圏とし,欧州への不干渉を掲げるメンロー主義で有名。

膨大な工業力を誇り北アメリゴ大陸地域(アルビオン連合王国自治州除く)の併呑及び、国内の開発があらかた終わった。しかし急激な経済成長に需要が追いつかなかった。そこで、海外にその分の市場を求めた,国内生産力の新しい消費先となる新たな市場を探してその手を伸ばしている。 (列強の植民地を除く)

満州の鉄道線の権益を秋累戦争の仲介の結果手に入れている。

秋津州皇国の積極的合衆国企業誘致(合弁会社設立を含む)の結果,資源豊かな『新開拓地』として資本家や企業が満州に大量の資本を投下している。

世界第一位の産油国。

 

 

 

秋津島皇国

神の子孫である帝が代々治める国。

極東にある島国。

首都は西都。

最高司令官は有栖川宮成彦親王

首都は政治的な中心地であり,経済的な中心地は東吾。

連邦と領海権や満州を巡り小競り合いをしているが他の列強への戦況や領土紛争には現在一切絡んでいない。

極東随一の強力な航空艦隊を持つ。(世界第3位)

皇国本土及び植民地の完全な市場開放こそ行なっていないものの,廉国の租借地や満州に特区を設けており,合衆国の資本を積極誘致している。(合弁会社の設立推進)

工業化を国を挙げて推進しているものの未だ育成途上。

また海外領土である海東半島や満州から合衆国資本の安価な農作物が流入しており,国内(特に東北)の農業が大打撃を被っている。

海外領土は満州,七龍諸島,海東半島,東寧。

ルーシー帝国との秋累戦争の戦時国債の返還に苦しんでいるが満州の資源採掘権の貸与(競売)や港湾使用料、各種税金による国家歳入の増大や合衆国企業による原材料などの大規模需要の発生による国内産業活性化により国家財政は徐々に持ち直し,経済発展を飛躍的に推し進めている。

ちなみに実はルーシー帝国第4皇女アナスタシア(7歳)を密かに匿っている。

地政学上合衆国とルーシー連邦を仮想敵国としている。

アルビオン連合王国と同盟関係。

 

 

 

 

廉帝国

首都は南慶

広大な国土を持つ。

かつて廉は「眠れる獅子」といわれ大国の権威を保っていたが、秋廉戦争の敗北によって1276年4月、西都条約を秋津州皇国と締結し、燎島半島、七龍諸島,東寧を失い、燎島半島は三国干渉で還付されたが、その弱体化を世界に晒す結果となった。

近代化に失敗し,航空艦隊こそ持つものの汚職や横領が蔓延し,装備や軍事技術は時代遅れで帝国等の列強とは絶望的なまでの戦力格差がある。

列強は1865年、トーマス戦争後から借款を通じて鉄道敷設権や鉱山採掘権を次々と獲得していった。

また、列強は国土も廉朝政府から租借という形で奪っていった。

一定地域を他国に租借しないことを約束させ、自国の勢力範囲とするやり方もあった。これらの方法によって列強は、廉国国土を分割し、廉国は事実上の半植民地状態に陥った。

ちなみに主な進出国は連合王国,統一帝国、ルーシー連邦,秋津州皇国,フランソワ共和国である。

 

 

 

 

森林三州誓約同盟

列強に国土を挟まれている小国。

歴史的に中立政策を掲げておりどこの陣営にも入っていない。

小さいながらも山に覆われた国土と精強な国軍を持つ武装中立国家。

かつては傭兵業が盛んだったが現在では金融業と精密機器産業と酪農が盛ん。

高級腕時計が有名。

 

 

 

 

 

ヴォロノフ=オスタリッヒ二重帝国

 

正式名称は,帝国議会において代表される諸王国および諸領邦ならびに神聖なるヴォロノフのセーケシュフェヘールヴァール王冠の諸邦。

近代化に失敗した斜陽の老大国。

首都はマルデブルグ

最高司令官はレーム大公(上級大将)

数多くの民族を抱える多民族国家。

しかし支配階級はザクセン人であり、彼らだけが特権的地位を有していた。

以前からザクセン人以外の民族の自治獲得・権利獲得の運動はあったが、帝国軍に鎮圧されていた。

しかし、帝国が衰退傾向にあるこの時期、諸民族は活発に動き出した。

そもそも民族運動が活発なのは、支配階級であるザクセン人が国内における人口の過半数を占めていないことも原因に挙げられる。

ザクセン人は帝国内の総人口の24%にすぎず、諸民族が力を持てばどうにも抑えようがなかった。

帝国は改革を余儀なくされたが、改革路線として2つの道があった。

1、ザクセン人による支配をあきらめ、諸民族との平等な関係にもとづく連邦国家とする。

2、帝国内人口20パーセントを有するヴォロノフ人と友好を結び、ザクセン人とヴォロノフ人で帝国を維持する。

だが、特権的地位を手放したくないザクセン人達の抵抗や,諸民族による共同統治で帝国の様相の劇的変化を恐れる、皇帝をはじめとする保守的な支配者の存在や統一帝国の意向などの要因があいまって後者が選択された。

ヴォロノフ人を取り込み人口の過半数を親帝国派にすることに成功し,結果としてヴォロノフ=オスタリッヒ二重帝国への同化政策が推し進められた。

同化政策に反して諸民族の自治・権利を獲得しようとする動きが高揚してきていた。

しかし現時点では、どの民族も「帝国からの独立」を望んではいない。

それは、プロシア主導の統一帝国ならびにルーシー連邦という2つの大国に挟まれた地域で、小国が分立していては生き残れないことを自覚しているためである。

各地域の住民が「独立」するのではなく、あくまで二重帝国という大きい枠のなかで「自治」を得る、つまり諸民族の連邦国家を望んでいる。

結局,君主である「オスタリッヒ皇帝」兼「ヴォロノフ国王」と軍事・外交および財政のみを共有し、その他はオスタリッヒ帝国とヴォロノフ王国の2つの政府が独自の政治を行うという形態のつぎはぎ国家が成立した。

その経緯から国内情勢は他の列強と比べ不安定である。

また世界有数の石油,エーテル晶石生産地。

 

追記 民族問題

ハムエス半島のルーシー帝国との民族問題(汎ミニエ主義と汎ザクゼン主義)についてはルーシー帝国が崩壊し,南ミニエ民族統一運動の中心地であるユーゴミニエが悲惨な運命を辿った為帝国内の南ミニエ民族の独立意欲を刺激せず,ミニエ民族統一の象徴になり得ない事,また三帝同盟の盟主である統一帝国がヴァルツィン外交を継続している為、『二重帝国を崩壊させる危険な民族運動の中心』として警戒しているものの,直接干渉は控えている。

 

 

ヴィザンティン帝国

ヨーロッパ列強の圧力と内部の民族主義の高まりにより衰退しており,近代化にも失敗し『南下政策』を掲げるルーシー帝国との累毘戦争(1902年)の敗北によりハムエス半島の広大な領土の大半を割譲した。

 

帝国の存続すら危ぶまれる状況に陥ったが、ベルン会議で領土の一部は修正され,ルーシー帝国,二重帝国,アルビオン連合王国への領土の割譲,ハムエス半島の自治領の独立を承認し、かろうじて生き残った。

 

しかし弱体化は決定的となり「ヨーロッパの病人」と呼ばれ,ハムエス戦争でハムエス諸国に一斉に攻撃され欧州の領土を全て失った。

現在は保守派と改革派が権力闘争を起こし激化している。

その為第二次ハムエス戦争不介入。

 

追記 

近代化に失敗し,列強から借り入れた巨額の借金を返済できず、借金漬けになり、返済不能に陥り、融資国(列強各国)に利権や重要インフラの運営権を譲り渡し政治的・経済的な影響力を行使されている。

 

 

 

白ルーシー亡命政府

連邦からの脱出に成功した旧ルーシー帝国の亡命貴族達が作った政府。

軍務大臣はシコルスキー子爵(元帥)

数少ないロムヌス朝本家筋の皇族であるシュタコフスキー第2皇子が脱出時の傷の悪化が原因で死亡し,第4皇女アナスタシアを旗印にしようとしているが、秋津州皇国に渋られている。

残存兵力は聖ゲオルギウス近衛連隊の残存2個中隊のみ。

 

 

三帝同盟

統一帝国,イルドア王国,ヴォロノフ=オスタリッヒ二重帝国,(旧ルーシー帝国)の軍事同盟。

中世欧州を支配した大貴族マルデブルグ家の王族達の同盟でもある事から通称マルデブルグ鉄血同盟とも言われ、統一帝国を中心とした、強力な軍事力(特に航空艦隊)と工業力を背景とする統一帝国が盟主を務める同盟。

統一帝国が現在二重帝国の改革を急速に推進しており,二重帝国への統一帝国の影響力は経済,政治共に非常に強い。

 

 

三国協商

ダキア大公国,アルビオン連合王国、フランソワ共和国の同盟。

統一帝国率いる三帝同盟の拡大に対する防御的な同盟。

アルビオン連合王国が資金・情報面で共和国・大公国を支援し、帝国を牽制する構図。

フランソワ共和国は統一帝国と直接的な係争地を抱える最前線。

 

ベルン海軍軍縮条約

統一帝国主催で1913年帝都ベルンにて採択された。

航空艦隊主力艦(戦艦と生まれたばかりの空母。巡洋艦は入らない)建造を10年間停止、保有比率を

アルビオン連合王国8、フランソワ共和国4、統一帝国5、イルドア王国,二重帝国各1.6とした。

 

この条約により,フランソワ共和国の主力艦建造は停止した。

またフランソワ共和国に対抗するべく主力艦建造を進めていた統一帝国の主力艦建造も停止した。

 

そして二国標準主義(世界第2位と第3位の海軍力の合計よりも強い海軍力を維持するという方針)を掲げ,主力艦建造を進めていたが徐々に財政への負担が増大していたアルビオン連合王国も主力艦建造を停止した。

 

条約下に於ける巡洋艦の規定

戦艦の補助戦力として整備を行わない様に20㎝砲を上限とし、基準排水量も1万tを超えぬ事が定められた。

 

中立

合衆国,森林三州誓約同盟,秋津州皇国,タングート,廉帝国,タクシーン王国

 

 

三帝同盟寄り中立

レガドニア協商連合,セルディカ

 

三国協商寄り中立

ベルグ王国,ヘレネス

孤立

ルーシー連邦,ユーゴミニエ,ヴィザンティン帝国

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世界観解説

エーテル

空気中に満ちている物質。

高高度になればなるほど空気中濃度が上がる。

飛行石

飛行船の燃料。

地下に蓄えられたエーテル晶石の事。

専用の容器に充填しないと瞬く間に気化していく。

値段が高い。

エーテル凝縮技術

現状ではほんの僅かなエーテル晶石を作る為にも莫大な費用と設備投資がかかる。

 

飛行炉

空気中に満ちているエーテルよりも高い濃度のエーテルを維持すれば浮力を得られる法則を利用した魔導具。

 

炉のエーテル濃度が高いほど得られる浮力も上昇するが、それに比例して炉を劣化させ、耐用年数が縮まるデメリットもある。

 

軍用飛行船(どこの国も大体海軍の管轄)

空母(航空母艦)

役割: 艦載機(航空機)を搭載・運用し、発着艦させることで、航空攻撃や弾着観測、索敵を行う。

特徴: 航空機の運用が最優先されるため、艦載機のための広い甲板が特徴。

戦艦

役割: 戦略兵器でもある。

  大火力を敵の叩きつけ、重厚な装甲で敵の攻撃を受け止め敵戦力を真正面から粉砕する。

特徴: 維持コストが非常に高く,対艦攻撃に特化している。

巡洋艦

役割: 居住性及び航続性能を十分に備え長距離航空任務にも十分に対応できる準主力艦。

艦隊防空、水上打撃、対地攻撃、通商破壊など、幅広い任務をこなす。

特徴: 駆逐艦よりも大きく、強力な兵装と高い防御力を持つため、主力艦の護衛の他にも,旗艦としての役割を担うこともある。

駆逐艦

役割: 対空・対地攻撃や、主力艦・商船団の護衛など、多岐にわたる任務を担います。

特徴: 比較的小型で,長距離航空に適さないが速力と機動力に優れ、対空・対地能力を兼ね備える。

 

ヘリウム式飛行船

一部の変人が開発しているが、積載量も魔導式飛行船よりもはるかに劣り、引火の危険性も高く,コストが安い(魔導式と比べて)事しかメリットが無い。

 

 

水上艦艇

主に民間の商船や客船。

軍では主に沿岸警備隊や商船警護に使われる。

飛行船より安いが、飛行船には相性的にほぼ勝てない。

 

水雷艇

魚雷を装備した小型艇

海上駆逐艦

主に船団の警護や沿岸警備隊等を担う艦。

居住性及び航続性能の強化等の遠洋航海能力を付与された大型駆逐艦もある。

対空,対艦艇の船。

水上巡洋艦

居住性及び航続性能を十分に備え長距離航海任務にも充分に対応できる性能を持ち、シーレーンの海上警護や水上艦隊旗艦を務める。

水上戦艦

かつては水上艦の華であったが,軍用飛行船の登場により高高度から一方的な爆撃の的にされる為現在では絶滅危惧種。

 

潜水艦

一部の国(統一帝国)が開発に成功した潜ることも出来る船。

その性質上,脆く,鈍足で、武装も魚雷(と機関砲)しか無い。

 




資料調べて思ったけど,ほんとに史実の欧州情勢複雑怪奇過ぎない?

追記 欧州については大体の国家の国境はモデルにした史実と同じですが、統一帝国は史実のドイツ第二帝国より少し大きいです。


2月23日 設定を一部書き換えました。
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