導師の孫〜魔巧師エイアスの冒険〜   作:rOOd

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閑話2  古代ノ亡霊 弐

      【??????】    

      [??????]

 

 

「うおっ!? まぶしいっ!!」

 

 突然、視界が眩い光に包まれた。 

 

「いったい・・・・・・って!?な、なんじゃこり

 ゃ〜!?」

 

 周囲を見渡すと、そこは機械の壁に囲まれた部

屋だった。

 そして、自分がカプセルの中にいることに気づ

いた、その時――。

 

 プシューッ。

 

 空気の抜ける音とともに、透明な蓋がゆっくり

と開いた。

 

「・・・・・・・・・出ろってことか?」

 

 上半身を起こし、カプセルから外へ出る。

 そこで目にした光景に、思わず言葉を失った。

 

「私・・・・・・いや、俺は・・・・・・何のためにここにい

 る?」

 

 記憶が曖昧だ。  

 自分が誰なのかはわかる。

 

 だが、なぜここにいるのかが思い出せない。

 呆然としていると、不意に頭の中へ声が響いた

 

 先ほどとは違い、今度ははっきりとした"命令"

として。

 

「な、何だ・・・・・・? ブルースフィア帝国を乗っ

 取れ・・・・・・・・・?」

 意味がわからない。  

 だが、その言葉だけは絶対の使命であるかのよ

うに脳へ刻み込まれていく。

 

「・・・・・・・・・これが、俺のやるべきことなのか」

 

 理由も疑問も消え失せ、その命令だけが心に残

った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  

     

    【??????】

   [ブルースフィア帝国 活火山]

 

 長い沈黙の後、赤い人形が、事実を告げた青い

人形へ問いかけた。

 

「二千年以上・・・・・・?」

「・・・・・・あぁ」

「なあ、冗談だよな?」

「本当に二千年後の世界だ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「俺たちは二千年以上眠り・・・・・・いや、封印され

 ていたらしい」

 

 その言葉を聞いた瞬間、七体の人形たちは一斉

に取り乱し、膝から崩れ落ちた。

 

「うそだろ・・・・・・」

「二千年?な、なんだよ、それ!?」

「ウソ・・・・・・・・・ウソよ!?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「アハ、ハハハ・・・・・・・・・・・・・・・」

「何のためだ! 何のために僕は!?」

「ふざけ・・・・・・・・・・・・ふざけんな!!」

 

 しばらく泣きわめいたあと、黒い人形がその場

に響き渡る声で一喝した。

 

「静まれ! 貴様ら!!」

 

 人形たちは一斉に黒い人形へ視線を向ける。

 

「泣こうが、わめこうが、どうにもならぬ!」

「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」

「それよりも、我らに行動しなければならん!」

 

 黒い人形の言葉に、青い人形が声を荒らげた。 

 

「行動?今さら何を・・・・・・何をやれって言うだ

 !!?」

「決まっておろう。我らにかけられた呪いを解く

 のじゃ!」

「っ!?」

 

 黒い人形の言葉に、青い人形はしばらく考え込

んだあと、恐る恐る問い返す。

 

「そ、そんなことができるのか?」

「それはワシにもわからん。じゃが、かすかな可

能性はあるはずじゃ」

「・・・・・・可能性か」

 

 その一言に、絶望に沈んでいた人形たちの瞳へ

かすかな光が宿った。

 黒い人形は全員を見渡し、続ける。

 

「まずは全員で、この施設を隅々まで調べる。

 先のことは、それから考えればよい」

 

 黒い人形の命令を受け、人形たちは管理室を出

て、それぞれ施設の調査を始めた。

 室内に残った黒い人形だけが、不敵な笑みを浮

かべながら小さく呟く。

 

「・・・・・・・・・第一段階は、ひとまず成功か」

 

 第二段階では、どれほどの情報と資材を確保で

きるかによって、今後の戦略は柔軟に変更する必

要がある。

 

「まあ、想定内だ」

 

 計画は必ず成し遂げる。

 ――すべては、あの方のために。

 

ーto be continuedー

 

 

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