ワールドトリガー/四方隊 作:匿名C級隊員
(この話11月辺りなので、時期的に10月〜12月のB級ランク戦中なんですよね……)
そのため、原作のワールドトリガーでの10月〜12月のB級ランク戦終了時の順位で紹介します……。
(文章も)分かりずらいでしょう。申し訳ありません。
──もう、ほとんどメンバーは集まったな。
──しかし、こんなすぐに集まるとは……。
あまりにも順調に集まっていくメンバーに、四方は今更ながら少し困惑する。
一方、新田は「フリーのオペレーター」に興味があるらしく、黒羽に話しかける。
「それで、そのフリーのオペレーターってどんな人なんですか?」
「そうだなぁー、なんかフワフワしてるイメージはあるかなー……あ、でも成績は良いらしいよ?実際オペレーターとしては優秀だと思うし」
「フワフワしてる?」
「そう。なんか話し方が柔らかいというのかな?まあ、なんか『のほほんとした穏やかな先輩』って学校とかに居るでしょ?そんな感じかな」
その答えを聞いた新田は、絶妙な顔で一応「なるほど?」と返す。
その横で、四方は「分かりやすいとは思うけどなー」とそのオペレーターの人物像を正確に理解していた。
その後は三人で雑談をしつつ歩くこと、数分。
黒羽はある部屋の前で立ち止まった。
その部屋を四方は知っていた。
──……
なぜ諏訪隊の作戦室に来たのかと、困惑する二人。
しかし、特に気にもせず黒羽は部屋の扉をノックした。
数秒後、扉が開き一人の男が出てきた。
「あー?って、黒羽か。後ろの二人は珍しいな。なんか用か?」
出てきた男──諏訪光太郎に四方と新田は頭を下げて挨拶をした。
ただし、四方はちゃんと頭を下げたが、新田は部活の先輩への「ういーす」的な挨拶だ。
くすんだ金髪のツーブロックに178cmの身長、そして三白眼という鋭い目をした男性だ。
タバコを咥えているが、毎回火はついておらず吸っているかは謎。
そんな諏訪に慣れたように話しかける黒羽。
「そうそう用があってね諏訪さん。
「あぁ居るぜ。
そう言いながら諏訪は部屋の中へ視線を移した。
部屋の中は、四方が今まで訪れたことのあるような厳格な作戦室……というよりはダラダラと過ごすための部屋といった印象だった。
机代わりに置かれた麻雀卓にそれを囲むようにある四つのソファー。
その反対側の壁にはテレビが設置されており、ソファーに座りながら見やすい位置となっている。
部屋の角には大量の小説や漫画を置くための本棚やその他の私物を保管する箪笥など、ダラダラするのに適した部屋となっている。
奥に見えるオペレータールームは綺麗に清掃されていることから、諏訪隊のオペレーターが綺麗好きなことが伺える。
そして、目的の人物であるフリーのオペレーター──白鳥優華はソファーに座って諏訪隊のオペレーター──
そのためか、こちらにはまだ気づいていないようだ。
別のソファーには一人の男性──
諏訪隊のメンバーが全員集まっているのが、諏訪隊の仲の良さを象徴している。
「ま、一旦中入れ。大事な話なら、奥の部屋で話しても良いぜ?おサノもいいって言うだろ」
気を利かして提案してくれる諏訪に黒羽は答える。
「ありがとうございます諏訪さん。奥の部屋は……どうする?四方君?」
急に会話を振られる四方。
少し考えた末、別に良いかな?という結論に至った。
「……いや、別に使わなくて良いと思います」
「そう。それじゃ中入りますね」
そう言って中へ入っていく黒羽に続くように二人も「お邪魔します」と言って入る。
── ── ──
諏訪隊作戦室、室内。
部屋に入った黒羽は白鳥の座るソファーに近づく……コッソリとイタズラをするように。
少し明るい落ち着いたグレーの髪色のショートヘアに163cmの身長。
柔らかな、どこかおっとりした雰囲気のある女性。
ボーダーには美人が多いため、普通に見えるが、クラスで5〜3番目くらいの美形。
実際、その優しい性格と平均よりも豊満なバストにより隠れファンが多かったとか。
そして、白鳥のすぐ近くまで近づいた黒羽は白鳥に話しかける。
「楽しんでるとこ悪いけど、ちょっと良いかな?」
「ふぇ!?ってあれ?あきちゃんじゃん!なに〜?」
黒羽のことを「あきちゃん」と呼んだ白鳥。
黒羽をあだ名で呼ぶのは珍しいため、それだけでも仲が良いのが分かる。
「ちょっと紹介したい人がいてね」
そんな黒羽の言葉に反応したのは横にいた小佐野だった。
「千秋ちゃんがそんなこと言うなんて珍しいー」
「まあ、色々とあってさ。話してたのにごめんね?小佐野ちゃん」
茶髪の毛先が跳ねたショートヘアに155cmの身長。
いつも棒付きの飴を咥えている、美形の少女。
その外見は黒羽とはまた別タイプの美人で、元々ファッションモデルをやっていた。
そのため、ボーダー内外で知名度がある。
「大丈夫だよ。あたしつつみんのソファーに移動するから、この場所使って良いよー」
「ありがとうね小佐野ちゃん」
そう言って小佐野は堤の横に移動する。
……よく見れば、いつのまにか諏訪さんは空いていたソファーに座り、推理小説を読んでいる。
そんな諏訪を見ていた四方と新田は同時に思った。
──読むんだ、推理小説。
そんなことを考えている二人に黒羽は、向き直し白鳥を紹介する。
「二人とも、この子がわたしの友達のフリーのオペレーター。白鳥優華ちゃんだよ」
そう紹介された白鳥は、未だ疑問符を浮かばせたまま「ドユコト?」と困惑している。
「なんか紹介されたけど、私はどうすれば良い?というか君たちは誰かな?」
「俺は四方友春って言います。今新規部隊を結成するためにメンバーを集めてます」
一方で「新規部隊結成」という単語を聞いて、ソファーに座って本を読んでいた諏訪隊の面々は驚くが、水を差すわけにもいかず、静かに事の顛末を見守る。
「オレは新田義実です。四方の新規部隊のメンバーの一人です」
「四方くんに新田くんか〜……新規部隊結成ってことはもしかして、オペレーターをして欲しい的な?」
「そうです。黒羽先輩に紹介されて」
その四方の言葉に口元を波打つようにして、悩んでいる。
この人、感情が凄い分かりやすいな、と二人は思った。
先程まで、主に微笑むくらいしか表情が変化しない黒羽と話していたから余計にその印象は強く感じる。
そんな悩んでいる白鳥に横から黒羽が語る。
「あ、わたしもそのメンバーに入ってるからね?」
「そうなんだ……へ!?入隊するの!?ちょっと前まで『今はいいかなー』とか言ってたのに!?」
ソファーから立ち上がる勢いで驚く白鳥。
それに一切表情を変えず黒羽は答える。
「そうだねーただ色々あってね、入隊するかーってなったんだよ」
「はへ〜そうかぁ〜。なら入ろうかな?入らない理由も、仲良い人がいないってだけだったし……」
「入隊してくれるんですか!?」
「ま、まあ、そんなに優秀なわけじゃないけど……それでも良いなら」
「ありがたいです!」
一番難航すると思われたオペレーター探しも、クリアした四方。
長時間かかると予想していたメンバー集めは、まさかのたった一日の間に終わりを迎えた。
白鳥と四方が会話をしている間。
新田「……気になったんすけど、諏訪さんって推理小説読むんすね?」
諏訪「……まあな。後輩の奴との会話のネタにもなるしな」
新田(意外とちゃんと後輩のこと思ってのことか……その後輩のことあんなに「生意気な奴」とか言ってたのにー?)
諏訪「それよりか、おまえが入隊したことの方が気になるけどな?」
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