東方葬想録   作:KUS

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再戦

Ghost1視点

 

「…………」

 

俺は今考え事をしていた。

内容は単純、これからの事だ。

先程まで通信をしていた相手……FIAの幹部ははっきり言って信用できない。

奴は他の幹部と違い俺達特殊部隊や外部戦力として雇われている殺し屋共、

どちらも道具としか思っていない奴だ。

おまけに短気で愚かだ。

たかが一回の失敗で切り捨てられた奴がこれまで何人いたことか。

俺達も恐らく切り捨てられるだろう。

保身の為ならこれまで連邦に多大な貢献をしてきた奴もあっさりと奴は捨てた。

そうなると、これからどうするべきか……

 

「隊長〜、な〜に考えてるの〜?」

「Ghost2」

「これからのこと〜?」

「そうだ、お前も知ってるだろう、今回の件を命令した奴のことは」

「そうだね〜……」

「まあ、十中八九切り捨てられるでしょうね。

 筋書きは私達の独断として責任を全て被せてのトカゲの尻尾切りでしょうか」

「だが、おそらくShadowが動いている筈だ。他の連中に奴は監視されているだろうしな」

「じゃあどうしますか?」

 

どうするべき、か……

俺1人ならどうにでもなる。

なんならGhost2と5がいても、何とかなるだろう。

こいつらとはもう長い付き合いだからな。

問題は若年組3人。

3、4、6は世間に疎い、おまけに戸籍もないのだ。

連邦を抜ければまともな生き方はできない。

本当にどうするか……

 

「じゃあさ、リーパーを頼るのはどお〜?」

「……不可能だろう、奴は兎も角、他の連中が俺達を受け入れるか?」

「まあ、せめて落とし前はつけなければいけませんね」

 

3人で話し合っていると、後ろで寝ていた他の3人も起きてきた。

 

「ふあ〜、おはようっす」

「うーん、気持ち悪いの取れた〜」

「おはようございます、先輩方」

 

緩い言葉を放つGhost6と4、相変わらず俺達相手は堅いGhost3。

こいつらの身の安全だけでも保証してもらえないだろうか。

最悪、俺が全ての責任を取って……

 

「副隊長、また隊長がカッコつけようと考えています」

「え〜、隊長、流石に1人で背負うのはやめよお〜、それはカッコ悪いよ〜」

 

Ghost3に俺が何か考えていた事を勘付かれたらしい。

そしてGhost2が考えを見透かしてくる。

 

「だが……」

「大丈夫だよ〜、リーパーに頭が埋まるくらい土下座すれば多分いけるよ〜」

「まあ、貴方が犠牲になるくらいなら希望論の方が私は良いですよ」

「そうっすよ隊長、俺達家族なんだから頼ってくれて良いんっすよ」

「うんうん」

「俺も同感ですよ」

 

こいつら………

まず、リーパーとの決着を付け、

その後、こいつらだけでも助けて貰うよう頼むか。

 

 

「隊長がまた変なことを考えてますよ」

「も〜、しょうがないな〜」

 

こいつらの前で考えることじゃなかったな。

 

誠斗視点

 

会議があった次の日、俺は予定通り紅魔館近くの森の中を1人で歩いていた、

1人と言っても、パチュリーさんが魔法で監視しており、

敵が出てきた瞬間転移魔法で全員飛んでくる手筈になっている。

30分くらい歩いていると、周辺から気配がした。

数は4、予定通りだな。

 

『パチュリーさん、予定通りに』

『わかったわ、準備しておく』

 

パチュリーさんが繋いでくれた魔力回路で予定通りと連絡を行い、

俺は出てきた4人と対峙した。

 

「来たかGhost1」

「ああリーパー。先に言っておくぞ、俺は貴様と一対一で勝負するつもりだ」

「こちらもそのつもりだ。

 ああそう言えば、他の連中の相手は別にいる。

 そっちはそっちで楽しんでくれ」

 

そう言った瞬間、周りに待機していたGhostが転移魔法で飛ばされた。

Ghost1は特に動揺はせず、こちらを向いている。

 

「さて、」

「ああ、」

「「始めようか」」

 

そうして俺達はぶつかり合った。

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