正義の未熟者「私」   作:春萌枯らし

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 短編表記と連載表記。特に考えず短編にしましたが使い方あってるかな……。

 それと後書きが多すぎるとウザい、ということが分かったのでこれからは気を付けます。

 第4話この後すぐ!


第4話 個性把握テストの赤ん坊

 

 雄英敷地内 グラウンド場

 

 雄英指定の体操服に着替えた私たちはグラウンドにて相澤先生の話を聞いていた。

 

「個性把握……テストォ!?」

「入学式は!? ガイダンスは!?」

「私も気になります! 相澤先生、どういうことでしょう!?」

 

 困惑を隠しきれていない茶髪の女の子が相澤先生に質問したので、そこに便乗させてもらった。雄英がどれだけ特殊な学校であろうと入学式がない訳がない。ましてや初日。

 

「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ。──雄英は“自由”な校風が売り文句、そしてそれは“先生側”もまた然り」

 

 口振りからして入学式はあるが、私たちのみ出席していないということでしょう。先生・学生の領分を逸脱しているようにも取れるが、今は従うしかありませんね。……楽しみでしたが。

 

「──中学からやってるだろ? 〝個性〟禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。まぁ、文部科学省の怠慢だよ」

 

 厳密には個性には常時発動する一部の増強型や肉体に変化が出る異形型に分類されるものがあるので記録が全くの平等という訳ではない。

 例えば、動物の特徴が出る個性は他の者より筋肉が発達しやすくなるので必然的に記録が伸びやすい。反対に、記録に悪影響を与える個性もあるが意図的に使わなければどうということはない。

 問題は、発動型の個性を使えなかったということだ。

 

「爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」

「67m」

 

 ほうほう、あの不良少年はバクゴウくんというのですね。恐らく、今からデモンストレーションを行う指名。それが彼ということはかなりの実力を持っているということでしょう。その力、是非とも目に焼き付けねば。──と、いいますか〝個性〟抜きで67mってそれだけですごいですねぇ……。私と違って良い身体してますよねぇ。

 

「じゃあ〝個性〟を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい、早よ」

 

 相澤からボールを受け取った爆轟は円の中で体をほぐして投げる準備をしている。

 

「思いっ切りな」

「──んじゃまぁ……死ねえ!!!」

 

 FABOOOOM!!!

 

(((……死ね?)))

 

 爆発の勢いに乗ったボールは人体の限界を超えて文字通り空へとぶっ飛んでいった。反動の風がこちら側へと吹き荒れて皆の髪を乱し、周囲には煙が舞っている。

 

「まず、自分の“最大限”を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

 そう言いながら差し出された計測器には「705.2m」という数字が表示されていた。

 

「なんだこれ!! すげー面白そう!」

「705mってマジかよ」

「〝個性〟思いっきり使えるんだ!! さすがヒーロー科!!」

 

 先ほどの記録に触発されて生徒が盛り上がり始める。枝瑠職も当然……

 

「すごい威力ですねぇ! あの〝個性〟!! あぁ、カッコいいですね……!」

 

 方向性が少しずれているものの盛り上がっていた。不意打ちで殴ろうとしたことも、お返しビンタされたこともとっくに忘れている。

 

 〝個性〟は生まれて4歳までに発現する。しかし、学校や公共の場では原則〝個性〟使用は禁止となっている。例外もあるが、基本的に〝個性〟はむやみやたらに使ってはいけないものとされている。〝個性〟という強すぎる力を持った人間が蔓延るこの社会の秩序を守るために作られたルールだ。

 

 皆、生まれ持った身体機能を制限されて生きてきた。死ぬことこそ無いが、それはとても窮屈で発散できないストレスが少なからず溜まっていく。

 そんな固定概念が今、生徒たちの中で崩れようとしていた。

 

「──面白そう……か」

 

 しかし、そんな浮き始めた雰囲気をよしとしないのがこの男、相澤消太である。

 

「ヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」

 

 ヒーローとは煌びやかで民衆が憧れる職業の1つであるが、時として自分の命を懸ける危険な職業でもある。敵との戦いによって命を落とし、殉職したとのニュースが流れるのも十分にあり得るのがヒーローというもの。

 私は普段あまりニュースやネット記事を見ないが、それでも人伝や噂でそういう話を耳にする。全てヒーローが必ずしも戦闘が得意という訳では無いが、いざという時にその考えは自分を守ってはくれない。私はそれをよく知っている。恐らく、相澤先生は……

 

「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」

 

 ──とても……

 

「生徒の如何(いかん)先生(おれたち)の“自由”……ようこそ、これが──雄英高校ヒーロー科だ」

 

「生徒想いの人ですねぇ……」

 

 私は気付ける遠回りな良いところ。

 

 ──ん? そういえば放課後マックがどうとか言っていたような……? おや?

 

 

 

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 第1種目:50m走

 

 出席番号順に1番と2番、3番と4番……といったペアで走る、ただそれだけだ。私より先の天哉くんは脚部に備わっているエンジンによって3秒04という優秀な記録を叩き出した。彼の十八番はあの機動力と言ったところだろう。

 私は自分の〝個性〟を未だ完璧に使いこなせていない。偏に私が未熟だからだ。本来なら無数にある手札の内、使っても問題の無いものに絞らなくてはいけない。この後のことも考えるなら【TETH】を軸にしていきましょう。少なくとも、これが今の私の全力だ。

 

 私のペアは茶髪の女の子のようだ。デクくん? と仲良く話していた人ですね。さっきから自分の服や靴を指でポンポンと触れている。どうやら走る準備しているようですね。私もそうしましょうか。

 

「【決死の一生】そして【匹夫の勇・赤】」

 

 体操服だった私の服は黒のスーツの上に胴に5枚の花弁の桜模様が大きく描かれた日本の甲冑を着たものに変わる。腕、脚、左腰にはそれぞれ籠手、脛当、黒い刀身が剝き出しの刀が取り付けられている。兜は無いがその代わりとして背後で赤々と燃える炎のようなオーラが存在感を放っていた。

 

「服が変わった!? 鎧!?」

 

 隣で茶髪少女が驚いている。後ろで順番待ちの人たちもなんだなんだと驚いている。しかし、申し訳ないが今は仲睦まじくおしゃべりできない。首ちょんぱを見せるわけにはいきません。黙ってスタートの合図を待つ。

 

『ヨーイ、スタート!』

 

 元々足の速さには自信があったが、よりタイムを短縮するため選んだ装備、改め【E.G.O】の効果は……

 

「はやッ!」

 

 鎧という重みを感じる第一印象を切り捨て、素早いスピードであっという間にペアの人間を置き去りにした。

 

『4秒16!』

 

 中学の頃のタイム(5秒21)からかなり縮められたな、と考えながら【E.G.O】を解除していると少し遅れて少女が追い付いてきた。明るい子なので今のうちに接点を作っておきたかったが邪魔をしてはと思いつつ、次の種目に急いだ。

 

「さて! どんどん行きましょうか!」

 

 

 

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 第2種目:握力

 

 記録31kg

 

「力は昔から弱いんですよねぇ……。おや、障子くんがすごい記録を……。むむッ! 万力を作って計測するとは! とても幅が広い……あ゛ッ!! 私も【灯篭】を使えばもしや! うわああぁぁああ!」

 

((賑やかな奴だなあ……))

 

 

 第3種目:立ち幅跳び

 

「【彼方の欠片】にしましょう」

 

 手に現れた穂が細長いハート、柄が赤、オレンジ、紫色のクレヨンで塗られたような質感を持つ槍を用いて、より遠い位置で着地する。

 

「奇抜なファッションだなー」

「目が痛い」

 

 私の趣味ではないのですが、散々な言いようを受けている。しょボス。結果は444cmでした。うーむ、不吉。

 

 今更だが服装は全身紫と黒色だけのスーツにコートだ。肘の部分にハート模様、胸元にハート型のブローチをつけている。[ダイジェストなんでディテールの説明が面d byカス]

 

 

 第4種目:反復横跳び

 

 50m走と同じ【E.G.O】を再び使った。結果は95回(中学時代79回)。なかなかいい記録だが、ちらりとピンボールのように弾かれて左右に高速移動している少年に目を向ける。

 

「あの葡萄頭さんには敵わないですねぇ」

 

 そう言えば彼、異様に低身長でカワイイですね。

 

 

 第5種目:ボール投げ

 

「セイ!」

 

 私の1つ前の方が投げたボールがふわふわと天へと昇っていきます。重力の影響から外す〝個性〟といったとことですかね。

 

「無限!!? すげえ無限が出たぞー!!」

 

 こうなるとボール投げ1位は彼女でしょう。──さて、私の番ですね。それでは……

 

「満を持して【4本目のマッチの火】!」

 

 黒のスーツに上に薄灰色のコート。コートには縦線模様がはいっていて、袖口と裾に近づくにつれ模様が増えて黒くなっている。口には先端が赤いマッチ棒が咥えられている。先程までと比べれば比較的常識の範囲内に収まっている装いだが、右手に抱えられた巨大な使用済みマッチ棒が突き刺さっている大砲がその努力を灰と化す。

 

「すげえ! なんだあれ大砲か!?」

「やはりあれは入試の時の……」

 

 実はパッと見の外見以外にも変化が出ているがそれは1人を除いて誰にも気付かれていない。だって上はかなり小さいですし。

 

 受け取ったボールを大砲の中に入れて角度を調整しながら空に向けて発射する。DON! DON! ──2回行って良い方の記録は416mだった。口径も全く合っていなかったからこんなものだろう。【E.G.O】を解除して皆のボール投げが終わるのを待っている間に天哉くんに声を掛けに行った。

 

「天哉くん! さっきから良い記録ばっかりですごいですね!」

「来ると思っていたよ、枝瑠職くん。このテストは俺の個性と相性が良いものが多いからな。得意分野では負けいられない。それに先程から見させてもらっているが君もいい記録ばかりじゃないか」

 

 私からの誉め言葉を受け取りつつも驕りも謙遜もしない毅然とした態度。そしてさり気なくこちらも褒めてくる。なんですかこの男。あとちゃっかり名前呼びしても許してくれた。

 

「はい! 私の個性は素早さという点では部分的に増強系の要素もあるので! でも、対応できる範囲という点では先程から彼女には及びません!」

 

 そう言って私は私たち2人とは少し離れた所にいる黒髪ポニーテールの長身女子を指さした。天哉くんも納得の表情を浮かべる。

 

「彼女か……確かに、“物を作る”という一点において彼女の右に出る者はそういないだろう」

「ホントそうなんですよお!」

 

 彼女と私では“作り出すもの”も“必要なもの”も異なるだろうが、それでもここまで似通っていると嫌でも意識してしまう。戦闘なら私が間違いなく勝つ自信があるが、総合力では彼女に軍配が上がる。なんとなく感じる悔しさにブーブー言っていると天哉くんがボール投げの方に意識を向けていることに気付き、私も同じ方向に顔を向ける。

 推定デクくんがこれからボール投げをしようとしているらしい。天哉くんは彼と面識がある風だったから気に掛けているのだろう。確かに彼はこれと言って目立つ記録を残していない。

 

「緑谷くんはこのままだとマズイぞ……?」

「ったりめーだ! 無個性のザコだぞ!」

 

 天哉くんの呟きに反応したのはバクゴウくんであった。彼もまたデクくんと面識があるようだが……はて、無個性と言うのは一体……。

 “無個性”と言う言葉の意味は分かる。全人口の8割は〝個性〟を持つが、残りの2割は持たない。世代が新しくなるにつれ〝個性〟持ちで生まれる新生児の割合は増えているので、今の10代の若者で〝個性〟を持たないというのはかなり珍しい。バクゴウくんがわざわざ嘘をつく必要はないので、デクくんは無個性ということになるが、それだとあの身体能力でどうやって試験を突破したのかという疑問が生まれる。救助活動Pは存在が知らされていなかったから、それで稼いだというのは少々無理がある……

 

「無個性!? 彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」

「は?」

 

 ……そういえば、無限女子が教室でデクくんに会ったとき、何か言っていた。確か──

 

「46m」

「な……今確かに使おうって……」

 

 考え事をしている間に1投目が終わったようだ。だが、様子が少々おかしい。デクくんの顔は青ざめ冷や汗が滲み、自身の手に縋るような目をしている。

 

「〝個性〟を消した。──つくづくあの入試は……合理性に欠くよ。おまえのような奴も入学出来てしまう」

「消した……!! あのゴーグル……そうか! “抹消ヒーロー”イレイザーヘッド!!!」

 

「イレイザー? 俺知らない」ザワザワ

「名前だけは見たことある! アングラ系ヒーローだよ!」ザワワ

 

 え~っと……無個性でアングラ系デクくんのはイレイザーで使おうとした抹消ということはヒーローヘッドの〝個性〟ではないから──あれ? 分からなくなっちゃいました。この件を覚えていたらご本人に直接聞いてみるとしましょう。

 

 ──おや? 気付かぬ内に相澤先生の髪が上がっていますし、首元の布でデクくんのことを引き寄せて何やら2人で秘密の会話をしている。あ、髪が元に戻った。2投目に掛かるようだ。

 

「指導を受けていたようだが」

「除籍宣告だろ」

 

 そういえば、バクゴウくんはデクくんのことをすごく気にしていますよね。ライバルと書いて幼馴染なのでしょうか。多分というか絶対嫌がられますが直接バクゴウくんに聞いてみましょう。

 

「バクゴウくんバクゴウくん」

「あ?」

 

 体操服の袖をちょいちょいと引っ張って名前を呼んでいると流石に反応してくれた。やっぱりというか予想通りの目つき(元から)で見られたのでニマーと笑って悪意がないことを暗に伝える。なぜか一瞬、私の頭から足先までを確認してましたが、聞きたいことがあったので先にそちらを済ませる。

 

「三鳥です! つかぬ事をお聞きしますが、あちらのデクくんとどういう関係なのですか!?」

「うるせぇガキ、しゃべんな」

 

 私とおしゃべりする気はないようだ。私は彼のことを個性やセンスをもろもろ含めて1位の天哉くんに次いで好印象ランキング2位なのですが……。──ちなみに好印象ランキングは枝瑠職好みの〝個性〟や顔、性格、能力らを判断して作られたものである。

 仕方が無いからデクくんの方に聞くとしよう。……除籍されなかったら、ですが。

 

「あ、見てください! 2球目を投げるようですよ!」

「(イラァ)」

「きみもよくめげないな……」

 

 デクくんのことは未だに掴み切れていない。今のところ【ZAIN】~【TETH】であり、言ってしまえば脅威となる強みが全く見えない。しかし、第一印象で物事を確定すると本質に気付けず、そのまま死体の山の一部となることを私はよく知っている。

 ……さてさて、彼はどっちでしょう。

 

 SMASH!!!

 

「先生……! まだ……動けます」

「こいつ……!」

 

 ボールは遥か彼方へ吹き飛び、その代償と言わんばかりに緑谷の右手の人差し指を内側から全体を損傷させた。

 

「やっとヒーローらしい記録出したよー」ワー

「指が腫れ上がっているぞ。入試の件といい……おかしな個性だ……」

「スマートじゃないよね☆」

「む~? 喉に小骨が引っ掛かっているような……? ……バクゴウくん?」

「…………!!!」

 

 既視感のような違和感のようなものが分からないままもやもやしていると、やけに静かだったバクゴウくんが突然激昂して右手を爆破させながらデクくん目掛けて走り始めた。

 

「どーいうことだ! こら!! ワケを言えデクてめぇ!!」

「うわああ!!!」

 

 そのまま放置すればデクくんが爆発四散しそうな勢いだったが、そうなる前に相澤先生の布によって拘束され抵抗できずに停止した。

 

「んだこの布、固っ……!!」

「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ“捕縛武器”だ。……ったく、何度も〝個性〟使わすなよ……俺はドライアイなんだ」

(((〝個性〟すごいのにもったいない!!)))

「時間がもったいない。次、準備しろ」

 

 バクゴウくんの拘束を解いた相澤先生がそう言うと見物状態だった生徒たちはそれぞれ自分がしなければいけないことを再開し、徐々にばらけていった。デクくんは指の痛みで上体を少し丸めていて、それを心配して来た茶髪女子と会話している。バクゴウくんは静かに、されど確かな屈辱に歯を食いしばっている。

 

「っ……」

「バクゴウくん、私たちも次の準備しましょう」

「……」

 

 一瞥もくれない。こういう時はあれですね。【白】が有効です。私の服装が点々と赤い血管のような模様にプロテクター付きの緑がかった黄土色のスーツになる。頭にはヘッドホン、腹部には横裂けの大きな口の模様が、右手には同じカラーの先端に口だけが付いたパペット人形を装備している。

 

「【泣き虫】えいっ!」

『おぎゃぁああああああああぁぁぁああぁ!!!』

 

 パペットの口が動くとそこから本物の赤子が泣き叫ぶ声が聞こえてくる。庇護欲が全く湧かず、鳥肌が立つ不快感しか感じさせないその声にバクゴウくんは堪らず反応する。

 

「るっっせェェ!! てめぇ! なにしやがんだ!」

「正気に戻りましたか! ほら私たちも急ぎましょう!」

「──チッ、クソッ」

 

 舌打ちに悪態を吐いた後、ニマニマしていた私を置いて体育館の方へ歩いて行った。なんとなーく、雇用されたばかりの後輩をメンタルケアしたことを思い出した。顔は全然似てませんが。──暫くその背中を見ていると私に誰かが近づいて来た。

 

「おい、枝瑠職」

「ややっ、相澤先生」

「おまえもさっさとしろ。記録なしにするぞ」

「はい!」

 

 

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────────

 

────

 

 

「んじゃパパっと結果発表」

 

 その後つつがなく体力テストの項目はすべて終わった。上体起こしは〝個性〟なしで37回、長座体前屈は元々の体の柔らかさと適当に出した【槍】を活かして2mほど、持久走は途中までは50m走と同じ【E.G.O】を使って残りは素の力で走った。全体的に自信ありだ。

 

「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する」

 

 空中にホログラムで体力テストの結果が表示される。自信はあった体力テストの順位は6位だった。まだまだ精進しなくてはならない。最下位はデクくんだったので予告通りに彼は除籍だ。個性は強力だったが他がパッとしない記録だったので仕方ない。色々聞きたいことがあったが突然の別れというのもまた運命。さらばですデクくん、あなたのことは忘れませ……「ちなみに──」

 

「除籍はウソな」

「「……!?」」

「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「「はあー!!!!??」」

「ええええええ!!!???」

 

「あんなのウソに決まってるじゃない……。ちょっと考えればわかりますわ」

「(んなあああぁぁぁ!?? なにを言いますかポニーガール!? 相澤先生のあの目ェ!! あれは絶っっっ対本気でしたッ! 後から変えて……でもなんでぇぇ? どどどどういうことでうぅああぁぁぁぉぉぉ)ぉおぎゃああ!」

「た……大変だ! 枝瑠職くんがあまりのショックに幼児退行しているぞ!!」

「なにやってんだ……まぁ、そゆことでこれにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ」

「あうあう……」

「緑谷、リカバリーガール(ばあさん)のとこ行って治してもらえ。枝瑠職は……教室に連れてってやれ」

 

 赤ちゃん枝瑠職はとてもカワイイ! ので人気が出た。物陰から見ていた筋肉おじさん(オールマイト)もカワイイ! となった。

 

 

────────────────

 

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────

 

 

 おまけ的な

 

「問題は枝瑠職くんをどうやって運ぶか……」

「でしたらわたくしが担架を」

「びゃあ‶あ‶!!!」

「あからさまに機嫌悪くなったぞ!」

「──乳飲み子の波動」

「じゃあさ! 赤ちゃんみたいに抱っこしてあげるのはどう!?」

「ふむ……ナイスなアイディアかもしれない!」

「だったら俺がその役を担おう。試験の時に一度経験した」

「……ぱ……ぱぱぁ」

「触手で包む……同人誌みたいな展開」

 




 無名の胎児にトラウマがあるのでこれ以降出番無いかもしれません。画面移動で鳴き声がウロチョロ動くのがホントに無理なんです。虐待させろください。

 前にも言っていた通り書き溜め期間に入るので少し間が開きます。戦闘描写が思ってたより難しく書いては消してを繰り返しています。楽しみにされてる方はすみません……。執筆行為が楽しいのでドロンするつもりはありません。

 ご感想お待ちしております。すんごい嬉しがっていました。

 今日のポンコツ日記:降ってきた紫石板に皆殺されました。ハハハ(泣)!!!

オリ主のイメージ像欲しい?(絵下手な奴がマウスで描いた)

  • 寄越せ
  • いらん
  • どけ!私が描こう
  • 自己補填できてるので大丈夫です
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