東方、竜と桃色玉の英雄伝   作:プルコギ

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初代魔王VS人気魔王

 

 

裏山

 

 

 

真竜王(どうする、考えろ、闇ゾーマの氷の矢程度の技ですらダメージは150を超える、輝く息やマヒャデドスは約400ダメージ、それはいいとして氷塊落としにいたっては防御しても700越えだなんて鬼畜すぎる、くっ!アイツは完全呪文耐性…補助系呪文で固めれば楽勝とか言って返り討ちにある勇者と呪文使いまくるわしは大差ないっ!てかゾーマの正体は死者達の怨念の集合体だとか絶望をすすり、憎しみを食らい、悲しみの涙で喉を潤すとか、怖すぎんだろ!)

 

 

ゾーマ「どうした、怖気ついたか」

 

 

真竜王「ああ、怖いさ、うっかりゾーマを殺さないかな」(口が勝手に動いっちまった!くっそ!煽ってどうする!……闇ゾーマには回復呪文も通じ無い…)

 

※ゾーマさぁんには竜化した竜王の言葉が通じるため翻訳されております✩

 

 

ゾーマ「マヒャドデス」

 

真竜王「燃え尽きろ」

 

氷の呪文に燃え盛る火炎を吹きかける

ゾーマのマヒャドデスをするりと抜け、火炎はゾーマに降りかかる

 

 

ゾーマ「ぅぐ!」

 

真竜王「キシャアアア!」

 

炎で目を傷める事を防ぐためにまばたきをする

そのわずかなチャンスをモノにするべく、鋭い爪をふるう

 

案の定ゾーマにあまりダメージは無い、が、乗っ取ったダークマターには大きなダメージが期待できる

 

ポッカリと穴の空いた地面から氷系の呪文が吹き荒れ、音を立ててゾーマが現れる

 

それを待っていたかのように煉獄の炎が渦を巻き飲み込んでいく

 

炎は一瞬にして氷を溶かし蒸発させ、空気を焼き閉じ込めたゾーマを苦しめる

炎が消えると、気体となった水が急激に冷やされ降り注ぐ

 

ゾーマ「ハァ、ハァッ、」

 

真竜王「なんだ、結構いけんじゃん」(死ぬ気満々だったけど、運がいいことに乗っ取った奴がゾーマの体を使いこなせていないようじゃな)

 

 

ゾーマ「ぬぁ!」

ダークマター(このっ、)

ゾーマ(主導権を返せぇえええ)

ダークマター(返すかぁああぁあ)

ゾーマ(ぅっ…!)

ダークマター(つっ、)

 

 

真竜王(それにしてもなんでゾーマはあんなにヘロヘロなんだ?)

 

 

ゾーマ「う、ごけっ!」

 

 

真竜王「ぁあ!!」(わしの特性にギロギロあったんじゃん!ラッキーーー!)

 

ギロギロの効果で縛られ動けなくなったゾーマにすかさず激しい炎と強靭な爪や尾で切り裂き叩き付け、頭から噛み付いてぶんまわして地面に叩きつけるなど、結構ボコボコにする

 

 

ゾーマ「ガハッ!!」

ゾーマ(畜生…!畜生……!)

ダークマター(クッククク、ハハハハハ!!お前には眠っていてもらうぜ!)

 

 

真竜王「何っ!」

 

本格的にボコったハズのゾーマはニンマリ笑いながら立ち上がると、さっきと変わらない無類の素早さで竜王の顎に左フック、そのまま回し蹴り、着地してそのまま竜王の腹にドロップキック

 

 

真竜王「グルルルル!」

 

 

ゾーマ「さっきの勢いはどうした?」

 

ドヤ顔で打撃技と氷系呪文を竜王に叩き込み、さっきやられたように竜王の尾を持ち、ぶんまわして地面に叩きつける

 

ゾーマの猛攻が始まった

 

 

 

 

 

ゾーマ、真竜王戦闘前での人里付近

 

 

ピサロ「なんだこいつら!」

 

アドレーヌが量産していたダークマター族が押し寄せ、斬っても斬っても、呪文でぶっ飛ばしたり焼き尽くしたりしてもキリがない

 

 

霊夢「結界 パパラッチ撃退結界」

 

赤い細かな弾幕と花のような陣を組んだ白っぽい弾幕が交互に霊夢から放たれ、あたりのダークマター族を一掃していく

 

 

 

ピサロ「ネーミングが少し気になるが、助かった」

 

霊夢「なにか胸騒ぎがするわ」

 

地面に降りピサロの隣に立つ

 

ピサロ「…?」

 

霊夢「どうしたの?なにか聞こえる?」

 

ピサロ「うっすらとな……ぅ!!耳がっ!!」

 

霊夢「え?何が?耳??」

 

《グギャアアァアアアアァアァアァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!》

 

竜の咆哮と暴風、軽い霊夢は吹き飛ばされかけるが、ピサロに腕を捕まれ鯉のぼり状態になってしまう

 

ピサロ「ぅぐうううううっ!!長いっ!耳がっ耳がぁあ!いつまで叫んでいるんだァあぁあァアアアア!!!!」

霊夢「うぅーーっ!!」

 

片手で耳を抑えながら涙目で(モロ半泣き)悶え苦しむピサロさぁんと

吹き飛ばされそうなのと風でなびくピサロさぁんの長い髪の追撃を受ける霊夢さぁん

 

咆哮が鳴り止むと同時に2人はへなへなと座り込んだ

 

 

霊夢「ぅう〜〜気持ち悪いぃ」

ピサロ「頭痛いぃい」

霊夢「で、なんて言ってたの??」

ピサロ「そうだったな、マズイ事になった、言霊としてゾーマの言動が乗せられてきたんだが、本気での殺し合いになるかもしれん」

霊夢「どっちが勝つと思う?」

ピサロ「さぁ、分からない、私は本気のアイツらと戦った事がない、と言いたいところだが」

霊夢「だが?」

ピサロ「竜王はひかりのたまを無くしたらしい、自動回復と上限値にまで達した素早さ、あるシリーズでは攻撃力トップだ、しかも闇ゾーマ、回復呪文による攻撃も不可能で、アイツの凍てつく波動は特別製で相手のいい効果と共に自分の悪い効果まで消し飛ばす」

霊夢「何のことかさっぱりだけど、とにかくヤバイのね?」

ピサロ「どうする」

霊夢「どうして私に聞くの?」

ピサロ「正直、どうしていいか分からない」

霊夢「私たちがこうしている間に2人が戦って、どちらかが死んだらどうする?どっちの方がマシ?」

ピサロ「そんなの、どちらも許さん」

霊夢「じゃあ、彼らが死んだら悔いが残る?」

ピサロ「ああ」

霊夢「救える命が救えなくて?」

 

ピサロ「友の死に目に会えなくてだ」

 

立ち上がり銀色の長い髪をかきあげると博麗神社の裏にある山を目指して走り出した

 

 

霊夢「あなたらしいわね」

 

そう1人呟くとまた宙を舞い、彼の後を追った

 

 

 

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