東方、竜と桃色玉の英雄伝 作:プルコギ
天かける船ローア、その最深部であるモニター室を突き進むカービィたち
カービィたちがいなくって数分後、ローアの中に紫が現れた
紫「ゴウセル!ゴウセル!?」
カービィたちはゴウセルの屍を丁寧に寝かせていた
いくら乗っ取られていたとはいえ派手に切り刻んでしまった罪悪感からか、飛ばした頭も丁寧に添えられている
紫「一体誰がこんなことをっ!」
ゴウセル「カービィ、リンク、ダークメタナイト、シャドーカービィ、そして俺に憑依したダークゼロだ」
紫「ぶっ殺すっ…ってえ?ええ?アンタ生きてたの?」
ゴウセル「俺はある程度弄ばれても耐えられる体に作られている」
体の横に置かれた生首はしっかりと紫を見つめて話す
紫「ちょっと大丈夫なの?医者に見てもらおうかしらね」
ゴウセル「その必要はない」
傷口はほとんどふさがっており、手をピクピク動かしたあとにゆっくりとおきあがった
そして頭を持ち上げ、首にくっつけて出来上がり
紫「わお、もっとスマートに再生出来ないの?妹紅みたいに」
ゴウセル「紫」
紫「なによ」
ゴウセル「俺に憑依したダークゼロは殺された」
紫「え?そうなの、な〜んだ」
紫はゴウセルの手を引き立たせ、カービィたちが進んでいった方と、カービィたちが入ってきた方の扉を見る
迷いの竹林への道中
霊夢「永琳!」
永琳「霊夢じゃないの、どうしたの」
霊夢「怪我人がいるの、前に見てもらった…って……何…そいつ……」
輝夜と永琳の背後に立って…いや、浮いているのはカラフルで巨大な化け物
霊夢「アイツらと似た嫌な感じ…輝夜、永琳、ソイツから離れて」
輝夜「この子も私たちと同じ被害者なの」
霊夢「被害者?なんの?」
永琳「マルク…」
霊夢「マルク?もうあの子は敵じゃ、」
輝夜「やっぱり、騙されているのね」
永琳「あんな化け物に騙されるほど霊夢は馬鹿じゃないわ、きっと何かが」
霊夢「本当なのよ!彼にも訳があったの」
輝夜「安心して、すぐに目を覚まさせてあげるから」
永琳「大丈夫、2人とも後でちゃんと見てあげるから」
霊夢(真竜王を背負って輝夜と永琳を相手に…?流石に無茶よ)
ピサロ「くっそ、一体どこに…」
少し離れたところを突っ走るピサロを見つける
輝夜「永琳!」
永琳「はい」
輝夜と永琳から細かく美しい、青やピンク、白黄色、様々な弾幕が放たれる
真竜王を背負ったままよけ続ける霊夢
怪我人を背負っているせいで弾幕にかすりまくりスコアが沢山稼げるフッフォーイ↑↑(ピンチ)なところで
輝夜と永琳に雷が落ちてきた
輝夜「なっ!」
永琳「キャッ!!」
ピサロ「怪我は…あるな」
霊夢「全く、もっと早く来てくれても良かったんじゃないの?」
ピサロ「すまないな、焦って声が聞こえなかったのだ」
息を荒らげる霊夢から真竜王を引き取りおぶるピサロ
どうやら霊夢が2人に声が聞こえないように助けを求めていたようだ
ピサロ「一体何があった、輝夜と永琳、2人と争う理由は無いのだろう?」
輝夜「あら?雰囲気変わった?」
ピサロ「何のことだ?」
永琳「そう言えばオレ様とか…」
ピサロ「だ、黙れ!」
霊夢「プッ、」
ピサロ「そんなことより何故弾幕ごっこを?」
永琳「霊夢は騙されているみたいなの」
ピサロ「そうなのか?」
霊夢「そんなわけないでしょ、アンタも騙されてるって言われるわよ」
ピサロ「何?」
輝夜「マルクにとどめを刺すわ、確実にね」
永琳「やはり、みんな騙されているのでしょうか」
ピサロ「?お前たちは後ろの化け物に騙されているんじゃないのか?」
霊夢「やっぱりそうよね!」
輝夜「何を言っているの?彼は被害者なの」
ダーククラフター(不味いことになってきたなぁ…)
ピサロ(やはりコイツの仕業か)
霊夢「で、どうするの?」ヒソヒソ
ピサロ「まかせろ……マルクはダークマター族に取り付かれていたんだ、1度救ったのだがまた取り付かれてしまった、アナタたちのような被害者を出さないように私たちはマルクの救出に向かう途中、竜王が、ダークマター族に取り憑かれた者に襲われてしまった、どうか手を貸してくれないか?」
霊夢(こいつ……軽く嘘言ったわ……)
輝夜「取り憑かれていた?そうなの?」
永琳「どっちが本当のことを言っているのでしょうか」
霊夢(どっちも嘘ついてるわよ)
ピサロ「デタラメ言っているのはそこの化け物の方だ!ダークマター族とグルになって私たちを殺すつもりだ」
ダーククラフター「なに言ってやがる!お前、」
ピサロ「では、マルクにやられたことを言ってみろ!」
ダーククラフター「…それはなぁ!…あのなぁ!」
ピサロ「仮に恨みを買うような事をしたとする!だがマルクは悪くない!取り憑かれていたからだ!」
霊夢(ピサロ…剣の道を真っ直ぐに進むアナタはどこへ……)←若干楽しんでる
ダーククラフター「ふざけんじゃねえ!嘘言ってんのはお前の方だろうが!!誰も取り憑いちゃいねぇよ!ダークマター族に偏見もちすぎだ!だいたい!そん時はまだローアに潜伏する前だ……ぁ、」
ピサロ「ほう、ローアとは?今ダークマター族に、貴様の仲間に占拠されている、マホロアの宇宙船のことだな?」
輝夜「どういうことよ!」
永琳「そのダークマター族とやらの仲間ってことね?」ボキボキ…
ダーククラフター「こうなったら誰でもいいから取り憑いて…」(くっそ、輝夜永琳は無理!弱そうなのはあの霊夢とあの髪の長い男か!髪長くてニートみたいだな!アイツで決定だ!)
ピサロ「ミナデイン!」
ピサロに向かって一直線に突っ込んできたダーククラフターに超巨大雷が落ちてくる
灰色の煙が上がりなかから現れたダーククラフターは色が抜けたのか、少し灰色がかっている
霊夢「脱色したわね」
ピサロ「お洗濯だ、真っ白にしてやる」
霊夢(こ、壊れてる…ピサロ完全に壊れてるわ!)
ピサロ「えええい!この野郎!漂白剤無しでも真っ白だ!!驚きの白さ!!」
ピサロはダーククラフターに電撃呪文などを唱えブチまくる
ピサロ「こうなったやヤケくそだ!大魔王バーンさんのカッコよすぎる呪文をパクリにパクってやる!!」
強大な炎の呪文、かつてバーンはその想像を絶する威力と優雅なる姿から太古よりカイザーフェニックスと呼ばれ恐れられるメラゾーマを扱うことが出来た
ピサロは今カイザーフェニックスに挑戦している
が、形作られるのは不死鳥フェニックスではなく、グネグネした…これは……
ピサロ「ド、ドラゴンエンペラーだ」
霊夢輝夜永琳「「「なにそれ!!!」」」
↑そろそろ引いてる3人
カイザーが帝王、エンペラーが皇帝
たまたま3人がカイザーフェニックスを知らなかったから良かったが、同じ世界の者、特にゾーマなんかが聞いてたら完全に永遠のネタにされていただろう
竜王寝落ちしててよかった
それはさておき、ピサロのドラゴンエンペラーは意外にも形になり、そこそこかっこいいドラゴンの炎がダーククラフターを飲み込んだ
威力はメラゾーマだ、かなりの大ダメージだろう
ダーククラフターは黒焦げになって出てきた
そして風に吹かれ跡形もなく消えていった
輝夜「ごめんなさいね、騙されていたのは私たちの方だったみたいね」
永琳「ごめんなさい、あ!怪我人を見るわ!連れて来て」
ピサロ「あ、ああわかった」
永琳「この子の名前は?」
ピサロ「竜王だぞ?」
永琳「え?竜王!?これが!??それにしても怪我人を背負ってあんな魔法を使うなんて、幸い竜王だったから良かったけど、他の子、特に女の子なんかだったらどうなっていたかしらね」
ピサロ「す、すみません」
霊夢「ちょっとピサロ」
ピサロ「な、なんだ」
霊夢「あんたさっき思いっきり嘘ついてたけど、それはいいの?」ヒソヒソ
ピサロ「まあほら、アレだ、この世には知らない方がいい真実が…」ヒソヒソ
霊夢(コイツ☆壊れてる☆)
永琳「自然回復が凄いわね、大体の傷はふさがってるけど、まだ全然治っていないわ、傷が見えなくなっても触って痛みを感じていたら、それは生傷に絆創膏を貼っているのと同じような状態だから、ちゃんと休ませることよ、まあ骨は折れていないみたいだし、大事に至らなくてよかったわね」
ピサロ「くっ、このままでは竜王を充分に休ませることができないぞ」
霊夢「アンタが看病してやりなさいよ〜」
ピサロ「私がか!?私は忙しいんだ、それに看病は苦手だ」
霊夢「まったく、別に放置しててもいいから、ちょこちょこ顔色を確認したり、おかゆとか作ってあげたり……」
霊夢ピサロ「「ゾーマァアァアァアァア!!!」」
永琳「ど、どうしたの?」
輝夜「じゃあこっちで預かる?もうこっちに用はないし、お詫びも含めてね」
永琳「そうですね」
霊夢「わざわざごめんなさいね、助かるわ」
ピサロ「竜王をお願いします」
永琳「ついでに元気過ぎて困るくらいにしてあげるわ」