東方、竜と桃色玉の英雄伝 作:プルコギ
勇者御一行と四部下のさわやかな争いが続く
四部下は能力をほとんど使わず勇者御一行に合わせた戦闘スタイルをとっている
修行のおかげで問題のラディッツも互角に武闘家Aさんとやりあえてる
治壊の中2乙なトリッキーな攻撃に武闘家Bさんは少々苦戦しているようだが見てる側にとってはかなりニヤニヤ来る
治壊の相手をしている武闘家Bさんは元遊び人で賢者に転職してさらに武闘家になったと戦いの中で自白した
すげぇ。
ちなみに武闘家Aさんは元魔法使いが悟って賢者になって武闘家になったらしい
さらに武闘家Cさんは元盗賊が悟って賢者になって武闘家になったらしい
すげぇ。
武闘家A「スクルト!」
ラディッツ「何だそれ?うわっ、かてぇ!」
武闘家A「防御力アップで余裕っすわ!」
ラディッツ「ハハハ、そうかぁ」
武闘家Aから距離をとり宙に浮くと両手を武闘家Aの方に出した
ラディッツ「俺からのプレゼントだ」
武闘家A「プレゼントォ?」
ラディッツ「ダブルサンデーー!!」
一気に気を高め両手から紫色の細長いビームを撃つ
左右にビームが来るので後方に逃げるが二つのビームは距離を縮め武闘家Aさんを挟み撃ちにして壁に吹っ飛ばした
武闘家A「ぅわぁあっ!!…何だこの呪文はっ」
ラディッツ「おいおい、カマトト効いてないんじゃねぇのか?」
武闘家A「スクルトな!?」
武闘家C「女を殴るのはやっぱり気が引けるなぁ?」
霊夢「あらそう?そんなこと言ってるとすぐに死ぬわよ?」
武闘家C「ぉら!」
霊夢「どこを狙っているの?」
腰に携えた短剣で霊夢の懐あたりを切りつけるが霊夢はサッと身を翻してよけてみせた
攻撃を外したのに武闘家Cはニタニタ笑っている
武闘家C「ふ〜ん、タダの紙切れだな」
霊夢「あ!ちょっと!私の御札!ドロボウ!」
武闘家C「今のはぬすっとぎりだぜ?よ〜く覚えときな嬢ちゃん」
彼が喋っているあいだに赤と白の統率のとれた弾幕がすぐ近くまで迫った
武闘家Cは焦ることなく弾幕を舌をなめずりながら避ける
霊夢「あなた、よけた弾もちゃんと見ることよ?」
武闘家C「何?」
武闘家Cのよけた弾幕は足元や壁にくっついてまだ残っていた
武闘家Cは完全に霊夢の弾幕に囲まれていたのだ
霊夢「次からは気をつけることね」
あたりの弾幕が一気にグネグネと動き出す
そして不規則に武闘家Cに向かっていき武闘家Cはなすすべもなく被弾しまくっていった
治壊「あらあは、ほかの武闘家はみんなやられたのかしら?」
武闘家B「全く、薬草使えよ!クイン!アイカ!」
治壊「ふ〜ん、クインとアイカねぇ〜、あなたは?」
武闘家B「僕はバク、そんな事はいいからさっさと決着つけようよ〜」
治壊「了解、」
治壊はヘラヘラしている武闘家Bさんことバクの前に少し後ろに反るように立ち右手を左肘に当てて肘をつくようにし左手で顔を半分隠し
足元から静かに紺色の漂うような魔力をたちこめさせた
武闘家バク「何をするつもりなんだい?」
治壊「…心と体にしっかりと刻んでおきなさない、清々獄紺…蒼き竜の息吹、ブレスケルビン!」
紺色の魔力は治壊の周りを渦を巻くように集まり巨大な竜のようになり、その大きな口から真っ白い吹雪を吐きながらバクに突撃
溶けるようにまとわりつくとそのまま氷へとかわった
治壊「みっともない顔ね、決着はついた…貴方の願いはこれで叶ったわね」
武闘家Aさんことアイカ、武闘家Cさんことクインもしっかりとボコられバクの近くにほおり投げられた
アレル「ちっ、またやられたか」
残破「あんたら何回やられてるの?」
アレル「知らん、俺らがあんまりゾーマにやられるもんだからゾーマのレベルは上がっていく一方、勝てるのかねぇ、俺ら…」
残破「ぇ、なんて希望のない瞳」
ゾーマ「そんなようでは我が息の根を止めるのは無理だろうな、初めてここへ来た時を思い出せ、あの殺意を、あの恐怖に満ちた目を、あの馬鹿げた戯言を」
アレル「もうアンタはコレっぽっちも恐ろしくない、アンタ、ホントは悪い奴じゃないだろ?」
ゾーマ「その通りだ、我は己の正義を貫いているだけだ」
アレル「そう言う事じゃない、アンタは俺らを何度も蹴散らしては助言を与えて城の外に放り出す、殺す気なんて微塵もない、それに俺らが魔物のフリして城に潜り込んだ時なんて美味い飯食わせてくれたしな」
ゾーマ「フッ…なんのことだ」
アレル「ホントは気づいてたクセに」
ゾーマ(ぇ、知らない、ホントにシラナイ、シラナイシラナイ、ボクハナンニモシラナイ)
残破「ふ〜ん、ねぇアレル、アナタこっちにくる気はない?」
アレル「何言ってんだお前」
残破「実力もそこそこあるし、アタシの部下になりなよ、更なる力を手に入れる事ができる」
アレル「お断りだね、俺はお前を倒しゾーマも倒す、たとえ何度ボコボコにされて何度いつもの窓から外に投げられても俺は諦めない、希望がなくたって勇者として、一人の人として、俺は一生下を向いて歩き続けるんだ!」
残破「ますます気に入ったよ…下を向いて、足元を常に見つめ降り注ぐ火の粉から身を守りながら進む、その姿を見ただけで足がすくみ恐怖と絶望を覚える大魔王も目視しなければいいだけだ、来い、アレル…アタシの下へ来い」
ゾーマ「残破が完全に悪役になってるぞ」
ラディッツ「無理だな」
治壊「カッコイイ…」
霊夢「流石にこれ以上は幻想郷に持ち込めないわよ?」
アレル「黙れ!俺はお前もゾーマも倒して名誉と金を手に入れるんだ!!」
残破「アハハハハ!さぁ来い!格の違いというのを思い知らせてやるわ!」
アレルは残破に弄ばれるように圧倒的な剣技の差を付けられて敗北した
メタナイトに教えられた通り、消してダメージを与えること無く倒したのだ
剣と剣がぶつかりあい体に伝わる振動が少しづつ体を蝕み動きを鈍らせ、やがて全身が激しく痛み崩れ落ちるのだ
バク「さ、寒っ、、あ、アレル!」
アイカ「バカ!油断したか!?」
クイン「さっさと立て!」
アレル「くっ……また来るからな……!!」
ゾーマ「ハイよ、待ってますっ!!」
両手で四人の服を掴むと崩れさった方の反対側の壁を蹴り城の頂上まで直行の階段を上がっていった
残破「も、もしかして天辺から投げるの…?」
ラディッツ「マジスパルタだなおい」
霊夢「見に行きましょ」
治壊「さーんせ〜い」
螺旋階段を上がり城のてっぺん、からなれたような手つきで思いっきり四人同時にぶん投げた
体を思いっきり捻りしなるように長い腕で遠心力をかけて全身を大いに使った人間投げのフォームは素晴らしかった
四人は木が群生しているところに吹っ飛び枝を折りまくって無事着地した
残破「いっつびゅーてぃふぉー」
治壊「すごいフル回転しててわね」
ラディッツ「なんで殺さないんだ?」
ゾーマ「暇だからな」
霊夢「暇なの?」
ゾーマ「マジで暇だ」
螺旋階段を降りると紫が玉座に脚を組んで座っていた
ゾーマ「おいおい、俺の定位置〜」
紫「アレはどういう事なの?」
ゾーマ「へ?」
紫「あそこよあそこ!あの崩れ落ちた壁の向こうの部屋!あそこの天井を目指していったら無縁塚に着いたのよ!!」
ゾーマ「ハァーーーーッ!?なんでだよ!」
残破「マジで!?」
治壊「なにそれ!」
霊夢「流石無縁塚」
ラディッツ「何処」
紫「何のつもりなのゾーマ!これで幻想郷の異変解決に一歩近づいたのに!」
ゾーマ「お、俺も知らないよぉーっ!」
紫「もうさいっあく、絶望的だわ…」
ゾーマ「ホントに?」
紫「なんで嬉しそうなのよ!!!!」
こうして幻想郷にまた一つ謎が増えた