東方、竜と桃色玉の英雄伝   作:プルコギ

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博麗霊夢の夢

 

 

 

一筋の光が私の手元を照らす

白い湯気が湯呑から立ち、ほろ苦いお茶の香りが私の眠気を煽る

 

 

「霊夢ー!暇だー!」

 

ああ、また来た、

 

「何ぼーっとしてんだ、お茶冷めてるぞ?」

 

魔理沙だ、最近よく来る

 

彼女は平然と台所でお茶をいれて私の入っているコタツに入る

 

「自分のだけ??」

 

……冷めてるって言ってたから私の分も用意してると思った

 

そう言えば、あの時の異変もこんな季節におきた

今思えば私と魔理沙は様々な異変に立ち向かったな

 

最近起きた怪異なんて都市伝説絡みで厄介だった

 

 

「霊夢はもう朝飯食べたのか?」

「食べてないわよ」

「よし!私が特性きのこ料理を作ってやろう」

 

彼女は少しボロいノートを手に取り台所へ向かった

 

あのノートはいつぞやの魔王が作ったものだ

思い返すとあれほどカオスな怪異や異変はあっただろうか

 

神社にはまだあの時の爪痕が少し残っている

開かないドアやら攻撃鯱が数体とカラオケの機械

 

私は食器棚から湯呑を取りお茶をついで神社の裏庭に出た

 

長方形の石に積もった雪をはらいその下にお茶を置いた

 

漆 糸蒟

 

墓に彫られた文字

 

彼女はあの時やってきた少女、神の力を宿した悲劇の少女

実の父にその命を奪われたのだ

 

彼女の父は彼女の妹たちによって殺されたが、またどこかでゆうゆうと生きているのだろう

 

 

「霊夢〜〜」

 

醤油の香ばしい匂いが漂う

 

私は駆け足で神社の中に戻った

 

 

 

魔理沙の料理の腕はあの時から格段に上がった

墓場の穴からあの魔王のところに修行でもしに行ったのだろう

 

 

「どうだ?和と洋のきのこ炒めだぜ」

 

「おいしい」

 

「やっぱり?」

 

「うん」

 

テーブルを挟んで満足そうに彼女が口元にお米を付けて微笑んでいる

味見でお腹いっぱいになったのかな?

 

「うふふ…」

 

「なんだ?私の顔になにかついてるか?」

 

「ついてるわよ」

 

「え?」

 

「ここよ、」

 

袖をまくって口元のお米をとってあげた

彼女は恥ずかしそうに顔を少し赤く染めた

私はとったお米を魔理沙の鼻にくっつけてやった

彼女は何するんだと怒ったがなんだか嬉しそうだったのでほっといた

 

 

食事を済ませて縁側で一息ついていると何か強大な力が近づいた来た

 

同時に小さい子どもの声がする

 

階段を上がってきたのは金色の目に肩にかからないくらいの艶のある黒髪の女性と異常に髪が長くチックチクしたガチムチの男

二人のあいだには首まで伸びたなびくように斜めに逆だった黒い髪に茶色い尻尾を生やした5歳くらいの男の子

 

 

 

「も……もしかして、」

 

 

 

「霊夢ーー!おっひさーーー!!!!」

 

彼女は真っ先に私に飛び込んできた

私のことを抱き上げ大きな胸に私の顔を挟んで髪をもじゃもじゃに掻き回した

 

「ざ、残破!?」

「ん〜〜!久しぶりぃーー!!」

「大きくなったわね、色々」

「そう?霊夢は全然変わってないね!」

 

彼女は金色の混じった髪を耳にかけた

 

「あの、おろして?」

「あ、ごめん」

 

「ねえ、アンタら結婚したの?」

「そうそう」

「そこの子は?」

「蘭波、華やかさ、厳粛な美しさ、そして荒波に立ち向かう強さを願いこめてるの」

「らんは……ラディッツのラに残破のんはね?」

「イエス!」

 

 

ジーパンにTシャツ、あの戦闘服は着ていないが左腕にはあの赤いリングをはめているアイツが

蘭波を抱き上げてこちらに向かって歩いてきた

 

「よぉ、久しぶりだな」

「久しぶりね、驚いたわ、アンタたちが結婚するなんて」

「……それにしても、なんでお前あの時と見た目変わってないんだ?」

「時の流れの問題じゃない?アンタいま何歳よ」

「……俺何歳だ?」

「50いってるんじゃない?アタシは一応25だけど」

「い……一応………」

「なーんかね、時間のズレは数日単位だったはず何だけどね」

「まあ細かいことはいいわ」

 

彼女たちは神社の庭のお墓に手を合わせて神社にあがった

 

 

3人が魔理沙と対面すると魔理沙は口をあけて何秒か魂が抜けた

 

「け、け、結婚したのかーー!?そいつはお前の子どもか!?」

 

「自己紹介して?」

「うん!初めまして、さいきょうせんし蘭波です!」

 

「わ、私は霧雨魔理沙、魔法使いだ」

 

「だよねー!見た目がすっごく魔法使いみたい!ホグワーツに通ってるの??」

 

「ほ、ホグワーツ…?」

 

「ホグワーツは映画の話だろ?」

「えー?パパだってホグワーツやべぇって言ってたじゃーん」

「やべぇイコール実在っておい…」

 

それにしても顔つきはラディッツそっくりだ声は少し高めでどことなく残破に似ている

良く見ると前髪に少し金色の髪が混じっている

 

 

「お姉ちゃんオレっちのことジ〜ッとみてる〜、もしかして、恋!?」

 

「そんなわけないでしょ〜、私は博麗霊夢よ」

 

「へー!お姉ちゃんが霊夢か!すっごくすごいんでしょー!?」

 

「す、すっごくすごい……?」

 

 

 

 

____!!霊夢ーー!

 

 

 

霊夢「ぃ…ってどういうこと!?」ガバッ!!

 

ロザリー「あ、やっと起きましたか?」

ゼルダ「もう昼の12時よ?」

 

霊夢「へ?…ほ?」

 

残破「魔理沙がきのこ料理作ってくれたんだよ?めっちゃ美味かったんだけどー」

 

霊夢「えーっと……残破今何歳?」

 

残破「17!一応!」

 

霊夢「…………」

 

りゅうちゃん「どうしたのじゃ!?目が死んで…あ、死んだ」

 

霊夢「生きてるわよ…」

 

残破「か…顔色悪いよ?」

 

霊夢「え〜っと……糸蒟は?」

 

残破「あっちで治壊ときのこ料理むさぼってる」

 

霊夢「そう……」

 

残破「どうしたの?」

 

霊夢「いや…すごい夢を見たなって……」

 

残破「どんな夢?」

 

霊夢「いや、なんでもないわ」

 

 

私は残破の変な視線を浴びながら食卓に向かった

 

魔理沙「どうだ?うまいか?」

 

霊夢「…おいしい」

 

魔理沙「そうか!」

 

夢で食べたものと同じ料理だ、しかし夢で食べたものより少し味付けが薄く何か物足りない感じがする

 

 

霊夢「すごいリアルティだった…」

 

魔理沙「え?」

 

 

 

 

 

 

 

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