東方、竜と桃色玉の英雄伝   作:プルコギ

178 / 210
変人

 

戦闘訓練が繰り広げられる中相変わらずやる気を失いグダる奴らが現れた

 

幻想郷に集まった者たちの共通点とも言える

 

本来の姿と裏腹に出る本心

 

“何もしたくない”

 

“寝たい”

 

“お腹すいた”

 

基本この三つである

 

 

残破「疲れたー」

ラディッツ「早くないか!?」

 

ピサロ「残破、私と手合わせしてみないか?」

 

残破「えーめんどくさーい」

リンク「残破のその剣見せてよ」

残破「いいよ?持ってみる?」

リンク「え、なんか危ない感じが…」

残破「何怖いのー?」

リンク「ほらこういうのってさ、持ち主以外が持つとめちゃくちゃ重くなったり電撃走ったりするフラグっぽいじゃん?」

残破「チキンや、じゃあピサロ持ってみる?」

ピサロ「あ〜…じゃあ」

 

残破のもつ黒い鞘に入った太刀を手に取るととても軽く生暖かい

 

ピサロ「な、何だこの感じ……」

残破「抜いてみ?」

ピサロ「う、危ない感じ」

 

鞘から太刀を引き抜くとしゅるしゅると高い音を立てる

少しデコボコしていて血管のようなものが走っている

そして生暖かい

 

 

ピサロ「きも…」

リンク「なーんじゃこりやぁーっ」

残破「ふってみ」

ピサロ「お、おう」

 

ひしゅん……何とも言えない音がした

 

《カタカタ…カタカタカタカタカタカタカタ》

 

ピサロ「うわぁあああ何だこれ!!」

残破「おー、ふりかたが良かったみたいっす」

 

太刀がかたかたと小刻みに震えている

まさにケータイのバイブ音の金属バージョンだな

 

ピサロ「きもいきもいきもい」

リンク「ホラーすぎるぅ!」

残破「背の方をさするとおさまるよ〜」

ピサロ「ほんとだ」

残破「すやぁは生きてさえいれば誰にでも使える吸血魔剣、妖刀の部類なのだ!」

ピサロ「へ〜、敵の血を吸うのか?」

残破「好みの形とか特定の技を発動するには使用者の血が必要だよ」

ピサロ「戦い中に出血死しないのか!?」

残破「だいじょーぶ!契約式だから血液が魔力的な別のエネルギー物質に変化して送り込まれるから直接出血する必要とかはないの」

ピサロ「へ〜…」

残破「でも出血させて吸うこともできるよ?」

リンク「それって敵に気づかれないように吸血できるの?」

残破「そのとぉーり!」

ピサロ「便利だな〜」

残破「そしてアタシにはこんな事もできるのだ!」

ピサロ「なにっ!?」

 

ピサロが持っている太刀が異常な重さになる

突然のことなのでとっさに太刀を離さず強く握ってしまい太刀とともに右手が地面にめり込んだ

 

 

リンク「ほーら、他人の太刀を持つからだー」

ピサロ「いででででで」

残破「更にこんな事も!」

 

次は太刀がニョロニョロと変形しピサロの腕に巻き付いていく

 

ピサロ「うわぁ気持ち悪いぃ!!」

リンク「ひぇーっ!」

残破「ある程度変幻自在!ムチにもなるのだ」

ピサロ「もういいもういい、なんかぉ〜え」

残破「色も変えられるのだ」

 

グネグネと巻き付いたムチ(?)が残破の手に戻ると元の形に戻り赤黒い色が蛍光緑や蛍光黄色、更にゴールデンになったりレインボーになったり

さらに白地に赤でZANHAとしたり更にはキャラクターの立ち絵を描いたり

 

まさに何でもありである

 

ピサロ「すごいな」

リンク「すごい」

残破「でしょーー!?」

 

 

 

 

一方さとりの方は人里に来ていた

 

随分と騒がしい、みんな言ってることと考えている事が全然違う

 

明らかに異質な私の姿を見て(胸の目が気持ち悪い)(中2乙)(妖怪だ…)などと思っている

 

イライラしながら歩いていると甘く香ばしい香りがしてきた

その香りがする方を向くとたい焼きの屋台があった

私はそれを見て色々おかしい所に気づく

 

たい焼き屋の一番人気がバニラクレープってどういうことよ

さらに店主、お前オカマか

 

何よりこの店主、私に話しかけてくるのだ、心で

 

オデコに目ん玉ついてるし、もしかしてこの人(?)悟り妖怪の類?

とか思ったけど私の心の返答には答えない

 

この人(?)は私が心を読んでいることに気づいていて話しかけているハズ…

もしかして話しかけておいてそっちは聞く能力をもってないの?

なんてマシンガントークなの!?

コミュ障ってやつね…多分

 

 

さとり「あ……」

 

 

思わずなんか口に出してしまった、私はじっとすごい威圧感で店主を真顔で見つめ続けていたのだ

周りの人が化物を見る目でこちらを見てはあたりに散っていった

 

オルデミ「まあ1ついかが?お話が聞きたいわ」

 

さとり「え…はい……」

 

苺のクレープをタダでもらった

近くで見ると顔でかいなこの人(?)

 

さとり「オルゴデミーラさん」

 

オルデミ「なに?」

 

さとり「あなたの考えていることが良く分からないのだけど……」

 

彼女(?)の心はネコのことでいっぱいで彼女(?)がその時に思った事しか読めない

 

オルデミ「ええ、私結構グロい事考えてるからネコちゃんのことを考えて誤魔化しているの」

 

さとり「そうなんですか…」

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。