東方、竜と桃色玉の英雄伝 作:プルコギ
ラディッツたちが部屋で騒いでいると部屋の外も騒がしくなり
次第に廊下を走る音が増えていった
なんだなんだと耳をすませると「幹部がみんなやられた」
「謎のポケモントレーナーがギンガ団を潰しにくる」
などの言葉が多く聞こえた
ざんは「謎のポケモントレーナー?ポケモンマスターのアタシらがけちょんけちょんにしてやろう」
ラディッツ「やってやるか」
れいむ「みんな封じてやるわよ」
一同が廊下に出るとアカギとばったりであった
どうやらギンガハクタイビルが謎のポケモントレーナーに潰されたようだ
幹部のジュピターはそこでやれたようだ
アカギ「全く情けない奴らだ」
ラディッツ「ゴミどもめ、俺が蹴散らしてやろうか?」
アカギ「いや、私だけで十分だ、ラディッツには別の場所に向かってもらう」
ラディッツ「ふん」
ざんは(死亡フラグたてやがった)
なおか(死ぬな)
メタナイト(やめとけって…)
カービィ(アカギさま…げんきのかけらもっとけ……)
サターン「アカギ様、お待たせしました」
ジュピター「………」
マーズ「……申し訳ございません」
アカギ「マーズとジュピターはラディッツを連れて例の作戦を実行する準備を整えろ」
ジュピター「はっ!」
マーズ「はい!」
アカギ「サターンはここに残れ、あのガキども…二度と立ち上がれないようにしてやる」
ラディッツ一同「「「お、おちつけ!!」」」
ざんは「流石に骨折るのはやりすぎかと!」
なおか「相手は子どもですし!せめて全身打撲くらいで!」
ラディッツ「どうせやるならトコトンやってやれ」
れいむ「あなただいぶ痩せてるけど骨折れるの?」
メタナイト「子どもに手を上げるのは良くないぞ」
カービィ「愛のビンタで勘弁してあげて!」
アカギ「…………」
サターン「そういう意味ではないでしょう!?」
マーズ「アンタバカなのーっ!?心にふかーいるかーい傷をつけてやるのよ!」
ジュピター「そうよ?アカギ様を何だと思っているの?」
ラディッツ「そうならそう言えばいい話だろ?」
マーズ「なによガチムチハリネズミィ!」
ラディッツ「なにぃ?クソガキがぁ、口の聞き方も知らねぇのかぁー?」
アカギ「黙れ黙れ!さっさと動け!」
幹部三人「「「はい!!!」」」
ジュピター「さっさと行くわよ!」
マーズ「ちっ、なんでこんなのと…」
こうしてラディッツたちはテンガン山という山に連れていかれた
しばらくするとリンクたちがコウキとヒカリを連れて此処、ギンガトバリビルに乗り込もうとしていた
リンク「ざこどもめー!ボコボコにしてやる!いけ!諏訪子」
諏訪子「けろけろぉーーっ!!」
モンスターボールから諏訪子が飛び出す
リンクはとある大乱闘な世界でモンスターボールとポケモンを扱う事が多々あったようで諏訪子たちも何ら不自由なくポケモンらしい事をしていた
コウキ「リンク、ヒカリ、ここは任せて先に行って!」
リンク「おう!」
ヒカリ「やられるんじゃないわよ?」
コウキ「あったりまえだ!」
コウキは歩く森、ドダイトスをビルの中でくりだしギンガ団の雑魚乙なズバット、まれにゴルバット等のポケモンを大量に蹴散らしぶっ飛ばした
リンクとヒカリは気持ちいいほどにギンガ団したっぱを蹴散らし上へ上へと向った
リンク「この部屋も調べようか」
ヒカリ「そうね」
カードキーで開く扉だ、妙に装飾されていてこの扉だけかなり浮いている
リンク「ピサロ、頼んだよ」
モンスターボールからくりだされたピサロは剣で扉を切り倒した
内装はかなりカラフルでまるで一軒家だ
ヒカリ「リンク君!これ!」
リンク「ビンゴ!」
部屋に入ってすぐにある水色のソファーをずらすと
[ラディッツは敵だ、アカギとサターンがここにいる、倒したらテンガン山にむかえ]
と鉛筆か何かで書かれていた
リンク「メタナイト、カービィ、良くやった!」
ヒカリ「まさか本当に気づいていないのかしら、壊れた壁から2人が侵入してたこと」
リンク「いや、気づいてたはずだよ、きっと何時からいたのかに気づいていないんだ」
ピサロ「まさか本当に奴らがギンガ団側にいるとはな、お約束とは言え、運命とは残酷なものだ」
リンク「もしかしたら他にも彼らのメッセージがあるかもしれない、みんな、気をつけて……」
リュウオウ「なるほど…どうりでみんないないと思った……」
リンク「りゅうちゃん!?どうして!」
リュウオウ「散歩してたらおいていかれたのじゃ……野郎ども…お前らが余計な事しなければ忘れられた事に気づかれたはずなのじゃった…………」
リンク「りゅうちゃん……?」
ヒカリ「リンク君!ここは任せて」
リンク「いやダメだ!ヒカリちゃんが行って!」
ヒカリ「でも!」
リュウオウ「死ねぇ!クソガキどもめぇ!!」
りゅうちゃんが杖から燃え盛る炎を放つと壁や天井が崩れ落ちていく
ジュン「危ない!!!」
ヒカリ「じゅん!!!」
逃げ遅れかけたヒカリを猛ダッシュでやってきたジュンが押し飛ばした
崩れ落ちた壁が道を塞ぎジュンが取り残されてしまった
ヒカリ「ジュン!ジュン!!!」
「早く行くんだーー!ここは任せろぉーー!」
リンク「助けられるけどここは彼に任せよう!」
ヒカリ「ぇ?ええええ!?」
リンクは唖然とするヒカリの手を引いてりゅうちゃんが壊した天井から上の階へ向った
たまたまりゅうちゃんが壊したのはなんとボスの部屋近くだったようだ
またピサロのきりさく(笑)で扉を開くと無表情だが明らかに驚いた感じのギンガ団のボス、アカギが立っていた
アカギ「……来たか」
リンク「アカギ…」
アカギ「先程の演説、聴いていたな?フフフ、あれはウソだ」
リンク「あぁ、新しい世界がどーとかね?悪役はみんなあんなこというよね、嘘でよかったよ」
ピサロ「なかなか良かったぞ?」
ヒカリ「褒めちゃダメでしょ」
ここに向かう途中に学校の体育館みたいなところでアカギが中二臭い演説をしていたのを軽く聞いたのである
世界がどーのこーのでいい歳こいた大人がよくあんなに騒ぐなぁ…
アカギ「もちろんわたしは新しい世界を生み出す、だがそれはギンガ団のためではない、わたしはわたしのためだけに新しい世界を望むのだ」
ヒカリ「なんですって?」
アカギ「そうでなければ完全な世界はあり得ない、何しろギンガ団の連中は揃いも揃って役に立たない不完全な奴ばかりだからな」
リンク「そこは僕も同感だね」
ヒカリ「ちょっとリンク君!?」
アカギ「それと、そこの剣士はポケモンか?」
リンク「正解…こっちも質問がある、アンタだよね、ラディッツたちになにか吹き込んだのは」
アカギ「何のことだ?」
アカギはモンスターボールを手に取るとその場にヤミカラスをくりだした
リンク「ここは僕が…」
《ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………》
突然大きな地震がおこる、地響きに紛れて低く体の内側に響くようなうめき声があたりを支配した
リンク「まさか………」
りゅうおう「がるばぐらぁあ!!」
リンク「真竜王!!」
なんと進化(竜化)した真竜王がボスの部屋を手でグチりとちぎって中を覗いている
りゅうちゃんから何か聞いたのかリンクにかなりブチギレているようだ
リンク「ここは任せるよ!ヒカリちゃん!」
ピサロ「竜王!我を忘れるな!」
りゅうちゃん「グォオオオオオオオオ!!!!」
ピサロ「リンク!行くぞ!」
リンク「おう!」
ピサロとリンクは真竜王に向かって走りなんとビルの最上階から飛び降りた
真竜王もそれを追ってビルを離れた
アカギ「貴様が相手か…期待して損をしたな」
ヒカリ「やってみなくちゃわからないでしょ?」
ヒカリはモンスターボールからライチュウをくりだした
アカギ「ヤミカラス、さしおさえ」
ヤミカラス「かぁーっ!」
ライチュウ「ちゅう!?」
ヒカリ「気にしないで!ライチュウ!じゅうまんボルト!」
アカギ「おどろかす」
ヤミカラス「きぇえええあ!!!」
ライチュウ「ぢゅぁあ!?!?」
アカギ「ドリルくちばし」
ヒカリ「ライチュウよけて!!」
完全にアカギの流れでバトルが進んでいる
じゅうまんボルトを放とうと電気を貯めたライチュウをおどろかしドリルくちばしで一気に大ダメージを叩き込んだ
ヒカリ「ライチュウ!きずぐすりよ…!?なにこれ!」
傷ついたライチュウを治療しようと道具を近づけると何かバリアのようなもので邪魔をされて回復ができないのだ
アカギ「さしおさえも知らんのか、ナイトヘッドだ」
ヒカリ「じゅうまんボルト!」
アカギ「しまった!」
ライチュウ「ラァ〜イ〜ッ、ぢゅううううううう!!!」
ヤミカラス「ギェエエエエエエエエッ!!!」
じゅうまんボルトをモロに食らってヤミカラスはバチバチ全身の毛を逆立てて倒れた
アカギ「……ゴルバット、いけ」
ゴルバット「キキキキキ!」
ヒカリ「ボルテッカー!」
アカギ「ちょうおんぱ、そしてかみつく」
全身に電気をまとい突っ込んできたライチュウにちょうおんぱを当てて混乱させてから思いっきり頭に噛み付く
まだ肌に残った電気と痛みで漏れ出した雷がゴルバットの体力を奪う
アカギ「ちっ、そのままどくどくのキバだ」
ゴルバットの体力がもうもたないことを悟り倒れる前にどくどくのキバでライチュウの体を毒で蝕ませた
ヒカリ「うっ…」(ライチュウには道具を使えない…交代ね……)
ヒカリ「ライチュウはもういいわ、エテボース、おうふくビンタ!」
ゴルバット「キキィッ」
弱ったゴルバットはビシバシエテボースのでかい尻尾でビンタされまくって力尽きた
アカギ「このわたしをここまで追い詰めたことは褒めてやろう…だがここからが本番だ」
アカギがくりだしたポケモンはニューラ
彼はヒカリに考える暇を与えずにでんこうせっか、いやなおと、れいとうパンチを指示した
目にも止まらない早さでエテボースを長い爪できりつけ体制を立て直す暇を与えずに黒板やらガラスやらを思いっきり引っ掻いたような音を出し防御力を下げさせてれいとうパンチでトドメをさした
ヒカリ「エテボース、お疲れ様」(ライチュウは弱ってるし…でもエンペルトじゃ相性はあんまり良くないし……あ!)
ヒカリ「エンペルト!おねがい!」
モンスターボールから立派に育ったエンペルトをくりだした
大きなエンペルトと小さなニューラが睨み合う
アカギ「でんこうせっかだ」
ヒカリ「受け止めて!」
アカギ「何?」
素早くエンペルトとの距離をつめ長い爪できりつける
それを硬い羽でガードするとヒカリがすぐに指示を出す
ヒカリ「いわくだき!」
身を守るため前に出した羽でニューラを地面に叩きつける
こうかはばつぐんだ!
油断しきっていたニューラは一撃で倒れた
アカギ「ふん………」
ニューラをモンスターボールに戻すアカギの隣を通り過ぎリンクたちが飛び降りた場所を確認しに行く
下を見下ろすと地面は隕石でも降ったかのようにデコボコになっていた
オイオイ街の人は大丈夫なのか?
アカギ「アイツらはどうせ無事なんだろうな」
ヒカリ「え?」
アカギ「あのラディッツとやらと何処か似ている、名はヒカリだったか」
ヒカリ「わっ、」
ヒカリに向かって紫色のボールをほおり投げた
すぐ隣は壊れた壁、下手したら即落下なのに…
アカギ「そのマスターボールはどんなポケモンでも捕まえる究極のモンスターボール」
ヒカリ「どんなポケモンも…?」
アカギ「だが、このわたしには必要ない、キミたちトレーナーのようにポケモンをパートナーとはしない、他のギンガ団のようにポケモンを道具にもしない、わたしはポケモンの力をわたし自身の力とする」
ヒカリ「待って」
アカギ「湖のポケモンたちを助けるなら、この先のワープパネルに乗るがいい」
ヒカリ「どうしてそれを…」
アカギ「キミが引き取ってくれるなら処分する手間が省ける」
ヒカリ「あっそ…」
アカギ「それにしてもキミには呆れたよ、そもそもあのポケモンたちとキミは関係ないのだろう?」
ヒカリ「さあね」
アカギ「なのにかわいそうというくだらない感情のため助けに来るとは愚かすぎる」
ヒカリ「別にいいじゃない、くだらなくて」
アカギ「心という不完全なものが感じる憐れみや優しさ、そんな曖昧なものに突き動かされここに来たことを後にわたしが後悔させてあげよう」
ヒカリ「なによ、負け惜しみ?」
アカギ「わたしはテンガンざんに向かう、頂上で新しい世界を生み出さねばならないからな」
ヒカリ「勝手にしなさい、そうはさせないから」
そういえば私はエムリット、アグノム、ユクシーの3匹のポケモンを探していたんだった、ちょっと忘れてたわ
罠かと思ったがとても彼が嘘をついているように見えなかった
私は静かに立ち去る彼を横目にワープパネルに乗ることにした