東方、竜と桃色玉の英雄伝 作:プルコギ
謎だ……
雲を突っ切り風を浴びてテンガン山の頂上を目指す
何故ポケモンの世界の奴らは空を飛ぶでテンガン山の頂上に行かないんだ…
そしてもう一つ
アカギ「くっ!何故わたしまで!」
気がついたらアカギ様を誘拐していた
ラディッツは感情を失っているような顔でアタシとアカギを背に乗せてテンガン山の頂上に向かっている
ざんは「まあいいじゃないっすか」
アカギ「わたしを連れ回して何が楽しいというのだ」
ざんは「リアクション?」
アカギ「」
下ろせだのなんだの騒いだり死んだ魚の目で黙り込んだり忙しい人だ
しかも下手に動けば即落下なので大人しいところがなんかカワイイとか思っちゃってるアタシは重症だ…
こんなジジイ(27才)カワイイとか…
ラディッツ「なあ残破」
ざんは「ん?どうしたの?」
ラディッツ「ここ、どこだ?」
ざんは「……もしかして迷子…?」
アカギ「ディアルガとパルキアの影響でテンガン山近隣の時空が歪んているのかもしれないな、地道に登る必要がありそうだ」
ざんは「マジで?」
ラディッツ「何の為に飛んでたんだ俺は…」
と、テンガン山の洞窟近隣に着陸
テンガン山の中に入ると地形をフル暗記しているアカギが方向音痴なアタシたちを案内してくれた
まさに歩くマップコンパス
ざんは「あ、待って」
やりのはしら に行く途中気になる場所があったのだ
それは何の変哲もない滝だがポケモンの世界での滝は大体のぼるといいモノがあるのだ
ざんは「この滝のぼろ?」
ラディッツ「嫌だ」
ざんは「なんでよ」
ラディッツ「濡れたくない」
ざんは「滝に近づかなければいいじゃーん!空飛べんだからさー」
ラディッツ「しかたねぇなー」
アカギ「断んないのか…」
と、滝をのぼる…というか飛び越えるとちょっと広い空間にでた
部屋には光る玉が2つ落ちている
ラディッツ「なんだそれ」
ざんは「きたー!金剛玉と白玉!これがなくちゃ話になんないのよ」
ラディッツとアカギは何言ってるのか分からなかったが実はコレがないと2匹にバトルを挑めないのだ
そんなこんなで やりのはしら にたどり着く
しかし2匹のドラゴンの姿はなく、代わりに次元の裂け目が2匹のいたところにあった
ざんは「モンスターボールあるよね?」
ラディッツ「ああ」
ざんは「ちょっと見して?」
ハイパーボール99個、ゴージャスボール99個、プレミアボール99個
もちろん全てショップから奪ったものである
この世界ではバックやポケットに何でも入るとので便利だ
幻想郷に帰るときに入れっぱなしにしたら恐らくバック大破するだろう
ざんは「よーし!行くぞぉ!」
ラディッツ「おう」
青い光が溢れる大きな裂け目に近寄ると長い頭部と長い手足、艶やかな青いボディが特徴的な四足歩行のポケモン、ディアルガがこちらを見つめている
ざんは「こいやぁ!ディアルガこらぁ!その鼻っ柱……その頭っ柱へし折ってやるよぉ!!」
アカギ「頭っ柱………?」
ラディッツ「頭長げぇしな、」
煽られたディアルガが裂け目から今まで聞いたことのない耳をつんざき鼓膜を破るどころか頭に鋭い針何本も刺さった感じの痛みをもたらすとんでもない咆哮をかましてきた
グギュグバァッ!って感じだった
目の前に立ちはだかるディアルガは結構小さかった
いや大きいよ?大きいけど、もっと山の半分くらい大きいと思っていたから何と言うか…
まあそんなことは置いといて、早速ラディッツの指示が飛ぶ
ラディッツ「あいつの顔面に思いっきり蹴り入れてやれ!そしたらあの頭にかかと落としだ!」
ざんは「りょーーーっ、かいっ!!!」
まさかこんな生身の少女が挑んでくるとはさすがのディアルガも計算外だったようだ
何よりこんな少女の蹴りがそんじょそこらの格闘タイプとは比べ物にならない強さだったのが大誤算だ
顔面を蹴られてバランスを崩したディアルガにかかと落としを食らわせると物凄い奇声をあげてぶっ倒れた
やりのはしら はめちゃくちゃだ
アカギ「な……なんと……」
ラディッツ「スゲェだろ、俺のポケモン」(今世紀最大のドヤ顔)
アカギ「あ…ぇ〜、、そうだな、うん」
《ボゴォオオオオオオオオオオオオオン!!!》
ラディッツ「いいぞぉ?ちゃんととどめをさしておけ!はっはっは!!」
アカギ「ぁ………ぁあ………」
目の前で少女が空高く飛び上がり右手から青紫の太い光線、ダイアモンドフライデーをぶっぱなす
この技は残破がラディッツの為に考案した技で
左手に勢い良く波打つように気を集めそれを右手に一気に移動し放つちょっと変わったものである
ちなみにネーミングは適当、元々彼が持つ技にサラリーマンの皮肉みたいな曜日(?)の入った物があったのでそれに合わせて日月火水木金土全部揃えるかwなノリである
アカギ「何だあれは………」
ラディッツ「残破が俺のために作った技だ、俺はまだ使いこなせないがな」
アカギ「アレを使うのか!?」
ラディッツ「まぁな」
アカギ「何者なんだコイツらは……」
ラディッツ「俺はサイヤ人だ」
アカギ「おうふ」
ラディッツ(おうふって全世界共通なのか……)
後は惨めにボコられるディアルガを見るだけというバトル
時間を巻き戻して回復されたら厄介なので適当にボール投げろと残破が叫ぶのでモンスターボールを破って出てくるたびに新たなモンスターボールをぶつけてやった
ギュイン…ギュイン…ギュイン……カチン☆
ざんは「てーてーてーー!たららたらららーー!」
真っ白いプレミアボールを片手に飛び跳ねて喜ぶ残破に1つ疑問を投げかける
ラディッツ「そんな弱い奴が俺らを救うのか?」
ざんは「………」
アカギ「……?」
ラディッツ「お前のオヤジは化け物みたいに強いんだろ?」
ざんは「戦わせるんじゃなくて時を越える為に捕まえたの、だから問題ない!」
ラディッツ「そ、そうかぁ?」
アカギ「お前の家庭どうなってるんだよ…」
ざんは「兄弟が多くてお母さんはみんな違う、子どもの命を平気で奪いに来るオヤジと殺しに関しては口を出さないお母さんの子どもさ」
アカギ「」
ラディッツ「や、やべぇ…」
ざんは「その上使い勝手がいい能力を持った子は封じられて装飾品にされて道具にされる…そんなオヤジを未来永劫霊の再構築が出来ないようにしてやるのがアタシの目標」
アカギ「恐ろしい父親だな」
ラディッツ「何だかんだでいい親父だったな…バーダックは」
ざんは「ふう……さて、パルキアはどうする?手持ちまんぱんだよね」
ラディッツ「そうだなぁ、誰か逃がすか」
《ぱか〜ん》
霊夢「………ちょっと?」
ラディッツ「よしよし、パルキアを捕獲だ!」
霊夢「ちょっとちょっとちょっとぉ!?」
ラディッツ「何だどうした」
霊夢「話聞いてたわよー!?私を捨てるのね!?」
ラディッツ「捨てる?自由にしてやっただけだ、おめでとう」
霊夢「はぁーー!?」
「ぱるぱるぅ!」
ラディッツ「!?」
霊夢「?」
アカギ「!?」
なんだ今の鳴き声は、確かに凄い鳴き声だったが脳内ではぱるぱるぅ!に自動変換された
ラディッツ「…?」
アカギ「ぱ、ぱるぱるぅ…?」
霊夢「なんの話?」
『みなさん…そろそろ戻りますが、大丈夫でしょうか』
どこからかスラちゃんの声が聞こえる
アカギには聴こえていないようで、多分幻想郷からスラちゃんに連れてこられた人たちにしか聴こえないようになっているのだろう
ざんは「もうちょっとまってー」
『すみません、もう時間がないようです』
ざんは「ぇえええ!?パルキア怒らせちゃったよぉ!?」
アカギ「一体何が起きているというのだ」
ラディッツ「アカギ、もしかしたら俺らはアンタを置いて消えるかもしれない」
アカギ「それはつまり…」
ラディッツ「ああ、パルキアと2人きりだ」
アカギ「まて、わたしは普通の人間だぞ」
ラディッツ「流石の俺もこんな骨みたいな地球人と得体の知れない化け物を残すのは…ちょっとな」
アカギ「いや骨みたいなとはなんだ」
ラディッツ「骨だろうどこからかどうみても」
アカギ「これが普通の人間だ、お前は筋肉がつき過ぎなだけだ」
ラディッツ「みんなこんなもんだろ?俺より凄い奴はいくらでもいるぞ」
アカギ「野菜人と地球人を一緒にするなよ!?」
ラディッツ「誰が野菜人だ!」
ヒカリ「パルキア!」
ざんは「おっといいところに!」
ヒカリ「だ、大丈夫ですか!?」
少女がパルキアとタイマン張っている異様な光景を目の当たりにしたヒカリは頭がこんがらがってしまっている
ざんは「マスターボール!マスターボール!」
ヒカリ「そうだわ、いけーーっ!!」
暴れ回るパルキアにマスターボールを投げつけるとパルキアはあっさりと捕まってしまった
これで一見落着
事を終えると幻想郷から来たメンバーは体が数字のよのうなものにうっすらと分解され始めている
ラディッツ「無駄なモンスターボールはおいていくか、お前らで好きにしろ」
ヒカリ「ぇえ!?こんなに!?」
アカギ「あ、足がなんかこう、やばいぞ!?」
《ぱか〜ん》
リュウオウ「うわぁ!いきなりなんじゃ!?」
なおか「わっ、急に何よっ」
ラディッツ「念の為にモンスターボールから出してみた」
ざんは「真竜王だけそのままにしとこうよ」
ラディッツ「面白そうだな」
霊夢「それで大変な事になったらどうするの?」
リュウオウ「そんときはそんときじゃな」
ざんは「あ、そうだ、最後に……アカギ様、短いあいだでしたがお世話になりました」
アカギ「え、ああ…」
ざんは「ヒカリたん、アカギ様を頼むよ」
ヒカリ「ひ、ヒカリたん!?ってえ!?」
アカギ「は!?」
驚きテンパるヒカリとアカギを最後に視界は数字で埋め尽くされ
気がつくと博麗神社の屋根の上にいた
残破「戻ってる…」
ラディッツ「そうだディアルガは?」
残破「え?………あ、いたいたよかった〜」
ポケットからは白いボールが出てきた
試しに博麗神社の裏側に投げてみるとディアルガが姿を現し森の上に着地
木々は倒れてしまった
残破「あ、やべっ!霊夢に怒られ…」
霊夢「あら〜?」
残破「わ、れ、れ、霊夢しゃあん!!?」
霊夢「全く…何やってるのよ、ふふふ」
残破「あら…?怒ってない………?」
りゅうちゃん「よかったのう」
リンク「あら?みんな〜?」
屋根の下からリンクや諏訪子、遅れてほかのメンバーの声が聞こえてきた
真竜王は……?
治壊「ま、まさかあの世界に置き去り!?」
ラディッツ「ぇえ!?やべぇっ」
真竜王「貴様らァ〜」
治壊「ひぇえ!」
屋根の上のしゃちほこたちが真竜王の殺意に反応してレーザービームを撃ち始める
一同は慌てて屋根の上から降りると何だ居たのかと下の階の奴らが笑っていた
しかしこれからが本番だ、ディアルガを手に入れた今、何をすべきか、霊夢と諏訪子を中心にまた話し合いが開かれるのであった