東方、竜と桃色玉の英雄伝   作:プルコギ

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フラグは恐れるべし

 

魔理沙「おい霊夢、この頃ここら辺で変態が出るって知ってるか?」

霊夢「変態?」

魔理沙「冬場と夏場は多いだろ?痴漢とか誘拐とか」

霊夢「確かにそうね〜」

 

 

非現実から現実に戻った気がする

ピンクの悪魔と巨大ハリネズミを除いたほかのメンバーは緊迫した空気であまり箸(ナイフとフォークw)が進まなかったが

変態の話題のおかげで“咲夜さん”の“手作り”料理を楽しく味わうことができた

 

みんなが食後のデザートを食している時だった

 

 

魔理沙「〜〜ってことなの、それで私は変態狩りのパトロールをしているんだ」

残破「へ〜、なんでも屋ってホントになんでもするんだね」

魔理沙「私の信頼と人気が上がるし、日々のストレス解消にな」

残破「今日もパトロールするの?アタシもパトロールしてみたい!」

魔理沙「おお!いいぜ!残破がいるのはこっちも心強いしな!」

残破「そう?がんばる!」

魔理沙「でも気をつけろよ?いざとなると体に力が入らないんだ、私も世でいう壁ドンをされた時は背筋が凍った」

残破「おっけ!」

 

ピサロ「……フラグ臭がする」

リンク「そんな露骨なフラグは重みで倒れるよ、この世界は」

カービィ「その会話もフラグの内だよ」

メタナイト「ごちそうさま」

 

咲夜「おそまつさまでした」

レミリア「メタ、後で部屋で語り合いましょう」

 

メタナイト「そうしよう」

リンク(仲いいな)

ピサロ(微笑ましい)

ラディッツ(変わった組み合わせだな)

残破(人外ロリ×人外萌え)

治壊(はぁ、彼氏欲しい)

禁擲(苺すっぺぇ、ハズレか…)

糸蒟(苺甘っ超美味しい)

ロザリー「ごちそうさまでした、咲夜さんはとっても料理がお上手ですね」

咲夜「そうですか?ありがとうございます」

ピサロ「やっぱり男と女では味付けが根本的に違うんだな」

真竜王「それぞれにしかない魅力じゃな」

りゅうちゃん「オカマの味付けはどっちよりなんじゃろ」

ピサロ「オカマはオカマの味付けなんじゃないか?オルゴデミーラとか」

りゅうちゃん「あー!確かにどっちでもない」

 

 

魔理沙「よーし!残破行くぞ!」

残破「行くぜ!魔理沙隊長!」

 

 

魔理沙と残破は元気良く扉を開き廊下を走り階段を駆け下りると紅魔館を飛び出した

 

 

ピサロ「ふぅ、私は部屋に戻るかな」

ロザリー「そうですか、私はお風呂に入りたいです」

ピサロ「ぇ?」

リンク「んんん???」

ゼルダ「ぉおお風呂入りたいねー」

りゅうちゃん「ついでにお酒なんて飲みたいねー」

 

レミリア「お風呂…紅魔館にあったかしら」

 

 

!!!!?

 

 

治壊「そっか、吸血鬼ってお風呂に入る必要ないもんね」

メタナイト「流水がダメなんだっけか?」

糸蒟「それDIOアウトじゃない?」

カービィ「元が人間だからね、てか流水がダメ設定は元が人間キャラにはあんまり適用されてないよ、使い勝手悪くなるから」

メタナイト「カービィしっ!!」

カービィ「…はい」

りゅうちゃん「で…お風呂は?」

咲夜「もちろんありますよ?しかし少し狭いですし、男性用と女性用で別れていないので不便ですね、今作ってきました」

リンク「え?作ったの?今?」

咲夜「はい、時を止めてお風呂を二つ設けました」

リンクピサロ「「SUGEEEEEEE」」

レミリア「せっかく出し私もお風呂に入ろうかしら」

ロザリー「お水は大丈夫なんですか?」

レミリア「ええ、流れていなければ問題ないわ、もしものことがあったら咲夜に頼るわ、いいわね?」

咲夜「はいっ!」

 

 

と、それぞれ一度部屋に戻り浴場へ向かった

備え付けの着替えは浴衣ではなくボタンの着いたパジャマ

女の子用はくま耳付きのフードが可愛い水玉模様のパジャマ

男の子用は一般的なチェック

 

女の子たちはカワイイと喜んだが男の子…いや、男性組はいろいろ笑いが止まらない

 

ラディッツガチムチくま耳フードはやばい

違和感を感じないくらいアカン

 

 

ラディッツ「………あれ?」

リンク「どうしたの?」

ラディッツ「ねぇな、」

リンク「何が?」

ラディッツ「あいつか…忘れてた…」

リンク「だから何が!?」

ラディッツ「俺のスカウター残破が持ってんだよ」

リンク「そういえば付けてなかったね」

ラディッツ「アレが無いとここで生きられない気がしてならねぇ…」

リンク「だ、大丈夫…?あのスカウターそんなに大事なの?」

ラディッツ「いや、この世界の奴らはガキでも化け物みてぇな戦闘力をした奴がいるだろ?俺は弱い、強くなるためにも化け物には関わらないようにしなくちゃならねぇ」

リンク「大変なんだね、君は絶対に強くなれるよ、スカウターとってきなよ、お風呂上がりにとりにいったら湯冷めして風邪ひいちゃうよ?」

ラディッツ「ふっ、そうだな」

 

 

 

リンク「……大丈夫かなぁ、」

 

真竜王「リンクおぬし風呂入ってるんじゃ無かったのか?」

 

真竜王が大量の酒の瓶を持って脱衣所に入ってきた

お互い先に入ってたと思い込んでいて謎の笑いがおこった

 

 

真竜王「あれ?風呂って2人しか入ってないの?」

リンク「あ、ピサロぼっちじゃん」

真竜王「カービィとメタナイトと禁擲は?」

リンク「さぁ…って…お風呂1人しか入ってないじゃん」

真竜王「え?ラディッツの服あるけど」

リンク「あ…パジャマで行っちゃったんだ」

真竜王「え?」

 

 

 

 

 

……気持ち悪い…生臭い…生暖かい…まさに生々しい荒い吐息が耳と首筋に吹きかかる

 

アタシは今、立てたフラグまんまの状況にいる

 

両手首を大きな手で掴まれ壁に押し付けられている

デブの腹と手で壁にロックされている、これはデブドンと命名しよう

 

残破「は……ぅ…」

 

離せデブ!触るな!ぶっ殺すぞ!

と叫ぼうとしたがやめておいた、相手は丸々太った汗だくの汚い30代

こんなのに暴言吐いたら喜びそうだ

 

何より問題なのは力が恐ろしさで入らないのではなく、何かほかの力が働いてこちらの力が出せない状況下に置かれていることだ

 

これはオヤジの刺客だろうか、それともまた別の異能者か、

魔法使いに退治の依頼がくるほどなのだから可能性はゼロではない

もしかしたら幻想郷で起きている一連の少女絡みの事件はこのデブドン野郎とその手下による犯行かもしれない

 

……と、いつもの癖で余裕ぶっこいているとデブの仲間が集まって来てしまった

 

どいつもこいつもブヒブヒしてやがる、中には触ったら折れそうな骨みたいな奴もいる

キモヲタとハードロックはデブとガリが必ずいるな(偏見)

 

 

《ゴボシュゥウッッ!!!》

 

硬いものが折れる音と粘土を思いっきり床に叩きつけたような音が鳴り響いた

 

暗くてよく見えないけど、狭い路地裏一直線に人が吹っ飛んだのは確認できた

 

 

デブドン野郎「ふぇえ?ハァハァ妖怪かハァハァなぁハァハァ?」

残破「プッ…」

 

一言一言語尾にハァハァ付けんな!じわじわくる!!

…だめだ…普通なら大泣き発狂もののシュチュエーションなのにこんなのんきなこと考えてじわるなんて

アタシに寿命なんて物があったらきっと長くは生きられない

 

 

「おい残破ぁ!!何してんだァーー??俺のスカウター持ってるよなぁーー?」

 

 

 

残破「もしかして……ラディッツ!??ちょっとヘルーープ!!スカウターごと誘拐されそーー!」

 

 

 

「はぁーーーー?殺しちまえーーーー!」

 

 

 

残破「ちょっと力が出せないみたーーい!!今のアタシはほとんど人間の女の子だと思っていいよーー!」

 

 

 

「はぁーーーー!!!?」

 

 

いつもなら無意識に声に魔力が宿るから声を届けやすいのに…

それにいつもなら暗くても魔眼であたりは見えるのに…

まさかこんなにも魔力に頼っていたなんて、オヤジと直接対決する前にこのデブに会えて良かったかもしれない

 

残破「はぁー、喉疲れた」

デブドン野郎「何だハァハァあいつハァハァ、きみぃ、元気だねぇハァハァ、みんなこうされると泣いちゃうのにハァハァ」

残破「泣いて欲しいの?アンタもう死亡決定笑だからそれくらいの願いなら聞いてあげてもいいよ?」

デブドン野郎「フヒヒハァハァ、いいねそのキャラハァハァ萌えるよ…でもね、僕は死なないよぉハァハァ、僕は妖怪相手だって余裕さハァハァ、なぜなら相手の能力を人並みに出来るからねハァハァ」

残破「やっぱり……」

デブドン野郎「んん??ハァハァ」

残破「ラディッツ、コイツ殺さないで?」

 

ラディッツ「そうするか?」

 

デブドン野郎「お、お前いつの間にハァハァ、で、でも僕はゲラブァア!!?」

 

気がついたらデブは地面に頭から突き刺さってた

 

残破「フハハハハハハハ!あひゃあひゃあひゃ!!ィ--ヒヒヒヒヒヒ!!!」

ラディッツ「何をそんなに笑って……ぅおおあ!!!」

残破「何その格好ぉひょひょひょ!!!!似合ってて怖んひぃいいあひあひあひ!!!!」

ラディッツ「うるせぇぞ!!こんなデブに捕まった癖に!!」

残破「しょうがないじゃん……プフッ」

ラディッツ「笑うなっつの!!」

 

 

この後無事魔理沙と合流して捕獲した変態どもを人里の闇市に売った

 

ここの闇市は夜な夜な人の肉を売る明らかに危ないところだが、週に一回ほど映姫が罪のない者や罪の軽い者を売っていないか点検に来るためある意味安全な店でもある

と言っても売る人間の罪の基準はほぼ映姫の独断だけど

ちなみにこの店のおかげで人間を襲う妖怪と犯罪者がかなり減少したらしい

 

 

 

魔理沙「そのおっさんは売らないのか?よく油が乗ってるけど」

店主「ソレは高く値がつきますぜ〜?旦那〜、ついでに荷物も減っていいと思いますがねぇ」

残破「デブドンにはちょっと役に立ってもらうの」

魔理沙「デブドン…?」

ラディッツ「何を企んでやがる」

残破「ナイショー!とりあえずデブドン持っててくれる?」

ラディッツ「俺は構わねぇけど…霊夢かピサロに殺されるんじゃねぇか?特にピサロは潔癖入ってるって言われてるしよ」

残破「そうなんだ、知らなかった」

ラディッツ「おい」

残破「それにまず向かうのはアリスの洋館」

ラディッツ「美味そうなところだな」

魔理沙「なんでまたアリスんとこに?」

残破「まあまあまあ」

 

 

と、方向音痴な残破と幻想郷初心者のラディッツを魔理沙がガイドする形で森の中のアリスの洋館へ向かうとそっちも色々大変な事になっていた

 

アリスの洋館の目の前に白衣のイケメン(シドー)とライオンみたいな顔をした手足が細長く背骨のようなものがむき出しになった巨大なキマイラのような化け物が睨み合っているではないか

化け物には骨のような尻尾と広げると体と同じくらいある大きな翼を広げて威嚇をしている

シドーの方もかなりダメージを負っているようだ、普通に元の姿に戻ればいいのに

 

 

残破「水菜〜!」

 

キマイラ「ゥウウウ………ざ…ん……残破ぁ!?」

 

化け物からはまさかの女性の声

 

魔理沙「え〜っと、状況が良く分からない」

ラディッツ「俺もわかんねぇ」

 

それもそうだ、人間と化け物が睨み合っていて、しかも化け物は人語を理解して喋る、それもメチャメチャ綺麗な女性の声だ

 

 

キマイラ「ああ、ごめんね、いまデフォルトに戻るから」

 

そういうと化け物は薄水色の光に分解されていき、長身の大人の女性へと姿を変えた

黄色の髪と青い目が柔らかい光を放っている

いや、髪と目だけじゃない、全身がほんのり光を放っているようで、真っ暗な森でもその姿がはっきり確認できるためそこだけまさに二次元のように見える

 

しかも時々目に数字が写っている

 

残破「わあー!水菜ぼんきゅっぼんになったねー!」

水菜「一応成長はするみたいなの、私は天然の機械だから」

ラディッツ「……何言ってんのこいつ」

 

シドー「いいところで〜」

残破「シドーおひさ」

シドー「おひさって、そんなに久しぶりだっけ?」

残破「う〜ん、どうだろ、それにしても人間らしくなったね」

シドー「普通に怪物だけどな」

残破「シドーはここで生きるつもりなの?」

シドー「さ〜あ、俺に居場所は無いからな、お前らの言う神の世界は楽園でもなければ地獄でもない、あそこよりはこっちのほうが楽しいのは事実だ」

残破「ふぅ〜ん」

水菜(居場所に気づいてないだけよ…現に今もあなたを呼んでいる人?はいるわ…)

残破「水菜?」

水菜「え?」

残破「頼みたい事があるんだよね〜」

水菜「なに?」

残破「そこのデブの能力をラディッツにコピペしてくれない?」

ラディッツ「え!?」

水菜「わかった、このデブ死んでも構わないなら完全に移動出来るけどどうする?」

残破「死んでいいよ」

水菜「りょうかーい!」

ラディッツ「ちょっと待てって!!何する気だよ!!」

水菜「ハイストップ!」

ラディッツ「え?」

水菜「腹に風穴発見!」

ラディッツ「腹に風穴!?」

水菜「能力シューット!!!」

ラディッツ「ゴハァァ!!」

 

デブを床に寝かせ頭をポカポカと殴ったあと

ラディッツの腹にそのまま左ストレート

水菜の腕はラディッツに貫通

 

何と言うことでしょう!腕を引き抜くと穴は空いていない!血も出ていない!

 

水菜「お疲れ様でした!これで能力はラディッツのものでーす」

ラディッツ「……お前、俺に何をしたんだ?」

水菜「このデブの能力を人並みにする程度の能力をラディッツの能力にしただけよ?」

ラディッツ「…マジで?」

水菜「能力を人並みにする程度の能力ってのは簡単に言うと普通の人間にはない能力を押さえ込むものよ?更に簡単にいうと妖怪や神、ほかの全てを人間同等のレベルに出来る、もしかしたら幻想郷最強の能力かもしれないわ」

ラディッツ「す、すげぇ」

水菜「でも、人間同等のレベルにするっていっても、それこそ能力が皆無になるだけで個体値は変わらないから、あなたがたサイヤ人や吸血鬼と言ったもともと体が丈夫だったり力が強い相手にはあまり意味が無いわ」

ラディッツ「ほう」

 

残破「良かったじゃーん!」

水菜「いいことばっかじゃないのはあなたが一番良く知ってるでしょー」

残破「は〜い」

 

ラディッツ「それどういうことだよ」

 

水菜「能力をコピペしたり移動したりすると能力を手に入れた人は元の能力を失うの、それに能力を手に入れた後ももしかしたら後から発祥するはずの能力が発祥しなかったりするの」

ラディッツ「へ〜、」

 

シドー「でー、何でそれを一番残破が良く知ってるんだ?」

残破「あー、いつか使えると思って水菜の種族スキルのマニュアルをアタシの頭にコピーしてもらったの」

シドー「すげぇな…」

 

ラディッツ「アンタ何者なんだよ…」

水菜「機械やアンドロイドに近い生命体と妖怪のハーフよ?」

ラディッツ「機械ぃ?アンドロイドぉ?」

水菜「産まれた時から人造人間みたいな種族よ、なんていうのかしら……作られていない人造人間っていうか、自然に生み出された機械っていうか…とりあえず電脳とかそう呼ばれてる」

ラディッツ「すげぇ」

残破「あ、そうだ、スカウター」

ラディッツ「あ、スカウター」

水菜「お!せっかくだから私が改造を施してやろう!」

ラディッツ「なんかお前ら似てるな」

残破「そう?」

魔理沙「確かになんか似てる気がする…」

 

 

 

と、スカウターにはモード切り替えで幻想郷基準の数値が出るように改造がされた

さらに近くのお店を探したり人のストレスを数値化してみたり写メや動画をとってお手元の端末やPCに送ったり

さらに時計や日の出までの時間もわかる機能がついた

それと残破にこれと同じモデルのスカウターを作り

トランシーバーの代わりに使えるようにしてもらった

 

 

水菜は今魔法の森に住んでいるようで(ホームレスかよ)、シドーが人間の姿でも戦えるようにコーチしているらしい

デブの死体は闇市に売って

魔理沙、残破、ラディッツは紅魔館に帰った

 

 

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