東方、竜と桃色玉の英雄伝 作:プルコギ
紅魔館に清々しい朝が訪れました
みんな夜に騒いだためまだ爆睡している
ただし一部を除いて
風邪ひき隔離部屋
ピサロ「リモコンを貸せ!それかエアコンの温度を大人しくあげろ!!」
ラディッツ「誰が渡すか、ゲホッ、俺は暑いんだ」
リンク「ゼ-ハァ-ッ…寒いんなら服を着ればいいじゃないかっ!」
ピサロ「貴様らァ!風邪ひいたらあったかくするのが普通だろう!」
真竜王「…ヘグシュ!!ヘ--グシュ!!!」
ピサロ「竜王を見ろ!体温6度だぞ!こんなに体温下がる奴なかなかいないぞ!」
ラディッツ「サイヤ人が風邪ひくことは異常なんだ!俺の方がヤバイ!」
ピサロ「手荒な真似はしたくなかったが…ゴホッゴホッ!ジゴスパーク…!」
ピサロが右手に紫色の激しい雷を纏わせる
ラディッツ「ちっ、とんでもない戦闘力だ……」
ピサロ「さぁどうする、これを食らったらお前はどうなるかな?」
ラディッツ「ヴァカめ!人の気をしれ!」
ピサロ「っ!?…厄介なヘーグシュ!!…能力だ」
激しい雷はラディッツの人の事ですんなり消えてしまった
ピサロ「ククク…分かっていないようだな、私が剣技に長けていることを知らぬようだな」
ラディッツ「そんなオシャカでこの俺が倒せるとでも?」
リンク「ちょ、2人とも落ち着いて……」
ピサロ「はぁっ!!!」
ラディッツ「くたばれ!!」
殴っても死なないが剣で斬ったら死んでしまう、ピサロが不利なのは誰にでもわかった
更に純粋に悪役度が高いラディッツが遠慮するはずがない
ピサロは顔面をぶん殴られた
ピサロ「〜〜〜っ!なんて性格の悪い奴だ!」
ピサロ(つーか腹筋カテェ!貫通させる気でみねうちかましたのにまるで効いてねぇ!)
ラディッツ「ゴハァッ!!」
ピサロ(……なんだ効いてたのか、ダメージが遅れてきただけか……ダメだ、頭がボーッとする……全身の震えが止まらない…この年になって冬場に泉に落ちて風邪ひいてエアコンの温度で喧嘩なんて……)
ラディッツ「ゲホッ!!ゴホッ!!………」(あ…死ぬ)ドサッ!
リンク「ギャアーーッ!ラディッツおきてー!ピサロ!やりすぎだよぉ!」
真竜王「ヘヤワケレバイイハナジャン」
ピサロ「部屋に鍵がかけられているのは知っているだろう……」
普通風邪をひいたらこんな扱いはされない
ただこいつらは泉に飛び込んで馬鹿みたいに喧嘩して風邪をひいたため女子たちに隔離されて放置されてしまったのだ
もともと男が少ない幻想郷の女の特性なのだろうか、男の扱いが雑だ
リンク「脱出しよう…へーくしょんっ!!、部屋を壊さずに、部屋のヘグショォオン!!アイテムだけで」
ピサロ「ゴホッゴホッ、、賛成だ」
と言って使えそうなものを集めた
集まったアイテムは
枕4つ
コップ4つ
冷えピタ
エアコンのリモコン
魔界のアイドルの写真
スタンドライト
観葉植物
ピサロのアホ毛(一本)
遺書
ピサロ「…………」
リンク「…………」
ピサロ「…………………」
リンク「……」
ピサロ「エアコンの温度上げていいか?」
リンク「1度ならいいよ」
ピサロ「…………」
リンク「………………」
…………。
リンク「この……遺書なんだろう」
ピサロ「遺書とは決まってないだろう」
リンク「じゃあ何だろう」
ピサロ「きっと病んでたんだろ」
遺書?の内容
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い誰か助けて助けて助けてよ助けてくれないもう嫌生きられない痛い頭痛い脳が目が喉が心臓が心臓が心臓が心臓が心臓が怖い怖い怖い怖い怖い
と、このような文字が乱雑に書き殴られ、ところどころ血液が付着しているのだ
ピサロ「メンヘラゴホッゴホッ!!とかヤンデレとかほら」
リンク「普通に怖くない?真竜王も変だし、ラディッツも倒れるし、この紙見つかるし」
ピサロ「最悪な気分だっ、ゴホゴホッ、ゴホッ!!」
リンク「無理しないでよ〜?水飲む?」
ピサロ「ぅぅぅ……幻想郷のウイルス強い…」
《ガシャン!!》
リンクピサロ「「………」」
《ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!バァン!!ガシャァアァアン!!》
何も割れていないのにあちこちで皿やガラスでできたものが割る音が聞こえる
たかが幽霊に怯えるような2人ではないが、風邪をひいているせいかビビりまくりである
リンク「……幽霊ぶっ殺す」
ピサロ「り、リンク…?」
リンク「幽霊ぶっ殺…ピサロ……ココドコ」
ピサロ「ぁ?……ココドコ」
気がつくとそこは薄水色の壁紙と白いフローリングの広い部屋
目の前には黒髪で長い髪を後ろに縛ったイケメンなおっさん
ピサロ「おいラディッツおきろ!」
ラディッツ「…ぁあ?………あ!?ココドコだ」
真竜王「やばい、ロリが見える……」
リンク「何言ってるの?」
『ぃやぁああぁあぁああああ!!!』
『もうやめろオヤジ!!』
『ぁあ?俺様はこんなことで泣き叫ぶような餓鬼を持った覚えはねぇぞ?』
リンク「あの、おじさん?」
おっさんに話しかけるが無視、リンクはおっさんに近づくがおっさんに触れるとスルリと透けてしまった
言葉も届かない、人物にも触れない
これはまさに誰かの記憶だ
おっさんの視線の先には小さな黒髪の女の子
女の子は血まみれで今にも死にそうな顔をしておっさん、おそらく父親を睨みつけている
彼女を庇うようにして立つのは黄色い髪の毛の少年
『ったく…一番使えねぇやつが……黙っとけってんだ』
おっさんは少年を指差すとそのまま指を左側にスライドさせた
すると少年の左手は地に落ちた
ドクドクと血が流れるが少年はその場を動かない
足元に転がる女の子は少年の左手を抱えて泣き叫ぶ
『次は右腕だな、手が滑って首が飛ばないといいが、酒を飲んだせいか狙いがうまく定まらねぇなぁ』
おっさんはまた少年を指さすと首筋から血が垂れた
死を悟ったのか、少年は女の子の方を横目で見ながら少し微笑んだ
『あばよ、問題児』
少年の首から血が吹く時、おっさんも口から赤い血を吹き出した
おっさんの胸元には女の子が
おっさんはの胸には女の子の手が貫通しているが、驚くところはそこではない
傷穴が広すぎる
もう胸から上がちぎれそうなほど大きな大穴が空いているのだ
『消えろ…消えろ…!消えろ!!』
赤い血液が飛び散る中、ひときわ輝く金色の目、血を含んだ大粒の涙を零す銀色の目
女の子は狂ったように倒れた父親に襲いかかる
ただただ肉を引きちぎっては形もなく消していく
『消えろ!消えろ!消えろ!』
『姉ちゃんもういい!姉ちゃん!!』
『消えろ!二度と現れるな!消えろ!』
目を開いたまま動かなくなったおっさんは次第に肉塊に変わり、そして跡形もなく消えたのだった
気がつくとベットが4つならぶ赤い部屋に4人は立ち尽くしていた
リンクは今にも吐き出しそうだ
ピサロ「……何だったんだ」
真竜王「怖」
ラディッツ「もうちょっとマシな殺り方はなかったのか?」
リンク「ぉえ、」
ピサロ「原因はこの遺書?なのか?それとも怖い話でよくあるシチュエーションだからおきたのか?」
真竜王「赤い部屋に人外が4人もいるんじゃ、それに幻想郷だし、何が起きてもおかしくない」
リンク「ぉぇえええええっ!!」
3人「「「ぎゃあああああ!!!」」」
リンクさん嘔吐
真竜王「吐くなら先に言わぬかぁ!!」
ピサロ「ティッシュティッシュ!」
ラディッツ「うっぷ…」
真竜王「二次災害がおこるぞ!窓開けるのじゃ!」
ピサロ「窓ねぇ!」
真竜王「うわぁああ!焼却☆」
突如汚物に火を放つ
ピサロ「ぎぇえええあああああ!!!何してんだぁ!!」
真竜王「燃やした方が早い気がした」
ラディッツ「吐きそう」
ピサロ「よく我慢した!」
リンク「この具合悪さは風邪なのかグロなのかもうわかんないよ」
ラディッツ「俺は多分お前のせい」
このあと部屋から出してもらい看病をしてもらったのだが
あの女の子が治壊と残破に似ていると真竜王が言い出しめっちゃ気まづくなった