東方、竜と桃色玉の英雄伝 作:プルコギ
私たちが紅魔館に泊まり、今現在三泊四日目である
紅魔館はとても広く毎日が新鮮で心は常に発見や好奇心で溢れた
元居た世界で見飽きた筈の妖精や魔物も姿形が違えば途端に愛おしく、また恐ろしくもなる
単刀直入に言うとチュパカブラが可愛く見えてきたと言う事と
丸2日眠らずに扉を固く閉ざし騒ぎ続ける愛人や友人たちに恐ろしさを抱いている
中を見てくると体を紅い霧に変えて部屋に入った館の主もあれから出てこない
彼らは食事も睡眠も取らずに部屋の中で何をしているのだろうか
やはり魔族と呼ばれる者たちと文化…というか本能というか何と言うか…そこらへんが全く異なるものだからだろうか……
いや、魔族にしても異常な方だ、やはり天才というものはどこか極端に狂った一面を持つのか
しかしこの疑問もものの数分で煙のように頭からゆらゆらと抜けて消えて見えなくなった
咲夜が持ってきたスイーツの破壊力は凄まじい
こうしてまた女の子たちは女の子らしく時間を潰していく
勇儀「なぁ咲夜」
咲夜「はい?」
勇儀「もっとこう…違う酒はないのか?」
咲夜「違う酒…ですか」
勇儀「ワインとかテキーラとかじゃなくて、もっとこう…焼酎とかそこらへんの酒が飲みたいんだ」
咲夜「焼酎ですか…少しお時間がかかりますがよろしいですか?」
勇儀「ああ、頼んだ」
ゼルダ「ねぇ勇儀」
勇儀「なんだ?」
ゼルダ「その盃はいつも持ち歩いているの?」
勇儀「ああ、コイツは星熊盃っていってな、注いだ酒の質を上げるんだ、因みに私はこの盃から酒を一滴も零さずに地を割り山を砕き幾多の強者をなぎ倒せるぞ」
ゼルダ「そ、それはすごいわ」
ロザリー「本当ですか!?勇儀様は戦もスタイルも最強なのですね、とっても憧れます」
勇儀「そうかそうかー!ワハハハハハ」
霊夢「ここらじゃそれが普通だけどね、酒もって暴れるのは輩は片手で数えられるほどだけど」
ルーミア「そうなのか?」
霊夢「あんたそうなのかしか言えないの?」
ルーミア「それはない」
《ガチャン!!!》
ドタバタと足音が近付いてきたと思ったら、壊れるのではないかと思うほど思い切り強く扉を開いて魔理沙が入って来た
魔理沙「ハァハァ、や、やばいぞ!図書館が!!」
霊夢「はぁー?」
魔理沙「とんでもないモノ作りやがったんだよ!あの馬鹿ども!!」
霊夢「めんどくs((魔理沙「いいから来い!」
霊夢の言葉を遮って魔理沙は息を切らしながら無理やり手を引いて走って行った
ロザリー「私たちは行った方がいいのでしょうか」
勇儀「気になるけど面倒ごとはゴメンだね」
ロザリー「それにしても幻想郷はロングスカートと大きなリボンが流行っているのでしょうか」
ゼルダ「確かにそれ気になるー」
勇儀「流行りってゆうかー、なんだ?」
ルーミア「気がついたらこんな感じの服ばっかりみたいな」
勇儀「ルーミアそれすっっっごくわかる」
ロザリー「へぇ〜……へー!そーなのかー!」
突如両手を広げてすぐ隣の人物のセリフを叫ぶロザリー
何事かと凍り付く3人
ルーミア「ぱ…ぱくられたー」
ロザリー「ぅ…恥ずかしいっ」
勇儀「可愛かったぞ」
ゼルダ「可愛かったわ」
ルーミア「あ!そうだ!幻想郷らしく2人を改造しない?」
勇儀「さーんせーい!」
《こんこん…がちゃり》
扉を静かに開け浅く一礼をして咲夜が入って来た
片手には勇儀の言っていた焼酎らしきものがある
咲夜「どうぞ」
勇儀「さんきゅー!それにしてもいい所にきたな、ちょっと面白いことを考えたんだ」
咲夜「面白いこと…?」
勇儀「ああそうだ、ってことでレミリアの客じゃなくてお前の友だちとして買い物に付き合ってくれ」
咲夜「うふふ、そういうことなら、お嬢様に許可を取ってきますね」
勇儀「よーし!お前ら支度しろ!ショッピングだ」
ルーミア「いぇーい!」
ロザリー「ショッピングですか!楽しみです!」
ゼルダ「いいわねーこんな方にお洋服を買いに行けるなんて、私の夢が幻想郷でみんな叶っちゃいそうで心配だわ」
ロザリー「私も夢だったんです、お買い物にみんなで行くことが」
ルーミア「せっかくだしニックネームでも考えよう」
勇儀「ルーミアの癖にいいこと思いつくねー!明日は夜が来ないんじゃないか?」
ルーミア「それは困るなー」
一方咲夜は男子部屋の扉をノックしてみたのだが一向に返事がかえって来る気配がない
咲夜「う〜ん…困ったなぁ……」
フラン「あ!咲夜どうしたのー?」
咲夜「妹様こそどうしました?」
フラン「残破を探してるの!もうずっと会ってないのよ!」
咲夜「まだだいたい二日しかたってませんけどね…残破様ならこの扉の向こうに…」
フラン「やったぁ!残破ーーー!」
《バキィィン…》
扉は斜めに開いた
レミリア「あら、咲夜…今イイところだったのに」
扉の向こうには首から血を流してボソボソと会話をしたり倒れたまま死んだように動かなくなった客人たち
咲夜「お、お嬢様!?これは一体…!!」
レミリア「血の味を競っていたのよ」
フラン「あれ?残破どこー?」
レミリア「残破ならこの人よ」
フラン「やだーー!なんか残破ゴツゴツするー!」
残破「ん……この声は…フラン……?」
フラン「残破の匂いがちょっとしかしなーいアンタ誰よー!」
残破「ぁ〜…残破男バージョンだよ」
フラン「やだああああ!」
残破「そんなああああああああああああああああ」
残破に痛恨の一撃ッ!!残破の息の根を止めた▼
レミリア「ところで何の用なの?」
咲夜「はい、実は少しのあいだでよろしいのでお休みを頂けないかと頼みに参りました」
レミリア「あらそう、どれくらいになるのかしら?」
咲夜「はい、お買い物に付き合うので…だいたい…」
レミリア「お買い物に?それなら気が済むまで付き合ってらっしゃい」
咲夜「!本当ですか!!ありがとうございます!」
レミリア「そのかわり、私にもなにか可愛い物をよろしくね?」
咲夜「はい!お任せください!」
フラン「お買い物私もいきたーい!お姉さまー!咲夜ー!」
咲夜「私は構いませんが」
レミリア「特別ね、私の部屋のあの引き出しにピンクのウォレットが入っているからそれを持っていきなさい、中身は自由に使っていいわ」
咲夜「よ、よろしいのですか?」
レミリア「ええ、私を誰だと思っているの?こんなこと言うのもなんだけど、お金は腐るほどあるのだから、支払いは全て私のお金で済ませなさい、みんなにじゃんじゃんおごりなさい♪」
咲夜「それならお言葉に甘えます、それでは行って参ります」
フラン「行ってきまーーす」
と、人里に向かい幻想郷で一番高級な服屋に足を運んだ
最初はこんなに高い物をおごってもらうなんてできないと言ったが、レミリアの財力と命令でもあると説明し結局はみんなそれぞれ好きなだけ服を手にとった
勇儀「これなんかどうだ?ロザリーは胸が大きいからな」
ロザリー「こ、こんなに胸元が開いたものは恥ずかしいですっっ」
ルーミア「ここは幻想郷のthe default で大きなリボンとワンポイントが可愛いシンプルなワンピースで!」
ゼルダ「それはそれで恥ずかしいわ」
勇儀「これはどうだ!和服と洋服の間のデザイン」
ゼルダ「こんなデザインが似合うのは勇儀みたいな存在感とインパクトがある人だけよ」
咲夜「これなんてどうでしょう」
ゼルダ「ゴスロリ…」
咲夜「ではこちらは!」
ゼルダ「あまロリ…w」
ルーミア「そういえばフランは?」
勇儀「あれ?ロザリーは?さっきまでいたのに」
ロザリー「は、恥ずかしいですぅっっっ!!」
フラン「えー!似合うよー!似合うーー!」
ゼルダ「ボンデージwwwwwwwwww」
勇儀「ブゥーーッ!!!」ガション…カランカラン……(盃落下)
咲夜「妹…様………」
ルーミア(絶句)
咲夜「お会計してきますね」
ロザリー「ぇええ!これは買わなくていいですよ!胸元が空いてるどころか隠さなきゃ全開じゃないですか!!!」
ゼルダ「ほとんど女しかいない世界にボンデージあるとは…しかもここ幻想郷の高級ブランドの…」
ルーミア(白目)
勇儀「ルーミアの頭の中が闇でいっぱいになっちまった、もっとリーブナブルで可愛らしいとこ行くぞ!」
と、幻想郷一ファンシーな服屋に入店
ゼルダ「危ないからフランから目をはなさないようにしましょ」
咲夜「あの、妹様が早速いないんですが…」
ルーミア(絶句)
勇儀「ブゥーーッ!!!」ガション…カランカ(ry
目線の先には大人のオモチャを持たされたロザリー
ロザリー「あの…これは一体……」
フラン「なんかこれ形が可愛いからかっちゃえ!」
ロザリー「このスイッチなにかしら…」
ゼルダ「いやあああああ!彼女をとめえぇええ!」
咲夜「こうなったら!ザッ!ワールd…」
《ブィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン》
ゼルダ「なんで乙女チックなところにエロティックなもの置いてあるのよ!」
ルーミア「フランに何入れ知恵したのアンタ」
咲夜「私じゃない!私じゃない!」
勇儀「おい、なにかし始めたぞ」
ロザリー「これ肩のコリをほぐすやつですかねぇ…」
フラン「えー?あんまり気持ちよくないよ?」
ロザリー「おかしいですね…メモリはMAXなのですが……」
フラン「そんなオモチャじゃ全然気持ちよくなんないよー」
勇儀「もうダメだこれ!次いくぞ次!」
ルーミア「もう適当なもの買って次行こう」
ゼルダ「一旦アレに繋がらないようなところに行きましょう」
咲夜「そうですね、みんなでおやつでも食べに行きましょう」
ロザリー「次はどこに行くのですか?」ブィィィン
ゼルダ「とりあえずそれ置いてきて!」