東方、竜と桃色玉の英雄伝   作:プルコギ

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香霖堂


霖之助「なるほど、莫大なエネルギーと魔力を」
アリス「それに肉体と思念を結合させて」

シドー(話についてけない…)




もはや都市伝説

紅魔館図書館

 

 

パチュリー「小悪魔これは?」

小悪魔「最近幻想入りしてきたと思われる絵本です」

パチュリー「異質な魔力を感じるわね…狼とアカツキ……」

 

 

一昔前、魔の森をめぐり人狼の一族と破魔の力を宿す物を扱える人間たちが戦争を繰り広げていた

人狼一族は破魔の一族を襲い

破魔の一族は村に強力な結界を貼った

ある日

破魔の力を緋布に宿し扱う一族の娘が村はずれに住む師匠に会うため森を歩いていました。

その娘の名前はアカツキといい実の父親を人狼に頭から食べられてしまったため、トラウマになりいつも頭に緋布を頭巾のようにかぶっていました。

そのため近所の人には赤ずきんちゃんと呼ばれていました。

 

赤ずきんちゃんがしばらく森を歩いているととても綺麗な男の人に会いました。

すると男の人は言いました。

 

「おやおや、かわいい女の子が一人でどうしたんだい?」

 

と言いました。

赤ずきんちゃんは少し照れながら言いました。

 

「今から師匠のところに特質型封印式の展開方法を習いに行くの」

 

と言いました。

すると男の人はにっこり笑って言いました。

 

「へえ、その師匠はどこにいるんですか?」

「この道に沿って歩いて行ったところにあるお家に住んでいるの」

「そうなのかい、危ないから気を付けて行くんだよ?」

 

赤ずきんちゃんはこっくりと頷くとまた歩き出しました。

しばらく歩くと師匠の家が見えて来ました。

トントンとドアを叩くと

 

「入っていいよ」

 

と師匠の声が聴こえました。

中に入ると師匠はベッドに寝ていました。

どうして寝ているのか気になった赤ずきんちゃんは言いました。

 

「師匠、どうして寝ているの?」

「風邪をひいてしまってね」

「その割には元気そうね」

「そうかい?あなたの調子はどうだい?」

「あまり良くないわ」

「どうしてだい?」

「大好きな師匠がアンタの腹の中にいるからさ!」

 

赤ずきんちゃんは気づいていました。

ベッドに寝ているのは師匠に化けた人狼だという事に。

そして赤ずきんちゃんは言いました。

 

「師匠を返して貰うわよ」

「出来る物ならやってみなさい」

 

突然バンと大きな音がしました。

すると師匠の姿はたちまち消えてしまい、やつれた人狼が姿を表しました

 

「ぐぅわぁぁあ!」

 

誰かが窓から銃で撃ったのです。

少しすると人狼を撃った狩人が家に入って来て言いました。

 

「大丈夫かい!話は聞いていたよ、今すぐ腹を切って師匠を出そう」

 

そう言ってお腹を切ると中から師匠と赤ずきんちゃんより先に師匠に会いに行った友達が2人出て来ました。

 

「師匠!みっちゃん!いっちゃん!」

「ええ大丈夫さ、今すぐこの小汚い狼にトドメをさしてやろう」

 

赤ずきんちゃんは慌てて言いました。

 

「師匠!その人狼は私がトドメをさしたいです」

「良いだろう、好きにしなさい」

 

赤ずきんちゃんは人狼を縄で縛り家を出て狩人に言いました。

 

「今森にいる人を集めて来てくれない?」

「分かったよ」

 

狩人は森にいる人をすぐに集めて来ました。

すると赤ずきんちゃんは術式を展開して狩人を眠らせ集まった人たち小さい光る玉に変えました。

赤ずきんちゃんはニコニコ笑顔で言いました。

 

「ごめんなさいね」

 

赤ずきんちゃんは人狼のお腹に人で作った光る玉を詰めてからお腹を閉めて言いました。

 

「私、何やってるんだろうね?さようなら素敵な紳士さん」

 

赤ずきんちゃんは人狼を川辺に寝かせると、師匠の家に戻る途中で狩人をおこし2人にナイフでバラバラに切り刻んだと言いました。

 

 

パチュリー「な、なにこれ…あらまだ続きあるじゃない」

後から付け足されたようなページをめくる

 

 

目を覚ました人狼はしばらく何も食べていないのにお腹が膨れている事に気づきました。

 

次の日赤ずきんちゃんはまた森に行きました。

その日はひどい嵐で赤ずきんちゃんは崖から落ちてしまいました。

 

 

しかし赤ずきんちゃんは自分の家で目を覚ましました。

赤ずきんちゃんは言いました。

 

「あら?私夢でも見ていたの?」

「何言ってるんだいこんな嵐の日に!アンタ崖から落ちたそうじゃないか!あの男の人が助けてくれなかったら死んでたんだよ!」

 

どうやら赤ずきんちゃんは近くを通りかかった男の人に助けられたようです。お母さんは是非とも娘の命の恩人に恩を返したいと言ったけどその男の人は村の中には入らずすぐに去っていったそうです。

 

赤ずきんちゃんはお母さんにとっても怒られました。

怒られている時にふと窓から森を見ると木の陰から狼がこっちを見ていました。

すると「借りは返しましたよ」と聴こえたような気がしました。

 

 

パチュリー「は?嵐の日に?崖の近くを歩いたの?そして落ちたことなんで親知ってるの?そして聴こえたような気がしましたって!聞こえすぎだろ!おい!」

小悪魔「パ…パチュリー様?」

パチュリー「ちょっと読んでみなさいコレ」

小悪魔「あ、はい」

 

数分後

 

小悪魔「は!?何してんの!?てか胃袋がら空きパッカパカ状態で縛って運んでんの!?そしてイラスト!めっちゃ現代的!」

 

パチュリー「その絵本ページが勝手に増えるみたいよ」

小悪魔「へ〜、なんかベッタベタ恋愛劇場になりそうですね」

パチュリー「それね」

 

 

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