東方、竜と桃色玉の英雄伝   作:プルコギ

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帰り道を作ろう

 

紅魔館

 

 

レミリア「さすがに難しいわ…」

糸蒟「だよねぇー」

レミリア「次元の狭間を使えるように運命操作って無理やり過ぎよ」

咲夜「どんな障害があるんですか?」

残破「う〜ん、真っ暗で先が見えなくて〜、何か障害物もあり〜、さらに異物が飛んできたりする」

治壊「糸蒟姉さんと力合わせて残破を突入させたけどダメだったの」

糸姉「我輩は悪くないぞ〜」

レミリア「う〜ん…異物ねぇ、どこぞのスキマ妖怪はその異物で攻撃してくるのよね〜」

糸蒟「異物で攻撃!いいねそれ」

残破「よしこい!」

2人は席を立ち少し距離をとる

 

糸蒟「へいやっ!……あら?」

頭の斜め上の空間にバキバキとヒビが入りパッカリと開くが中は真っ暗で何も出てこない

 

残破「ちょっとー!何やってんのさー」

 

糸蒟「出ないよぉ!」

 

残破「もー!っうげほぉっ!?」

席に戻ろうと視線を落としたところに狭間からドアノブが落ちてくる

 

糸蒟「きたーー!ドアノブきたーーーー!」

 

残破「おい!!床にドアノブ刺さったジャン!」

 

治壊「まさかこれは、どこでも行ける感じに…」

床に刺さったドアノブをひねってみる

 

残破「テレレッレテレー♪((」

糸蒟「どこでもドアァァア」

 

治壊「ふぅーーんぬっ!!抜けないっ!!手伝って!」

咲夜「あ、はい……うーーーん!!!」

 

残破「ガチで抜けない?」

糸蒟「手伝ってやるかぁ」

 

治壊「ふーーーん!!」

咲夜「ぁあ硬いこれっ!!」

残破「抜けねえええええ」

糸蒟「ドアノブつええええええっ」

 

レミリア「押すタイプのドアノブじゃないの?」

 

治壊「押す!?よいしょ、」ガチャリ

残破「!?」

咲夜「ひ、ひらいた!?」

糸蒟「ああああああああああああ!!?」

咲夜「キャッ!糸こーーーーっ」

ドアノブを押すとちょうど糸蒟の下に穴があき

糸蒟は咲夜を道連れにして落ちていった

 

レミリア「うちのメイド長が…」

残破「時を止めれば良かったんじゃ…」

謎の穴はすぐにピシャリと閉じてしまった

 

 

穴の中?

 

穴の中は真っ暗で熱くも寒くも無い

 

糸蒟「ここどこぉぉ」

咲夜「え〜、ここは…」

糸蒟「ん?あ、ごめん」

咲夜「あ、いえいえ、こちらこそ」

糸蒟「あ〜、咲夜さんどこ?」

咲夜「いま明かりをつけますね」

糸蒟「あ、その必要ないかも」

咲夜「え?……本当ですね」

 

だんだん暗闇に目が慣れてくると地面や壁?には薄らと光る0と1がたくさん並んでいるのが見えてくる

 

少し離れたところに青い光を見つけた2人はとりあえずそこに向かうことにした

 

 

糸蒟「なんだろうほんとここ…いでっ」

咲夜「こんなところに壁が…」

透明の壁に衝突

よく見ると0と1がうようようごめいている気持ちの悪い壁だ

ちなみに少し強く壁を押してみると触れている間ちょっと0と1の光が濃くなる

 

 

???「ご主人〜!そんなんだからいつも団長に冷たい目で見られるんですよー!」

 

 

糸蒟「なんだあいつ画面に話しかけてるぞ」

咲夜「何があったんでしょうか…」

糸蒟「よく見ると足がないね、幽霊かな」

咲夜「幽霊…話しかける気がなくなります」

糸蒟「全身青ずくめだし、なにかのコスプレ?」

 

 

???「?あら?……ちょっとご主人、なにか趣味の悪いアプリをインストールしましたか?」

2人に視線を向け画面の向こうに話しかける

『なにをだよ!』

???「メイド服の女の子とご主人みたいなジャージの女の子のウィジェットアプリとか」

『んなもんインストールするか!』

『え〜?シンタロー君そんな趣味してるの〜☆』

『うちの兄がごめんなさい』

『モモ!これは違うんだ!エネが勝手に…』

 

糸蒟「エネっていうの?」

エネ「ああはい、ところであなたたちはアプリですか?それとも…」

糸蒟「いや、気づいたらこんなところに落ちてきたの」

咲夜「元の場所に戻りたいのですが〜、あなたはここの住人なんですか?」

エネ「住人?まぁ〜そんな感じにだけども」

 

『うわ!エネお前勝手に変なアプリインストールしてんじゃねーよ』

『女の子が画面の向こうでお話してる〜!』

『興味しんしんっスねマリー』

『うん!楽しそうだなって、セトもそう思わない?』

『まあそうっスね』

 

糸蒟「あ〜、これはなんだ?もしかして画面の中にいるのは我輩たちの方なのか?」

エネ「そうですよ?」

糸蒟「嘘ぉーーーー!二次元!?二次元!?ヤッターーーー!最高!!うひよーー!」

エネ「二次元って言っても彼らには人格が無いし、ただの等身大静止画ですよ?」

糸蒟「え!?」ボギン

咲夜「夢が壊れる音がした気がするわ…」

エネ「それにしても珍しいな〜、こうやってちゃんと会話ができる人が此処にいるなんて」

糸蒟「そうなの?」

 

 

『…この子たち』

『どうしたんだセト』

『あ、団長、なんでもないっスよ?』

『嘘つくな、正直に言え』

『どうしたのセト☆もしかしてそっちの世界目覚めちゃったのー?』

『いや、読めちゃったんスよ』

『…二次元をか?』

『ちゃんと意思があるっス』

『おじさんまさか二次元好きすぎてそんな精密なプログラムを組み込めるように…』

『シンタロー…そうなのか?』

『違うんだヒビヤ!団長も!違いますよ!?…てかコノハはいつもネギま食べてるな!飽きないのか?』

『ネギま…』

 

 

糸蒟「何あの中2臭い格好の人たち」

エネ「メカクシ団の人たちですよ」

 

『メカクシ団No.3カノでぇええ〜す☆』

茶金髪で猫目の変な奴がピースしている

 

糸蒟「画面の向こうで何が起きているんだ…」

咲夜「理解不能です」

 

『そこの目つきの悪いのが団長のキド!っゴッホォォ!!』

画面の向こうで深くフードをかぶった男…ってよく見ると女がカノに蹴りをブチ入れている

 

『うちのバカがすまない、俺はキド、お前たちは?』

 

糸蒟「漆 糸蒟でーーす!迷子なーう」

咲夜「十六夜咲夜です」

 

『やっぱり!?十六夜咲夜!エネなんかより何倍も嬉しい』

 

エネ「ん〜?なにか聞こえましたかな〜?ご主人の秘蔵フォルダが…」

 

『あーー嘘だ!うそうそっ!』

 

糸蒟「何このきもいポエム」

エネ「そこの私のご主人、シンタローっていう変態ヒキニートが作ったポエムです」

咲夜「性欲の墓場…フォルダ名が…」

 

『やめろーーーー!!!』

『おじさん、なに独りでスマホに話しかけてるの?』

『はたから見たらそうだね☆』

『カノ以上にバカっぽいな』

『ちょ、キド酷いよ☆』

 

糸蒟「お、おう…」

(どうやら我輩たちはとんでもないところに落ちてきてしまったようだ…

咲夜さんはこの空気にかなりキョドってるし…

画面の向こうはこっち側らしいし…

何年かぶりに封印から解かれたかと思ったらいきなりこれかよ

早く帰りたい…)

 

 

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