東方、竜と桃色玉の英雄伝   作:プルコギ

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ニート幻想入り

 

数時間後

 

メカクシ団拠点

 

糸蒟「これがクロハか」

トランシーバーの画面に映るクロハを見る

『!…あいつら…何故!』

糸蒟「どうした?」

『あの2人…体を取り戻したんじゃないのか!?』

マリー「ぅうセトっ」

セト「マリー、大丈夫っスよ」

キド「体を取り戻した…?……ん?」

カノ「キドどうしたの〜☆」

キド「何かおかしくないか?」

カノ「何が?」

キド「俺たちはエネとコノハの体も取り戻して…カゲロウデイズも消滅させたはずじゃ…そうだ、シンタロー!覚えてるよな?」

シンタロー「……思い出せない」

キド「嘘だろ?……能力が機能してないのか?」

シンタロー「あの時のことだけどうして…」

モモ「一体何が?」

ヒビヤ「また何かしたの?あの黒いおじさん」

キド「そうなのか?おい」

『……どうなってる…』

キド「おい!質問に答えろ」

セト「落ち着くっス!」

糸蒟「ぉおおい、クロハァ!お前なーにやったんだよぉ!?」

『知るかっ!俺だって…思い出せない』

咲夜「どこがどのように?」

『俺は、何故、泣いていた?何故、笑った、何故、あそこで橙に合った、何故、もう一人俺がいた』

キド「何言ってるんだ!俺の話を聞いているのか!」

『何故俺はここにいるんだ、ここは何処なんだ!俺は何故消えてないんだ!』

糸蒟「画面の向こうがご乱心だ!落ち着けクロハ!やめるんだ!生きろ!ソナタはビューティフォー!!」

『なんなんだよ、なんなんだよ!!なんで俺なんかが生きてるんだよ!消えるはずだった!』

『うわぁあ!!クロハが病んでる!糸姉どうしよお!治壊ーー!へループ!』

マリー「消えちゃえば良かったのに」

『なんでだよ…女王の望みを叶えるために、俺は尽くしたのに、なんでだよ…なんなんだよ!!消えたかった!死にたかった!』

糸蒟「ぎゃあああああ!ストップ!」

シンタロー「死にたかった…か……」

エネ「ご主人?」

シンタロー「ちょっと散歩してくる」

カノ「キド?大丈夫?」

キド「…ああ大丈夫だ」

糸蒟「もぉーー!どうなってんのさぁ!咲夜さぁん!っていないし!!もぉーーーー!」

ヒビヤ「おじさんは?」

モモ「お兄ちゃんもどっか行っちゃったしー!」

 

 

メカクシ団拠点の屋上

 

 

シンタロー「アヤノ…アヤノは今どうしてる?」

 

シンタロー「急にアヤノに会いたくなったんだ…なんでだろうな」

 

そっと足を踏み出した

 

そこに屋上はない、ただ落ちるだけ

 

 

咲夜「何をしているんですか?」

 

シンタロー「え?何って?」

 

咲夜「あなたは空を飛べるのですか?」

 

シンタロー「飛べるわけ無いだろ?」

(おお、すげぇ、死ぬ寸前は時が止まってるように感じるとかそんなこと聞くけど、今本当に止まっているように感じる、俺は今少し傾いた状態で空中にいる、そして十六夜咲夜も空中にいる、俺の目の前にいる)

 

咲夜「死ぬのですか?」

 

シンタロー「死ぬ?アヤノに会いにいくだけ」

(何言ってるんだ俺は…)

 

咲夜「死ぬ気がないのに飛べもしない人間が…同じ人間なのに全く理解できません、それにアヤノと言う人は今どこにいるのですか?」

 

シンタロー「さあね」

 

咲夜「この状況から見ると冥界でしょうか、行ってみますか?」

 

シンタロー「は?」

 

 

 

メカクシ団拠点

 

 

糸蒟「どうしよう」

エネ「トランシーバーは使わないのですか?」

糸蒟「うん、なんか大惨事だし、さてどうしよう…おや?アンテナが」

つい癖でスマホを手に取るとアンテナが1本立ったり消えたりしている

糸蒟「お?お?お?こっちか?」

 

 

メカクシ団拠点の屋上

 

 

糸蒟「おおおおお?屋上電波いいぞ?」

屋上に来るとシンタローと咲夜が屋上のすみで話しているのが見える

 

シンタロー「はぁ、」

咲夜「あ、いいところに糸蒟様」

糸蒟「どした?」

咲夜「シンタローさんの友人が冥界にいるそうで」

糸蒟「冥界?」

咲夜「幻想郷に連れて行ってくれませんか?」

糸蒟「狭間が使えればいくらでも」

咲夜「う〜ん、まだ使えませんかね〜」

糸蒟「できるかな〜」

目の前に狭間を開くと奥に小さな光が見える

糸蒟「出口あるなこれ多分、もしかしたら使えるところと使えないところがあるのかも」

咲夜「狭間の向こうがどこに繋がっているのか分かりますか?」

糸蒟「わからん!」

咲夜「とりあえず入ってみましょう」

糸蒟「だね」

咲夜「シンタローさん行きますよ」

シンタロー「え!?ほんとに!?」

3人は狭間の中に入ると中は薄暗く時々吹っ飛んでくるゴミを弾きながら出口に向かう

 

《ドボンッ》

 

糸蒟「チョバゴ!!!」

シンタロー「ゴババボゴゴォオ!?」

咲夜「ガボボボボ!!」

3人は水の中に落下そのまま為す術もなく流されていく

 

 

三途の川

 

 

糸蒟「ゴベホッ!プハーーーッ!死ぬかと思った!」

咲夜「こ、ここは川?」

シンタロー「ぶへぇえええ!!」

 

小町「溺れてる?」

木の船から手を差し延べる

 

糸蒟「おうへるぷみー」

咲夜「すみませんね」

シンタロー「ハッブ!助けてっゴベベベ」

無事船の上に上げてもらう

 

小町「これは咲夜さん…とあなたたちは?」

糸蒟「今をときめく外界人、漆 糸蒟」

シンタロー「き、如月伸太郎です……あなたは小野塚小町さん!?」

小町「な、なんで知ってるのさ…まあそれはいいとして、なんで溺れてたの?」

糸蒟「諸事情的なあれだよ、それにしても川とあの世界の屋上が繋がってることが分かったね!」

咲夜「そうですね」

シンタロー「なんで俺までこんなところいるんだよ」

咲夜「あ、そうでした!冥界へ行きましょう」

糸蒟「いぇい!れっつごー」

シンタロー「最悪だ…」

スマホ水没

 

 

 

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