男に戻るためにTS姿でダンジョン配信するのは本末転倒か否か!? 作:TSとはなんぞや?
祖父のことが、大嫌いだった。
「——お前は本当に頭が良いな。あの馬鹿とは比べるべくもない」
「っ⋯⋯」
もう歳のくせに背筋は伸び、勝気な笑みを浮かべたソイツは、ボクが小学校から戻ると決まってパイプを咥えながら声をかけてきた。
⋯⋯そう、ヤツはよくボクを褒める。
「⋯⋯ふざけんなよジジイ。どうしてお前は、そう『他を下げるやり方』でしか人を褒められないんだ?」
ヤツがボクを褒める時は、決まってボクの妹を引き合いに出し、彼女との比較によって才能を証明するという手法を取っていた。
⋯⋯それが、ボクは大嫌いだった。
「ははッ、実に良い疑問だ。流石は俺の孫と言ったところか⋯⋯いや、あの女ではこの疑問は一生かけても出ないか」
「ッ、だからそういう言い方がッ——」
「——俺がいつもあの女と比較してお前を褒めるのは、それが最も意味のある褒め言葉だからだ」
「⋯⋯なんだって?」
——思想である。
ヤツはボクを自らの後継者⋯⋯つまり跡継ぎにすると決めており、こういった『教育』をよく宣った。
「現代社会において、価値というのは優劣で決まる。人も物も溢れるこの時代では、比較というのは最も楽に価値を測る手法だ」
「⋯⋯」
⋯⋯本当に、大嫌いだ。
「悲しいことに人間というのは、比較対象無しにただ褒められるよりも、自分より下の人間と比べて自分はマシだと評価される方が、安心感を得られるものなのさ」
こんなことを嬉々として孫に教えるコイツも⋯⋯
「⋯⋯そんなことは、無いだろ」
⋯⋯反論すらマトモにできない、自分も。
ボクはヤツと目を合わせることすらできず、床の木目へと視線を移し固定する。怒りと同等、もしくはそれ以上に⋯⋯ボクはヤツに恐怖を感じていたのだ。
「イメージがしにくかったか?だったら、人の長所よりも短所の方が目につく⋯⋯というのは?」
口の端を歪め、滔々と語るジジイの表情には『期待』が見て取れた。連日行われるこのご丁寧な『教育』も、きっとボクへの期待ゆえなのだろう。実に吐き気のしてくる事実だった。
「これは単純な印象力の問題だ。欠点は目につきやすく、記憶に残る⋯⋯いいか、人間の評価は減点方式だと覚えておけ」
「特に日本人はその傾向が強い」と続けながら、ジジイはパイプを吸い煙を吐き出す。
「⋯⋯」
⋯⋯ボクは、反論できなかった。
「⋯⋯っ、もう行く」
⋯⋯まるで、逃げるかのようだ。自らに対する言いようのない無力感を感じながらも、ボクはヤツに背を向け——
「——大したことない自分に価値を見出したいのなら、自分以下の人間しかいないコミュニティを作ればいい」
「っ⋯⋯」
⋯⋯まだ『授業』は終わっていなかったらしい。声に合わせて縫いつけられたように足が動かなくなり、更に苛立ちが募る。
「俺はそうした。若い頃は都会で人の上に立とうとしたこともあったが、あれは効率が悪い。何より⋯⋯」
一瞬、ヤツが目線を逸らす。
「——俺には、そこまでの才能が無かった」
しかし次の瞬間には、いつもの勝気で人を食ったような笑みへと戻っており、その瞳には先程よりも強い期待が灯っていた。
「この村が俺の限界だ。しかし、お前なら⋯⋯」
「⋯⋯?」
「⋯⋯ははッ、俺はお前に期待しているんだよ。後継者としてだけじゃない、お前には才能がある。あとは正しい『価値観』を身につけるだけだ」
「⋯⋯『正しい』価値観、ね」
⋯⋯きっと、アイツが本当に欲しかったのは『家を継ぐ後継者』ではなく『自らの思想を継ぐ後継者』だったのだろう。今にして思えば、ヤツは案外必死だったのかもしれない。
「忘れるな。お前には才能がある」
「⋯⋯死ね」
ボクは結局、ヤツに面と向かって反論することができなかった⋯⋯たった一度も。
けれど、ボクは自分とあのジジイは『違う』と思っていた。アイツがどれだけ妹を見下していようと、ボクは違う。兄妹として、ボクはアイツと対等に⋯⋯そう、対等に⋯⋯
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「あっ、お兄ちゃん!おかえりなさい!」
「っ⋯⋯ああ、ただいま」
ジジイの説教をようやく聞き終わり自室への廊下を歩いていたその時、快活な声と足音が駆け寄ってきた。
「ねぇお兄ちゃん!今日は何して遊ぶ?」
「⋯⋯え?」
妹は、断られることなんて考えてもいないような笑顔でボクを見上げてくる。
「っ⋯⋯」
⋯⋯そう、ボクは妹を見下したりしない。あからさまに無視なんてしないし、見下したりもしない。
「⋯⋯そうだな」
⋯⋯正直、あの日のボクは気が滅入っていた。ジジイの説教がいつもより長かったし、学校では体育があった⋯⋯しかし、それでも——
「——かくれんぼにしよう」
——ボクは決して、妹を軽視しない。
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——『かくれんぼ』は、ボクがよく提案する遊びだった。
というのも、家の近くの洞窟は入り組んでおり、その洞窟のボクしか知らない空間に隠れればまず妹はボクを見つけられない。日が暮れるまで、ボクは本でも読みながら時間を潰せばそれでアイツは満足する。
⋯⋯この日も、そうなるはずだった。
「——どこにもいない⋯⋯おーい、お兄ちゃーん⋯⋯?」
「⋯⋯?」
その日はなんと、妹が洞窟までボクを探しに来た。親や使用人から『危険だから近づかないように』と釘を刺されているにも関わらず、妹は不安げな声を反響させながら、おずおずと洞窟の中へと入ってきた。
「⋯⋯はぁ」
それでも別に、何も変わらない。ボクは気にすることもなく、静かに本のページを捲っていた。
そう、いつも通りに——
「——ぁ」
——本が落ちる音。
有り得ないことだった。普段のボクならば絶対にしないミス。
「ひっ!?な、なんの音っ!?⋯⋯ってあれ?何か隙間が⋯⋯?」
「⋯⋯っ」
意味が分からなかった。信じられなかった。そして何より⋯⋯
「——あっ!お兄ちゃんだっ!!」
「⋯⋯違う」
——ボクは、許せなかった。
「お兄ちゃん見つけた!もー、今までもずっとここに隠れてたのー?」
「⋯⋯やめろ」
ボクが何故コイツに見下されている?こんな、こんなヤツに⋯⋯ッ
「それにしても、本を落っことしちゃうなんて⋯⋯お兄ちゃんのそんなドジなとこ、私初めて見ちゃったかも!あはは!いつもの私みたいなドジ!」
「⋯⋯私、みたいな⋯⋯?」
気持ち悪くて耐えられなかった。これは『正しくない』と、あの時のボクは心の底からそう考えてしまったのだ。
だから、ボクは⋯⋯
「えっへん!なんにせよ、この洞窟はもう覚えたからね!次からは別の場所に——」
「——うるさいんだよッ!!」
声を荒らげ、妹を突き飛ばした。
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「⋯⋯?それで、死んじゃったの?」
「⋯⋯ああ」
「⋯⋯打ちどころが、悪くて?」
「違う」
「⋯⋯?」
ぼかすように話を切ったねこまたに対して、フタバは距離を測るかのようにひとつずつ質問を重ねる。ねこまたは淡々と話し続けていたが、しかしその顔色は明らかに悪く、額には汗が滲んでいた。彼は数秒呼吸を整え、静かに続ける。
「——ダンジョンだったんだ」
「⋯⋯え?」
「ボクが妹を突き飛ばしたその瞬間、洞窟の壁がまるで生き物のように裂け、アイツを呑み込んだんだ」
ねこまたは唇をぎゅっと噛む。
「ダンジョンとして扱われている場所ではなかったんだ⋯⋯あの時偶然、ダンジョンとして覚醒したのかもな」
「ボクの醜い感情に反応して」と、ねこまたは吐き捨てた。
「妹は『ダンジョンに迷い込んで行方不明』として処理された⋯⋯ジジイがなにか話したんだろう。驚くほどスムーズだったよ」
パニックを起こしたボクは、すぐに全てをジジイに話した⋯⋯悔しいが、身近な人間で最も優秀なのは彼だったのだ。
しかし⋯⋯
『——お前が生きててよかったよ。そもそもあそこがダンジョンだなんて誰も知らなかったんだ。俺にもお前にも、過失は一切無い。ダンジョン関係は未だ法律が甘いし、罪に問われることはまず有り得ないだろうな。ははッ、長男であるお前が生きていてくれて本当に良かった』
アイツは妹に関して一切の関心を見せず、この『事故』を今後に繋げることしか考えていない様子だった。大して気にしたことなんて無いくせに、性別なんてものまで引っ張り出してボクを褒め正当化しようとするその態度に、酷い吐き気と嫌悪を感じたのをよく覚えている。
「⋯⋯その人に、失望した?」
「⋯⋯⋯⋯違う。ボクは、何もしなかったんだ」
文字通り、何も。
「ボクは妹を殺してから中学を卒業するまでの数年間、何もしなかった。何事も無かったかのように学校に通い、友人と過ごし⋯⋯ダンジョンにはたった一度も近づかなかった」
まるで、最初からダンジョンが⋯⋯妹が、存在していなかったかのように。
「じゃあ、そのダンジョンは今でも⋯⋯」
「いや、もうない」
「え?」
「消滅したんだ。そろそろ進路を決めなきゃいけないってくらいの頃、『破壊者』によってな」
「⋯⋯『破壊者』?」
聞き慣れない物騒な単語に、フタバは首を傾げる。
——『破壊者』
ダンジョンが出現し出して間もない頃、つまりはダンジョン配信という文化すら存在しなかった頃に、ダンジョンを破壊して回っていたとされる都市伝説。
⋯⋯『ダンジョンの破壊』というのは、つまるところ『ダンジョンコアの討伐』を意味する。
「笑えるだろ?消滅してようやく、ボクはあのダンジョンをまともに思い出したんだ」
ボクはあの日、『破壊者』の前で呆然とダンジョン『だったもの』を見つめることしかできなかった。彼はそんなボクに対して気の毒そうな表情を見せ、そして膝をついて目を合わせ告げた。
『——すまないが、ダンジョン内で私以外に人間は見なかった⋯⋯死体も含めて』
⋯⋯妹が消えてから既に何年も経っていた。死体が見つからないのも当然だろう。ガキでも分かることだ。
⋯⋯けれど。
「⋯⋯」
けれど、あの時ボクは酷く動揺し、ショックを受けざるを得なかった。
「そんなボクがよっぽど哀れだったのか、ソイツは『提案』をしてきた」
「提案?」
「『——冒険者としてダンジョンを殺すことで、自らの心を慰めてはどうか』⋯⋯って」
「⋯⋯それは⋯⋯」
「当然マトモじゃない⋯⋯けど、ボクは割と救われたんだよ。その『提案』に」
⋯⋯何より、『それを呑めば都会で暮らせる』というのが、自分には酷く魅力的だった。
「ま、そんな感じで今の環境に落ち着いた訳だけど⋯⋯過去だけ見たら結構不幸だと思わないか?」
強引に回想を終わらせたねこまたは、おどけるようにフタバに視線を向ける。
「⋯⋯そうだね」
「はっ、そうだろ。もしかしたらお前より不幸かもな」
「⋯⋯うん」
「⋯⋯いや、たぶん比べたらお前の方が不幸だよ」
「でも、きっと⋯⋯」
何かを考え込みながら淡泊な返事を返すフタバは、しばらくすると真っ直ぐにねこまたの目を見つめ——
「——きっと、不幸は比べるべきものではない⋯⋯よ」
ぎこちなく微笑み、そう告げた。
「⋯⋯おま、え」
フタバによる精一杯の励ましに、ねこまたは目を見開いて数秒固まったが、しかしすぐにふいと顔を背けた。
「⋯⋯ボクの回想聞いてなかったのかよ?ボクは他との比較でしか価値を測れない⋯⋯自らの心を慰めることすらこの始末さ」
「私が不幸だと、慰めになるの?」
「そりゃなるね。ほら、自分より不幸なヤツを見ると安心するだろ」
「⋯⋯ふふ」
「あ?何笑ってるガキ?」
先程の励ましよりも幾分か自然に微笑んだフタバは、再びねこまたを真っ直ぐに見つめる。
「それ、お兄ちゃんのお祖父さんが言ってたこととは、ちょっと違わない?」
「⋯⋯」
「大丈夫。お兄ちゃんは、ちゃんと自分の『測り方』を持ってるよ」
——慰められている。
ねこまたはそう感じたが、しかし今彼女が真に慰めているのは、果たして誰なのだろうか?
「はっ、何が測り方だよ⋯⋯そもそも、『人の不幸は蜜の味』なんて擦られまくった定型句でしかないだろうが」
「⋯⋯でも、それでいいんだと思う」
「なに?」
「結局、私達が求めているのは自分を納得させる方法なんだよ。ありふれた考え方でも、間違った思想でも、最終的に自分が納得できさえすれば、それは生きるための道標になってくれる⋯⋯」
「⋯⋯かもな」
「うん。だって、私は見つけたもん」
「え?」
「——私より不幸なお兄さんがそばにいてくれれば、私も生きていけるかも⋯⋯ってね」
フタバがぎこちなく微笑み、ねこまたと視線を合わせる。その表情は未だに無理をしているのが丸わかりで、その瞳には依存の兆候すら見て取れる。
「えへへ⋯⋯」
「⋯⋯」
明らかに普通では無い。健全では無い。
「⋯⋯はぁ」
しかし、今の自分は彼女の状態を指摘できる立場だろうか?
「⋯⋯いや、やっぱ考えてみたらお前の方が不幸だよ」
「えーっ?」
「⋯⋯そう思えば、ボクも少しはまともに生きていけそうだ。もう、冒険者じゃいられないしな」
「⋯⋯うん。二人だったらさ、ちょっとくらいは頑張れそうだよね?」
フタバは遠くでこちらを窺う子供達に目を向ける。
「あの子達も、私が生きていていいって言ってくれたし、もうちょっと生きて、もしだめだったらその時死ねばいいよね」
「⋯⋯それは困る。お前が死んだらボクも道連れだろうが」
「⋯⋯えへへ」
フタバは幸せそうに笑った。
⋯⋯自分は今どんな顔をしているのだろう。酷い顔だというのは間違いないだろうが⋯⋯
「えへへ⋯⋯」
少なくとも、あの家にいた頃よりは、幸せそうな顔ができているだろうか?
「⋯⋯ははは」
「えへへ」
「ははははは」
「えへへへへ」
「——素敵な感情ね」
乾いた笑いで場を繋ぐことしかしなくなったねこまたとフタバの近くに、黒猫が優雅に舞い降りた。
「お互いに支え合い、生を渇望する⋯⋯これぞ人間の神秘だわ」
「あー、そういう綺麗事言われるとちょっと死にたくなるわ」
「私も⋯⋯」
「えぇ!?二人して急にどうしたの!?」
わたわたと慌て、フタバの頬に肉球でスタンプしようとする黒猫に、ねこまたは視線を向ける。
「⋯⋯なぁ」
「なあに?」
「お前は、どうして人間に友好的なんだ?」
ねこまたにとって、その質問をすることは恐怖を伴うものだった。声は震え、冷や汗が背中を伝う。黒猫はねこまたの瞳をじっと覗き込んでから、ゆっくりと話し出した。
「私がダンジョンコアとして生まれてすぐ、人間が私の空間に迷い込んできたの。貴方達のような冒険者であるその人間に、私はこの姿で相対したわ」
懐かしむような声色には、優しさが籠っていた。
「彼はダンジョン内だというのに、私に対して警戒を解くように舌を鳴らして近づいてきたの。そして私の顎をひとしきり撫で、最後は私に手を振りながらダンジョンを去っていったわ」
「⋯⋯はぁ?」
「ふふ、あの時は私も今の貴方と同じような感想を抱いたわ。けれど⋯⋯」
黒猫は優雅に毛並みを整える。
「⋯⋯同時に私は、人間という種が酷く愛おしく思えたの。あの瞬間、私は貴方達を好きになったのよ」
「⋯⋯」
「好きなものを助けることに、それ以上の理由なんて必要ないでしょう?」
黒猫はねこまたに近づき、手の甲をぺろりと舐めた。
「⋯⋯そうか」
ねこまたは、抵抗しなかった。彼は短い返事とともに立ち上がると、フタバに手を差し出して立ち上がらせる。
「このダンジョンを出るつもり?」
「いや、ボクの仲間がダンジョンコアを討伐すればこのダンジョンは機能を失う。それからの方が安全だ」
「崩壊が始まれば、それと同時に私とこの領域も別のダンジョンに転移するわ。いつでも出られるように準備をしておきなさいね」
「今仲間の様子がどうなってるか分かるか?」
「悪いけれど、寄生先のダンジョンコアを見ることはできないの。これは私の存在におけるルールであり、防衛機能でもあるの」
「ふーん?あぁ、逆探知されないためってことか」
だとするならば、自分達にできることは待つことだけだろう。
「お兄さん、不安?」
「いや、アイツらは負けない。オリヴィアがいれば少なくとも敗北は無いし⋯⋯」
ねこまたはそこで一度言葉を区切り⋯⋯
「——最近、結構強い新入りが入ったんだ」
ニヤリと笑った。
——振動。
「わっ⋯⋯!?」
「はっ、ほらな?」
ねこまたの言葉とほぼ同時、ダンジョン全体が揺れ始めた。崩壊の予兆である。
「よし、とっととアイツらと合流しよう。行くぞフタバ」
「うん⋯⋯ちょっと待ってて」
そう言うと、フタバは最後に子供達の方へ駆け寄る。ねこまたはそれを眺めながらも隣の黒猫へと視線を向けた。
「あばよクソ猫」
「黒猫なのだけれど?」
「⋯⋯ありがとう」
「⋯⋯こちらこそ」
ねこまたは、自分が口にした言葉の意味も、黒猫が口にした言葉の意味も完全には分からなかったが、しかしこれで充分だと感じた。
「お待たせ、お兄さん」
「ああ」
戻ってきたフタバの手を取りながら、ねこまたはダンジョンを出るために最後の『