サイレンススズカの娘。   作:宮川 宗介

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第七話

今日遊びに行く遊園地は、トレセン学園最寄り駅から電車で数駅行ったところにある。

 

そこは千葉や大阪にあるような世界的な巨大テーマパークではなく、週末に家族が気軽に遊びに行ける、地域に根ざした遊園地だ。

 

小さい頃、私も両親に何度か連れて行ってもらったことがあった。

 

あまり混雑していない電車の中で私たち4人は1か所に固まり、周りの迷惑にならない程度の声量で自己紹介の延長のような雑談をしていた。

 

「へぇ。大井君って将棋部なんだ」

 

彼の意外な所属を聞いて、私は少し高い声で相槌を打った。

大井君は肩幅の広い男の子らしい体型をしていたから、シェリルの彼氏と同じテニス部か、少なくともなにかスポーツをやっているんじゃないかと思いこんでいたんだけど。

 

「ああ。と言っても、中学までは他の部活をやっていたからな。棋力の方はまだまだヘボだが」

「そうなの。中学まで何をやっていたの?」

 

何気なしに私が聞くと、彼は少し言いにくそうにして視線を床にそらす。

 

「……福島と同じ、テニス部だ。だが3年生のときにアキレス腱をやってしまってな。それでテニスをやめざるを得なかったんだ」

「そ、そうだったの……。ごめんなさい、変なこと聞いちゃって……」

 

ウマ娘に限らず、アスリートにとってケガはセンシティブな事柄だ。

悪気はなかったとは言え、彼の過去について無遠慮に触れてしまったことに、胸の奥が締め付けられる。

 

「……いや、あの話の流れで中学の時の部活を聞くのは自然なことだ。気にしないでくれ。こちらこそおかしな空気にして申し訳ない」

 

少し押し黙ったあと、そう言って彼は頭を下げた。

 

中学の時のクラブはお茶を濁そうと思えばできただろうし、今だって別に大井君は謝る必要はなかったのに。

 

そんな彼の言動を見ていると、きっとこの人は誠実な性格をしている男の子なんだろうなと察せられた。

 

「こいつ、ヘボだって謙遜してるけど小学校の時から将棋やっててさ。初段ぐらいは指せるんだぜ」

 

ちょっと沈んでしまった空気を変えようとしてくれているのか、福島君が大井君の背中をポンポン叩きながら明るい声で教えてくれる。

 

「へぇ、初段! それはすごいわね」

 

私の称賛の言葉に、彼は困ったように頬をポリポリとかいた。

 

「いや、大したもんじゃない。小学生の時通っていた将棋教室での初段の基準が緩かったってだけだ」

「でもお前、将棋大戦でも初段で指してるって言ってなかった?」

 

友人のツッコミにも、彼は硬い表情を崩さない。

アプリのオンライン対戦を初段で戦っているのなら、大井君の実力は確かなものだ。

 

「一応、初段に到達したことがあるというだけだ。将棋のような実力ゲーでも、上振れ下振れはあるからな……。実力は1・2級といったところだろう」

「お前な……せっかく俺がお前のいいところをレイナさんにアピールしてるのに」

 

なぜか福島君はガクッと肩を落とす。

その様子がおかしくて、私は笑いを押し殺すのが大変だった。

 

そんな私たちを、シェリルはまるで年上のお姉さんのようなまなざしで見守っていた。

 

*

 

レースと同じで、ダブルデートにもいろんな展開があるらしい。

 

入場してしばらくはコーヒーカップや船の形をした絶叫アトラクションなどを四人で遊んでいたが、そのあと「じゃあここからは別行動で!」というシェリルの鶴の一声で、彼女たちカップルとは別れて遊ぶことになってしまった。

 

「…………」

「…………」

 

二人っきりにとたん、会話がなくなってしまう。

 

う~ん、気まずい。

 

「……レイナさんは、なにか乗りたいアトラクションはあるか?」

 

気まずかったのは大井君も同様だったらしく、こちらを探るような感じで聞いてくる。

 

「そうね……」

 

気を利かせて会話を振ってくれたんだ、なにか答えなければ。

 

「ゴーカートなんてどう?」

 

あごに手を当て、平静を装いながら私は返事する。

 

別にゴーカートが好きだったり、思い入れがあったりしたわけじゃない。

単に案内板の【ゴーカート】という文字が目に入ってしまっただけだ。

 

こんな時まで走り(!)を競わなくてよいのでは、とも思ったけど、他に乗りたいアトラクションも思いつかなかった。

 

「ゴーカートか。いいな。では、それにしよう。競走するのが楽しみだ。……生身の走りじゃ、どうやってもウマ娘さんには勝てないからな」

 

あまりうまくもない冗談を言って、彼はぎこちなく笑った。

私も人のことを言えたものではないが、彼も決して異性慣れしている方じゃないらしい。

 

それからも私たちは何を話すわけでもなく、黙々と二人並んで歩いてゴーカート乗り場までやってきた。

 

ゴーカートは人気のアトラクションらしく、10人近くが列をなしている。

並んでいるのはみんな小学生ぐらいの子どもたちで、そんな中での私たち十代半ばの男女が最後尾につけるのは少し気恥ずかった。

 

そうして順番を待っているわけだけど……また二人の間に沈黙の時間が流れる。

 

会話のコツは質問を投げかけることだ、とどこかで聞いたことがあったけど、同世代の男の子に何を聞けばいいかなんて、さっぱりわからない。

 

ケガしてやめたという部活のことは聞けなかったし、将棋のこともお互いの棋力に差がある場合、やっぱり気まずいことになる。

 

学生らしく勉強のことを話そうにも、もし大井君が勉強嫌いだったり、逆に東大でも目指しているような秀才だった場合話に困るし、家族のことは……私が話したくない。

 

なにか質問を作らなければ……と頭の中をこねくり回していると、彼の方から声をかけてくれた。

 

「その、なんだ。今日の君の服装は素敵だな。似合っていると思う」

「あ……うん。ありがとう」

 

唐突に着ているモノを褒められて驚いたが、上気した顔を見る限り、彼も勇気を振り絞ってくれたらしい。

 

「私、ダブルデートって初めてだったから何着ていけばいいか分からなくて。シェリルに相談したら『レイナはお嬢様っぽいから白いワンピが絶対似合う!』って言ってくれてね」

 

【挿絵表示】

 

「そうだったのか。俺は服装に疎いから自分の直感でしか評価できないが……うん、本当に君に似合っていると思う」

 

無骨で、飾り気のない褒め言葉。

でも、私にはそんなストレートな表現が気持ちよかった。

 

「そう言ってもらえると、選ぶのに時間を掛けた甲斐があったわ。大井君の服装もシンプルで素敵ね」

 

私が褒め返すと、彼は苦笑して頭を掻いた。

 

「実は俺もこういうイベント参加は初めてでな。ソラに服装を相談したら『お前はガタイが良いから変に着飾らないほうがいい』って言われたんだ」

 

そう言う彼は薄手のインナーに春物のカーディガンを羽織っていて、ボトムは清潔なデニムパンツといった装いをしている。

 

インナー越しにでも分かるぐらい鍛え上げられた胸元は、細身でも頼もしい男の子らしさを感じさせた。

 

「お互い、いいアドバイスをもらったって感じかしら?」

「そうかもしれないな」

 

少し打ち解けあえた私たちは笑顔を交換し、好きな食べ物や苦手科目のことなど、ささやかな話をしているうちに順番が回ってきたようだ。

 

係員さんの案内に従ってコースに脚を運ぶと、2台のゴーカートが用意されていた。

 

「レイナさん。どっちがいい?」

「えっ、選ばせてくれるの?」

 

私が目を見開いて彼の方を見ると、彼は小さく笑いながら、

 

「もちろん。俺はどっちでも良いから」

 

と言ってくれる。

 

ウマ娘がレースに出る時は事前にくじ引きで枠順が決まっているもんだから、自分で枠を選ぶ、というのはなんだか新鮮な感じだった。

 

「じゃあ、こっちの赤い方で」

「分かった。じゃあ俺は黒い方に乗らせてもらうよ」

 

私がコースの内側にあったカートを指差しても彼は特に反対することもなく、外枠のカートに乗り込んだ。

 

……こんなにあっさり内を譲ってくれるだなんて。

ひょっとして彼は凄腕のドライバーだったりするのかしら。

 

首を傾げながら、私も小さなコクピットへと体をすべらせた。

 

*

 

結果から言うと、ゴーカート勝負は私が1バ身(1車体?)差で勝利を収めた。

 

「すごいな、完敗だ。運転もコース取りも上手かった。ひょっとして君はカート競技経験者なのか?」

 

カートから降りてきてすぐに大げさに褒めてくれる彼に、私は苦笑を浮かべる。

 

「いや、そんなことは……。でもひょっとしたら今までのレース経験が役に立ったのかもしれないわ」

 

二台のカートで競走するという状況は、併走トレーニングのマッチレースにとても似ていた。

ウマ娘がマッチレースで走った場合、当然経済コースを走れる内側の方が有利になる。

 

だから併走トレーニングでは調子の良い方(強い方)が外側を走るよう、トレーナーから指示されることが多い。

 

今日のゴーカート勝負は車の性能はまったく互角で、ドライバーの技術と経験も(未熟という意味で)ほぼ一緒。

だから有利な方にいた私が勝った、というだけだ。

 

「そうか。スタートダッシュを決めて、まったく内側を空けてくれない君のシビアなレース運びにはまいったよ」

「ふふっ。もうそれは、体が覚えているクセみたいなものだから……」

 

良いスタートを切って、経済コースを陣取る。

母と同じ逃げウマ娘の私が幼い頃から、何度も、何度もやってきていることだった。

 

その戦法で、勝利という栄光を掴んだこともある。

 

逃げ潰れて殿負けを喫したこともある。

 

どんな結果になっても、そのことを後悔したことはない。

 

それは近い将来やってくるデビュー戦でも、きっと変わらないと思う。

 

「……どうした?」

 

急に黙り込んだ私を心配してくれているのか、大井君は真剣な眼差しで私の瞳を覗き込む。

 

「ううん、なんでもないわ。本気でレースしたから、ちょっと疲れただけ」

「そうか、それならいいんだが。じゃあ何か飲み物でも買ってこよう」

「いいわね。確か、ここにくる途中に自販機あったわよね」

 

買い出しに付き合おうとする私を彼は小さく手を振って制すると、カートコースの近くにあるベンチを指さした。

 

「俺が行くから、君は少し休んでいるといい。なにか飲みたいものはあるか?」

 

今日がデートメイクデビューの私でも、ここは男の子に甘えておいた方が良い、ということは直感で分かった。

 

「そう言ってくれるなら、お願いしようかしら。じゃあ、ニンジンジュースで」

「了解」

 

彼は短く返事すると、急ぎ足で自販機の方へ駆けてゆく。

 

そんな大井君の背中を見ていると、ぎゅっと胸が締め付けられた。

私のために走っていってくれたことを、本当に申し訳なく思う。

 

今この瞬間、私の心は彼やこのダブルデートではなく、来たるべきメイクデビューへと向いてしまっていることに気づいたからだ。

 

*

 

男の子たちとのお別れは、実にあっさりしたものだった。

お互いに次の約束を切り出すこともなかったし、大井君と連絡先を交換しよう、という流れにもならなかった。

 

あちらはあちらで何かを察してくれたのかもしれないし、単に『女の子の方から連絡先を聞かれなかったら脈ナシってことだろうから諦めよう』と決めていただけなのかもしれない。

 

ともかく、私の初めてのダブルデートはそうして幕を閉じた。

 

最初は渋々了承したダブルデートだったけど、楽しくないわけじゃなかったし、自分が普通の女の子として扱われることに、少しドキドキもした。

 

大井君は寡黙で女の子を積極的に楽しませてくれるタイプではなかったけれど、自分を主張しすぎることもなく、さりげない気遣いをそれとなくしてくれる、一緒にいて安心できる感じの男の子だった。

 

もし私が普通の高校生だったのなら。

 

大井君に連絡先を聞かれたらきっと普通に教えていたと思うし……タイミングが合えば私から彼に『連絡先交換しましょう』と言い出していたと思う。

 

『彼氏』と呼べる存在が身近にいるというのは、きっと素敵なことだ。

 

でも今すべきことは恋愛じゃない。

 

だって私は夢を叶えるために、お母さんの後を追ってここへやってきたのだ。

 

それに多分……私にレースと恋愛、どっちもこなせるようなキャパシティがあるとは到底思えない。

 

誰に似たのか、私は不器用で、走ること以外は何もやってこなかったから。

 

両親も正式に付き合い始めたのは現役を引退してからだって、お母さんから聞いたことがある。

 

お母さんはシニア1年目を迎える頃には、父への好意を自覚していたそうだが、きっとお母さんもレースと恋を両立させられるほど、自分が器用なタイプじゃないってことを分かっていたのだ。

 

今日のダブルデートは楽しかったけど……私はそれを胸の奥底にしまい込んで、シェリルと一緒にトレセン学園に戻った。

 

いつもはうるさいぐらい喋るシェリルなのに、どういうわけか電車内での彼女はダブルデートの内容に触れるようなことはせず、明日の予定とかご飯どうしようか? とか、当たり障りのないことばかりを話していた。

 

 

デートの翌日。

シェリルは「デビュー前の大事な時期に、無理に誘ってごめん。レイナがもっと学園生活と競技生活に慣れて落ち着いてから誘うべきだったね」と謝ってくれた。

 

「あたし、好きな人がいた方が頑張れるタイプだからさ。レイナも絶対、カレシいたほうがいいって思い込んじゃって……その価値観をレイナにも押し付けちゃった。ホントごめん!」とも。

 

そんな友だちに私は「私の方こそ、せっかくお膳立てしてくれたのにごめんなさい。そうね、私の競技生活が一段落したら、また男の子たちと遊びに行きましょう」と返事した。

 

シェリルにも話していないけれど、私はわずかに10戦しか戦えない。

 

私が現役のウマ娘から普通の女の子に戻って、一段落つくまでの限られた時間。

悔いが残らないよう、全力でレースとトレーニングに取り組まなければ。

 

今回のダブルデートはそのことを自覚させ、私に新たな決意を促してくれた。

 

*

 

あのダブルデートから、二週間。

 

今日はレースの祭典・日本ダービーが開催される。

空模様も、まるでダービーの祝福するかのような五月晴れだ。

 

天気の良さも相まって、ダービーディの学園内はまるでお祭りの時のような高揚感に包まれている。

 

カフェテリアのメニューが特別なものになっていたり、生徒会の許可を受けた生徒たちの出店があったりして、今日という特別な日を盛り上げていた。

 

そんな中私は学園の野外ステージに設置された巨大スクリーンで、友人の出走するダービーという晴れ舞台を静かに見守っていた。

 

『激戦を勝ち抜いてきたクラシック級18人のウマ娘が出走いたします、日本ダービー。全員枠入りが完了。今ゲートが開いて……スタートしました! ポーンと良いスタートを切ったのは今日一番人気を背負います、シェリルジョーダンです』

 

『3番がシェリルジョーダンを追いかけますが……譲らない! シェリルジョーダンどんどん加速していき、シェリルジョーダンが敢然と先頭に立ちました!』

 

『鋭い末脚で差し切った皐月賞とは一転、今日は逃げに打って出たシェリルジョーダンです! これは作戦なのか、掛かってしまっているのか』

 

『1000Mの通過タイムは61秒フラット。シェリルジョーダン、慣れない作戦にもかかわらず、いいペースで逃げています』

 

『各ウマ娘、府中の長いラストストレートへ向かいます。先頭は変わらずシェリルジョーダン!』

 

『さぁ最後の直線勝負! 先頭はシェリルジョーダンですが、突き放す、突き放す! 後ろは4バ身、5バ身と開いていく! 後続はまったく追いつけない!』

 

『残り100、シェリルジョーダン大きくリードを広げた、これは強い!』

 

『シェリルジョーダン、今一着でゴールイン! 天才・シェリルジョーダン、同期に実力の違いをまざまざと見せつけました!』

 

シェリルのゴールシーンが映し出された瞬間、彼女の圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにした会場の観客たちの声が、止んだ。

 

「……」

 

私も息を止め、余裕の脚色でウイニングランを披露するスクリーン上の友人の姿を見つめる。

 

シェリルが後続につけた着差は、6バ身。

 

これはメリーナイスさんが記録したダービー最大着差に並ぶものだった。

 

『シェリルジョーダンさん。日本ダービー制覇、本当におめでとうございます!』

 

ウイニングランを終え、ウィナーズサークルにやってきたシェリルにインタビュアーがマイクを向ける。

 

『ありがとうございます!』

 

そう言って晴れがましく笑う彼女の顔からは、2400Mの距離を走りきった疲労を一切感じさせなかった。

 

『今日は皐月賞とは打って変わって、逃げという戦法で勝利を収められましたね! あれは前もって練られた作戦だったのでしょうか?』

 

インタビュアーの質問に、彼女は困ったようにあごに手を当てる。

 

『ん~……。前もって、というより、今日のメンバー見てたら積極的に逃げる娘がいなさそうだったから『スローで逃げたら楽かな~』って思って逃げてみました』

 

気軽に言うシェリルに、インタビュアーの声が驚愕に震える。

 

『え……。いや、簡単におっしゃいますが……ウマ娘には持って生まれた脚質というものがありますよね?』

『あ~。それよく言われますけど、あたし別に気にならないんですよ。ペースが早くなりそうなら後ろから行けばいいし、ペースが遅そうなら前につければいい。それだけの話ですね~』

 

あはは、と彼女は軽く笑ったが、脚質はそんな簡単なものじゃない。

才能の塊のようなウマ娘だったお母さんでさえ、あの大逃げを完成させるまでにクラシック級での試行錯誤を余儀なくされたのだ。

 

「……天才っているのよね。悔しいけど」

 

隣りにいた娘が何やら悟りきった顔をして、レース界で使い古された常套句をつぶやいた。

 

その現実に素直に頷きたくなかった私は、思わず非難めいた目を彼女に向けそうになってしまう。

 

だが、それをして何になるというのか。

 

私は小さくため息をつき、言葉にできないもやもやを抱えたまま、視線をスクリーンの方へと戻す。

 

『そ、そうですか……。ともかく、シェリルジョーダンさんはこれでクラシック二冠を制し、秋の菊花賞では三冠に挑戦ということになりますね! 久しく登場していない三冠ウマ娘誕生の予感に、ファンの期待も高まっています!』

『あっ、そうそう。あたし菊花賞には出走しませんよ』

 

あまりにあっさりと答えたので、その瞬間、彼女が何を言ったのか、よく分からなかった。

 

『……………』

 

またもや一瞬の静寂が、世界を包み込む。

 

『ええ~っ!?』

 

ようやくシェリルの言葉の意味を理解したインタビュアーが悲鳴のようなうわずった金切り声を上げ、スクリーン前にいた観戦者たちが、驚嘆の悲鳴で学園全体を震わせる。

 

「……ウソでしょ」

 

信じられないシェリルの爆弾発言に、私は手を口に当てながら、お母さん譲りの口癖をささやいていた。




新年あけましておめでとうございます。
今年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

少し間が空いてしまったのは、年末年始で書く時間が取れなかったことと、これからのストーリーの展開についてしっかり吟味させていただいていたから、という事情がありました。

これからも少しでも皆様に楽しんでいただけるような物語を紡いでいきたいと思っておりますので、引き続きのご愛読、どうぞよろしくお願い致します。
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