「それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます。本日はリュウセイさんと先生もいらっしゃるので、いつもより真面目な会議ができると思うのですが……」
「ホモがいてまともな会議になるとでも?」
「言わないでください!」
アヤネが真面目な会議にできると思うとか言ってるけど、このホモがいて真面目な会議なんざできるわけない。ホモに常識を求めちゃいけないんだよ。それはこれまでの行動で分かっているだろうに。まあかと言って俺が居てもあんま変わらんと思うが
「と、とにかく定例会議を始めます!」
「おー」
「本日の議題は私たちにとって非常に重要な問題……学校の負債をどう返済するかについて、具体的な方法を議論します」
"はい!はい!"
「却下だ」
"まだ何も言ってないよ!?"
俺はホモが元気よく手を上げているところにすかさず却下する。お前が喋るとろくなことにならんから黙って座ってろ。出来ねえならまた縛り上げてやる
「ま、まあ……流石の先生でもそこまで変なことは言わないと思いますよ……?」
「甘いぞアヤネ。チョコにハチミツをぶっかけて更に砂糖をかけたぐらい甘いぞ」
「うへえ、聞くだけで胸焼けしそうだな〜」
「いや、さすがにそこまで言わなくていいでしょ……」
「ならこいつの提案を聞いてみろ。多分後悔するぞ。俺がな」
「リュウセイさんがするんですね☆」
「なんでアンタが後悔すんのよ」
ほら喋れ先生。ふざけたこと言った瞬間俺の右ストレートが炸裂するからな
"ふふん、私が提案するのはズバリ……私とリュウセイのラブロマンス映画を撮影して上映するんだ!"
「で、誰か提案があるやつはいないか?」
"リュウセイが無視した!?いや、これはこれでなかなかそそる……"
「……ハッ!!」メキィ
"うごぁ……!!"
ふざけたことを抜かしたホモに右ストレートを食らわせてぶっ飛ばしてやった。おそらく1時間は起きないであろう。だが起きてくる頃には無傷なんだよな、ギャグ漫画かよ。たぶん俺の攻撃に対してだけ発動するんだろうな、そのギャグ補正みたいなやつが
「さて、それじゃあ次提案のある奴は?」
「もうツッコむのも疲れたわ……」
「うんうん、もはや日常茶飯事だよね〜」
「ん、リュウセイの右ストレートの鋭さ、私も見習わないといけない」
「というかそもそもそんな撮影する機器も資金もありませんよ……」
「あはっ!お金を貯めるはずが、出費しちゃってますね☆」
ホモの提案はとりあえずなかったことにして、俺もなんか考えるか……
「あ、じゃあ次は私が!」
「はい、1年の黒見さん。お願いします」
「あのさ、まず苗字で呼ぶのやめない?ぎこちないんだけど」
「せ、セリカちゃん……でも、せっかく会議だし……」
「いいじゃ〜んおカタ〜い感じで。それに今日は珍しく、リュウセイ君や先生がいるんだし」
「その先生はさっきふざけたこと抜かしたから俺が右ストレートで気絶させたけどな」
「いやまぁ、それでいいなら別にいいんだけどさ……まあとにかく、対策委員会の会計担当としては現在我が校の財政状況は破産の寸前としかいいようがないわ!」
「このままじゃ廃校だよ!みんなわかってるよね?」
「うん、まあねー」
まあそうだわな。で、だからといってそんな金を稼ぐ方法なんて……いや、そういやセリカ詐欺に引っかかるんだったな。原作で見た時は大丈夫かこの子とか思ったっけな。まあそれ以外が酷すぎて少し霞むが。
「それで?その会計担当はどんな提案をしてくれるんだ?」
「ふふん、これよ!街で配ってたチラシ!」
「これは……!?」
「ゲルマニウム麦飯石ブレスレットであなたも一攫千金……ねぇ……?」
「そう!これでガッポガッポ稼ごうよ!」
「…………」
「……何よリュウセイさん。何か言いたいことでもあるの?」
いや、まあね?そんな笑顔で言ってるから言うのは気が引けるんだが、これもセリカのためだもんなぁ……
「セリカ、それ詐欺だぞ」
「……え?」
「正直、提案のレベルとしてはさっきのホモのやつとほぼ変わらん」
「────」
ホモと同列に扱われたせいか、セリカは絶句してその場で立ち尽くしていた。悪いな。そこまでへこむとは思わなかった。ていうかこんな絶句されるほどの醜態を見せてるホモはもう先生名乗れねえだろ。
「1人リタイアしたな」
「ん、させたのはリュウセイ」
"はっ……!?"
「チッ、セリカの代わりにホモが起きてきやがった。なんでだよ1時間は気絶してるはずだろ」
"これも愛のなせる技……かな"
「一方的な愛だけどな」
"ちなみに私が気絶している間に何か案は出たのかな?"
「セリカが詐欺に引っかかったてことぐらいかな」
"なるほどわからん"
おっと、なんか冷静にホモと話をしてしまっているな。こういう事するとすぐつけ上がるんだよなこいつ。だから適切に距離を置いておかなければならない。置きすぎてもダメだからな。このホモは何してくるか分からん。
このあとはホシノがバスジャックするだとか、シロコが銀行襲うだとか、ノノミがアイドル活動をするだとか、色々案は出たのだがどれも却下され、最終的にアヤネがキレた。ちなみに俺は提案こそ出来ていないが、ふざけたことはしていなかったため、アヤネの説教からは免れた。皆が説教されてるのを横目にスマホいじってた。ていうかキヴォトス人の倫理観を舐めてたわ、そういや原作でも大概ヤバいやつらだったわ対策委員会って。
─────────────────
「いやぁ~、悪かったってば、アヤネちゃーん。ラーメンおごってあげるからさ。怒らないで、ね?」
「怒ってません」
「はい、お口拭いて。はい、よくできましたねー☆」
「赤ちゃんじゃありませんからっ」
「………」スゾゾゾゾ
"はい、リュウセイ。あーん"
ラーメンを食いながら。少々ご機嫌斜めのアヤネに色々やっている対策委員会メンバーを眺めながら、少しでもふざけた事したら店から追い出すことを条件に、隣に座ることを許可した先生にあーんとラーメンを食わされそうになっている。これふざけたことしてるってことでいいよな?
「おい、ふざけたことしたら追い出すっつったよな?」
"愛する人にあーんをするのはおかしいことなのかい?"
こいつ真面目な顔でなんて恐ろしいこと言いやがる。男に恋愛的に好かれても嬉しくねぇ。先生という肩書があってよかったな。そうじゃなきゃ半径100m以内に近づかせることさえしなかったからな。
「俺は食うつもりはないぞ。何があってもだ。お前からあーんされるのと水たまりの水を飲むのどっちがいいって聞かれたら迷わず水たまりを飲む」
「いや、汚いでしょ流石に。嫌なのはわかるけどそれはしちゃダメだからね」
「これ以上やるなら俺の隣には二度と座らせねえぞ」
"わかったよ……"スンッ
あーんを強要するのはやめさせたが距離が近い。もっと離れろ。できるだけ触れ合いたくないから。と、ホモを引き剥がそうとしていると、1人の少女が入ってきた
「あ……あのぅ……」
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「……こ、ここで一番安いメニューってお、おいくらですか?」
「一番安いのは……580円の柴関ラーメンです!看板メニューなんで、美味しいですよ!」
「ありがとうございます!」
そう言って出ていったかと思えば、今度は4人で入ってきた。おお、便利屋68だ。ギャグ適性高めのお笑い集団かと思えば決める時は決めるカッケェ奴らだ。とか考えてると、白黒の髪をした少女と目が合った───ッ!?
「……なぁ」
「……なに?」
「ん、リュウセイ、知り合い?」
「いんや……ところで、お前、猫好きだな?」
「……うん、好きだよ」
「なら……」
そう、白黒髪の少女──鬼方カヨコと目が合った俺は同じ猫好きとして何かを感じだったから話しかけたんだ。そして俺はスマホを開いて俺が飼ってる3匹の猫が横並びになって寝ている写真を見せた。
「俺の飼ってる猫なんだが。どうだ、かわいいだろ?」
「これは……うん、かわいいね。もしかして他にも写真が……?」
「あるぞ?」
「じゃあ……」
「ねえ、リュウセイさん。話すのはいいけどまずこの人たちを席に案内してからにしてくれない?」
「おっとすまんな」
セリカにそう言われて俺はとりあえず自分が座っていた席に……うおっ、なんかすげえこっち睨んでる先生が居るんだが……
"私とは……!あんなに親しそうに喋ってくれないのに……!しかも、初対面で!?くっ、羨ましい……!!"
「お前も普段の言動を変えたら普通に接してやるよ」
"それはできない!この溢れ出る愛は抑えきれないんだ!"
「おう、抑えられないうちはこの接し方から変わることはねえから」
ホモに色々言われたが、あいつか変わらないことには俺は普通には接しない。ちょっと優しくすれば掘られそうだし。まあ今日の収穫はカヨコの連絡先を手に入れたことかな。たまに飼ってる猫の写真を送るって約束もした。飼ってる猫を可愛いと言ってもらえるのは飼い主冥利に尽きる。
あ、そう言えば便利屋ってこの後アビドスのこと襲撃しに来るじゃん。肝心なとこ抜けてたわ。
これは余談ですが、いずれクロノススクールあたりに先生との熱愛報道とか流されてキヴォトス中から先生共々ホモ扱いされるリュウセイ君が浮かんだんですよね。まあ多分そんなことになればクロノススクールにカチコミに行くと思いますけど
リュウセイの関係について
-
先生を躱しつつハーレムを作る
-
リュウセイホモ化。先生と付き合う
-
誰か一人と付き合って先生を遠ざける