"スゥゥゥゥ……!!"
「髪の匂い嗅いでんじゃねぇ!!降ろすぞクソホモ野郎!!」
"気にしないで!!私は恥ずかしくなんてないから!"
「テメェのことなんざどうでもいいんだよ!呼吸すんな!」
俺は何故かホモを背負いながらマーケット内を走り回っている。触りたくないし触られたくもないのになぜ俺がこいつを背負っているのか、それはこいつの運動不足が原因だ。単純に体力が足りなかった。だったら他のやつに背負ってもらえ、と言ったんだがアビドスの連中もヒフミも『ホモはちょっと……』みたいな顔してたから、誰も背負いたくなさそうだから走れと伝えても、本当に走れなさそうだったからやむを得なく俺が背負うこととなった。なぜ俺がこんなホモを背負わなければならないのか。アビドスの問題が終わったら当分……というか一生会わないようにしたい
「こ、ここまでくれば大丈夫でしょう」
「そうか」ドサッ
"うげっ……"
「帰ったら3回はシャンプーしないとな」
「そんなに嫌だったの?」
「逆に嫌じゃないと思うのか?」
「ん、ごめん」
もう二度とこいつの事は背負わない。頭は吸われるわ背中に股間押し付けてくるわ、耳元で囁いてくるわ、散々な目にあった。何度途中で落としてやろうかと思ったわ。先生って肩書あってよかったなマジで。なかったら本気でブチのめしてたよ
「過去最悪の日になりそうだ……ちょっと自販機で水買ってくる。走ったら喉渇いた。お前らもなんかいるか?」
"私も水を"
「テメェ走ってねえだろしゃしゃんな」
「じゃあスポーツドリンクがいい」
「私は水でいいかな〜」
「まあ、買ってきてくれるっていうなら……お茶かな」
「あ、私もお茶でお願いします☆」
「ヒフミ、お前は?」
「え!?私もいいんですか?」
「そりゃそうだろ。一緒にいるんだから」
「では私も水を……」
「おう」
一旦この場を離れて近場にあった自販機で飲み物を購入する。まあ、買いたくはないがアイツのも買っといてやるか。大人のくせに生徒に払わせるとはな。あのホモ野郎め、さっさとノンケに戻って生徒とイチャイチャしてくんねーかな。そうなればアイツとも仲良くしていいんだが。あ、ラッキー500円落ちてんじゃん。まあ拾ってもいいよな?
「おいおい、何アタシの落とした500円を勝手に持っていこうてしてんだ?ん?」
「なんだ、これお前のだったのか」
「金を落として傷ついた心を盗もうとして更に傷つけた。こりゃ慰謝料払うしかねーよなぁ?」
「……」拾って持っていこうとしたから何も言えない
「ほら早く出せよ」
「まあ待て、盗もうとしてたわけじゃない。これ返すから、な?」
「返すのは当たり前だろ。私はお前に心を傷つけられたから慰謝料払えって言ってんの。払えないなら」
そう言って不良生徒が俺に銃口を向ける。言葉だけなら見逃してやろうかと思ったがここまでやるなら話は別だ。つーか何いちゃもんつけてんだコイツ。ムカつく野郎だ。いや、問題を起こせばまた追手が来るかもしれない。ここは冷静になれ
「やめとけ。お前じゃ勝てない」
「あ?舐めてんじゃねえぞ!」バンッ
「………」パシッ
「な!?この至近距離で掴み取ッ!?」
「撃ったな?じゃあやられる覚悟はあるって認識でいいな?」
「まっ、待──」
ズガガガガガ!!
俺は不良の顔面に拳の連打を食らわせる。そして壁際まで追いやり、腹を殴って壁に叩きつけた。まあ、先に手を出してきたし、これは正当防衛だ。まあ誰か来る前に気絶したコイツをどっかに隠そう
「ちょっとリュウセイさん!?今銃声が聞こえて──」
"リュウセイ!?怪我はない!?腕は?お腹は?足は?"
「気持ちわりぃから近づくな。どこも怪我してねえから」
「何があったの〜?」
俺はみんなにさっき起こったことを説明した。まあ俺が500円を拾って自分のものにしようとしたことは伏せておいた。余計なことは言わないほうがいいしな
「リュウセイさんってトラブルに巻き込まれやすいんですね」
『まあ、常日頃からトラブルの権化に追いかけられていますからね……』
「アヤネちゃん、ナチュラルに先生のことトラブル扱いしてるわね」
「勘弁してほしいよホント」
「あ、そうそう。リュウセイ君」
「なんだホシノ」
「リュウセイ君が飲み物を買いに行ってる間に話した結果、ヒフミちゃんに少しの間同行してもらうことになったよ〜」
「そうか。よろしくな」
───────────────────
あれから少しした頃、俺達はノノミが買ったたい焼きを食っている。俺に対しては飲み物を奢ってもらったお礼だそうだ。律儀な奴だな。まあ有り難く貰ったんだが。俺はたい焼きを食べながら、先程購入した白い仮面を眺めている
「さっきからずっと眺めてるけど、そんなに気に入ったの?その白い仮面」
「まあ、1000円もしたからな。これから使い倒していこうかと思ってたんだ」
「えぇ?でもちょっと不気味ね」
「不気味か。まあ確かにな」
「うへ〜、その仮面をつけた人に暗いところで出会ったら驚いちゃうね〜」
「ん、思わず手が出ちゃいそう」
おい、1人戦闘民族いるぞ。まあ夜にこんな仮面つけた奴が歩いてたら多分ヤバいやつだからぶん殴るのはアリかもしれない。そもそもキヴォトスに治安を求めるな
"リュウセイ、口にクリームがついて──"
「触んな」
"痛ったたたたた!?"
「ちょっ!?リュウセイさん、先生の腕が折れちゃいますよ!?」
「急に触ろうとしてくるのが悪いだろ」
"ごめんごめん!謝るから一旦離して!?いや、やっぱり離さないで!こんなのでもリュウセイと触れ合えているという事実が……あっ、もう、照れ屋なんだから
「キッショ」
「本気で嫌がってる顔ですね☆」
「なんで先生は学ばないのよ……」
「ホモだからじゃねえかな。それと、俺ちょっと散歩に行ってくる」
"私もついて行っていいかな!?"
「来んな、ぶっ飛ばすぞ」
ホモがついてこようとしたが、それを拒否して1人で歩き出す。そこまで遠くに行くつもりはない、まあ10分程度で戻るつもりだ。とりあえずからのペットボトルを捨てようかな……ん?なんかこっちに向かって来てるな。あれがヒフミの言ってたマーケットガードか!?見つかる前に隠れるか……
隠れてから数分、俺は一部始終を見ていたが、ホモとアビドスの皆とヒフミが銀行に入っていくのが見えた。つまり銀行強盗だ。んじゃあ俺も折角仮面買ったんだしこれ装着して殴り込みと行こうか。俺は仮面を着けて銀行へと走る
──────────────────
「よくやってるみたいだな……ん?あれは便利屋か。ちょっと話しかけてみるか」
俺は銀行にいた便利屋達の元に歩いていく。向こうも俺に気づいたのか、各々反応する。おい待て、銃口を向けるんじゃない
「待て待て、俺は敵じゃない」
「……その声は」
「もしかしてリュウセイ君?そんな白い仮面着けてどうしちゃったの?」
「まあ、バレるよな」
「こんなところで何してるの?まあ、何となく察しはついてるけど」
「お前らの想像してる通りだ。ま、成り行きさ」
「あ、貴方!」
「何だ?」
突然アルに声をかけられる。こいつも俺の正体に気づいてんのかな。カヨコとムツキは気づいてるようだが。ハルカもギリ気づいてるか?
「あなたもあの人達の仲間よね!?」
「ああ」
「ここがブラックマーケットの銀行だって分かってるのよね?」
「知ってるよ」
「じゃあなんで銀行強盗なんてできるのかしら!?ブラックマーケットを敵に回すなんて正気じゃないわ!どうしてこんな事ができるの?」
「そうだな……まあ、これは俺の考えになるんだが、常に我儘を押し通すこと。それが俺の信念だ。だから、俺達は只々自分達の我儘を押し通すだけだ。ブラックマーケットがなんだ。んなもんいつだって叩きのめしてやるよ」
「………」
「満足したか?」
「な、なんてカッコいいのかしら!!」
お、おう?どうしたんだ急に。俺の発言に何か刺さるものでもあったか?目がキラキラしてるぞ。うおっ、急に手を掴んでくるな。まあホモじゃないからいいが
「私も貴方みたいなアウトローになってみせるわ!」
「俺は別にアウトローじゃないんだが……」
「よっ!白面のアウトロー!」
「その呼び方やめろ」
「あ、アル様がこんなに笑顔に……ふ、ふへへ。じゃあ私も」
「ごめんね。うちのメンバーは普段からこんな感じだから……」
「賑やかでいいな。まあ、お前らならいつかスゲェアウトローになれるさ。俺が保証してやる。お、そろそろあいつら帰るみたいだから俺も行く。またどっかで会おうぜ」
俺はそう言ってその場を後にして出ていった皆を追いかける。追いついた時に何をしていたのかと聞かれたが、そこは伏せておいた。こいつらからしたら便利屋はまだ敵だしな。とりあえず独自で銀行に突撃したと伝えておいた
実はパヴァーヌ編でゲーム開発部と絡ませるのが一番楽しみ。ホモ先と一緒に淫夢語録を喋るアリスは居ます
リュウセイの関係について
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先生を躱しつつハーレムを作る
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リュウセイホモ化。先生と付き合う
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誰か一人と付き合って先生を遠ざける