親愛なる貴方達へ   作:マアブルゥ

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 …ChatGPTに添削してもらった感想を書かせてもらいます。
便利ではあるんだけど訳わからない文に訂正された時の修正が少しばかり面倒。AIの力も借りたりはしますが基本的に自分で書く事には変わりはないです。


vs牙狼族

 取り敢えず、自分達は牙狼族からゴブリンを守ることになった。

牙狼族は複数の固有スキルを持ちであるため単体でも脅威度Cランクであり、群れになればBランク相当とされる危険な魔物だ。

 

 まぁそれは一般人から見た場合の話ではあるのだが。

自分からすればそこらの狼と大差はないのでさっさと殲滅してくるかと提案してみたが却下されたし、結界で村を守る案も断られた。

どうしても、ゴブリン達自身の力で村を守らせたいらしい。

 

 というわけで、ゴブリンが万全の状態で牙狼族と戦えるよう準備を始める。まずはリムルがポーションで負傷者を片っ端から回復。

自分は食料の確保に向かった。鹿型の魔物を仕留め、簡単に捌いてステーキにしてそれをゴブリン達に振る舞った。

料理と呼べるほどの代物ではないが、久々のまともな食事だったのか彼らは涙を流しながら感謝し、夢中で肉を頬張っている。

 

 もはや崇めるような感じになってきたのを軽くあしらうようにその場を離れ、見張りも兼ねてリムルと共に防衛状況を確認する。

 

「リムル、柵を用意してくれれば僕のユニークスキルで強化するから。」

「分かった。ゴブリンに指示は出すけど、お前も手伝えよ。……それとタケルのユニークスキル、どんな能力なんだ?」

 

 あっ、そういえばまだ説明していなかったか。

 

「僕のユニークスキルは【付与者(あたえるもの)】。人や物にバフを付与できる能力。基本的な上限は十枠で、効果は消費魔力量に比例する」

 

「基本的に?」

 

「例えるなら、可動式の棚に物を入れる感じだな。大きな物を置けば置ける物の数は減るし、小さな物ならたくさん置けるという感じ?」

 

「なんで疑問形なんだよ」

 

 実際、デバフを与えると容量が増えたり、相手の状態や魔力量で枠の扱いが変わったりする。正直、自分でも完全には把握しきれていない。

 

「要するに、付与できる数に上限があるってこと」

「ちなみに超えたら?」

「爆裂四散する」

 

「…は?」

「魔力暴走で大爆発、衝撃波と強化済みの血肉を撒き散らしながら自滅する。試してみる?」

「やるなよ? 振りじゃないからな?絶対やるなよ」

 

 村の外周を確認すると、柵はあるにはあるがボロボロだった。乾いた血痕や深い爪痕が残り、ここで必死の攻防があったことを物語っている。

 

「俺たちが来て正解だったな」

 

 リムルが呟く。

 

 おそらく先日までゴブリンが必死に戦っていたのは下っ端の偵察役だろう。本隊が本気で殲滅に来ていれば、一晩で村は消えていたはずだ。

 

「ゴブリン達が動けるようになったら、まずは柵の修理からだな」

 

 

 

 

 

 

 

 時刻は真夜中の12時ごろ、ゴブリン達は武器を手に村の入り口で待機している。

 

「こちらの準備は整った。いつでも戦える」

 

「分かった。待機させてる牙狼族を呼び寄せる」

 

 ユニークスキルで牙狼族のリーダーに【襲撃状態】を付与し、こちらへ誘導。さらに【手心】を与え、ゴブリンが致命傷を負わないよう調整しておく。

 

「今なら引き返せばこちらからは何もしない。だがこれ以上進むなら容赦はしない!」

 

 自分のユニークスキルで襲撃させているから意味はないが警告はしておく。あとどうせ生き残りを配下にする予定だし。

 

「グルルル……」

 

 牙狼族は唸り声を上げ、警告を無視して突撃してきた。

 

 こうしてゴブリンと牙狼族の争いが始まった。

 

 

 

 

 

 ゴブリンが牙狼族との戦いで用いる作戦は単純明快。

柵の隙間から弓矢で削る。たとえ辿り着いてもユニークスキルで強化済みの柵は破れないし、隙間を潜ろうとした瞬間、斧で仕留める。

なら上空から飛び越えようとするかもしれないが柵の上には夜目には見えにくい【粘糸】と【鋼糸】が張り巡らされているので突破は不可能だ。

 

 本来なら原作では訓練期間があったはずだが、自分達が来た日に襲撃が来たので訓練の時間はない。

なので作戦内容はユニークスキルで頭の中に直接作戦の内容をユニークスキルで付与しておいた。こう考えると自分のユニークスキルは本当に便利に感じる。

 

「結果は想定通り……か」

 

 戦況はゴブリン側が優勢。

ただ一つ問題があるとすれば…牙狼族のボスだ。

今は自分より格下な筈の相手に対して攻めあぐねている状況にたいして群れ全体に動揺が広がっている。牙狼族は統率が命である、その統率を取り戻すにはボスが突破口を開くしか手段がない。

 

 どうすれば突破口が開けるか…ボス自ら柵を破壊し、道を示すそれだけだ。だがそれは自分達にとっては想像の範囲内の行動でしかない。

 

「リムル、そろそろボスが動くぞ」

「俺が仕留める。お前は待機だ」

「了解」

 

 牙狼族のボスが疾走する。暗闇の中、粘糸と鋼糸を巧みに避けながら入口へ迫る。

 

 だが突如としてその動きが止まった。

入口直前に仕掛けた粘糸に絡め取られたのだ。

絡め取られた時間は一瞬、本来ならすぐに引きちぎられて村を襲撃されていただろう。ただその一瞬は余りにも長すぎた。

 

「【水刃】」

 

 一閃。

 

 粘糸に絡め取られ動きを止めた一瞬の隙を狙い水の刃が閃き、首が宙を舞った。そしてボスの死と同時に、戦いは終わった。

 

 ゴブリン陣営の勝利である。

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