我水底に溺れるも浮上セズ!   作:蛙カジカ

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タイトル通りな感じのロック家父子の話


趣味の武術と武器

 

12歳ともなると大分身体が動くようになってくる^^

まあ筋力と体格と体重という要素はまだまだなんだけどね、ただ3歳からのやり直しで地球での反省をもとに他の要素を鍛えたのが見えてくる年齢になり結果として柔軟性・瞬発力・即応性に優れる感じに成長しつつ。

 

父上も騎士である以上武術関連は相当好きなので色々父子で武術にハマるわけだけどw。

 

「惜しいといえば惜しいんだよ」何が?と問われると武器術に関してだね、ボクの足りない要素としたら筋力・体重・体格で優れるのが速度・柔軟性・動体視力・読み・引き出しの多さ?・・つまり騎士の制式武器だと微妙でまあ12歳でソレ使いこなすのもオカシイといえばそうなんだけど。

 

「まあまだ成長期だから体格も筋肉も増えるとは思うけど?」といいながら模擬戦で対戦してる訳だがw

 

「はい、一本ね!」・・ボクが文句なしに勝ったんだが・・父上はロングソードでボクがツインスティック♪

 

制定武器のロングソード長槍や馬上槍カイトシールド長弓のどれもボクに足りないものが基本的な強さ評価に繋がるから、といっても全然弱い訳ではなく使えば並み以上には使いこなすし体格に合わせて剣なら少し短いのとか盾も小さめの丸盾ならとか槍も手槍とか弓もどちらかと言えば騎馬民族の馬弓とかなら強いんだけど;見た目が小さい?とかガッツリ耐久消耗とかだと見劣りしてしまうよね?

 

騎士の傾向として質実剛健的な部分がこう持て囃され・・外れるほどに軟弱な!とか外道よね!とか侮られる方向にある感じなので;ついでに言うとその外道武器の方が現状のボクは強いというか?現役騎士の父上を倒した辺りがその証明になる感じ。

 

なので次は自作した双短剣ね、既存の剣身を短くした40㎝弱の先10㎝だけ両刃のなんちゃって両刃剣で手元の幅が広め・・柄はまあ普通だけど鍔と護拳が一体になっていて手の保護に厚い感じ?衝角が付いており撲って良しな一品。

 

「父上これならまあ剣にはなるのでは?」

 

「まあないわけじゃないな?短いところで侮られそうだが;」

 

再びツインスティックと同じく高密度な攻撃に苦しい抵抗をする父上・・対抗して力で押し切ろうとすると余った片方の短剣の護拳で剣身の刃のついてない部分を叩いて弾くw

 

今度はボクが力で押し切ろうとするのを父上が競り合うので同じように余った短剣の護拳を剣身の後ろに支えるようにあて・・震脚!からの発勁・・下半身からの爆発的な衝撃が父上より低いボクの重心から剣身に伝わり父上が剣ごと跳ね飛ばされる!

 

「参ったな~;筋力体重以外の方法で補うか~」

 

「判りました?純粋な筋力勝負以外ならこういうのも」

 

「槍のアレとかも驚異的だしな~まあ侮るやつには実力でねじ伏せるのもいいか、恨み買うかもだが;」

 

「その辺りは気をつけてみます・・相手次第ですね」

 

長い剣でもまあ両手剣みたいに扱えばやれない事もないし。

 

「お父さんそろそろ全敗しそうなんだけどw」

 

・・実際は勝率3割くらいよ?まあ外道武器も母上や職人達の協力で色々自作したり。

 

弓も自分用に2種作り上げるこのミズガルズ世界だと丸木長弓と曲木短弓という単一木材で出来たのがメインね、この2つがイブラシム王国周辺の弓文化なのね。

 

で1つはそういう丸木弓より先進的なフラットボウの後継になる現代弓の前身にあたるワンピースリカーブ弓ね?現代のアーチェリー弓はソレの分解組み立てできるようにしたやつになるけど構造が複雑で精密になるのでワンピースに・・あと現代ラミネートではないけど薄板をニカワで張り合わせて最後にシェラックニスで防水防湿を施してる(流石にアクリルやポリウレタンなんか無いのでw)

 

あとコンパウンドボウにしなかった理由は・・工作精度と素材・重量と強度の関係で作れたとしてもボクが使えなかったからw鋼のハンドルで鋼のリムとか滑車で金属弦で撚り弦つくるとか現段階だと取り回しがキビシー;

 

付属品もついでにアローレスト・長いスタビライザー・クリッカー・サイトなどをオプション装備で機械式のリリーサーも精密射撃用に準備した。

 

もう一つは地球世界では知られてる伝統弓のトルコ弓スタイル、馬弓の複合素材弓、山地の大きなツノを持つヤギ角からなにから色々集めて作ったよ?何種類か強さを変えて狩猟用軽・重と対鎧戦闘用こっちはサムリングとグローブでシンプルに♪作るのに数年かかったが;

 

矢の方もイチイチ手作りしてられないので精密旋盤(水車動力)を作り紡錘形の矢軸を大量生産しひたすら選別・・・歪みのない均質な矢を大量に作り最後にシェラックニスで防水・・材の方も自然乾燥なんかじゃなく高温プレスで圧縮乾燥でロックが活躍。

 

鏃の方も精密旋盤で均質なモノをで作るのと調整用の鉛のワッシャーも作る、鎧向けな重い矢もこれで調整ね?基本になる一般的な競技用鏃と戦闘鏃と狩猟鏃も作り・・執念で試射を繰り返しつつ高精度な矢を選び抜いていく、選に漏れた矢でも父上に言わせれば極上の矢だそうな・・外れる気がしないとも、なので大量の上澄み以外の矢は父上や村の人に使ってもらう。

 

槍の方は簡素な鍵槍の手槍を作る・・まあ受けたり絡めたり引っ掛けたり叩き込んだりと便利ね?ここらは斧槍か大きな頭のスピアーなのでちょい変わった感じ?

 

双短剣は色々なタイプを作る・・まあ半ば趣味的にw多少長めのヤツからインファイト向けのカランビットと長めの大型カランビットも作る。

 

因みに刀身の鋼も原料から見直し・・アチコチから集めた他の金属が混ざる系統の砂鉄を製鉄し折り返し鍛造の練習台にw金筋や砂流しとか刃紋の浮き出た連作になる、日本刀はまだ腕を磨いてからね、サーベルに騎士正調のロングソードも作り・・ついでとばかりに父上の分も作って装具も母上の工房を使わせてもらい作るw

 

「父上~手慰みで悪いですが自分用の武器とか作ったついでに父上のロングソードも作りましたよ」とプレゼント♪

 

まず豪華さにビックリw木鞘に渋い赤い革張り先端半分で手元は黒革で黒革に銀張りの小さい飾り鋲であちこちに飾り、銀張り鋼鉄製のシンプルな十字鍔とグリップに先端と目立つところとポンメルにマルチカラーのサファイヤ(橙赤~ブラウンなので濃い赤に見える)、刀身には手元近くにリカッソ的な刃を殺した部分があり剣身中央手元側に”156・冬・尊敬を込めて”と”偉大なる騎士ゲイブ・ロックに”のコモン語を両面に別々に装飾的に彫り込んでおいた

 

「・・・」最初言葉もなく目元を抑える父上・・ウルウルしながら。

 

「誇らしいよ・・寧ろ私から剣を送るのが普通なんだがね?」と泣き笑い状態にw

 

ハグしあう・・そしてしばらくたって落ち着いてから「コレ宝剣の類だよね?大事に仕舞っておくよ!」と言うから・・・いやいやいやいや;

 

「実用剣ですよ?・・剣身よく見てください;」改めて剣身をジックリと観察する父上。

 

「おお?手元摺り上げてあるのか・・・ギリ斬れない程度だね?」頷く

 

「鋼?鉄が特殊なのか?・・刃紋が複雑で緻密だし・・光ってる筋がこう・・舞い散ってるというか?あとフラー・・溝が掘ってあるね!」頷く

 

「凄い実用的なんだけど・・傷ついたらもったいないような;」首を横に振る。

 

「とりあえず試し切りしてみましょう!!」え~っと嫌がる父上。

 

ロックのケージに連れて行き巻き藁・丸太・鋼材の棒を台座に立てる。

 

先ずボクが同じ鋼材の兄弟剣シリーズを取り出し・・鋼材まで3つの先っちょを撥ね斬る、そして剣身を父上に見せる・・何一つ傷が存在しない、そのまま紙を空中に投げ・・落ち切るまでに三閃!調子も変わらず斬り飛ばす。

 

「!!!」父上がビックリしている・・普通に繊維→硬い繊維→鋼材を斬っても刃に変化が無かったという証が紙の斬れ味で判る・・マヂか;と眼を見開く父上。

 

「試してみては?」とニヤリとする、実のところ多分鉄以外にも色々なのが混ざってるハズ♪レアアースやらタングステンやらモリブデンやらチタンもwえらく硬かったのよね?鍛造の時;普通じゃない力の籠め方で折り返し鍛造しました、金床とハンマーを何度修理したか;途中で同じ鋼材で作り直したけどw

 

父上が本気出したらしく・・同じように3本の先っちょを斬り飛ばして・・からの~鋼材を縦に斬り込む!!!

 

・・うん・・棒立てる台座と床まで斬り込んでるね~お見事!

 

しばし放心した父上が再起動・・床から剣を抜き剣身を改めてから紙を空中に放ってからの表裏の刃での正調の剣術で斬る・・うん紙吹雪とまではいかないけどバラバラねw・・・父上が紙を拾い上げ切り口をしげしげと観察する。

 

「魔剣神剣の類?」首を横に振るボクw

 

「ただの出来のいい剣ですよ?w」

 

「手慰みの???」と疑り深い目で見てくるがw頷く。

 

「だって僕は武器鍛冶じゃないですよ?成人まえの騎士爵嫡男ですからw」

 

今度は額を押さえる父上

 

「まあそうなのか?~王城の王族専属鍛冶師もここまでモノは;」

 

「きっと僕より凄いのを作ってるハズ?」

 

「でもありがとうな・・・チャンドラこんな凄い剣作ってくれて・・」

 

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

 

同じ鋼材で盾やら革鎧やらの補強用部材も作り出しておいたので長く使えるね♪騎士修行の準備として整いつつ




※156はイブラシム王国の王国歴の年号ね?200年前の愚王争乱後に建国されたのが判る

※普通じゃない力で鍛造・・まだ自覚できてないがアリアの指導が効き始めてアークを身体に纏えはじめてる感じ?本人は肉体の鍛錬の結果だと思っている。

※折り返しの刃紋って日本刀の専売特許ではない中国にもバイキングソードにも折り返し鍛造の残るモノは多い、結晶状態の優位なムラとか品質の一定しない過去の製鉄の結果一定の性能を作るための手段としてもあったのでは?と想像する、ミズガルズ世界だとまだ小規模の炉が一般的なので普通といえば普通だが簡易に皮鉄として表層のみ炭素量を上げる手もあるので鈍らな剣も多い(低炭素な汎用の鉄や再利用鉄に表面だけ高炭素にしても曲がったりはする)数打ちに多いやり方になる

※※あくまでフィクションなのでご都合な嘘は混ぜているw
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