チャンドラ君の立ち位置など?武術の色々とか?
ヤヤッコシイと感じたら軽く流してください、双武器の優位性やら片手・両手武器の
概念やら?
結局一か月ほどアーヴィン師匠が逗留し修行具合やこれからの修行について教えてくれる中で、アーヴィン師匠の場合は騎士爵家の4男で実家とは縁が無く家名が無いため所領も無い軍属となる、そういう騎士のナイトスルツは普通に個体名を付ける事になっているらしくアーヴィン師匠の相棒はスバスというそうな?
改めてケージで”スバスこれからよろしくね!”と伝えると”こちらこそだぜ?”と伝えてくるwロックより気安いなw
それを見る騎士アーヴィン・・この子の感応力凄いな!普通は自分のナイトスルツだけでもそれなりに意思疎通するのに訓練が長期間必要なのに~なんか普通に隣人知人レベルで意思疎通出来てる?1騎士というより指揮官以上に欲しい能力ではあるな?コレ複数のナイトスルツを遠隔指揮できる?ワンマンアーミー?
その横に居るアリアがなぜか胸を張ってる。
まあとにもかくにも騎士兵士といえば体力と武力といえる・・騎士アーヴィンも朝からチャンドラ君のレベルを見極める為に基礎訓練に同行している。
朝の走り込みに本村の周囲を1周・・おおよそ20kmをこなし川で水浴びがてら水練で1km遠泳で身体をほぐし30分ほどストレッチしながら休憩をはさみ剣槍弓の訓練、騎乗訓練したかと思ったら馬場からポニーで飛び出し、森の方にフル装備でお出かけし狩猟を~昼には戻ってくる。
え?正騎士でもキツイんじゃない?つうか糧食すら自給とか・・;
捌いてからの料理も得意だそうだが奥方がお料理するそうなので軽く昼を済ませたら自主研究と称してケージで色々訓練しているので差し支えなければ?と見学させてもらう・・ナニアレ;
見たこともない逆反りの大型ナイフ?短剣?を両手にトリッキーな動きで超高速の密着戦を想定した武器術を見せられたり、その源流になる感じ?の二本のメイスを自在に操る術をロックと一緒に研究してたり?ナイトスルツってあんな高速密着戦闘もできるんだ;
双剣も見せられたが・・う~~ん・・これ達人レベルだな;本気でつけ入る隙が無い、全身装甲でタックルするしか勝てそうもない;
短弓も面白いように中ててるし?多種の矢を使いこなしてる・・弾弓?というのも恐ろしく汎用性がありそうな軽武器だな?鎧無い相手だとジワジワ痛めつけられていく感じが嫌らしい;見たことが無い道具なのでちょっと質問すると・・
金属弾を撃ったり砂を放ったり毒串を束で放ったりして槍間合い外以上くらいでの妨害に向くそうな?・・ちょっと怖いんだけど;
得意そうに礫なら矢のように尽きることないですし?意外と粘れるというか、と解説してくれる。
うん・・武器術に関しては対応法を中心に教えて行こう・・そこらは経験がいるしな?俺の得意分野だ。
衝撃ですっかり忘れてたが・・アレ全て習熟したナイトスルツが少なくともあそこに1騎あるわけだ;累代に渡って使われるナイトスルツに累積された戦闘知識が・・ロックで30年くらいだけど・・流派の達人レベルのをいくつも;これは最早100年以上クラスの知識が積み重ねられてるのでは?;
遠隔指揮でヌルヌル達人級の動きをするナイトスルツ隊とかが成立しちゃうということ?えっ;コレ王様の秘密の切り札じゃね?!
「ありがとう」とケージのドアを閉じて館の廊下をゲイブの執務室に向かってると中から出て来たヤローがニヤリと・・アレ観たかw解っちゃう?理解しちゃったwプークスクスと内心の声が聞こえてくる;
ムカつく!昔からコイツナンカ持ってるんだよな~運がいいというか?俺と同じ平民枠のくせして先代ロック卿に気に入られて、序に美人の娘さんを射落として今や領地持ち・・
嫡男といえばアレ今後化け物みたいに強くなるし、いや現在でも充分騎士と渡り合えるレベル・・つか昨日ゲイブが言ってたな本気で手合わせして負けたぞ?って・・あいつ自身鉄壁と字名が付いた騎士だったんだけどな?鉄壁のゲイブすら貫くかw斬鉄のチャンドラ辺りが付きそうな?と思いついたのでニヤリと返すw
執務室に入っていく二人の戦い?が始まる・・。
スバスもロックとチャンドラを面白そうに眺めてるのでチャンドラ君が”混ざる?”と聞くと”ええの?ぜひぜひ~!”と伝えてくるので一緒にツインメイスから始める。
”こうやって振るとぶつからずに隙間なく振れるのよね?最初はユックリ片方ずついってみよう、慣れたら左右で連動させて・・”
”もっと慣れたら体の動きを加えて?もっと慣れたら振る意識すら忘れて状況を観る・・”
最初は慣れないので時々混乱してアヤフヤになってたけど・・徐々に様になっていく。
”イイヨ~そんな感じ!もうちょい自信ついたらその振りで強く殴ってる意識を持とうか?”
ドンドン収束していくように最適化されていく”・・じゃあ振るだけだと弱いから身体を少し動かしてより強く殴るイメージで・・”途端に体の動きで加速させて来る^^いい音しだしたね~^^
”間合いはその振り回してる2つの棒の軌跡の部分ね?そのくらいの速度だと隙を突くことも難しいので発想を変えて・・その破壊に巻き込まれる半球状の間合いを維持したまま相手の武器を想定して押し当てるように相手の逃げ道を防ぐイメージで・・”
加速させるのは自動化され想定相手との間合いの取り合いというのが見えてくる・・スバス君がここでナニカを得たらしく自在に歩法・体術を得ていく。
しばらく前からケージに入ってきていたアーヴィン師匠と父上が口を開けてポカンとしている?
・・え?いったい我々は今何を見せられてるの?と騎士アーヴィンとゲイブ・・執務室でニヤニヤとお互いに嘲笑する戦い?に飽きたので再びケージにやってきたら・・
おいおい;ウチの相棒がエライことに;ナンカの達人になってるやん・・こんな短時間でナイトスルツの遠隔指揮で武術の極みを再現させるとか!
・・おい領地持ちじゃない騎士のナイトスルツの貸与って容赦ないんだぞ!歳食って騎士団引退したら、赤の他人にタダでこんな高級武術の達人を後輩にポイッと進呈することになるんだぜ・・辛すぎる;
息子よ・・いつも想像超えてくるのね・・コレうちのロックにも教えてるんだろ?お父さんあと30年は戦場に立てそうな勢いなんだがw
ここでチャンドラ君爆弾発言・・
「ついでなんでお二人とも練習してみますか?」
オッサン二人が不器用に両手でメイスを振り始める・・目の前でチャンドラ君・ロック君・スバス君が初心者に合わせてユックリ片方ずつ振り、ギミックを見せる。
・・アリアがニヤリと笑いヤ~ッテオシマイ!とナイトスルツ組に伝えるとグングン加速していき振る角度も中てる距離も変化させていくwオッサンはついていけないw
苦し紛れに・・「チャンドラ君その特殊な短剣とこの技術の融合ってどうなるんだい?」と騎士アーヴィンが爆弾発言を・・
アリアが愕然とし白目でなんて恐ろしい子・・・と驚愕する。
フフフとチャンドラ君が不吉な笑いを見せながら・・
大型のカランビットモドキをとりだし・・最初はユックリと回し・・たちまち旋風のように加速させトリッキーな振りを始めると体術を混ぜて首や腕脚の腱や関節や血管を的確に切り裂く模範的な動きをはじめ、口に入れて頬を引き裂く鼻を耳を局部を内臓を指を切断するダーティーな動きを見せ・・更に激しい舞踊のような動きでカギ爪のようにカランビットで相手の骨をとらえ投げ飛ばし叩きつけ絞め殺すという原理も見せていく・・・一人動いてるだけなのにリアルに状況が見えてくる・・。
オッサン2人白目にw真っ白な灰になる・・
流石に体力が尽きたのか汗だくになり休憩になる・・アリアがお茶請けの果物をウンショと飛んで持ってくるので常備している麦茶をお二人に出し勧め、ナイトスルツ二人にもカロリー補給用につくったカロリーバーを渡す。
ほあ~~っと場が和む・・
ナイトスルツ達もカロリーバーをしゃぶりながら”コレ美味しいね~ホントにネ~”とチャンドラ君に伝えてくる。
・・ここでアーヴィン師匠・・
「この短剣使い方も初めて見るけど?・・・さっきの見たらロングソード要らない気がしたよw」
「そんなことないですよ?ロングソードとガチ合った場合勝てるのは速度・読みが上回った時だけですし?叩き合ったら軽い方が物理的には弾かれるわけですから?相手次第ですよ?」
父上が「まあそれでもチャンドラのアノ速度についていけて初見のその武器の先読みが出来る人材って?多分この国には居ないよね?」
騎士アーヴィン「そこだな・・現状無敵だと思うよ?その武器に対して知見が積み重ならないと勝ち目がない」
「そうかな~?これ多分だけど長い棍の亜種だと思うんだけどね?たとえば・・長い棒で戦ってた時に不意に真ん中で斬られたり折られたり→両手を連動するのに1本の棒という足枷が無くなってその上で両手がある程度自由に使えた人が居たから出来た武器と技かと、逆に言えばそこまで見えちゃうなら対応可能なんじゃないかな?」
・・立ち上がり木剣を二本両手に持ち・・「最初は1本として」・・
2本の木剣を1本のつながった棒のように振り回す、体の前といわず背中と言わず頭上と言わず地面の上と言わずコユルギもせず長棒のように振り回し時に突いてくる、そしてある時折れたり切られたりでこの1本の棒という縛りが消えると・・徐々に左右がバラバラに振られ始め基礎の振り方へと収束すると互いに干渉しようがないので振りを加速していく?
「こんな感じに?」
おお~とオッサンとナイトスルツとアリアがパチパチと手を叩く・・スバス君が質問したげに目線を送ってくる。
”「・・あーモチロン長い棒と2本の棒は拍子や間合いの論理が変わるから知らないとどちらかの論理に乗せて急に外すというのはあるね?打楽器のリズムみたいよね?面白いよね?」”
スバス君も(゚д゚)(。_。)ウンウンしてる
オッサン二人もフムフム・・「引き込んでハシゴ外されると確かに虚がうまれるよな・・一本の剣だとそういうのは高度な話だし?」
「なにいってるんですか?剣は汎用性の塊じゃないですか~1本の剣の動作範囲をこう・・半球とすると間合いを向けてる方向に隙が無いでしょ?双武器の場合この左右の半球同士の接点が一番弱い部分になるので相対した場合中心に弱点があるのが双武器の特徴になるかな?1本の場合正面中心が一番硬いからそれとは論理が違うというだけですよ?麦とイモとの差というか?どちらも主食だけど有様は違いますよね?」
「!!!なるほどね・・そう考えるとまあ確かに・・」とオッサンズ
「双武器の場合その弱点を複雑に高頻度に変化させ続けることで無効化し、単体武器はそういうことしなくても正面中心は普通に硬い・・の差?少ながらず在るデメリットも単純には攻撃機会は増えるし盾のように守りメインでもないですが盾の攻守逆とも?」
オッサン二人目からうろこだわw
小盾を持つ手に短剣を持ちもう片方の手でショートソードを持ち同じように動いてみる・・・・盾側は拳打と短剣による拘束と防御と打撃と突き・・ショートソードは普通に片手剣としての動き・・片手剣に注意を払いすぎると盾の隠れた短剣が切り裂いたり突いたり拘束したり筋腱血管をねらってくる。
「こういう組み立てもありますよね?」
オッサン二人・・もはやどっちが教導なのか;
「大きなのも好きですよ?」とまだまだ引き出しの多いチャンドラ君、随分遅くまでコアな話をしつつ食事時間に遅れて奥さまに叱られる3人・・まあ男子3人寄ればこういう事も?
アリアは程々で飽きて抜け出してきてたのでセーフでしたw
そして修行の旅へ・・
ちょっと心細くも寂しくもあるが父母と別れて修行に旅立つ・・騎士アーヴィンとチャンドラとスバス・・そしてアリアw
ロック君と父母が離れがたく見送ってくれた少し涙がジワリとしたがこれからの旅に思いをはせる。
騎士アーヴィンが騎乗した馬から馬車で御者をするチャンドラ君に声を掛ける・・
「これで貴殿も騎士を目指す立派な従士となった訳だ・・修行の旅により勲を立てるがいいいずれ騎士として名をはせるだろう」
アリアはお気に入りのチャンドラ君の頭に寝そべっている。
「先ずは隣のウィン領だ、ちょうど春のトーナメントがあるからソコで従士クラスのトーナメントに参加するといい同じ従士の中での自分の実力が判るハズだよ」(誰も勝てんハズだがねw騎士クラスでも優勝しそうだからw)
「あーあと新人従士として名乗り上げる必要もあるからちょっとした紹介スピーチ考えといてね?奇をてらう必要ないからね?凝り過ぎるとあとで悶える事があるらしいからwww」
・・ナルホド病は出さないようにだね;・・
<ロック騎士爵領編>はココで終了~