そのまま西へと海岸沿いの街道を進んでいく・・海だ~~!と時々釣りなどもしながら楽しんでると・・帆船が座礁している・・
近くの浜辺に打ち上げられた人や物が流れ着いている・・比較元気そうな人を見つけ聞くと昨夜船が流され今朝がた岩礁に座礁し対応していた船員が投げ出されたそうな・・まだ船に人が残っているが高波で船体が岩に押しつけられ壊れていってるとか。
暫くすると船が崩壊し残っている人達も投げ出され酷い事になりそうだとのこと・・不味いな;
近くに大木の流木があるのを見つけ・・アッシュ!力を貸して・・ファルクマンも来て!というと荷物を置いて駆け寄ってくる。
・・ファルクマンに乗ってからちょい離れててといい・・アークソードで流木から長いサーフボードを斬りだす・・ちょいちょいと削ってフィンも作り叩きこんで固定し・・降りてファルクマンは遠隔で指示するから船体の崩壊を出来るだけ長引かせて!と言うと横から師匠がスバスもつれていけ!というのでありがたく・・アッシュに乗り
”少し目新しいことしよっか?”
浜を走り加速をつけてロングボードを海に投げつけるように投擲し飛び乗ると勢いに乗り真っすぐ座礁船に進んでいく、腹ばいになり両腕で水をかくとグングン加速しあっという間に岩礁に到着!
もうアチコチ切れたりして垂れている帆柱からのロープや網を切り取り船体の破壊が進みにくいように絡め縛り上げてい・・船内に人はいるか?とアークを乗せて大声をあげると・・まだ沢山人が残っていると声がする・・
「みんな甲板に上ってくださいと言うとスグに!」
・・おっつけスバスとファルクマンが泳いでくる到着船体を支える、帆布を甲板から岩礁に垂らし簡易のシューターにする下でアッシュで帆布の端を抑えている・・・中から人が出てきたのでロングボードに穴を空け掴まれるようにロープを縛り付け、降りてきた人からロングボードの先の方から乗ってもらいロープにシッカリ掴まるように手首にくるりとロープをループさせてね!と注意させていく・・”崩壊しそうなら教えてね?”とファルクマンとスバスが”承知”と返すので
満員になったロングボードで砂浜まで送り届ける今度はバタ足で加速・・・ちょっとしたモーターボートのように加速し浜で速やかに降りてもらう・・師匠が水やらし毛布やら焚火やらお願いします!と言うと応!と答えたので往復する・・10往復で全員運び船長が渋ったが下船してもらう・・せっかくの海軍艦なのになと寂しそうに言う。
師匠が「そういや新設の海軍に国軍騎士が大分取られてたな?」
「・・船長も機密が乗ってるのでこのまま破壊されちゃうと困るんだよ・・」とのこと
「う~~ん・・判りました!」と言うと師匠とアリアがマジで!!と驚く。
アッシュでまた岩礁に行き”スバスはアッシュと引き上げて後はボクとファルクマンでナントカするよ”
”マヂですかい?!”とスバスアッシュはさっさとロングボードで引き揚げてる・・チラリと視覚の端っこで燐光がスバスからファルクマンへ走った気がしたが・・
まあいいとファルクマンに乗り込み・・アークを纏い出力を上げていく・・アークで水面を作る・・運河のように水面を上下させ船を海面に移動させるとイメージする・・まあ水面を形成出来たら勝ちよね?・・とポジティブに考えてると船の下に光の円盤が現れる、海の波と同調するように上下して・・ココゾ!と感じた瞬間にアークに全力を入れると・・
フワリと舟が浮き上がり浜側の海に押しやられる・・続いて・・船倉に水が入らないように・・穴の開いた船底をアークで再現し水が入り込まないように形成する・・完全に浮かんだな・・とファルクマンで船尾に着きバタ足で押していく
まあ速度は出ないけどな?と砂浜まで押していき船体を模してたアークを解くと浜に着底
船長さんにこれでいい?と聞くと口を開けたまま固まった船長さんが
「ああ・・できればこう丸木の上に引きずり上げてもらえると助かる・・」というので。
細かいが仕方ないな?近場の木を伐採し砂浜に丸木のデッキを作り上げる・・ファルクマンにボクが乗りスバスに師匠が乗りアッシュにもミランダちゃんが乗った状態でアークを纏い錨の綱を引っ張ると、船体がなだらかスロープな丸太の上を滑りながらせりあがっていく・・ケッコウやれるモノね?アーク使いが3人居れば・・その状態で錨を地面に押し込んで素早く船体の後ろからツッカイ棒のように丸木で海に戻らないように固定していく
横倒しにもならないように横からもツッカエる・・一応丸太の杭を作りアチコチ打ち込んでツッカイ棒を固定!ここで補修したらなんとか海に戻せるかもね?
船長さんへたり込んでるけど・・後任せていい?と言うとコクコク頷く・・
船から馬を降ろしている海軍兵士の人に話を聞くと、近くの騎士爵領主まで一度取次き西方領都に鳩文を飛ばすとのこと・・人数多いけど大丈夫?と聞くと船に食料も水も入れているはずだし?水もここから探せば川くらいあるだろう・・まあひと月弱なら余裕だろ?とのこと・・
あとありがとうな!恩人の名前を聞かせてくれというので・・師匠が不倒のアーヴィン国軍騎士にして教導騎士・ボクが東方のロック領鉄壁のゲイブの嫡子のチャンドラとウチのアールヴのアリアと妹弟子のミランダ従士・・アッチのが偶々同行しているベン従士ね?というと・・おお君がアノ?鉄壁さんの!!握手してくれ!憧れの人の息子さんと憧れの騎士さんとは!と握手し・・ホクホクしながら馬で走っていく。
・・じゃあ船長さんボクらはトーナメントで先に急ぎますので!と声を掛けると座り込んだまま片手を振る・・ちょいショックなのは判るけど腑抜けてる場合でもないような?
一番最初に的確に答えてくれた船員さんに・・船の警備と物資の管理配布とナニカ天幕でも張った方がいいのでは?アノ人アンナだしと言うと・・まあそうねと船員仲間に声を掛けていく。
ヨシもう憂いはないので行くね!と声を掛け旅に戻る・・塩水でガビガビね?湧き水とか見つけたらキチンと塩抜きしないと!としばらく行くと小さな滝があったのでこれは助かる!と作業してたスルツ組とボクが水で流しに入る・・う~~~ん気持ちいい!タオルを出しスルツ組を丹念に磨いていく
金属の武器類もお湯を沸かして流していく・・この方がスグ乾くので錆びが入りにくい・・日光で充分乾かしたらオイルで拭いて錆止め!
軽くお昼にしますか?とベンオジサンとお昼の準備、気持ちよさげな場所に敷物をしいてクッションを広げる、個々に寛ぎながら並べたバスケットに入れた料理をみんなでそれぞれ皿に取り食べていく外で食べるのも気持ちいいねえ~とスルツ組にもカロリーバーをあげている・・フレーバーも色々混ぜてるのでその辺も嬉しいそうな?
ベンオジサンが言いにくそうに・・「チャンドラ殿は聖戦士でござろうか?」と聞いてくる・・仕方ないな~
「一応その辺デリケートな問題だからボクからはそうね?・・先ず聖戦士って誰がそう決めるの?」と質問に質問を返すと?むう?と額にシワ寄せてw
「ナイトスルツに乗ろうと乗るまいと変わらず奇跡の技を行う戦士と神話伝説にあるが・・アレがその奇跡の技では?」と聞く
「まあ少し落ち着いてね?・・奇跡の~という名を冠する技って?具体的には?と言うと光の鎧や空を舞い戦う戦士だとか巨大化するだとかが出てくる・・ボクそんなの出しました?」と言って皆の顔を見まわすと・・首をかしげるばかりね?
「ホラ出してないじゃないですか?」
「・・じゃあアレは何だったというんだ」と自問自答するので
「騎士の一つの完成された技術だね?」と言うと??となってる
「割とそこここの大きな領だとアークソードやアーク技を繰り出す強い騎士が居るじゃない?」
・・然りと頷く・・
「つまりは願望込みで聖戦士とか言ってるけど?実態は多分よく修行を修めた立派な強い騎士をそれ以外の人・・市井の平民たちがそう呼んだ?に過ぎないんじゃないかな?そう考えると?ここにいる師匠もボクもミランダちゃんも聖戦士だし?そこここの強い騎士はほとんどがそうなんじゃないかな?」
「・・ただその聖戦士という考えを信じた人達にとってはその答えじゃ納得できないよね?それでちょっと毛色が違う使い方をしたボクにそうならいいな~という願望が重ねられる・・というのが多分ベンオジサンのその消化しきれないキモチの正体だと思うよ?」・・・ぐぬ・・・
「まあ本当に物語られる聖戦士が居たかどうか?って割と証明の難しい話ではあるね?光の翼を顕現させ空を飛んだという異世界の人とか?愚王時代にその戦いに身を投じた両陣営の戦士達の上澄みのいくらかの人達・・中にはミズガルズの人以外も居たかもだけど?それより昔だとホントに神話伝説だよね?それこそ高位のノルニルに見聞きしたことを聞かないと判らないけど・・ノルニル自体と会話した例も少ないし?それにしても?アリアのようなアールヴ経由で伝えてくるのが多いとか?ボクの知る限りの話だとその辺りが言えることかな?」
・・ようやく飲み込んだくらいかな?・・まあ長年追い続けたものがこういうリアルに説明されると落胆もするか?
「逆に言えば?まあその奇跡の技=アーク技なら修行の功が積み重なり縁があればそれなりに成せる技術ではあるんだろうね?」というと微かな希望を抱いたか・・その話はソコで終わる。
ベンオジサンもそれ以降・・朝ルーチンに熱心に取り組みだし質問や疑問をなげてくるようになって・・まあ頑張れば騎士に手が届かなくはなさそう?
まあコネクションが無いからな;普通に軍に入るのが早道だとは思うところね、市井の騎士とはロマンがあるがそれってボクのような修行中の遍歴の騎士の事だからね?騎士キャリアのごく短い期間といえる・・故に理想を追及できるとも?その行為が輝き語られるのもそうだからこそといえるかな?
サーフボードでの救難って実際に在った話ではあるのよね?カッコイイ!